
100年愛されるドイツ生まれのキャニスター「WECK」と暮らす
「WECK(ウェック)」というガラス製のキャニスターをご存知ですか?ブランド名は知らなくても、いちごが描かれたおしゃれな瓶を目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。世界中で100年以上にもわたって愛されているWECKは、食品の保存以外にもさまざまな使い方があるんです。丈夫で繰り返し使えるWECKの保存容器はまさに一生モノ。その魅力と使い方をご紹介します。
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目次
「WECK」とは

ドイツ生まれのシンプルなガラス製の保存容器「WECK」は、1900年創業の老舗ガラスメーカーです。ドイツの名物といえばソーセージやハムなどの加工品、ザワークラウトなどが思い浮かびますが、これらはすべて保存食として編み出されたもの。食料が乏しくなる長く厳しい冬に備え、食品を長期保存する人々の知恵の中でWECKのキャニスターは生まれました。
1900年の創業以来、時代の変化やニーズに応えるべく、3度のモデルチェンジを経てきたWECKは、1990年ごろに現在のかたちにたどり着きました。
WECKのキャニスターが愛される理由
WECKが100年以上にわたって愛され続けているのには理由があります。優れた保存技術はもちろん、扱いの手軽さ、長く使える丈夫さなど、その魅力は使う人の数だけあるのではないでしょうか。日々の暮らしの中でわたしが感じる、WECKの魅力を紹介します。
優れた保存性

WECKの1番の魅力はなんといっても優れた保存性です。密閉することで長期保存ができるため、ピクルスやジャム、果実酒などを手軽に保存できます。
WECKが他の保存容器と一線を画すのは、独自の機能性を備えていること。例えば、しっかり密閉されるとパッキンの突起部が下に向くため、ひと目でわかります。また、中に入れた食品が傷んでガスが発生すると、その圧力でふたが自然に外れるのもWECKならでは。衛生面が気になる食品の長期保存ですが、これなら安心です。
ちなみにフランス語で“お惣菜屋さん”という意味のエピスリーでは、パテなどがWECKに入って売られていました。使い捨て容器ではなく、繰り返し使えるのもWECKの魅力。ホテルでお惣菜を食べて空になったWECKは、洗って日本に持ち帰り、今も大切に使っています。
飽きのこないシンプルなデザイン
ドイツで生まれたWECKが瞬く間に世界中に広がったのは、そのデザイン性にあるとわたしは思います。トレードマークのいちごのロゴ以外に装飾は一切なく、飽きのこないシンプルなデザインだからこそ、いろいろな食品の保存や使い方が生まれたのではないでしょうか。
WECKの薄い緑色もわたしのお気に入りポイントです。このレトロな風合いをもたらしているのはリサイクルガラス。WECKのキャニスターはリサイクルガラスを約50~70% 使用し、特別な脱色剤を使わないことで、ガラス本来の色に近い風合いをつくり出しているのです。
豊富なサイズ展開
WECKのキャニスターは約40種類を展開。サイズ、シェイプ(かたち)は用途に合わせて選ぶことができます。 わたしの推しポイントは、容器の種類はたくさんあるのに、ふたのサイズはS・M・Lのみという点。どの容器にも使い回しができるため、ふたを外した状態でスタッキング収納ができます。限られたキッチンの収納スペースを有効活用できるので、とても気に入っています。
WECKに何を入れる?使い方いろいろ
食品の長期保存用に作られたWECKですが、使っているうちにいろいろな用途があることに気がつくはず。わたし流の使い方を紹介します。
ショートパスタや調味料

