プロのお掃除体験ルポ!マットレスクリーニングをプロに頼んで清潔感を維持しよう
みなさん、マットレスクリーニングをしたことがありますか?汚れやカビの落とし方、ダニ退治はどうしたらいいのかなど疑問が尽きませんよね。今回はそんなマットレスクリーニングの施工に同行し、頻度やおすすめの時期、実際キレイになるのかなどをレポートします。
目次
クリーニング前のマットレスの状態をチェック
今回はペットを飼っている編集部員のマットレスクリーニングに同行!「おしっこをしてしまったことがあるかも…」と言っていたマットレスは、肉眼で見て少し黄ばみがある状態。
目立った黒カビなどはなかったものの、今回施工をしてくださったレインズの西村さんによると「全体的に汚れがありそうです」ということだったので、さっそくマットレスクリーニングを実施していただきました!
施工の流れ
①施工前の準備
部屋に汚れが付着しないよう養生したり、ベッドフレームに水分が染み込まないようシートをしたりして下準備をします。
マットレスはいつも置いてある場所でクリーニングをするので、わざわざ位置を変えて空間を作る必要がなく、注文する側に負担が少ないのも嬉しいですね! プロによると、施工当日は、掛け布団やシーツをはずしておいてもらえるとスムーズということでした。
②専用の薬剤とリンサーを使ってマットレスクリーニング
今回のマットレスクリーニングは目立った汚れもなかったので、アルカリ性の家庭用の「セスキ」をベースにした薬剤と、「フロレスタ」という除菌・消臭効果のある自然由来の薬剤を使用します。
もし頑固なシミやカビがあれば別の薬剤を使用するなど、臨機応変に対応してくれるそう! 準備した薬剤をマットレス全体にかけ、その後スチームで汚れを浮かび上がらせます。スチームは高温だからダニ対策にもなるということでまさに一石二鳥!
汚れを浮かせたら、リンサーと呼ばれる掃除機のような機械で吸い込んでいきます。 この工程で、目に見える汚れのほか、ダニの死骸やホコリなどもまとめて掃除ができます。
③ブロワーまたは業務用の送風機でマットレスを乾燥
マットレスの汚れをひと通り落とした後は「ブロワー」という乾燥用の装置を使用します。
見た目が業務用!という感じだったので、かなり大きな音がすると思ったのですが、ドアを閉めると気にならないぐらいの音でびっくり。 洗浄時も大きな音はしないので、マンションにお住まいで近隣の方が気になる!という方にもマットレスクリーニングはおすすめです。
あっという間にマットレスクリーニングが完了!
洗浄、乾燥を終えて、後片付けをしたらマットレスクリーニングは完了!
肉眼では見えにくいなと思っていた汚れですが、施工後の状態を見ると思わず、「真っ白になった!」と声が出てしまいました。 プロにお願いしてリンサーの中身を見せてもらったところ、想像していた以上に濁った水が溜まっており、ホコリなども浮いている状態でした。
プロによると、ダニの死骸なども混ざっているとのことで、改めて、定期的な頻度でクリーニングすることの必要性を実感しました。
マットレスクリーニングの所要時間は汚れによって変わる
今回のマットレスクリーニングの所要時間は2時間半。
正直、マットレスクリーニングはかなり時間がかかるものだと想像していましたが、こんなに手軽にマットレスを掃除できるんだったら、もっと早くやっておけばよかった!と編集部員も後悔するほど。
汚れの度合いにもよりますが、今回のように目立った汚れが少なければ、短時間で済むようです。
自然由来の薬剤を使用!ペットと暮らす方にもおすすめ
今回使用された薬剤は2種類。左はレインズさんで独自開発をした「セスクリーン」というセスキを使用した薬剤です。右は「フロレスタ」という森林の成分を配合している市販の薬剤。
どちらも自然由来の成分から作られており、ペットがいるご家庭でも対応できるとのことでした!
以前は、カビ取りや染み抜きなど、汚れの種類に合わせてさまざまな洗剤を10種類以上使い分け、超音波ガンという装置を使って細かい汚れを一つ一つ落としていたため、作業に時間がかかっていたそうです。
この新しい溶剤は汚れの種類を選ばず、均一にキレイにしてくれるので、短時間で効率的にクリーニングできるようになったとのこと。
マットレスクリーニングなら頑固な黒カビも落とせる
今回依頼したマットレスは、黒カビがない状態でした。が、頑固な黒カビはマットレスクリーニングを実施するとどうなるのか、その場合の所要時間はどのくらいなのか、気になりますよね!
編集部が社内ヒアリングしたところ、「購入してから2年目、床に直置きして全体的に黒カビが出現しているマットレスをレインズさんにお願いした!」というメンバーが!
ダブルサイズのマットレスで、黒カビや汚れが全体的に付着した状態だと、所要時間はトータルで4時間ほど。
施工時間短縮のためにも、定期的にクリーニングしたり、すのこを引いたり、黒カビ対策を心がけたいですね。
閲覧注意!濁ったクリーニング後の水
真っ黒に濁った水は、黒カビや汚れによるもの。これだけ汚れが目に見えてわかると、逆に気持ちよくなりますね!
「頼んでよかった!とにかくビックリするぐらいキレイになって、終わった後は気になっていたカビ臭さなどのニオイもなくなった」ということでした!
マットレスクリーニングにおすすめの時期は?
マットレスクリーニングのタイミングですが、プロによると夏場がもっともおすすめだそう。
気温が高い夏の方が、クリーニング後の乾燥時間が短縮できるので効率良くクリーニングが済ませられること、そして、乾燥が早いことで落ちきれていない汚れが浮き上がり、より丁寧な仕上げが可能になるとのことでした。
年末年始の大掃除シーズンではなく、マットレスクリーニングは暑い時期がいい!というのは目からウロコ。洗浄から乾燥まで即日で終わるので、ベッド台数が多い家庭も、効率よく清掃できそう!
マットレスクリーニングのおすすめの頻度は?
プロによるとマットレスクリーニングはなるべく定期的に、1~2年に1回ほど実施することが望ましいとのことでした。
マットレスに汚れが付着した状態が続くと、マットレスの表地が傷みやすく、また汚れも落ちにくくなるそうです。
ペットがいたり、お子さんがまだおねしょをしてしまうご家庭や、購入してからしばらく経っている場合は、ぜひマットレスクリーニングを試してみてくださいね!
マットレスクリーニングができないものはある?
ウレタン製で突起状になっている西川の「AIR(エアー)」など、施工が難しいものもまれにあるそうですが、一般的なマットレスであればほとんどクリーニング対応できるそう。気になる場合は施工前に問い合わせてみてくださいね。
今回ご協力いただいたプロをご紹介
Reinsさん(東京都)
まとめ
今回のマットレスクリーニング取材を終えて、見た目以上にマットレスって汚れているんだ…と実感。正直、マットレスクリーニングは時間がかかるものだと思っていましたが、実際に体験してみると、2時間半で完了したことに驚きました!施工後のマットレスはふかふかで触り心地もまるで新品。ぜひみなさんにも試してみてほしいです!
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してださい。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。