スニーカーは洗濯機で洗える!?素材別の洗い方とお手入れ方法
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帰宅途中に突然のゲリラ豪雨。雨に濡れ、泥が跳ね、お気に入りのスニーカーが汚れてしまった。そんなときに汚れをそのままにしておくのはスニーカーにとって良くないこと。だからと言って闇雲に洗ってしまっては靴に悪影響が出ることも…。今回はそんなスニーカーの洗い方を素材別にご紹介していきます!
目次
スニーカーは素材によって適した洗い方がある!
水洗い
洗い方
キャンバス・メッシュ
〇
つけ置き洗い
レザー・スエード
×
泡とスポンジで擦る
まずはスニーカーの洗い方からご紹介します。上の表は素材ごとに水洗いが可能かどうかやそれぞれの洗い方をまとめたものです。スニーカーと一括りに言っても、キャンバス生地やレザー、スエードなど様々な素材があります。これらは素材ごとに洗い方が異なり、水洗いが出来ないものもあります。詳しく見ていきましょう。
キャンバス・メッシュ
キャンバスやメッシュの生地は水洗いが可能で、つけ置き洗いをすることが出来ます。そのため洗濯機を使った洗い方も可能なんです。ただ詳しくは後述しますが、型崩れの恐れもあります。
レザー・スエード
レザーやスエードの記事は水洗いが出来ません。なぜならレザーは水に濡れると色落ちがしやすく、スエードは汚れが落ち切っていない状態で濡れると、シミになってしまうからです。そのためこれらの生地のスニーカーは専用のクリーナーやスポンジを使った別の洗い方をする必要があります。
【メッシュ / キャンバス】スニーカーの洗い方手順
まずはキャンバスやメッシュの生地に有効な靴を水洗いする方法をご紹介します。
・靴専用ブラシ(洗濯ブラシ、歯ブラシも代用可)
・食器洗い用の中性洗剤
・メラミンスポンジ
・タオル(雑巾)
・バケツ
お手入れする前に、色落ちがしないか濡らしたタオルを固く絞り、目立たない部分を拭きます。タオルに色移りしていなければOKです。
靴紐を水に濡らし、中性洗剤をつけて泡立つように両手でよく揉み洗いをします。
水ですすいで陰干ししましょう。ちなみに、靴紐が漂白された白色の場合は、色落ちの心配がないため酸素系漂白剤(液体)を使うこともできます。5ml程度を水200mlに混ぜたものに、靴ひもを入れて20~30分つけ置きします。
漂白剤は、白色の靴紐だけに使用するようにしてください。アイボリーを含め、色付きの靴紐の場合、色落ちやシミ原因になってしまうため中性洗剤で洗いましょう。
中性洗剤をつけて少し揉んでなじませたメラミンスポンジで、つま先とサイドのラバー部分を擦り洗いします。色落ち防止のために、一度目立たない箇所で試してから、全体を洗っていきましょう。
ポイント:汚れがキャンバス地に流れて移らないように靴底を下にして擦っていきます。5cmごとに「スポンジで擦って、タオルで拭き取る」を1セットにくり返してキレイにしていきます。
水を張ったバケツに浸し、靴の内側、ベロの部分、外側や靴底も全体的に洗います。ブラシが入りにくい部分は、古歯ブラシを使って擦ります。
乾いたタオルで水分をしっかりと拭き取ります。
古紙やわら半紙を丸めて、隙間のないように靴の中に詰めていきます。新聞紙はインクの色移りを心配する場合は避けたほうが良いでしょう。
中の湿った紙を入れ替えながら、1~2日ほど陰干しして完全に乾かします。
古紙やわら半紙を丸めて、隙間のないように靴の中に詰めていきます。新聞紙はインクの色移りを心配する場合は避けたほうが良いでしょう。
15㎝ほど離して防水スプレーをかけ、汚れを防止します。
★「時間がない!」「忙しい!」という方は、①靴ひも、②つま先とサイドのラバーだけでもキレイにすると見た目の印象はぐっと変わります。
【レザー】スニーカーの洗い方手順
・ブラシ
・中性洗剤
・スポンジ
・タオル(雑巾)
まずはブラシでスニーカーの表面に付いた大まかな汚れを取りましょう。その際に靴ひもや中敷きなど取れるパーツは取ってほこりを払います。この時、中敷きや靴紐はお湯でつけ置きしても問題ありません。
ある程度ほこりが取れたら10倍に薄めた中性洗剤を作り、スポンジに含ませて泡を作ります。
先ほどの工程の泡が付いたスポンジを使って汚れが目立つ部分を中心に擦っていきます。この際あまり強く擦りすぎると生地を傷めてしまう可能性があるので気を付けましょう。中敷きや靴ひもは手でもみ洗いするのがおすすめです。
タオルで先ほどついた泡や水気を拭き取り、その後水で濡らして固く絞ったタオルを使用して残った泡を綺麗に拭き取りましょう。洗剤が靴に残っていると変色してしまう可能性があるのでしっかりと拭き取るようにして下さい。
色落ちや劣化を防ぐために、必ず天日干しは避けるようにして下さい!
