おねしょしたマットレスの洗い方は?種類別の掃除・洗濯方法や予防法を紹介
おねしょしてしまったマットレスに悩んでいる方必見。マットレスの種類別に洗い方を解説していきます。また掃除するときのポイントやおねしょ対策、予防方法なども紹介。おすすめの洗剤や対策商品もいくつかピックアップしてきたので、困ったときは参考にしてください。
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目次
まずはマットレスの種類をチェック!
おねしょでマットレスを汚してしまったら、まずは持っているマットレスの種類が何かを確認していきましょう。種類によって掃除方法が違い、なんとなくで洗ってしまうと傷んでしまう可能性があります。そうならないためにも、まずはお手持ちのマットレスの種類からチェックしてください。
スプリングマットレス
らせん状に巻いたコイルを連結させて作ったのが、スプリングマットレス。他のマットレスと比較すると、寝心地が硬く、強い弾力があるタイプです。また、価格もお手ごろで通気性が良いのも特徴。
ただし、スプリングマットレスは側生地を外すことができないというデメリットがあります。そのため、液体や汚れが奥に染み込んでしまうと自分ではお手入れをすることができず、プロに依頼する必要があります。
高反発ウレタンマットレス
高反発ウレタンマットレスは、プラスチック樹脂でできているウレタンフォームから作られています。弾力があって体をしっかり支えてくれるのが特徴で、軽量かつ値段も比較的お手頃です。
しかし、使っていくうちに劣化し使用感が悪くなってくるのがデメリット。さらにウレタンは水に弱いため、プロに依頼してもクリーニングを断られてしまう場合があります。そのため自己責任にはなりますが、汚れたら自分で洗うしかありません。
低反発ウレタンマットレス・ラテックスマットレス
低反発ウレタンマットレスや、ラテックスマットレスは「テンピュール」などが有名です。体が沈み込むような寝心地で、湾曲している体のカーブにフィットしてくれるのが特徴のマットレスです。
低反発ウレタンやラテックスも水に弱く、水をたくさん使ったお手入れはおすすめできません。そのため、低反発ウレタンやラテックスもクリーニングしてもらえないことがほとんどです。
基本的にはどのマットレス水には弱いようです。一体どのように掃除をすればいいのでしょうか。ここからはタイプ別に掃除方法を解説していきます。
マットレスのおねしょ掃除を種類別に解説
ここからはスプリングマットレス、高反発ウレタンマットレス、低反発ウレタンマットレス・ラテックスマットレスの順番で、おねしょをしてしまった場合の掃除方法を紹介します。
どのマットレスにも必要なのがクエン酸水。まずはこのクエン酸水の作り方からチェックしていきましょう。
クエン酸水の作り方
作り方はとても簡単で、200mlのお湯(40℃程度)に小さじ1杯のクエン酸を加えるだけ。注意したいのがクエン酸水は酸性なので、塩素系の洗剤と混ぜると危険という点。漂白剤を使う場合には注意してください。
スプリングマットレスの洗い方
側生地を外すことができないスプリングマットレスはおねしょをしてしまった場合、時間勝負になります。内部に染みこむ前にサッとクエン酸水で表面を拭きとりましょう。
・中性洗剤
・タオル
・ドライヤーまたは扇風機
スプリングマットレスは水が染み込んでしまうと乾かすことのが難しいので、クエン酸水を含ませたタオルで叩いて落としていきます。
汚れが落ちない場合は、中性洗剤を染みこませたタオルで叩き洗いしましょう。
汚れが取れたら固く絞ったタオルで水拭きし、洗剤を残さず拭き取ります。
汚れ、洗剤ともに落とすことができたら、マットレスについた水分をタオルを使って吸い取ります。
ある程度水分を吸い取ることができたら、扇風機やドライヤーなどを使ってしっかりと乾かしましょう。
万一スプリングマットレスの内部までに尿が染み込んでしまった場合は、臭いや汚れを完全に取ることはできません。そのため、臭いが気になるときは、プロによるマットレスクリーニングをお願いしましょう。
高反発ウレタンマットレス
高反発ウレタンマットレスは水に弱いため、自己責任で洗うことをおすすめします。側生地が外せる場合は、側生地もはずして洗いましょう。
・中性洗剤
・タオル
・ドライヤーまた扇風機
お手持ちのマットレスの側生地が取り外しできる場合は、まず側生地を取り外しましょう。
側生地は洗濯機にかける前に、クエン酸で手洗いをし汚れを落とします。
手洗いをしたら、洗濯して乾燥させましょう。
中材も汚れている場合は、40℃ぐらいのお湯で洗い流していきましょう。
次にクエン酸水をマットレスにたらして、ウレタンをもみ洗いします。
クエン酸水で汚れが落ちない場合は、中性洗剤をつかって叩き洗いをしましょう。
汚れを落とすことができたら、洗剤が残らないようにしっかりと洗い流します。
水気を切るときはちぎれてしまう可能性があるので絞るのではなく、タオルで押して水気を切りましょう。
