サンダルは家で洗える?素材別の洗い方や長持ちさせるためのポイントを解説
意外と知らないサンダルの洗い方を紹介。自宅でお手入れが可能ですが、素材によって洗い方が変わるので注意が必要です。素材別に洗い方を紹介するだけでなく、サンダルを長持ちさせるためにできることなどもあわせて解説。正しく洗って保管をすることで、お気に入りのサンダルを守りましょう。
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洗う前にサンダルの素材を確認!
サンダルは自宅で洗うことができますが、素材によって適切なお手入れ方法が異なります。間違った洗い方をするとサンダルを傷めてしまう可能性があるので、まずは素材を確認しましょう。
・合皮(合成皮革)
・本革
・綿、麻などの自然素材
サンダルの素材は、大きく分けて4つ。それぞれの特徴から解説していきます。
ラバーやEVAなどの軽量素材
ラバーや、EVAはビーチサンダルなどによく使われる素材。ビーチサンダルに使われるほど水に強く、汚れが落ちやすいという特徴を持っています。ただ日光に弱く、長時間日光にさらされると割れてしまう可能性があります。
合皮
合皮は本革に似せた人工の革のこと。本革との決定的な違いは、動物の皮を使用しているか否かということです。見た目は本革同様の素材感を楽しめますが、匂いや質感、なじみ感などは再現できません。しかし本革とは違い水を弾くという特徴を持っているため、ある程度は水に耐性があります。
ただし、合皮に使われるポリウレタンは空気中の水分と結合して徐々に劣化してしまいます。そのため使用していない間にも劣化が進み、寿命は製造から約3年程度と短めです。
本革
本革は合皮とは違い、動物の皮が使われたものになるので非常にデリケートな素材です。最大の弱点は水で、濡れてしまうと色落ちや形状変化が起きてしまいます。また熱にも弱く、夏場の車内などに長時間放置してしまうと変形する可能性があります。
さらにカビが発生しやすいというデメリットも…。ほかの素材と比較すると繊維内の隙間が多く、湿気がこもり菌が発生しやすいのです。しかし、本革にしか出せない味があるため、大変人気な素材となっています。
綿、麻などの自然素材
綿や麻などの自然素材は、水に濡れると縮んでしまう繊細な素材。しかしデザイン性に長けていて、サンダルに限らず、ファッションアイテムにはよく使われている素材です。
水洗い | |
軽量素材 | ◎ |
合皮 | 〇 |
本革 | × |
自然素材 | × |
まとめると、軽量素材と合皮は水に強く、本革と自然素材は水に弱いということがわかりました。ここからは素材にあった洗い方を解説。今回は水に弱い「本革・自然素材」と、水に強い「ラバー・合皮」に分けて説明していきます。
水に強いサンダルの洗い方~ラバー・合皮~
まずは、ラバー・合皮のサンダルの洗い方を紹介します。これらの素材は水に強いため、比較的お手入れが簡単です。ラバーは丸洗いできますが、合皮の場合はまずは表示をチェックして水洗いが可能かどうか確認しましょう。手洗いマークがあれば丸洗い可能です。
丸洗いできる場合
丸洗い可能なサンダルは、文字通りしっかりと丸洗いしてしまって問題ありません。
・中性の洗剤やクリーナー
・タオル
・ブラシ
ウタマロ クリーナー 400ml
中性の洗剤でおすすめなのが「ウタマロ」。固形タイプのイメージがありますが、こちらはスプレーになっていてより手軽です。ウタマロスプレーは頑固な汚れを落としてくれる一方で、中性洗剤だから刺激が抑えめ。中性だから家中さまざまな場所で使いやすく、ひとつ持っていると便利な商品です。
まずは目に見える汚れや泥などを、シャワーで軽く洗い流しましょう。
ぬるま湯を桶などに用意し、中性洗剤やクリーナーを溶かし薄めた液を作ります。つけ置きはだいたい30分ほどを目安にしましょう。
汚れの気になる部分は、薄め液で濡らしたタオルなどで軽くこすります。このときにあまり強くゴシゴシしすぎないのがポイントです。
インソールはブラシなどで、これも軽い力でこすり洗っていきます。
最後によくすすいで干すのですが、紫外線はラバーにとっても、そして合皮にとってもあまり良いものではないので、日陰でなおかつ風通しの良いところで乾かしましょう。また、型崩れの原因になるので、乾燥機を使うのはおすすめできません。
丸洗いできない場合
合皮の場合でも、丸洗いできないサンダルがあります。たとえば、ベルト部分は合皮でできていても、取り外しできないインソール部分に牛革やコルクが使われている場合は丸洗いはできません。
この場合には、次に紹介する本革&自然素材の洗い方でお手入れをしていきましょう。
水に弱いサンダルの洗い方~本革・自然素材~
続いて水に弱く、丸洗いのできない本革・自然素材でできたサンダルのお手入れ方法を紹介します。たとえ洗うことはできなくても、キレイにすることができるので汚れたときはしっかりと対処しましょう。
・タオル
・ブラシ(古歯ブラシでも可)
水が滴らなくなるまで、よく絞りましょう
繰り返しになりますが、水気は禁物。そのためタオルはしっかりと絞りましょう。
タオルに用意した洗剤を直接2、3プッシュして、揉み込むようになじませてください。
まずは目立たない部分で色落ちを確認してください
洗剤を含ませたタオルで、サンダルの目立たないところを擦ります。タオルにサンダルの色がうつるときは色落ちしている証拠。色落ちが確認できた場合は作業を止め、プロにクリーニングを頼みましょう。
問題がなければポンポンと叩くようにして、全体をやさしく拭いていきます。このときに汚れが取れないからいってゴシゴシこすらないのがポイントです。また、アルコールが含まれるウェットティッシュなどは、シミになる可能性があるので使わないようにしましょう。
それでも落ちない汚れがある場合は、ブラシに最低限の水と洗剤つけてこすりましょう。
ブラシは一定方向に動かしましょう!
