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更新日: 2024年10月17日

自分でできる雨漏りの応急処置!使うべきアイテムやNGな対処法を解説

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雨漏りの応急処置方法をご紹介します。室内や屋外で応急処置をする際は、雨漏りの原因に合わせて適切な処理をすることが大切。そこで、雨漏りの発生箇所を見つけるためのポイントや、「吸水シートや防水テープの使い方は?」「天井の応急処置は自分でできる?」「コーキングやレジャーシートで応急処置をしてもいい?」など、雨漏りの対処法に関する疑問なども解説します。

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【室内】雨漏りの応急処置方法

突然雨漏りが発生すると「なんとかしなきゃ!」と焦ってしまい、どう対処すべきか迷ってしまいますよね。

そこで、室内で雨漏りを発見したときの応急処置を2つご紹介します。天井から雨漏りしている場合と、窓付近から雨漏りしているケースをピックアップしたので、症状に合わせて対策方法をチェックしてみてください。

編集部スタッフY

そもそも雨漏りではなく漏水や結露という場合もあるので注意。「雨が降っていないのに水が垂れている」「水を使ってないのに水道メーターが回っている」という場合は漏水かも。
また、雨漏りは水滴が垂れたり流れ出たりしますが、結露水滴が流れず広範囲に留まっていることが多いのでチェックしてみましょう!

天井から雨水が垂れてくる:バケツを置いて二次災害を防ぐ

天井部分から水が垂れている場合は、雨水が落ちてきている場所にバケツを置いて応急処置をしましょう。

バケツに雨水が溜まると周囲に飛び散りやすく、床や家具なども濡れてしまいます。そのため、バケツの下に新聞紙やレジャーシートを広範囲に敷くと、周りに水が飛び散りにくくなるのでおすすめです。

窓やサッシの雨漏り:雑巾や吸水シートで吸い取る

窓の近くやバケツで対策しにくい場所で雨漏りが起きている場合は、雑巾を使った応急処置を試してみてください。濡れている部分を雑巾やビニールシートで覆い雨水の広がりを抑えましょう。

カーテンが近くにある場合は、濡れないように取り外すか上にまとめておくのもポイントです。

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また雑巾ではなく吸水シートを使うのもおすすめ。ただし、吸水シートは水を含むと重くなること、壁や天井に貼り付けて使うと重みでクロスが剥がれることがあるため、取り扱いに気をつけてください。

編集部スタッフY

風呂桶や大きめの鍋、ゴミ袋、紙オムツやペットシーツなども雨漏りが起きたときに使える身近なアイテムなので家にある場合は活用してみましょう!

【屋外】雨漏りの応急処置方法

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屋外の応急処置は、雨漏りの原因を特定できている場合に限り行いましょう。防水テープを使うと補修や撤去が簡単なのでおすすめです。

防水テープの使い方は、補修箇所のゴミを落として乾燥させ、適度な長さにテープをカットして貼ればOK。補修したい部分が汚れていると防水テープがうまく貼り付けられないため、しっかり乾かすことがポイントです。

編集部スタッフY

屋外で雨漏りの応急処置をする際は、悪天候時は避け、晴れた日に行うようにしましょう。屋根にブルーシートを広げるような応急処置もありますが、高所での作業は控えて、危険を伴わない場所での応急処置にとどめておきましょう。

やってはいけない応急処置とは?

「急いで雨漏りを止めなきゃ!」とやみくもに応急処置をしても、症状を悪化させてしまうことがあります。自分で雨漏りの応急処置をする際の注意点をチェックしましょう。

雨漏りの原因が分からない状態で補修をしない

雨漏りの発生箇所を特定せずに「目に見えるヒビ全てを塞ごう!」と、むやみに補修をするのはNG。不具合が起きていない場所を塞いでしまうと雨水の流れが変わり、別の場所に雨漏りが発生するおそれがあります。

雨漏りの原因を特定するのは難しいため、不安な場合は無理な修理は行わず専門業者に点検してもらうようにしましょう。

屋根に登って作業しない

高所での作業は転落するおそれがあるため控えてください。

特に屋根は天候に関わらず滑りやすいため落下のリスクがあることや、仮に劣化が進んでいる場合、屋根の上を歩くと破損箇所が増えてしまい危険です。

むやみにコーキング剤を使わない

雨漏りの修理には、すき間にゴムのような素材の目地材を詰めて、水が侵入するのを防ぐ「コーキング(シーリング)」を用いた方法があります。しかし初心者には取り扱いが難しく、誤った位置にコーキングをすると雨水の流れが変わり、雨漏りを悪化させてしまう場合があるため注意。

また雨漏りの発生箇所を特定できないままコーキングで塞いでしまうと、壁や天井などがコーキングだらけになってしまい、後日修理業者が調査しようとしても原因が見つかりにくくなってしまいます

剥がしたり位置を調整したりできる防水テープや吸水シートを使った処置を行うとよいでしょう。

雨漏り箇所を塞ぐために釘を打たない

ゆるんだ釘を打ち直そうとしたり、雨漏りの発生箇所に板を打ち付けたりすることも控えましょう。

雨水の流れが止まったように見えても、別の場所に流れて雨漏りの被害が増えてしまう原因につながってしまいます。また知識がないまま釘を打つと、釘が木材を貫通して雨漏りが悪化することや、建材が傷んでしまうおそれもあります。

編集部スタッフY

自然災害の影響による雨漏りの修理は、火災保険を利用できる場合があります。しかし、DIYをして中途半端に手を加えると「故意に破損させたのでは?」と思われる場合もあるため、無理な修理は行わないようにしましょう!