中材をしっかり乾かさないと生乾きになり、雑菌が繁殖してしまうので注意が必要です。また湿気を含んだウレタンはへたれやすいので、劣化を防ぐためにもしっかり乾燥させましょう。
低反発ウレタンマットレス・ラテックスマットレス
低反発ウレタンマットレスやラテックスマットレスは側生地を外しやすいものが多いので、側生地も取り外して洗いましょう。ただしこれらのマットレスは水に弱いため、必要以上に水を染みこませないように注意が必要です。
・中性洗剤
・タオル
・ドライヤーまた扇風機
一般的に側生地を取り外せるものが多いので、まずは側生地を取り外しましょう。
側生地はクエン酸入りのお湯で手洗いをします。
予洗いをしたら洗濯機をかけて、しっかりと乾かしましょう。
中材が水分に弱いため、先におねしょを拭き取ります。
ある程度拭き取れたら、クエン酸で濡らしたタオルでポンポンと叩くように拭き取っていきましょう。
汚れを落とせたら、乾いたタオルで水分を残さないように拭き取っていきます。
最後に中材をしっかりと乾かしましょう。基本的には水気が抜けにくく、濡れてしまった場合は大きく劣化するため内部まで濡らさないように細心の注意を払って作業する必要があります。ここまで作業をして臭いがまったく取れていない場合は、買い替えも検討するといいでしょう。
マットレスのおねしょを掃除するときは2つのポイントを押さえよう!
マットレスのタイプ別におねしょで汚してしまった場合の対処方法を紹介しましたが、どのタイプでも押さえておきたいのがこの2つのポイントです。
・酸性の洗剤を使う
おねしょ(尿)の掃除には、熱湯はNG!
尿は90%が水分ですが、微量なタンパク質も含まれています。そのため熱湯を使ってしまうと、尿に含まれるタンパク質が固まってしまうので熱湯を使うのはNG行為となります。尿が一度固まってしまうと、マットレスにこびりついて掃除が大変になるので、40℃前後のお湯で洗うようにしましょう。
酸性の洗剤を使う
尿はもともと弱酸性ですが、時間が経つと尿が分解されてアンモニアが発生します。このアンモニアが尿の主な臭いの原因。アンモニアはアルカリ性なので、酸性の洗剤を使うことでアンモニアが中和され臭いを取ることができます。そのためおねしょの後処理ではクエン酸水が活躍してくれるという仕組みです。
スプリングマットレスはプロにクリーニングを依頼しよう
マットレスのおねしょ対策を紹介しましたが、自分で掃除できる部分は限られているのも事実…。とくにスプリングマットレスは、マットの内部に汚れが染みこむと自分では対処できないので、プロにマットレスクリーニングをお願いするのがおすすめです。
ただし先述した通り、ウレタンやラテックスの素材は、クリーニングを受けてもらえないこともあるので、トラブルを避けるためにも事前に確認しておきましょう。
こちらの記事では、プロによるマットレスクリーニングの流れを紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
内部リンク:プロによるマットレスクリーニングで汚かったマットレスがきれいに!
おねしょでマットレスを汚したら、シーツも忘れずに洗濯を!
おねしょをしてしまったらマットレスはもちろんのこと、シーツも洗濯してすっきりさせましょう。シーツの洗濯には、除菌・防臭効果のある洗剤がおすすめです。
またおねしょ対策に防水シーツを使用している家庭も多いと思いますが、防水効果が高い分、乾きが悪いというデメリットも…。そこでここからはシーツの洗濯におすすめな洗剤と、おねしょ対策シーツの正しい洗い方をチェックしていきましょう。
おねしょ対処におすすめの洗剤
まずは、おねショを洗うためのおすすめ洗剤を紹介していきます。
トップ スーパーナノックス ニオイ専用
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消臭効果が売りの『トップ スーパーナノックス ニオイ専用洗剤』。おねしょだけでなく、汗の気になる靴下などの雑菌臭もクリアにしてくれるニオイ専用の洗剤です。さらに洗濯しながら洗濯槽のカビ臭も対策することができます。
ソフランプレミアム消臭
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消臭効果をさらにアップさせたいなら、柔軟剤を「ソフランプレミアム消臭」にするのもいいでしょう。
アタック 消臭ストロングジェル
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また「アタック 消臭ストロングジェル」は、900gと大容量ながら手ごろな価格で買える家計に優しい消臭系洗剤。尿臭ブロッカーが配合されているので、子どものおねしょはもちろんだけでなく、介護現場など大人にも愛用されている商品です。黄ばみ防止効果もあるので見た目もスッキリさせたい方におすすめです。
おねしょ対策シーツの洗濯方法は?
