ベッドのダニ対策に効果がない3つの方法と知っておきたい2つの真実
皆さん、お使いのベッドにダニがいないと言い切れますか?
弾力のあるベッドは心地良い眠りにいざなってくれますが、そのベッド、無数のダニが繁殖している恐れがあるんです!
しかも、噂によると、今までダニ対策に有効とされていた方法が、実はあまり効果がないみたいなんです…。
そこで今回は、ベッドのダニ対策についての真実をまるっと解説していきます!
ダニを退治して快適に眠るためにも、一緒に勉強していきましょう!
ダニって一体何者?
ダニダニ言ってますけど、そもそもダニって一体何者なんですかね。
ダニを対策するにはダニを知る必要があります。
まずはダニの基本情報について学んでいきましょう!
ダニが快適な環境
ダニは高温・多湿の環境を好むため、5~9月に最も繁殖しやすいです!
繁殖しやすい条件が揃うと、1組のカップルが2ヵ月後には約3,000匹。
4ヵ月後には約450万匹…というように爆発的に増殖するダニ。
恐ろしいですね。
なので、湿度の高い梅雨の時期などは、ダニにとってはバカンスの時期とも言えます。要注意です!
また、上のグラフを見てもらえばわかるよう、実は一年中ダニは生き残り続けることも分かっています。
ダニ対策は1年中必要ということですね!
ダニによる症状
ダニの死がいやフンはアトピー性皮膚炎・ぜん息など、アレルギー系の症状の原因となります。
また、ダニに刺されると激しいかゆみや痛みを引き起こす場合もあります。
特に夏場は、お子様がかきむしった手で他の個所を触り、どんどん広がってしまう恐れもあるんだとか。
ダニにかまれてから6日~2週間程度で発熱してしまった、なんてことも…。
たかがダニと言ってバカにしてはいけません。
ダニ対策に意外と効果がないあれこれ
さっそくダニ退治の方法をみなさんにお伝えしたいのですが、実はダニ退治に関する間違った情報が広まっているようなのです。
そんなご時世に、この記事を読んだみなさんは幸せです。
次の3つの方法が、ダニ退治にあまり効果がないことを知ることができるんですから…。
天日干し
晴れた日には、お布団を干したくなりますよね?
干した後のお布団はフカフカで気持ちがいいものです。
そして、この天日干しこそがダニ退治に最適な方法とお考えの方、意外と多いと思います。
ですが実は、天日干しは、布団を乾燥させるのには効果的ですが、ダニの退治にはあまり効果がないんです…!
その理由は、天日干ししても高温になるのは布団の表面だけで、肝心のダニは布団の奥に逃げ込んでしまうから。
天日干しでは布団をフカフカにすることはできても、ダニ退治はできないということです!
布団用掃除機
ダニをしっかり吸い取ってくれそうな布団用掃除機ですが、こちらも生きたダニにはあまり効果がありません。
ダニは臆病なので、掃除機の気配を感じると、布団の奥に入り込み繊維にしがみついてしまうんです!
しかも、ダニの脚力はとても強力で、吸い取るのには相当な吸引力が必要なのだそう。
そのため、掃除機を使う際は事前にダニを死滅させることが必須で、生きたダニには効果がないことを覚えておきましょう!
水洗い
実は、水洗いもダニを退治するにはあまり効果がありません。
表面にいる生きたダニは退治できますが、奥に入り込んでしまったダニは先ほど同様に、奥底に残ってしまうんです!
そもそも、マットレスはでかいので洗濯機にいれるわけにもいかず、大変ですよね。
熱湯なら多少効果はあがりますが、それでも完全に退治することはできないそうです。
以上3つ、皆さんもダニ退治のスタンダードとして考えていた方も多いのではないでしょうか!
実際、効果が全くの0、というわけではありません。
ですが、「布団の奥の方にいる生きているダニ」は一番手ごわく、これらの方法では、奥深くのダニにまでは届かないんです…。
ダニ対策で押さえておきたい2つのポイント
今までなんとなく効きそうだと思っていた手段がそんなに効果的ではなかった…。
ではダニとはどう向き合っていけばいいのでしょうか。
どうしてもベッドのダニを退治したい。
そんなあなたに、ダニ対策で押さえておきたい2つのポイントをご紹介します!
噛んでくるのは生きてるダニ、アレルギーは死骸と糞
ダニに噛まれたことがある方、ダニアレルギーの方、結構いらっしゃると思います。
ダニの被害としてよく言われる「噛まれた」と「ダニアレルギー」ですが、実は、発生の大元は微妙に違います。
具体的には、
・噛んでくるのは生きているダニ
・アレルギーを引き起こすのは死骸やダニの糞
なんです!
しかも厄介なのがこの死骸と糞、非常に軽いんです。
布団叩きをすれば拡散するし、少し寝返りを打ったりするだけでも舞い上がって床に散らばるそう。
一口にダニを退治すると言っても、「ダニを殺す」のはもちろんのこと、その後「糞や死骸を除去する」という2段構えの作戦でいかねばならないんです。
ダニの本当の弱点は「熱」と「乾燥」
さっきと言ってることが違うじゃないか!と思われるかもしれません。
が、ちょっと待ってください。
もう少し詳しく説明しますね!
