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更新日: 2024年9月11日

洗濯機の故障に焦らない!エラーコードを読み解けば原因がすぐわかる

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なんだか最近、洗濯機の調子が悪い…もしかして故障?焦って新しい洗濯機を買いに行ったり、購入したお店に電話したりする前に、自分で確認できることもあります。余計なお金を払いたくはないと思いますし、できれば自分ですぐ解決したいですよね。洗濯機の故障についてよく解説するので、対処できるところは対処してしまいましょう!

まずはエラーコードをチェック

まず最初にみなさんに知ってもらいたいことがあります。それは、洗濯機が止まってしまったら「エラーコードが表示される」ということ。

洗濯機を回している最中にもし何か不具合が起きたら、最近の洗濯機にはエラーコードが液晶画面に出るようになっているのです。そしてそのエラーコードを解読すれば、何が原因で止まってしまったのかわかります。

「え、コードを解読するなんて、そんな難しそうなことしなくちゃいけないの…?」と不安になってしまったあなた。大丈夫。答えは全て説明書の中に書かれています

洗濯機が洗濯の途中で止まってしまったら、説明書を引っ張り出してきて、表示されているコードと照らし合わせましょう。

こういう時のために、説明書はすぐにわかる場所にしまっておくのが良さそうですね!ちなみに、私の家にある洗濯機の説明書のエラーコードの解説はこんな感じで載っていました。

このように細かくしっかり書いてあります。エラーコードではなく、「お知らせ表示」として解説されていたので、もしかしたらメーカーによって呼び方が違うかもしれません。

故障の恐れがある時の症状

実は、エラーコードが表示されたとしても故障だとは限りません。ただフタを開けっ放しにしたまま洗濯機のスタートボタンを押してしまった、という場合にもエラーコードは表示されます。開けっ放しで洗濯し始めてしまったら、危ないですもんね。

でももちろん、エラーコードの表示と故障には繋がりがないとは限りません。エラーコードが表示された理由がこんな症状のせいだったら、もしかしたら故障かもしれません…。

そんな故障を疑う症状は全部で5つあります!

給水できない

1つ目は給水ができないという症状。給水ができないと水が洗濯機に入ってこないので、洗濯ができません。そのためエラーが出ます。

排水できない

水を洗濯機に入れることはできたけど、逆に排水ができない、というパターンもあります。排水できなかったら、水が溜まったままになってしまうので、エラーが出てしまうのです。

脱水できない

洗濯の「脱水」の段階で洗濯機がつまづいてしまうパターンです。脱水をすることができなかったら、洗濯物は水浸しのままになってしまいます。

洗濯物が回らない

洗濯機のスタートボタンを押して、洗濯が始まった!と思ったらあれ…?洗濯物が回っていない…!なんてこともあります。これを洗濯機が察知して、エラーを出して教えてくれるのです。

異音がする(エラーコードは出ない)

洗濯機に耳を済ませてみると、カラカラとかガリガリという音がする症状。この症状は、エラーコードは出ません。でも洗濯が始まって、なんか変な音がする、と思ったら、もしかしたら故障かもしれません。

故障したときは保証を確認

「もしかしたら洗濯機の故障かも……」 そう感じたら、まずは保証書を確認してみましょう。保証の期間内であれば、無償で修理をお願いできるケースが多いため、安心して相談できます。

「保証期間はどのくらい?」「保証書があると、何が保証されるの?」 使ったことがない方も事前に保証書の中身を知っておきましょう。

保証期間はどれくらいか

洗濯機の保証期間は、メーカーや入っているプランによって変わります。最近は、メーカー保証に加え、各家電量販店オリジナルの長期保証に加入する方も増えていますよね。メーカー保証と家電量販店の長期保証。 それぞれの期間を、まずはチェックしてみましょう。

メーカー保証

洗濯機のメーカー保証は1年です。これはどのメーカーでも同じですが、メーカーによっては保証延長サービスが用意されているケースもあります

購入時にメーカーが用意している延長サービスに入っている場合は、加入した延長サービス分期間が長くなります。

家電量販店の長期保証

家電量販店の長期保証には2種類あり、洗濯機の金額によって無料で付帯されるタイプと、決められた金額を支払って、保証を受けるタイプがあります。

洗濯機の場合は3年~5年まで保証されるケースが多く、5年目まで限度額なく保証してくれるお店や、年数が経つごとに保証金額が減っていくお店など、考え方は様々なため、加入前にきちんと保証書の内容を確認しておきましょう。

いくら保障してくれるか

メーカー保証されている1年以内の故障の場合、不具合が起きている個所を無料で修理してもらえます無料修理は1回のみというメーカーが多いため、2回目の故障の際には注意しましょう。

