玄関の鍵交換費用の相場を解説!交換費用を安く抑える方法も紹介
玄関の鍵の交換費用は、鍵の種類や交換する部位、依頼する業者などによって変動します。鍵の交換にかかる費用の相場や費用を安く抑える方法を紹介。また、賃貸住宅の鍵を交換するときの注意点についても解説します。
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目次
玄関の鍵交換の費用相場
玄関の鍵を交換するときの費用は、交換する部品の数や使用する鍵、扉の種類などに応じて変動します。加えて作業費や出張費などがかかる場合もあるので、あらかじめ確認しておきましょう。ここでは、編集部がWEBサイト上で確認できた鍵の交換にかかる費用から集計した相場を紹介します。
シリンダーを交換する場合
シリンダー(鍵穴)だけを交換する場合の費用相場は、約8,000~17,000円です。シリンダーの種類によって費用は変動するので、あくまでも参考程度にしておきましょう。
錠前一式を交換する場合
錠前一式を交換するときの費用相場は、約16,000~40,000円です。こちらも交換する錠前の種類や工事の有無によって料金が変動します。
引き戸の鍵を交換する場合
引き戸の鍵を交換する場合の費用相場は、約16,000~20,000円です。引き戸の鍵の交換にも作業費がかかったり、種類によって材料費が異なるため費用は変動します。
自分で交換する場合
自分でDIYして鍵の交換をする場合には、交換する鍵の材料費のみかかりますが、鍵の種類や交換する部位によって相場は異なります。例えば、シリンダーだけ交換するのであれば、約3,000~15,000円が相場です。
ただ、自分で鍵交換をする場合、知識や工具などが必要になることがあります。また、失敗すると修繕費用や交換費用が余計にお金がかかるリスクがあるため、業者に交換を依頼するのがおすすめです。
※相場はすべて編集部調べによる目安(2024年9月時点)
玄関の鍵交換にかかる費用の内訳
鍵交換にかかる費用は、材料費だけでなく、作業費や出張費がかかります。また、業者によって見積もり料金がかかったり、キャンセルした場合にはキャンセル料が発生することもあります。見積もり料金やキャンセル料の有無も確認しておきましょう。
作業費
作業費の費用相場は、約10,000円です。業者によっては、作業費と材料費を一緒にして見積もりを出す場合もあります。また、工事の有無や、どの程度の工事を行うかによっても費用は変動します。そのため、必ず見積もりを取るようにしましょう。
材料費
鍵の種類 | 費用相場 |
ピンシリンダー | 約3,000~31,000円 |
ディスクシリンダー | 約14,300~17,500円 |
ロータリーディスクシリンダー | 約2,800~16,500円 |
ディンプルシリンダー | 約6,000~11,000円 |
引き戸 | 約3,000~27,000円 |
電子錠(工事が必要) | 約12,000~110,000円 |
電子錠(工事不要) | 約33,000~ 66,000円 |
上記は、編集部がWEBサイト上で確認できる鍵の材料費を集計して、表にしたものです。交換する鍵の種類やメーカーによってもかかる材料費は異なるので、留意しておきましょう。また、シリンダーだけ交換するのか、錠前ごと交換するかによっても費用は変動します。
出張費
出張費は距離やエリアによって異なりますが費用相場は、約11,000円です。出張費がなかったり、作業費に含まれているケースもあるので、問い合わせの段階で確認しておくとよいでしょう。
鍵の交換費用を安く抑える方法
一戸建てなどの玄関の鍵の交換費用を少しでも安く抑える方法を紹介します。
業者を比較する
鍵の交換費用は、交換をしてくれる業者によって異なります。
大手企業の場合、企業の下請け業者が実際に作業を行うケースが多く、短時間で見積もりを出してくれたり、取り扱っている鍵の種類が多いことがメリットです。
一方で中小規模の業者の場合、地域密着型で出張料が安かったり、アフターサポートが手厚い傾向があります。
見積もり料金が無料な業者もたくさんあるので、交換するときには複数の業者に相談をしたり、見積もりを出してもらって比較するのもよいでしょう。
シリンダーだけ交換する
鍵の交換費用は交換する部品が多ければ多いほど高くなります。安く抑えたいのであれば、玄関に対応したシリンダーだけ交換しておくのがおすすめです。
本体が安い鍵を選ぶ
鍵の本体価格にも注目してみましょう。鍵の種類や部品の数、メーカーによって、本体価格は変動します。複雑な作りをした鍵ほど価格が高い傾向にあり、電子錠になるとより価格は高くなります。
補助錠を追加する
シリンダーや錠前を丸ごと交換することでも防犯性は高まりますが、費用を安く抑えたいときには、補助錠だけ追加する方法もおすすめです。
補助錠は、既存の鍵に加えて新たに鍵を付け足すことで、防犯性を高める役割もあります。
賃貸住宅の鍵を交換するときの注意点
賃貸住宅の場合、鍵の交換をするときには条件があります。ここでは、賃貸住宅の鍵交換について解説します。
許可なく鍵の交換はできない
