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更新日: 2024年9月11日

プロによるマットレスクリーニングで汚かったマットレスがきれいに!

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お家のマットレス、お手入れしていますか?

家族で寝ている我が家のマットレスは10年も使用していて、どれだけの汗が染み込んでいるのかも想像つきません。かと言ってマットレスを自分で洗うことも出来ず、でもマットレスを買い直してしまうと、寝心地が悪くなって、

・熟睡できないのではないのか?
・寝違えるのではないのか?
・良いマットレスは高すぎるのではないのか?

という懸念が…。そこで、念願だったマットレスのクリーニングを頼んでみました!今回、マットレスクリーニングをお願いしたのは、「あらうや」の平(ひら)さん。セミダブルのマットレスをクリーニングしてもらいました。本記事では、マットレスクリーニングをプロに依頼した様子とその感想をご紹介していきます!

マットレスを掃除しないとどうなる?

マットレスのお手入れって、やらなきゃと思っていてもついつい後回しにしてしまいがちですよね。軽い汚れなら自分で対処できますが、丸洗いが困難なマットレスをお手入れするのはとっても大変。汚れが奥まで染み込んでしまったら、プロにお手入れをお願いするしかありません。

そもそも、マットレスのお掃除をサボっているとどんな悪影響があるのでしょうか?そこで、マットレスクリーニングのプロたちに「ベッドをクリーニングせずに使い続けていると、どんなリスクがありますか?」と質問してみました!

その回答の一部を抜粋してご紹介します!

Reinsさん(東京都)

長年クリーニングを行なわない場合、ダニや細かなゴミなどでマットレスはとても汚れてしまっております。その場合、ダニなどにより体のかゆみやアトピーの悪化など体に悪影響を及ぼします。弊社クリーニングではダニなども除去しておりますので、是非定期的なクリーニングをご利用頂ければ幸いです。

株式会社インクリさん(東京都)

ホコリやカビなどの小さなゴミ雑菌が溜まったり、ダニなどがわいてしまうなどするため、湿疹や喘息などのアレルギー症状の原因となってしまうリスクがあります。

つまりマットレスを掃除しないと、喘息やアトピー、アレルギーの原因になる可能性があるとのこと。定期的にお掃除して清潔に保ちましょう!

続いてマットレスをクリーニングに出す基準の一つである黄ばみ。これについて「 マットレスが黄ばんでいるのですが、原因が分かりません。何の汚れか分からなくても、ベッドクリーニングで綺麗になりますか?」と質問してみました!

Reins 千葉支店さん(千葉県)

マットレスの黄ばみは寝ている際にかいた汗が原因かと思われます。 寝ている間は大量の汗をかいております為、マットレスに染み込み黄ばみの原因となります。 そういった汚れ等の除去も弊社にて対応が可能ですので、是非お試しいただければ幸いでございます。

ライフサポートにこまるさん(神奈川県)

黄ばみの原因は汗シミや、皮脂汚れなどが多いです。クリーニングで落ちる場合と落ちない場合が有ります。経過が長いと落としきれないことが有ります。 定期的なクリーニングをおすすめします。

どうやら黄ばみの原因は汗や皮脂汚れが原因のようですね。さらにこの黄ばみをしばらく放置しすぎると汚れが落とせないこともあるらしいので、黄ばんできたと思ったらクリーニングに出すことを検討するべきかもしれません。

クリーニングできないマットレスがある!?

マットレスを掃除しないことによるリスクって大きいですよね…。「よし、じゃあクリーニング業者に頼んでみるか」となった方、ちょっと待ってください!なんと何でもかんでもクリーニングに出せるわけではないのです。