十分に乾燥してから、最後の仕上げとしてブラッシングします。
【スエード】スニーカーの洗い方手順
・ブラシ
・シャンプー
・タオル(雑巾)
・スポンジ
・防水スプレー
靴を丸洗いする前にブラッシングをしておきましょう。このときのブラッシングはホコリを落とすために行うので、毛並みに逆らってブラシを動かします。
ブラッシングをしたら、靴を濡らします。スエードを水にジャボンとしてはいけません!水に濡らして軽く絞った布を押し付けるようにして、スエードの表面をそっと濡らしていきます。
いきなり水に浸けると、シミになってしまうことがあります。
濡らしたスポンジにシャンプーをつけます。普段髪を洗うときに使っているものでOK。スポンジは、水をしっかり吸う柔らかいタイプのものがおすすめです。泡立ってきてから靴を洗っていきます。
靴の内側や靴底も一緒に洗っていきましょう。ソールも意外と汚れています。
水に濡らした雑巾やタオルで泡を吸い取るように取り除いていきます。靴自体に水を染み込ませすぎないように気をつけましょう。この作業、なかなか時間がかかります。でもシャンプーの成分が残っていると、かえって汚れの原因になってしまうので根気よくやりましょう!
洗い終わった靴は、風通しの良い日陰で乾かしましょう。中に新聞紙を詰めておくと早く乾きます。また、ある程度乾いたところでシューキーパーを入れておくと、形が整います。
十分に乾燥してから、最後の仕上げとしてブラッシングします。
スエードの靴の洗い方はユアマイスタースタイルのInstagramでも解説付きの写真で紹介しています!
Instagramではその他、お掃除・お洗濯を始めとした暮らしが素敵になる情報を定期的に発信中! ぜひのぞいてみてください!
スニーカーを洗う際の注意点
ここまでスニーカーを洗う手順を素材別に見てきましたが、ここで洗う際の注意点について以下の5点を解説していきます。
2. 油汚れは水で洗わない
3. 強く擦って汚れを落とさない
4. 靴紐、中敷きは取り外す
5. 乾かすときは風通しが良い日陰
色物には洗濯用石鹸NG
色物のスニーカーを洗う時には洗濯用石鹸を使用してはいけません。色物のスニーカーに使ってしまうと生地が傷み、色が抜けてしまう恐れがあります。そのため専用クリーナーを使って汚れを落とすようにしましょう。
油汚れは水で洗わない
食べ物などの油汚れは水で洗ってはいけません。水で洗ってしまうとかえって油が靴の線維の間に入り、シミになる可能性があるからです。そのため油汚れを水洗いする場合はまず専用のクリーナーを使用して油汚れを浮かしてから水洗いをするようにしましょう。
強く擦って汚れを落とさない
しつこい汚れに対して力任せに擦って汚れを落とそうとするのはNGです。強く擦るとスニーカーが傷んだり、その傷んだ部分に汚れが入りやすくなったりしてしまいます。
乾かすときは風通しの良い日陰
洗った後にスニーカーを乾かす際には風通しの良い日陰で乾かすようにしましょう。無理にドライヤーで乾かしたり日光に当てたりすると、型崩れや色落ちの危険性があります。
靴紐、中敷きは取り外す
靴紐や中敷きを取り外さずに洗ってしまうと、汚れが落ちにくくなります。せっかく掃除をするならより綺麗にしたいですよね。そのため靴紐や中敷きは取り外すようにしましょう。
【番外編】洗濯機で靴を洗う方法
ここでは番外編として洗濯機を使用した洗い方をご紹介します。なぜ番外編なのかと言うと、レザーやスエードはもちろん、接着剤や装飾品を使用している靴がNGなど使えない靴が多いためです。また乾燥機などで乾かすと型崩れの危険性もあるため、使用できるかを事前に確認しましょう。
洗濯機を使用した洗い方
・歯ブラシ
・酸素系漂白剤
・お湯(40℃)
・洗濯ネット
・液体洗剤
歯ブラシを使って、靴の表面の汚れを軽く払い落とします。靴底は小石などを事前に取り除いておきましょう。
湿気・臭い予防などの中敷きを敷いている場合は、事前に取り外してください。靴紐も外しておきましょう。そのまま洗うと靴紐が縮む可能性があります。
中敷は一緒に洗っても問題ないのですが、結局、乾かすときに外します。洗剤が靴の中まで届きやすいように、外しておいた方がいいでしょう。
