真鍮の手入れはお酢と重曹で!5円玉はどこまでキレイになる!?【実証画像】
ブラスバンドの「ブラス」は真鍮(しんちゅう)のこと。何百年も前から使われてた便利な合金で、多くの建造物に潜んでいます。古い屋敷のシャンデリアや教会の燭台、水道管にも使われているかもしれません。それなりの歴史で文化と共にあったのが真鍮ですが、手入れ用品とかも金や銀に比べると多くないでしょう。今回は、真鍮の磨き方と使うものをご紹介します。
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真鍮とは?
まずは真鍮自体についての知識。ブラスバンド――つまり楽器と関連の深いものです。トランペットとかトロンボーンなどの金管楽器と呼ばれるものにはほとんど真鍮が使われています。安く作れて加工も楽なので、たくさん金属を使う楽器にはうってつけなんですね。
真鍮は亜鉛と銅を混ぜたもの。身近なものだと5円玉が真鍮で作られています。そう、あのすぐ黒くなる5円玉です。
変色しやすいのを利用してアンティーク調のインテリアに使われたり、そもそもの金色を利用してアクセサリーに使うこともあるでしょう。手入れが面倒なのは後者になります。
真鍮の手入れ
汗やら湿気やらですぐ変色しやがるので、アクセサリーとして身につけていると一気に真っ黒になったりします。インテリアとしてなら話は別ですが、やっぱり変色しやすいのは変わりません。では、解説いたしましょう。
真鍮磨き用のクロスを使う
真鍮を綺麗にしたいなら、クロスを買って磨いてください。以上!
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こちらは、真鍮と銅に使えるクロスです。汚れ落としだけでなく、ツヤ出しをしたり、キズを目立たなくさせることも可能です。微粒子の研磨剤とワックス自体がクロスに含まれているので、こちらで磨いた後に拭き取りましょう。
お酢を使う
順序立てて説明するまでもありませんが、お酢を使った方法。
手 順
1. 酢に真鍮を浸ける
汚れの度合いによって、5分~1時間ぐらいの間で調整してください。
2. 真鍮を磨く
布や指で磨きましょう。苦労せず取れるでしょう。はいオシマイ。
重曹を使う
いよいよ重曹先生の出番です。
手 順
1. 重曹で汚れを擦る
指や布に重曹をのせ、汚れ部分を擦っていってください。先に濡らしておくとやりやすいかもしれません。手順は以上。
「えっ!重曹って、サビも落とせるの!?」と驚いた方も多いはず。そう、重曹が研磨のポテンシャルを持っていることを、みなさんご存知ですか?
実は、家の中のさまざまな汚れを重曹で落とせちゃうんです!12箇所のキレイを写真でドドンと紹介した記事は読み応えたっぷりなのでぜひチェックしてみてください。
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仏具の掃除は種類別に
意外なところにも真鍮って使われています。その内の一つが仏壇です。仏具にはいろいろありますが、名前がわからなければ、磨き方もわからないものばかりなのでは?
そんな仏壇ですが、毎日掃除してる方は少ないはず。年に数回、まとめて大掃除が基本でしょうね。これを機に、真鍮が使われた道具だけでもお掃除してみませんか?日常的にお掃除するだけで、大掃除の時に手間も省けるというもの。
大事なポイントは仏具ごとにお掃除方法が違うということ。今までやったことがないという方でも大丈夫。そんなに難しいことはありません。
今回は香炉と蝋燭立て(ろうそくたて)について解説しましょう。
香炉の掃除
地域によっては使い方も異なりますが、線香を立てて使う香炉。使っていくうちに灰が溜まってしまうので、こぼしたら大惨事。そうでなくとも定期的なお掃除が大切な仏具ですね。ポイントを強調しながら解説していくのでご安心を!
・ふるい
・タオル
香炉のお掃除といっても、やることの大半が灰の掃除です。燃えカスや固まった灰を取り除きましょう。
やり方も単純で、袋を広げたら灰をふるいにかけるだけ。割りばしでチマチマ取ってもいいのですが、手間ですからね。ふるいも100均の小さなもので十分です。
注意点としては外でやること。仏間でやると灰が舞って悲惨なことになりますよ!
香炉も単純作業。ある程度拭き掃除をしてあげればOKです。水気もない場所なので、灰以外の汚れは付きにくいですね。たまに蝋燭のカスを香炉に捨てる方がいるようですが、やめましょう。
綺麗になった香炉に、同じく綺麗になった灰を戻しましょう。香炉の掃除は以上で終了です。簡単でしょ?灰の掃除については、
・掃除がめんどう
・飛び散ると困る など
このように感じる方は、新しい灰を購入して交換するのもアリ。圧倒的に早いですし、300~1000円程度で買えるのでオススメです。
蝋燭立ての掃除
こちらのお掃除は溶けた蝋のお掃除ですね。例によって蝋燭立て自体のお掃除は、拭き掃除で十分です。しかし今回はお湯を使うので、水気は残さないように。
・タオル
手でとれる蝋は軽く取ってしまいましょう。ほんとザックリでいいですよ。よく尖ったもので削り落とす人がいますが、完全にNGなのでご注意を。仏具が傷みます。
固まった蝋にお湯をかけていきます。みるみる溶けていくので、あっという間に綺麗になりますよ。
ここで注意したいのはやけど。蝋が溶けたからと言って、すぐに触ると確実にやけどします。急がなくとも、冷めます。
蝋燭立てが冷めたら、水気をしっかり拭き取りましょう。気になる汚れも、この時拭いてあげればOKです。
真鍮を変色させるには?
いやなんで汚そうとしてるんだよ…と思うかもしれませんが、真鍮は、巧く加工ができればアンティークのような色合いにできるのです。
とはいえ専門の薬品が必要で、手間もかかります。漂白剤でも可能ですが、失敗して大切なものをダメにしてしまう恐れがるので、正式のものを買ってくださいね。手順はおそらく薬品に記載されてると思います。
では、薬品を使わずに風合いを出したい場合は?長時間触れていれば勝手に変色していくでしょう。色が変わったらクロスで磨いて光沢を出すと、鈍く光るアンティークゴールドになってくるはずです。
むしろ変色させたくない場合はマニキュアのコートを塗るという方法もあります。2~3ヶ月は持ちますが、本格的に防ぎたいなら専用の道具に浸けるといいでしょう。透明なコーティングを付けることで変色を防げます。
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まとめ
真鍮はどうしても変色しやすくなってます。アンティークとして変色させるのにも役立つ性質なので、それもまた味というやつですね。
普通に使っているうちに変色してしまった、というだけでは変なムラが出来てしまうことでしょう。一度すべて綺麗にしてあげた上で、アンティークの衣を着せてあげてくださいね。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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