口が広いキャニスター「MOLD SHAPE(モールドシェイプ)」やTULIP SHAPE(チューリップシェイプ)は、食品保存にもっとも適したかたちです。中身が取り出しやすく、洗いやすい点が気に入っています。ナッツやクッキーなどの保存にもおすすめです。
WECK MOLD 300ml
WECK TULIP 200ml
手作りピクルス
野菜がたくさん手に入った日は、ピクルスを作ります。ワインビネガーに刻んだバジル、コリアンダーシードをたっぷり入れたピクルス液で作るのがわたし流。キャニスターは野菜のカットに合わせて選びます。きゅうりやにんじんをスティック状に切るときは、高さのある「MOLD SHAPE」の750mlがおすすめ。
WECK MOLD SHAPE 750ml
お惣菜
あまったおかずの冷蔵保存もWECKにお任せ。ガラス製のWECKはプラスチック製のコンテナより容器にニオイが移りにくく、レンジで温めてそのまま食卓に出してもおしゃれ。WECKを使うようになってから、キッチンからプラスチック製品がかなり減ったように思います。
また、油を使った食品をプラスチック製品に入れると、ギトギト汚れが落ちにくいのがちょっとしたストレスでしたが、丈夫なWECKは熱湯消毒や食洗機でガシガシ洗えるため、ストレスフリーなのもうれしいポイントです。
インテリア小物としても使えます
食品の保温用として生まれたWECKですが、食品以外にも暮らしのインテリアとして使うことができます。シンプルなガラス製なので、どんな空間にもマッチしますよ。
花を飾る
豪華なブーケもそれはそれはステキだけれど、日常に花を飾るなら、一輪挿しや野に咲く素朴な花がわたしは好きです。そんな花を飾るのにぴったりなのが、DELIKATESSENの一番小さな100mlサイズ。高さのある草花にはJUICE JAR がおすすめ。飾り方や花のかたちに合わせて容器を選ぶのも楽しいのです。
DELIKATESSEN 100ml
アクセサリーを置く

帰宅時、すぐにピアスやリングを外すわたしは、WECKのふたをアクセサリートレーとして使っています。ステンレスフックを引っ掛けるための溝がちょうどイイんです。
WECKを安心・安全に使うために
丈夫なWECKは、大切に使うことで長く愛用ができる暮らしの道具です。安心・安全に使うためのポイントを見ていきましょう。
用途に合わせてふたを選ぶ

WECKのふたは、ガラス、プラスチックカバーのほかに、木製、シリコーンキャップなどいろいろなタイプがあります。WECKの機能を活かすためには、入れるものに合わせてふたを選ぶのがポイントです。また、頻繁に使用する調味料などは開け閉めのしやすさなど、使い勝手の良さも考慮して選びましょう。
長期保存にはゴムパッキン

オイル漬けやピクルス、自家製ジャムなど長期保存する際は、ゴムパッキンがおすすめです。別売りのステンレスクリップと併せて使用することで、煮沸密閉ができます。煮沸密閉しない場合でも、ステンレスクリップと組み合わせれば、より密閉度の高い状態で食品を保存することができます。
液体保存にはシリコンキャップ
ふたの開け閉めのしやすさを重視するならシリコンキャップを選びましょう。液体を入れて横にしても漏れないので、ジュースやドレッシングなどの保存に重宝します。
デザイン重視なら木製のふた

テーブルやキッチンに出しっぱなしでWECKを使うなら「FLAT TOP WOODEN LID」が良いでしょう。シリコンパッキンがついているのでしっかり閉まり、スパイスなどの保存に適しています。開け閉めも簡単です。
長期保存には煮沸消毒をしてから使う

発酵食品やジャムのように長期保存を目的にWECKを使う際は、かならず煮沸消毒をしてから使いましょう。 キャニスター本体、ガラスふた、ゴムパッキン、ステンレスクリップを洗剤でよく洗い、容器に傷やひびがないかを確認したらぬるま湯を入れた鍋にキャニスター本体とふたを入れて火にかけます。
沸騰したらそのまま5分ほど加熱。ゴムパッキンを入れてさらに2~3分ほど加熱したら火を止め、トングなどでキャニスターとパッキンを取り出し、布きんの上でしっかり乾かします。
WECKがもたらす豊かな暮らし
WECKを愛用していると、どのサイズ、デザインがおすすめ?なんてことを聞かれることがあります。いつも答えに困ってしまうのは、暮らしの数だけWECKの使い方があると感じるからです。例えば、鍵編みが趣味のわたしの母は、ストローを差す穴あきの木のふたを活用して、糸入れに使っています。糸が転がらず、とても使い勝手が良いのだとか。
食品の長期保存のために生まれたWECKのキャニスターは、人々のアイデアによってさまざまな使い方をされるようになりました。だからこそ、120年にもわたって長く、愛され続けているのでしょう。
暮らしの道具は自分で育てるということを、WECKが改めて教えてくれたと感じる今日この頃。これからもWECKと共に、何気ない日常とわたしらしい暮らしを楽しんでいきたいと思います。
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