賃貸住宅の場合、管理人などの許可なく鍵を交換することはできません。そのため、鍵の交換を行うときには、事前に管理人などに鍵を交換する理由や工事を行う旨を伝えて、許可を得てから行うようにしましょう。無許可の場合、退去するときに原状復帰するための費用を請求されます。
入居時の交換費用は交渉できる
入居時の鍵交換に関する費用は、管理人などと交渉できるケースもあります。
国土交通省のガイドラインによると、鍵の交換費用は貸主が負担することが妥当だと記載されています。ただ、これは法律で決められているものではなく、お互いに話し合いをして決められるものです。そのため、一般的には借主が負担することが多いです。
参考元:住宅「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」について(国土交通省)
鍵の紛失では借主。不具合は貸主が負担する
賃貸住宅の鍵を失くした場合と、不具合が生じた場合では費用を負担する人が異なります。
鍵を失くしたり、故意に壊したりした場合には借主の責任なので、入居している住人が交換費用を負担する必要があります。反対に、鍵に不具合が生じたときには、貸主の責任になるため、管理人などが費用を負担します。
鍵の交換をするタイミング
鍵を交換するタイミングは、人それぞれですが、次のようなときには早めに鍵交換をするのがおすすめです。
防犯性を高めたいとき
鍵の交換は防犯性を高めたいと思ったときに行うのがおすすめです。とくに、鍵の型式が古い場合、簡単に解錠されて家に入れられる可能性があります。
鍵を交換する以外にも補助錠をつけたり、 ガードプレートを取り付けるなどの対策をしましょう。また、鍵の交換や取り付けをするときには、防犯性の高いCP部品を選ぶのがおすすめです。
参考元:侵入窃盗の防犯対策(警視庁)
鍵が壊れたとき
鍵が鍵穴の中で折れてしまったり、施錠・解錠ができないときには、すぐに鍵の交換をしましょう。
スムーズに鍵が鍵穴に入らないときにはゴミなどが溜まっていたり、サビている可能性もあります。この場合には、エアーダスターを使ったり、専用の油を差してみるのもおすすめです。しかし、それでも症状が直らないときには、早めに鍵の交換を行いましょう。
引越しをするとき
鍵の交換は、引越しのタイミングで行うのが一般的です。賃貸の場合には、退去時または入居時に費用を請求されます。これは、前の住人が家に侵入できないように、鍵を交換する必要があるためです。
【Q&A】鍵の交換費用についてよくある質問
鍵の交換費用にまつわる質問にQ&A形式で答えます。
Q. 鍵の交換費用の相場はどれくらい?
A. シリンダーのみ交換する場合には約8,000~17,000円が相場です。
鍵の交換費用は、鍵の種類や交換する部品の数、工事の有無などによって変動します。シリンダー(鍵穴)のみ交換する場合の相場は約8,000~17,000円。錠前一式の場合は約16,000~40,000円、引き戸の場合は約16,000~20,000円が費用相場です。※編集部調べ(2024年9月時点)
Q. 鍵の交換費用を安く抑える方法はある?
A. シリンダーのみ交換するか補助錠を取り付ける。または本体が安い鍵を選ぶのがおすすめです。
シリンダーのみ交換する場合は、錠前を交換するよりも費用を安く抑えられます。また、現在の鍵は交換せずに、補助錠を取り付けるだけでも防犯性は高くなります。鍵や補助錠を選ぶときには、本体が安い製品を選ぶのもひとつの手段です。
Q. 玄関の鍵交換は自分でもできる?
A. 工具や知識が必要です。
玄関の鍵交換には、工具や正しい知識が必要です。失敗すると、修繕費や交換費用が高くなるリスクもあるので、鍵の交換は専門業者に依頼するようにしましょう。
Q. 賃貸住宅の鍵を交換するときの注意点はある?
A. 管理人などの許可なく鍵の交換はしないようにしましょう。
賃貸住宅で鍵を交換するときには、管理人などに交換する理由などを伝えて、許可を得てから行いましょう。許可なく鍵の交換をすると、原状回復のために修繕費などを請求されます。
また、鍵が故障した場合の費用は一般的に貸主が負担するので、管理人に連絡して交換してもらうようにしましょう。ただ、鍵を故意に壊したり、失くして交換するケースは、借主が費用を負担する必要があります。
Q. 鍵の交換はいつするべき?
A. 防犯性を高めたり、鍵が壊れたり、引越しをするときです。
鍵の型式が古いと防犯性が低くなることがあるため、防犯性の高いCPマークのついた鍵と交換しましょう。また、鍵が壊れたり、鍵をスムーズに抜き差しできないときも早めに鍵を交換するのがおすすめです。引越しをするときにも鍵の交換を行うことで、防犯性を高める役割があります。賃貸住宅の場合、退去時には鍵の交換費用を請求されます。
玄関の鍵の交換をして安全な家にアップグレードさせよう!
鍵は型式が古かったり、シンプルな作りのものほど解錠されやすくなります。防犯性を高めるためにも複雑な作りの鍵と交換するのがおすすめ。鍵交換の費用を安く抑えるために、補助錠をつけたり、本体価格の安い鍵を選ぶのもひとつの手段です。防犯性を高めるために玄関の鍵をアップグレードさせてみましょう!
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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