洗濯機で洗えると記載されているおねしょ対策シーツ。ですがそもそも防水効果が高い商品なので、脱水しても床まで水が滴るほどビショビショ…という経験があるのではないでしょうか。
おねしょ対策シーツの洗濯は基本的に普段通り洗濯機で問題ありませんが、脱水の工程には注意が必要です。おねしょ対策シーツは水が溜まりやすいため、重心が傾き洗濯機が倒れたり壊れたり…というトラブルも報告されています。万が一を防ぐためにも、大きめの洗濯ネットに入れて脱水するのがおすすめです。
また脱水の前に、洗濯機内で手で絞っておくのも良い方法です。先に減らせる水分を取り除いておくことで、脱水がスムーズになります。より早く乾かすなら、大きめサイズの乾いたタオルを何枚か入れて一緒に脱水をするとタオルが水分を吸い込み、しっかりと脱水できます。
脱水が終わったおねしょ対策シーツは、風通しの良い場所で陰干ししましょう。このときに直射日光に当ててしまったり、乾燥機に入れてしまうとせっかくの防水加工が剥がれてしまったりする恐れがあります。衛生面などの問題で、どうしても乾燥機を使いたいという場合は、乾燥機可のおねしょ対策シーツが販売されているので、そちらをチックしましょう。
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マットレスを汚さないために…シートやケットでおねしょ対策!
おねしょのたびにマットレスを買い替えたり、クリーニングをお願いするのは現実的ではありません。そのため、おねしょをしてもマットレスに染みこまないような対策を取ることが大切です。
一般的な対策方法は敷くタイプのおねしょシートや、子ども自身に着用してもらうケット、おねしょパジャマの2パターン。それぞれおすすめ商品を紹介しながら、メリットを解説していきます。
おねしょシートを敷く
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おねしょシートは防水加工のされたシートで、マットレスの上に敷くことで尿の浸透を防ぐアイテム。おねしょだけでなく汗などの水分を通さないので、マットレスがしけたり、ダニのエサになるカビや汚れの発生も防ぎます。また、おねしょをしてしまってもシートを洗濯機で丸洗いするだけなのでいつでも清潔に使うことができるのがメリットです。
おねしょ対策ケットを使う
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おねしょシートはマットレスを守ることができますが、掛布団の対策はできません。そこで活用したいのが腰から下に巻きつけるおねしょ用ケットです。おむつを外しトイレトレーニングをし始めたお子さんにぴったりで、防水だけでなく消臭効果のある生地が使われていることも多いアイテムです。ウエスト部分にはゴムが、すその部分にはスナップボタンがついているので寝がえりを打ってもズレにくくて安心です。
おねしょパジャマを着せる
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ケットだけでなくおねしょパジャマというものも販売されています。こちらはパジャマの内側におねしょ用の防水パンツが付いているタイプで、普段はもちろんのことお泊り保育や習い事の合宿などにもおすすめです。ウエスト部分にしっかりとしたゴムが付いたズボンタイプで、寝相の悪いお子さんにもぴったり。収納袋が付いているので、持ち運びたいときにも便利なアイテムです。
おねしょは改善できる?マットレスを汚さないための予防方法とは
今回はおねしょでマットレスを汚してしまった場合の洗い方や、対策を紹介しました。ですが一番は、お子さんがおねしょをしないのが理想。おねしょは改善することができるのでしょうか?最後に簡単ではありますがおねしょについて、そしてその予防方法について解説します。
おねしょは、夜間に生成される尿の量と膀胱のバランスが崩れることで起こる現象。幼児期はこのバランスが未発達のためおねしょをすると言われています。5歳までのおねしょは生理的な現象なので心配いりませんが、5歳頃を過ぎてもおねしょをする場合は、「夜尿症」の可能性があり、専門医による診断も検討した方が良いかもしれません。
おねしょを改善させるためには、
・寝る前にトイレに行く習慣をつける
・おねしょをしても怒らない
・おねしょをしない友達や、他の兄弟と比べない
これらに気をつけることが大切。おねしょは自分の意思ではどうすることもできないものなので、必要以上にストレスを与えないように注意しましょう。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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