マットレスにもいくつか種類があるのはご存じですか?その種類は大まかな括りで分けると4つほどあります。まずはそれらの紹介とクリーニングの可否をご紹介します。

スプリングタイプ

スプリングタイプとはマットレスの中にバネが入っているタイプのものであり、主流なタイプだとボンネルコイルマットレスやポケットコイルマットレスなどがあります。

高反発ファイバータイプ

高反発ファイバータイプは繊維状にした樹脂(ファイバー)が網目状になっているタイプであり、通気性が良いのが特徴です。

ウレタンタイプ

ウレタンタイプは「低反発」と「高反発」に分けられ、高反発は低反発に比べて沈み込みが少ない分、寝返りが打ちやすいという特徴があります。またウレタンは高密度で通気性の悪いスポンジのような構造をしており、一度全体が濡れると乾きづらく、ウレタンウォームという素材が水の重さで破けてしまいます。そのため基本的にウレタンタイプをクリーニングに出すことはできません

ラテックスタイプ

ラテックスタイプはラテックス(ゴムの木から取った樹液を加工した天然素材)を使用したものです。100%天然ラテックス、天然ラテックス、合成ラテックスの3つに分けられ、低反発と高反発の中間ぐらいの心地よい寝心地が特徴です。またラテックスのゴムは普通のゴムとは違い、水に濡れると加水分解という化学反応で素材がボロボロになってしまいます。そのためラテックスもクリーニングに出すことはできません。

 

クリーニング可能か?

なぜ洗えないのか?

スプリングタイプ

高反発ファイバータイプ

ウレタンタイプ

×

通気性が高く乾かない

ラテックスタイプ

×

加水分解が起こってしまう

上の表にどのマットレスがお掃除可能か、不可能であるならその理由をまとめました。マットレスクリーニングをお考えの際はぜひこの点に留意してみてください!

マットレスクリーニングの流れ

プロに依頼してみたい!という方のために、プロのマットレスクリーニングを実際に利用した様子をご紹介していきます!マットレスクリーニングを依頼する際の参考にしてみてくださいね。

今回依頼した「あらうや」平さんが到着されると、まず作業の流れについて説明をしていただきました。口頭だけでなく、説明書や注意事項が記載された紙をいただき、それを元に説明をしてくださいました。

こちらが、平さんにいただいた紙です。何の作業にどれくらいの時間がかかるのか?など丁寧に記載されています。ここで、作業の流れを紹介します。

手順
 
1
ゴミの吸引(15分間)
2
スチーム洗浄(25分間)
3
アルカリ電解水・バキューム洗浄(25分間)
4
乾燥(70分間)

以上が、マットレスクリーニングの作業工程です。

しかし、一つ一つの作業工程がわかると、今度は結局準備や片づけを含めた全体ではどれほどの時間がかかるのか気になりますよね。そこで作業全体がどれほどの時間が掛かるかについてプロに「 プロにベッドクリーニングをお願いした時にかかる作業時間はどれくらいでしょうか?また、ベッド一台につきかかる時間を教えてもらえれば幸いです。」と聞きました!

office iwaseさん(茨城県)

当店の通常の作業工程は、機材搬入の搬入~対象物廻りの保護養生~対象物のバキューム清掃(乾式)~スチーム洗浄~バキューム洗浄機での洗浄&汚水回収(湿式)~ヒーター付ブロアでの簡易乾燥~お客様確認~機材片付け・搬出となります。 シングルベットマット片面の場合:約1時間30分から2時間、 ダブルベットマット両面の場合:約2時間から2時間30分 ※但し、乾燥は高脱水仕上げとブロアにて一定時間乾燥させていただきますが、完全乾燥には数時間必要となりますので完全乾燥に至らない場合はお客様にて、エアコン・扇風機などにてその後の対応をお願いします。 ※作業時間は作業日の気温や湿度、汚れの状態、オプション作業の有無により前後することがあります。

イオンウォッシュ小平(プリージア)さん(東京都)

マットレス(片面)で 3~4時間が目安となります。 ※乾燥に時間を要します。乾燥をご自分で実施という事であれば1~1.5時間で終わります。ご自分で乾燥を実施する場合、エアコン(暖房)と扇風機を用いる事に拠り時間はかかりますが、手間をかけずに乾燥する事ができます。風があたりにくい部分に関してはドライヤーで乾燥します。ご自分で乾燥する場合の目安時間としては5~7時間です。

作業時間は乾燥を除けば1~2時間程度乾燥まで含めると3~4時間程度だそうです!しかしながら自分でやると乾燥は5~7時間ほどかかるそうなのでプロの方にやってもらった方が良さそうですね!