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靴紐や、靴の汚れがひどい場合は、まずここで漂白をしてきれいにしましょう。酸素系漂白剤を40℃のお湯に溶かして、そこに靴を30分ほどつけ置き洗いします。漂白剤を使うなら白い靴じゃなきゃダメなのでは?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。酸素系漂白剤は、酸素の力で汚れを落とすものなのです。
それに対して塩素系漂白剤は、色素を分解して白くするもの。塩素系漂白剤はより強力ですが、その分、靴へダメージを与えてしまう可能性があります。念のため白い靴にも使える酸素系漂白剤を使いましょう。
洗濯機や靴を傷めないためにも、洗濯ネットは必ず使いましょう。例えばこの靴用洗濯ネットは、クッションが中に入っているので靴への衝撃をやわらげてくれます。それと同時に、洗濯中の音も小さくしてくれるんです!
粉末洗剤は溶け残りの危険があるので、液体洗剤を使用することをおすすめします。衣類用にいつも使っている洗剤で大丈夫ですが、量は基準より多めに入れましょう。水の量も、多いほど靴が水の中で浮くので傷つきが少なく済みます。あとは普段の洗濯時と同じように、通常コースを選びましょう!
靴を傷めない・縮んでしまったりするのを防ぐために、干すときは直射日光の当たるところではなく、風通しの良い日陰に干して下さい。だいたい夏場なら1日、冬場なら2~3日が目安です。
厚手のスニーカーで水気がなかなか取れない場合は、事前に水気を取ってから干すのがおすすめ。最近では靴用ハンガーが100均でも売ってますし、いくつか持っておくと便利かもしれませんね。ちなみに陰干しだと時間がかかるし、もっと早く乾かせる方法はないかなとお探しの方!こんな便利なものが売っています。
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なんとこちらは洗ったスニーカーを50分で乾かすことができます。これなら洗ったその日でも、履くことができますね!
靴のお手入れ方法や頻度についてプロに聞いてみた!
さて、ここまで素材別に靴を洗う方法について、ご紹介しました!ここで気になるのはその後のお手入れやその後の頻度ですよね。そこで「あなたのマイスター」では、靴のお手入れのプロに2つの質問をしました。その2つの質問に対してたくさんのプロの方の意見の中から、一部を紹介させていただきます!
「スニーカーのお手入れ方法で業者さんがオススメする方法があれば教えてください。」
zacuro wedgeさん(東京都)
有限会社マイスタースミスさん(北海道)
まとめるとプロの意見としてはスニーカーのお手入れ方法は、スニーカーを生乾き状態にしないことや汚れを防止するため防水スプレーでコーティングすることが大事なんですね!
「靴のオススメの手入れ方法を教えてください。また、靴のお手入れはどのくらいの周期でやるのが良いですか?」
レザー工房雅さん(神奈川県)
connectworksさん(沖縄県)
つまりプロの意見としては、2~3足の靴をローテーションで使い回し、1週間に1回クリーナーを使用することが適切なお手入れ頻度なんですね!
「あなたのマイスター」では、もっとたくさんのプロに、他にもいろいろな疑問に答えてもらっています。そんなプロの声を「プロが答えてお悩み解決!アスクマイスター」に集めました。自分でお手入れするときも、プロに修理をお願いするときも、役に立つこと間違いなしです!
まとめ
今回は素材別のスニーカーのお掃除方法についてご紹介してきました。靴は種類によって洗い方を使い分けなければならないため、注意が必要です。靴を洗う頻度は多くはありませんが、だからこそ洗う時は注意しながら、より綺麗に仕上げたいですね。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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