修理ができない場合は、新品の代替品に取り換えて貰える場合もあります。家電量販店の長期保証は、店舗によって中身が変わります。

大きな違いは、修理を行うのはメーカーではなく、それぞれの店舗が依頼した業者であること。店舗によって、全額保証ではなく年々保証される割合が減るケースもある、という点です。

一例ですが、保証が充実していることで知られる家電量販店の場合、3万円以上の洗濯機には3年間、5万円以上の洗濯機には5年間の無料保証がつくケースがありました。

この無料保証期間中は、加入料0円ながら何度でも修理を依頼できます。保証割合が減るのは、ヨドバシカメラなどのケースです。

購入金額×5%のゴールドポイントで長期保証に入れるのですが、購入後1~2年目は80%保証、2~3年目は70%、3~4年目は60%、4~5年目は50%という風に、保証金額が減っていきます。

また、勘違いしている方がたまにいるのですが、現金での保証は行われません

修理代金全額、もしくは修理代金×決められた〇%分の修理代が無料になるだけですので、勘違いしないようにしましょう。

症状が出ても故障ではないかもしれません!

上の部分では、故障の恐れがある時の症状を確認しました。でも、これはあくまでも「恐れ」。さっき紹介した症状が出ても、故障とは限りません!

ここでは故障の恐れがある症状別にチェックポイントを説明していきます。もしかしたら故障ではなくて、ここで紹介するポイントをチェックすれば自分で解決できることが原因かもしれませんよ!

給水できない場合のチェックポイント

まずは給水できない場合です。給水できなくても、この2つのポイントのどっちかが当てはまっていれば、故障ではありません。

給水の蛇口の栓が閉まっている

給水をするための蛇口の栓はちゃんと開いていますか?栓が閉まっていると、当然のことながら、水が流れてきてくれません…!もし閉まっていたら、開けてみてください。

もしかしたらこれで給水できるかもしれません。

給水フィルターにゴミが詰まっている

給水フィルターのお掃除って、したことありますか?もしかしたらフィルターに汚れが溜まりすぎていて、給水がうまくできないのかもしれません。

この場合は、フィルターのお掃除をすれば解決できます。

しっかりきれいにしてから、洗濯機を回してみてくださいね!

排水できない場合のチェックポイント

排水ができなくて、洗濯機が動かない場合には、この2つのポイントが当てはまっていないかチェックしてみましょう。当てはまれば、故障ではありません。

排水ホースがボロボロ

排水は排水ホースを使って行われます。そのため、ホースがしっかりしていなかったら、ちゃんと水が流れていきません。例えば、ホースが潰れていたり、変な方向に曲がったりしていませんか?

潰れていたり曲がっていたりすると、水の通り道が塞がれてしまいますよね。そうすると、排水がうまくいかなくなってしまうのです。

排水溝のつまり

排水がうまくいかないのは、排水溝が詰まっているからという原因も考えられます。もしかしたら汚れが溜まっているのかもしれません。

髪の毛やホコリなどが排水溝に溜まっていると、詰まってしまって水が通らなくなってしまいますよね。こうなったら、パイプユニッシュなどの専用のアイテムを使ってきれいにしましょう!

洗濯機のクリーニングをプロに任せたい方はこちら!

脱水できない場合のチェックポイント

洗濯物を脱水できない、という場合のチェックポイントは1つ。これが当てはまったら故障ではありません。

大量の洗濯物を1つのネットに入れている

洗濯物をネットに入れて洗うのは、全く問題ありません。ただ、1つのネットに洗濯物を入れすぎてしまうと、洗濯槽の中でうまく洗濯物が回らなくなってしまうのです。そうすると、脱水がうまくできず、エラーが出てしまいます。

この場合の解決方法は、ネットから洗濯物を出して洗う、もしくはもっと洗濯物を小分けにする。こうすれば、もうエラーが出なくなるはず!これをやってみてまだエラーになったら、故障かもしれません…。

洗濯物が回らない場合のチェックポイント

洗濯物が回らない時には、この3つのポイントのどれかが当てはまったら故障ではありません。

洗濯物の入れすぎ

洗濯槽に入れることができる洗濯物の量には、上限があります。

その上限を越してしまうくらいに大量の洗濯物を一度に洗濯しようとすると、エラーになってしまうのです。こういう時には、洗濯の頻度を増やすか、2回に分けて洗濯をしましょう。

大量の洗濯物を1つのネットに入れている

これは脱水できない時と同じ状況です。1つのネットに洗濯物を入れすぎると、回らなくなってしまうので、複数のネットに分けて洗濯してくださいね!もしくは全部ネットから出して洗濯しちゃいましょう。

パルセーターに何かが詰まっている

洗濯槽の底を見てみてみると、プロペラになっているところがありますよね。

そのプロペラ部分をパルセーターと言います。洗濯槽を回してくれる役割を持っています。そのパルセーターに異物が挟まったり、詰まったりしていませんか?