それではここから一つ一つの詳細な過程について見ていきましょう!

ゴミの吸引(かかった時間:15分間)

まずは、小さなゴミを取る、掃除機による吸引作業です。マットレスなどについている小さなゴミや毛などを、掃除機やテーブなどで取っていきます。マットレスは、隙間の中にゴミが入っていきます。少しだけ表に出ているゴミと一緒に、すき間の中に入ったゴミも取っていくのです。

実際に、髪の毛などが部分的に顔を出しており、引っ張るととても長いものもありました。歴史を感じさせる汚れやゴミが、あっという間に取れていきます。

スチーム洗浄(かかった時間:25分間)

次は、加圧噴射式スチームクリーナーによるスチーム洗浄です。大きなゴミを取った後は、いよいよ表面と内部の汚れを浮き出していきます。蓄積された汚れを浮き出すためにお湯のスチームで、マットレス内部と表面の汚れを溶かしていきます。熱いスチームで汚れを溶かしていくことにより、のちほど行うバキューム洗浄で、汚れを吸い取りやすくなるのです。この作業を、マットレス全面に何往復もしていきます。

熱いスチームで汚れを落とすのですが、摩擦と熱でマットレスが傷まないように、平さんは、スチームとマットレスの間に専用のタオルを挟みながら、丁寧に作業をしていました。

アルカリ電解水・バキューム洗浄作業(かかった時間:25分間)

続いて、専用洗浄機によるアルカリ電解水・バキューム洗浄作業に入ります。スチームで汚れを浮き出した後は、専用洗浄機により洗い、汚れをさらに浮き出し、同時にバキュームでその液を吸っていきます。全面を数往復していき、汚れを吸収していく平さん。特に、汚れ・シミが多い部分や、斑点が多い部分には、さらに多い回数を行っていきます。

このように、汚れた液体がバキュームにより機械の中に集まっていきます。フタ越しにも、茶色の液体が出てきているのがわかります。

乾燥(かかった時間:70分間)

最後に、回収後の洗浄液の確認と乾燥を行います。汚れを落とした後、実際の汚れた液を見せていただき、その液をトイレに流して処理をします。そして、乾燥させるために、また専用のドライヤーで丁寧に乾燥させていきます。専用ドライヤーで乾燥させるのに加え、ヒーター付きブロワーで全面を乾燥させていく平さん。

・乾燥がどれくらいの時間でできるのか?
・中身は乾燥されているのか?

という疑問を投げかけると、平さんより、

・冬以外では数時間で乾燥すること
・中身まで浸透した水も渇く

ということを説明していただきました。実際に、マットレスクリーニング終了後、仕事に行って帰ってくるまでには全て乾いていましたよ!

さらに、液体が中のマットレスのバネや、他のものをサビさせるのではないか、という疑問点についても、サビない専門の液体を使っているのでご安心ください、とご説明をいただきとても安心をしました。

お掃除を振り返って

マットレスクリーニングの結果、マットレスがどれだけ綺麗になったのか気になりますよね?マットレス自体が綺麗になったかどうかは写真ではわかりづらいので、どれくらいマットレスが汚かったかを写真でお見せします。

これは、マットレスを高圧洗浄し、その水を吸い込んだ液を集めたものです。エアコンクリー二ングや浴室クリーニングでは、カビやホコリで黒くなりますが、マットレスの場合、汚れは主に汗なので、このような色になるということです。

そして、何より洗浄中に臭いがするのが特徴的でした。その臭いに関しては、ぜひ体験していただきたいので秘密にさせていただきます!こんなに汚れがあり、目に見えないダニやゴミの上にずっと寝ていたかと思うと、ゾッとしました…。

みなさんも、お掃除のプロにマットレスをピカピカしてもらって気持ちいいベッドを手に入れてください!今回は、お住いの地域のお掃除のプロを簡単に探せるサイトユアマイスター 」を利用して「あらうや」に依頼しました。

ユアマイスターのマットレスクリーニングの詳細はこちらから見にいけますよ!

