
洗うたび、好きになる。かや織りふきんと私の台所時間
私にとって、毎日の台所仕事に欠かせない存在となっている「かや織りふきん」。軽やかで吸水性に優れたその一枚は、昔ながらの知恵と丁寧なものづくりから生まれた布です。この記事では、私が日々愛用して感じるかや織りふきんの魅力、歴史、使い方やお手入れ方法まで紹介。台所の片隅で見つけた小さなやさしさ、かや織りふきんと暮らす日々には、ふきん一枚で変わる、“家しごと”がありました。
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毎日手に取る、心地よい一枚「かや織りふきん」

キッチンに立つたび、自然と手が伸びるふきんがあります。それが「かや織りふきん」です。吸水性の良さ、乾きの早さ、そして手触りのやさしさ。そのどれもが、日々の家事を少しだけ心地よくしてくれます。
私が毎日愛用するかや織りふきんの「かや織り」とは、もともと蚊帳(かや)に使われていた織物のこと。細い糸で粗めに織られ、通気性と吸水性に優れた布地です。現代ではあまり見かけなくなった蚊帳ですが、その役目を終えた今、ふきんやタオルとして使われるようになりました。
洗うほどに増すやわらかさ
ふんわりとした軽さと、洗うほどに増すやわらかさは、一般的なふきんとは一線を画す使い心地。綿や麻などの天然素材で作られることが多く、肌にも環境にもやさしいのが特徴です。
かや織りふきんの魅力はなんといっても使うたびに「気持ちイイ」と思えること。布の触り心地、吸い取る力、乾く速さ。どれも毎日の家事を楽にしてくれます。買い足すときも、柄や色のバリエーションが豊富なので選ぶ楽しみもあります。
私の愛用品は「中川政七商店」のかや織ふきん

かや織りふきんの中でも私が特に気に入っているのが、中川政七商店のかや織ふきんです。奈良で三百年以上の歴史を持つ老舗が手がけるこのふきんは、吸水性・速乾性の高さはもちろん、手に触れたときの優しさが格別。野菜の水切りや蒸し布、時には風呂敷代わりにも使えるほど万能で、私の台所に欠かせない一枚となっています。
歴史と職人のこだわり
かや織りのルーツは奈良県。かつては蚊帳の産地として栄え、多くの職人が手仕事で布を織り上げてきました。現在ではその技術を受け継ぐ一部の工房が、ふきんとして現代の生活に寄り添う形に仕立てています。
織りの密度、糸の質、縫製の丁寧さ、ひとつひとつに職人のこだわりが詰まっているからこそ、長く愛されているのです。
使い始める前に:最初のひと手間が大切

新品のかや織りふきんは、糊がついていてパリッとしています。そのままでは吸水性が弱いので、使い始める前にぬるま湯で数回洗い、糊を落としてから使用します。やわらかくなるにつれ、ふきん本来の性能が発揮されていきます。
基本の使い方:キッチンで大活躍

ふわっと広がるかやり織ふきんは、やさしくものを包むため、繊細な食器やグラスにも安心して使えます。すぐに乾くので、梅雨時でも清潔を保ちやすい点もありがたい。
例えば、食器の水気を拭く、野菜を洗ったあとの水切り、テーブルやキッチンカウンターの拭き掃除、おしぼりとしての使用と、かや織りふきんは台所のあらゆるところで大活躍。常に4~5枚を常備し、擦り切れるまで使うのが私流。台所での役目を終えたら、雑巾や使い捨て布として最後まで無駄なく使い切れるのも魅力です。
かや織りふきんを長く愛用するために

かや織りふきんは、正しくお手入れすれば1年以上使えることも珍しくありません。長く愛用するためには、使用後は水ですすぎ、しっかり絞って陰干しを。私は衛生面を考えて、定期的に煮洗いまたは漂白剤で除菌をします。
シンプルな布だからこそ、少しのケアで驚くほど長持ちするんです。
暮らしを少し豊かにしてくれる一枚

かや織りふきんは、派手さはないけれど、毎日の中でふとした心地よさを与えてくれる存在です。丁寧に作られた布を手にすることは、自分の暮らしを大切にすることにもつながります。
まだ使ったことがない方も、ぜひ一度手に取ってみてください。きっとその良さが、日々の中でじわじわと伝わってくることでしょう。
【中川政七商店】かや織ふきん 柄あわせ 藍
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