ヘアピンなんかを間違えてポケットに入れたまま洗濯をしてしまって、それが飛び出た場合、パルセーターに引っかかってしまうこともあります。そうすると、パルセーターがうまく回転しなくなってしまって、洗濯物も回らないのです。

異音がする場合のチェックポイント

カラカラ、ガリガリという異音がする場合には、このポイントをチェックしてください。当てはまったら故障ではないですよ!

洗濯機の中に何か落ちていないか

洗濯する前に、ポケットに何も入っていないかちゃんと確認しましたか?そういえばあれを出すのを忘れた…!という場合は、もしかしたらそれが原因かも。 洗濯物以外のものは、洗濯機にとっては異物です。

その異音は、もしかしたらポケットから出し忘れていたものが洗濯機の中で暴れまわっている音かもしれないので、洗濯機を止めてみて、確認してみてくださいね!

ちなみに、これが原因の異音の場合には、不規則に異音がするパターンが多いです。ここまで、故障しているかしていないかを見極めることができるチェックポイントを紹介してきました。

このポイントに当てはまるものがあったら故障ではないので、参考にしてみてくださいね!

故障している洗濯機はプロにみてもらおう

故障してしまっている洗濯機は、残念ながら自分ではどうしようもできません。洗濯機の修理をしてくれる業者さんや、メーカーに問い合わせてみましょう。 そうすれば、安全に修理してもらうことができます。

ユアマイスター」には、洗濯機の修理を担当してくれるプロが揃っています。 ぜひこちらも利用してみてくださいね!

洗濯機修理をもっと詳しく

よくある故障の原因は…?

そもそも洗濯機の故障の原因って何なのでしょうか?これから故障させないためにも、ここでちゃんと知っておきましょう。主な原因は2つあります。

1. 洗濯機が傾いて設置されている

洗濯機が家に届いた時に傾いた状態で設置してしまって、そのまま使い続けると、故障してしまう可能性が高くなってしまいます。

洗濯機を回している時には、洗濯槽が高速で回転していますよね。でも傾いていると、洗濯槽が回転する時にうまくバランスを取れなくなってしまいます。ずっとこの状態のまま洗濯機を使っていると、故障に繋がってしまうので、注意してくださいね!

ぜひ、今すぐお家の洗濯機を確認してみてください。

2. 洗濯物ではないものを何度も一緒に洗ってしまった

例えば、ポケットの中にティッシュが入ったまま洗濯をしてしまった…!なんて経験は、きっと誰しもが一度はしたことがありますよね。ただこの経験を何度もしていて、しかもそのティッシュを洗濯機の中から回収できていない、なんてことになると、故障に繋がってしまいます。

もしポケットの中に入ったまま洗濯を終えられたなら、問題はありません。でも、洗濯し終わったあとに、あれ、入れっぱなしにしちゃったはずなのに無くなってる…!という場合には、ちゃんと洗濯機の中から回収しましょう。そうじゃないと、排水ホースなどに詰まってしまって、うまく洗濯できなくなって、故障してしまいます。

ティッシュだけじゃなくて、ヘアピンなんかも細かくて詰まりやすいので、気をつけてくださいね!

洗濯機を買い替えるベストなタイミング

正直、買い替えるのは、洗濯機が故障してからだと遅いですよね。

新しい洗濯機が家に来て設置されるまでの間、洗濯機が使えない状態で、洗濯物は溜まっていく一方だし、着ることができる服もどんどん少なくなっていく…なんてことになってしまいます。

そうなる前に!買い替えを考えた方がいいタイミングを知っておきましょう♪みなさんの洗濯機は使い始めてからどれくらい経ちますか?

一般的に、洗濯機の寿命は6~8年だと言われています。もちろん使う頻度にもよりますし、人によっては10年経っても使えることもあります。でも、毎日洗濯してるよ、とか2日に1回は洗濯してるよ、という人は、だいたいの場合8年くらいが寿命です。

だから、そろそろ8年くらい経つかな、という方はもしかしたら買い替えを検討してみてもいいかもしれません!

ちなみに、メーカーが洗濯機の部品を持っていてくれる期間は、だいたい6~8年。この期間をすぎると、メーカーは部品を持っていないので、壊れてしまってメーカーに問い合わせても、修理してもらえなくなってしまいます。

まとめ

洗濯機が洗濯の途中で止まってしまうと、あれ、故障!?と思ってついつい焦ってしまう人も多いと思います。でもまずは、エラーコードを確認してみてください!もしかしたら故障じゃないかもしれないし、とりあえず落ち着いて対処するのが一番ですよ♪

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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監修者
ライター
ワタシト 編集部
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