ダニが死滅するのに必要な条件は、正確には「50℃以上の温度で数十分」なんです。
例えば、天日干しで50℃以上になるのは布団の表面のみ、しかもその温度を維持するのは至難の技なんだとか。
他の方法も同様。
ダニは生命力が半端ないので、なかなか手強いんですよね。。。
結局なにが言いたいのかというと、対ダニの作戦の方針としては、
「熱と乾燥でしっかり生きているダニを殺したあと、糞や死骸を掃除機などでしっかり除去する」
がベストということです!(なんだか字面だけ見ると物騒ですね)
ベッドのダニ対策の頻度は?
ベッドのダニ対策マスターになるまであと一歩のみなさん!
最後に、ダニ対策に適切な頻度について見ていきたいと思います。
これであなたもダニ対策マスター!
ダニは環境が良ければ爆発的に増殖する
今までの説明でなんとなく察しがついてると思いますが、ダニの繁殖力はすさまじいです。
放っておくと、気づいたら周りをダニに囲まれているかもしれませんよ。
ベッドに使われているマットレスの場合、平均して週に1回ほどのダニ対策が理想とされています。
マットレスの保温性の高さがダニの生育に適しており、さらに、就寝中に付着した汗や垢などがダニのエサになるためです。
ダニ対策を怠って放置すると、その日数だけダニの数が増えてしまうので、こまめに取り除くことを心がけてくださいね!
湿気にも要注意
ダニの対策を語る上で切っても切り離せない問題。それが湿気です!
梅雨の時期など、湿度が継続的に高くなる時期には、いつもの倍くらい湿気対策に気を使う必要があります。
とはいえ湿気って、自分の力で対策するの、結構難しいですよね。
除湿機を使っても、なんとなく「うーん」という感じ。
そんな時は、専用のアイテムを使ってみるのも手です!
そんなあなたにオススメのなのがこちら!どーん!
おすすめ 商品
さよならダニー
ん?ネーミングがかわいいけどなんか怪しい…。
ちょっと待ってください。このさよならダニー、かなりすごいんです!
ダニが好きなフェロモンを出してダニをおびき寄せ、置いておくだけで勝手にダニをキャッチしてくれる神アイテム!
まさに「さよならダニー」です!
詳しい使い方はこちらの記事に書いてあるので、ぜひ見てみてください!
あわせて読みたい
クリーニングという手段も!
これだけ手ごわいダニ達。
正直ここまで読んで、心が折れかけている方も多いはず。
そんな時、頼りになるのがプロのクリーニングです!
もはや最終手段かもしれませんが、ダニのいないベッドを確保するためにも、選択肢の一つとして覚えて置きましょう。
何をしてくれるの??
依頼先にもよりますが、主に以下の2ステップで作業を進めてくれます。
①生きているダニの処理
②ダニ死骸や糞の除去
個々に見ていきましょう!
1. 生きているダニの処理
まず行うのが、すでに住み着いているダニの処理です。
この問題を解決しない限り、ダニは増え続けますからね!
クリーニングでは、家庭でマネできない高温乾燥を用いて処理してくれます。
100℃を超える環境に数十分さらされるので、ダニ達はひとたまりもありません!
2. ダニ死骸や糞の除去
①の工程で大量に出来上がってしまったダニの死骸の除去もセットで行ってくれます!
具体的な方法は、洗い流しと吸引。
一見ご家庭での工程と似ていますが、生きているダニの量が大きく違いますね。
また、布団を洗濯するのはかなりの重労働です。
そのため、この工程を誰かに依頼できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
ダニのエサとなる皮脂汚れやフケまでキレイにできるため、まさに一石二鳥です♪
料金は?
それでは、気になる料金相場についてご紹介します。
一般的なクリーニングだと、相場は3,000~10,000円程度。
もちろん、布団の大きさや素材によっても前後します。
また、防カビ加工をオプションで付ける場合は、ここに別途プラスされる形ですね。
駆除という選択肢も
今回は布団やベッドを中心にお話しましたが、『駆除』という括りもあります。
この場合、ダニの種類や駆除範囲、用いる方法によって大きく相場が異なります。
一般的な駆除業者だと、5,000~30,000円程度。
詳細は、専門業者が実際に下見をしてから提示することが多いようです。
また業者によっては、駆除の年間契約を行っているところもあるようです。
料金も、毎回依頼するより抑えられる点が大きなメリット。
気になる方は、一度近くの業者サイトをチェックしてみましょう!
頻度は?
料金の相場が分かったところで、次に気になるのは頻度だと思います。
そんな理想的な洗濯頻度は、ワンシーズンに1回がおすすめ。
布団の出し入れのタイミングでクリーニングに出せば、汚れもしまい込まずに済みますね!
年4回が多いと感じる方は、最低でも年1回はクリーニングに出すようにしましょう。
特に夏の終わりはダニが増えているので、このタイミングがベストです♪
まとめ
いかがでしたか?
ベッドのダニ対策、今まで知らず知らずのうちに、あまり効果のないことをしていた方も少なくないのではないでしょうか!
ダニの対策に本当に有効なのは、
・熱
・乾燥
の2つ。
この2つを徹底してやれば、ベッドのダニは退治することができます!
あ、退治したダニの死骸を除去するのもお忘れなく!