ブラシを一定方向に動かすことで、摩擦による傷みを防いでくれます。
泥や黒ずみ、油汚れなどの頑固な汚れには専用のクリーナーを使いましょう。インソールも素材を確認し、このタイミングでお手入れをしていきます。
Collonil ソフトガミ
こちらの「ソフトガミ」は消しゴムタイプのクリーナーで、汚れをこするだけでキレイになるというアイテム。ベルトの金具の部分にも対応できます。
インソールに関してはあまり強くこすりすぎると、ロゴが落ちてしまったりするので力加減に注意をしましょう。汚れがひどい場合は、水で薄めた中性洗剤を少し付けてこすってみるといいでしょう。
最後に水分や洗剤は、カビの原因となります。干す前にできる限り拭き取りましょう。
しっかりと水分をふき取ったら、カビ防止のために風通しのいい場所で乾かして完了です。
サンダルを長持ちさせるために!押さえておきたいポイントは?
今回はサンダルを自分で洗う方法を素材別に紹介しました。洗う際のポイントとして、簡単にまとめると、
・水に強い場合は、基本は丸洗い
ということがわかりました。ですが、そもそも汚れがひどくならないようにするのが一番。最後に履く前にしておきたいケアや、履いた後にできる簡単なお手入れ方法を紹介します。
撥水スプレーで事前に対策
サンダルを購入したら、まずは撥水スプレーをかけることをおすすめします。撥水スプレーは水を弾くイメージが強いですが、汚れを付きにくくする効果もあるので、ある程度の汚れ防止にも一役買ってくれます。
水に弱い革靴や自然素材はもちろん、合皮やラバーなどにも効果があるので、購入後のキレイな状態でスプレーをしてしまいましょう。このときに表面だけではなく、忘れがちなインソール部分にも散布しましょう。
履いた後にはこまめにケアを!
履いた後のケアと言っても、タオルで拭く、除菌スプレーをするなどの最低限のケアで構いません。頻度としては理想は毎回、どんなに面倒でも2、3回履いたら1度はケアをするようにしましょう。
同じサンダルを連続して履かない
ついお気に入りのサンダルばかり履いてしまうということがあるかもしれませんが、サンダルのためには少し休ませるのも大切。とくにサンダルが活躍する夏場は3日程度で菌が繁殖してしまうので、2日連続程度にとどめておきましょう。
オフシーズンの保管環境を整える
オフシーズン前にキレイにサンダルを洗っても、適当に保管していてはカビが生えるなどのトラブルが起きてしまう可能性があります。普通の靴とは違い、オフシーズンのあるサンダルは長い期間放置されてしまいがち。長期間保管をするときはカビ対策が大切です。
保管場所は風通しが良く、直射日光の当たらない場所がおすすめ。シューキーパーや紙などで、形を整えることも大切です。
新聞紙は、水性インクが溶け出してしまうことがあるので、使わないようにしましょう。
どれも簡単にできるケアや対策なので、お気に入りのサンダルを長く履くためにもぜひお手入れしてみてはいかがでしょうか。
またオニツカタイガーやエアマックスが人気なNike(ナイキ)、クロックス、モンベル、ドクターマーチンなど、ブランドによっては公式ホームページでお手入れ方法を紹介していたり、シューケア用品を展開しています。お手入れで困ったことがあれば、購入した店舗で聞いてみるのもひとつの手なので検討してみてください。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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