シルバーの磨き方徹底解説!銀の変色はサビではないのでコツが必要!
アクセサリーや食器などシルバーのものをお持ちですか? シルバーは丈夫で美しいためいろいろなところで使われていますが、変色しやすい素材です。今回は銀の変色をきれいにする方法を解説します。重曹なお酢など身近なものを使った、失敗しない磨き方を学びましょう!
目次
そもそもシルバーの変色の原因は?
「金とか銀は錆びない」……こんなことを聞いたことがありませんか? そう、よっぽど高温に晒さない限りはサビません、100℃とか。でも変色してるじゃないかって? その原因を簡単に解説いたしましょう。
シルバーの変色は硫化が原因!
バーナーで炙るとか極端なことをしていない限り、シルバーの変色は錆びではありません。銀の変色はほとんど「硫化」と呼ばれる現象。つまり硫黄に反応して黒くなる、というわけです。
硫黄は、温泉とかに入っている成分ですね。空気や汗の中にも少し混じっているので、肌や手でシルバーに触れただけで、硫化を起こして段々と色が変わっていってしまうのです。
シルバーの汚れの原因は実はもう1種類
もう1つ、銀の汚れの原因になることがあります。それが「塩化」です。
シルバーが、塩素系漂白剤など塩素の入っている洗剤に触れてしまうと変色を起こします。塩化による汚れは、自分でやってもまず間違いなく落ちません。何を試してもダメなら塩化しているということなので、潔くアクセサリーのリペア業者に任せましょう。間違っても自分で削ったりしてはダメ!
ところで、銀以上に変色しやすいものと言えば「真鍮」が挙げられます。五円玉とか金管楽器とかに使われているアレです。実は、真鍮のお手入れには「お酢」が使えるのです! 詳しいお手入れ方法はこちらの記事で確かめてみてください。
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【シルバー】変色の落とし方
黒くなった銀の汚れを落としていきましょう。今回は、
・塩を使う
・お酢を使う
・シルバークリーナーを使う
の4つのパターンをそれぞれ紹介していきます。
重曹を使うパターン
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まずは重曹を使うパターン。サクッとできて効果も高いので、かなりおすすめです。重曹と熱湯パワーでシルバーの変色がきれいになりますよ!
・アルミホイル
・重曹
・熱湯
・布
容器の内側を覆うようにアルミホイルを広げてください。金属製のボウルや鍋を使うと、それ自体の汚れが銀に移ってしまうので注意しましょう!
銀製品を容器の中に置きます。
銀製品がしっかりと沈むぐらいまでお湯を注いでください。
重曹とお湯が1:3ぐらいの割合になるように重曹を入れます。
お湯が手で触れられるぐらい冷めるまで待ちましょう。取り出せばキレイになっているはず。後は洗い流して終了です。最後は布でしっかりと水気を取りましょう。
「こんなに簡単に汚れを落とせるなんて!」と重曹パワーに感動した人のために、ここでとっておきの記事をご紹介。シルバーの変色だけでなく、キッチンやお風呂、コップの茶渋まで、家中が重曹でキレイにできちゃいます! ぜひチェックしてみてください。
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塩を使うパターン
次に塩を使ったパターンを紹介します。この方法は、いぶし銀などの加工してある銀製品には使えないので注意してください。
・アルミホイル
・塩
・水
・布
ぴったり全面に敷く必要はないです。器のような形にしてアルミホイルを敷いてください。
シルバーが沈むぐらいまで水を入れてください。
水5:塩1ぐらいの割合で溶かします。数分間煮込んだら、汚れが取れているはずです。あとは洗い流して、布でしっかり水気を取れば完了です。
お酢を使うパターン
次にお酢を使った掃除方法を紹介します。
・お酢
・熱湯
・布
重曹のときと同様に金属製のものを使うと、ボウルや鍋の汚れが銀に移ってしまうので注意しましょう。
お酢は小さじ1杯ほど加えて、シルバーが沈むぐらいまで熱湯を入れてください。
熱湯を注いだらそのまま1時間ほど放置します。
シルバーを取り出してお酢を洗い流します。あとはしっかりと布で水気を取れば終了です。
シルバークリーナーを使うパターン
さて、最後に本命! シルバークリーナーできれいにしていきましょう。
・布
変色が気になるシルバー製品をクリーナーに浸けて、1~2分ほどおきます。
1~2分ほど経ったら引き上げて、布で丁寧に拭き取りましょう。たったこれだけでシルバーが再び輝くはず!
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シルバークリーナーというあまり聞き慣れない単語ですが、その使い方はとても簡単。何度か繰り返して使えるので、アクセサリー好きなら1つは用意しておくのが良いでしょう。
【銀メッキ】掃除方法
銀メッキの場合も、通常のシルバーと変色の落とし方は同じです。ただし、薄いメッキはお湯にかけたら剥がれてしまう可能性があります。そんなときは、もう一度、銀メッキの加工処理をしましょう。これを機にメッキの色を変えてみても楽しいかも?