マットレスクリーニングの相場・頻度は?

マットレスクリーニングの相場は?

 

料金相場(片面)

作業時間

シングル

約1.5~2時間

8,000~15,000円(税込)

セミダブル・ダブルベッド

約2~4時間

10,000~20,000円(税込)

ワイドダブル・クイーン・キング

約2~4時間

12,000~22,000円(税込)

ここまでマットレスクリーニングの工程を見てきましたが、やはり気になるのはそのお値段です。そこでベッドごとのマットレスクリーニングの相場並びに目安時間を上の表にまとめました。これからクリーニングを頼もうか迷っている方はぜひこれらを参考にしてみて下さい!

さらにユアマイスターに「 ベッドやマットレスの汚れ具合によって、クリーニングの料金は変化しますか?また、どのくらい汚れていると追加料金がかかるのか教えてください。」という質問があったので、ここでプロの回答をご紹介します!

株式会社インクリさん(東京都)

基本的に軽度のシミなどに関しましては追加料金などはいただきません。しかし、シミやカビの範囲があまりに広かった場合は、追加料金をいただく場合がございます。その際には、お客様にもきちんとご説明などさせていただきます。

イオンウォッシュ糸満(fresclean)さん(沖縄県)

汚れがひどく、染み抜きにお時間がかかる場合は別途3,000円~5,000円いただいております。また、汚れ具合によって、追加洗浄をご提案いたします。その際は、洗浄液代の3,000円をいただいておりますが、あらかじめお客様にご説明、追加の承諾をいただきますのでご安心ください!

汚れがあまりにも広がっている場合は追加の料金がかかることがありますが、普通のちょっとした汚れであれば大丈夫なようですね。さらに追加料金がかかる場合でもあらかじめ説明してくださるということなので安心ですね!

マットレスクリーニングの頻度は?

次にマットレスクリーニングの相場についてお話していきます。こちらについてはプロへ「ベッドクリーニングはどれくらいの頻度でするべきか教えてください。また、ベッド状態がこうなったらクリーニングをお願いした方が良いという目安はありますか?」という質問がありましたので、そちらを見ていきましょう!

Reinsさん(東京都)

ベッドマットレスクリーニングについて、1年~2年程度ごとに行って頂くのが、常に清潔に保つ上では理想的になります。 また、シミについてはついてしまってから、出来るだけ早めにクリーニングをご依頼頂く方が、より綺麗にシミ取りが出来る可能性が高くなりますので、早めのご依頼をお勧めいたします。

HighClean刈谷本店さん(愛知県)

ベッドクリーニングは、1年~2年程度で行って頂くのが、理想的です。シミがついた時は早めにクリーニングをご依頼ください。時間がたったシミは落ちない可能性ございます。早めのご依頼をおススメします。

クリーニングの頻度は1~2年程度、そしてベッドにシミが付いてしまった場合には早めの対処をすればするほど良いということですね!

まとめ

毎日寝るために使っているベットやマットレス。実は、1日の時間で最も固定的にいる場所なのです。通常であれば5時間から7時間は、使っていることになります。

そして、そのマットレスなどは、洗ったりしませんよね?一番長くいて、長い歴史があるご家庭のマットレスを、ぜひ一度マットレスクリーニングで綺麗にしていただければと思います。毎日一緒にいるマットレスは、もはや相棒なはずです。綺麗にしてあげたら、マットレスも嬉しいのではないでしょうか?

今回マットレスクリーニングを担当してくださったのは「あらうや」の平さんです!ありがとうございました!

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してださい。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。

監修者
ライター
ワタシト 編集部
ワタシトは暮らしの不便を解決するアイデアや商品を紹介するメディアです。掃除や洗濯、日用品のお手入れ、ハウスクリーニング、家具、家電、生活雑貨の新商品など役立つ情報をお届けします。
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