雨漏りの発生場所を見つけるポイント

雨漏りが起きている部分を発見できれば、的確な応急処置がしやすくなります。

そこでここからは雨漏りが発生しやすい箇所について解説するので、不具合がないか確認してみてください。ただし雨漏り箇所を探す際も高所には登らず、無理のない範囲で見える位置からチェックするようにしましょう。

編集部スタッフY

応急処置後に修理業者に依頼する際、雨漏りの様子雨水の量どんな時に雨漏りが発生するか(台風、大雨のときだけなど)を記録しておくと状況を伝えやすいので、メモしたりスマホで写真や動画を撮っておいたりすることをおすすめします!

屋根:屋根材のズレや軒先の不具合

・屋根の瓦にズレや浮きがないか
・屋根材にヒビが入っていないか
・不具合がある→高所での作業は控え修理業者に相談

台風通過後や雨が止んだら、屋根には登らず下から不具合をチェックしてみましょう。明らかに屋根材がずれている場合は、すき間から雨水が入り込んで雨漏りが発生しているかもしれません。

また屋根の軒先部分の変形や劣化によっても雨漏りが起こることがあるので、不具合がないか見てみましょう。

外壁:ヒビやコーキング剤の劣化

・外壁本体のヒビや、塗装の状態に不具合がないか
・コーキングが剥がれていないか
・不具合がある→低い位置なら防水テープやレジャーシートで覆う

外壁にヒビが入っている場合は、そこから雨漏りが起きている場合があります。ほかにも外壁の塗装や、つなぎ目のコーキング部分が劣化しているとすき間から雨水が侵入していることも考えられます。

自力での応急処置は低い位置の場合のみ行い、高所に不具合がある場合は早めに修理を依頼しましょう。

天井:シミやクロスの剥がれ

・天井にシミができているか
・クロスが剥がれていないか
・不具合がある→バケツで雨水の広がりを抑える

一軒家の場合、天井からの雨漏りは屋根材の不具合による場合もありますが、外壁の経年劣化や配管からなど屋根以外が原因で雨漏りが発生することもあり、原因の特定が難しいため専門業者に相談してもらうことをおすすめします。

すでに天井にシミがある場合や水が垂れてきている状態は、屋根材や壁内部の断熱材などに雨水が浸透しており、雨漏りの症状が進行していると考えられるため、早めの修理を検討してみてください。

ベランダ:ヒビや排水口の詰まり

・床や手すりがヒビ割れていないか
・排水口が詰まっていないか
・不具合がある→防水テープで養生、排水口の詰まりを取る

ベランダやバルコニーのヒビ割れが原因で雨漏りが発生していることがあります。

また排水口にゴミや落ち葉が溜まっていることが原因で詰まりが発生し、雨水が室内に入り込んでいるケースもあります。排水口が汚れている際は掃除をして詰まりを解消することで、雨漏りが改善する場合があります。

マンションやアパートの場合、ベランダは共用部となるため大がかりな補修はせず、大家さんや管理会社にも相談するとよいでしょう。

窓・サッシ:ヒビやすき間

・ヒビ割れやすき間がないか
・コーキングが劣化していないか
・不具合がある→水を吸い取り防水テープで養生

雨水が入り込みやすいのが窓のサッシ部分。本来なら雨水は外壁の表面を流れていきますが、経年劣化でヒビ割れがある場合はそこから雨漏りが発生していることが考えられます。

【Q&A】雨漏りの応急処置に関する質問

雨漏りの応急処置をする際の疑問をまとめたので、参考にしてみてください。

Q. 雨漏りしているときはどうすればいい?

A. 無理のない範囲で自分でできる応急処置をしておきましょう。

雨漏りの発生箇所や原因をできる範囲で特定し、その場に適した応急処置をして雨水が広範囲に流れるのを防ぎましょう。

Q. 室内の雨漏りの応急処置は何がある?

A. バケツや雑巾などを使った方法があります。

天井から雨水が垂れている場合はバケツに水を溜める、窓や壁際などから水が流れている場合は、雑巾や吸水シートを使って水を吸い取りましょう。

Q. そもそも雨漏りか結露を見分ける方法は?

A. 天気に関係なく広範囲が濡れている場合は結露かもしれません。

結露の場合は壁や窓全体に水滴が付着しやすく、流れずにその場に水が留まっていることが多いのが特徴。

また一日中部屋の窓を閉め切っていると、湿度や室内と外の温度差により結露が発生します。湿度や換気の状況は適切かチェックしてみてください。

テープや吸水シートの応急処置は一時しのぎ!業者に修理を依頼しよう

雨漏りが起きてしまった際は、発生場所の特定と原因を確認することが大切。雨漏りを放置してしまうと、カビの発生や建材の劣化が進みやすいため、まずは自分でできる範囲で応急処置をしておきましょう。

身近なアイテムを使った雨漏りの対処法を解説しましたが、あくまでも応急処置であり雨漏りの根本的な解決にはならないことに注意。落ち着いたらプロの業者に相談して修理を依頼するようにしてくださいね。

修理業者の選び方のポイントや費用、調査の流れなどを解説している記事も、ぜひ参考にしてみてください。

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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監修者
ライター
ワタシト 編集部
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