薄いメッキはお湯にかけると剥がれる場合がある
シルバー製品のお手入れ
シルバー製品の磨き方
シルバー製品は、ここまで紹介した方法でかなりきれいになるかと思います。ただ、買った当初ほどの輝きは戻っていないかもしれません。それは表面に、目に見えないレベルの傷がついているから。つまり磨けばもとの輝きに戻るということ!
そこでシルバークロスを使いましょう。シルバー製品は、使うたびにクロスで拭けば、汚れることもグッと減ります。
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このクロスは超微粒子研磨剤とツヤ出し剤を含んでいます。磨くだけでピカピカのツヤツヤに。銀製品のお手入れに仕上げにぴったりです! クロス自体は水洗いができないので注意しましょう。一応、歯磨き粉をつけた歯ブラシでなでるよう優しく磨けばきれいになりますが、研磨剤などで傷つく可能性もあるので最終手段にしましょうね。
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長持ちさせるためのお手入れ方法
シルバーを長持ちさせるため、使い終わったら、忘れずに汚れを拭きましょう。日常的なお手入れならシルバークロスで軽く磨くだけで十分です。
銀食器の場合はしっかり水洗いし、やはりクロスで軽く磨いてからしまうようにしましょう。コーティング加工等が施された水に弱い成分が入っているものは、水洗いをせず、乾拭きするように気をつけてくださいね!
シルバークロスで銀を磨くとクロスが黒くなってきますが、これは汚れではなく、磨いた銀が付着したものです。強く磨きすぎると多くの銀が取れてしまうのでやりすぎないようにしてくださいね。
シルバー製品の保管方法
もう変色落としなんて面倒なことをしなくていいように、保管方法についてもお伝えしておきます。せっかくきれいにしたシルバーも、いざ使うときに変色していては意味がありませんからね。
まず、シルバーアクセサリーをしまう前にしっかりクリーニングしてください。
すぐに使うものは箱や引き出しに!
次の日にすぐ使う、日常的に使うものは、厳重に密閉保管するのは面倒ですよね。その場合はせめて専用の箱や引き出しを用意し、なるべく外気に触れないようにしまいましょう。アクセサリースタンドで一時的に飾りたいのであれば、服の近くを避けるようにしてください。漂白剤に塩素系のものが使われたりしていると、塩化して変色する可能性があります。
しばらく使わないものは外気を避けて密閉保管
オシャレ着用などたまにしか使わないものならば、袋に入れ、さらに密閉容器で保管しましょう。外気に触れるほど変色しやすくなりますからね。硫黄を含むもの(一部のゴム・洗剤等)を遠ざけ、銀の変色を防止してくれる布などと一緒に保管すると、かなり変色が抑えられます。たまに出して磨いてあげると理想的。
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銀の変色を防止してくれる布がこちら。ザラザラした面がアクセサリーに触れるようにして使います。久しぶりに使おうとしたアクセサリーが変色していてショック!なんてことにならないために、持っておくといいでしょう。
ゴールドとパールはどうするの?
ここまではシルバーの磨き方を紹介してきました。でも、シルバー以外にも磨きたいものってありますよね。例えば、ゴールドとか、パールとか。それぞれの磨き方も簡単に紹介します。
ゴールドは中性洗剤で優しく洗う
なんとゴールドは中性洗剤を使って水洗いできちゃいます。
・クロス
中性洗剤は、台所の食器用洗剤でOKです。水で少し溶かして使いましょう!
ゴールドアクセサリーを手のひらの上で洗います。チェーンがある場合は、絡まらないように注意しましょう。細かい隙間の汚れも残さないよう丁寧に洗ってください。
水ですすいで、洗剤をしっかりを落としましょう。最後に柔らかい布で水気が完全になくなるまで拭き取ったら完了です。
パールはクロスで丁寧に磨く
パールは水分や熱に弱いので、お手入れも優しく。クロスで拭いてきれいにしましょう。
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この商品はつや出し液と洗剤の特殊加工がされていて、パールの光沢を長持ちさせてくれます。保管前に限らず、パールを身につける前にもこのクロスを使って軽く磨くと、さらに輝きますよ。
どうしても変色が落ちない場合は、プロに相談
自分でクリーニングしたけど変色が落ちない、失敗しそうで不安という場合は、プロにお願いするのも手です。プロに依頼してみたいと思ったら、ぜひユアマイスターをご利用ください!
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まとめ
今回は、自分でシルバーの変色を取る方法を紹介しました。自宅にある身近な重曹や塩を使ってぜひ試してみてください。
またシルバーが汚れないようにするには、普段のお手入れや丁寧な保管が大切です。銀製品は、しっかり手入れをしていればそうそう手遅れになるものではないので、大事に扱ってあげましょう。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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