靴クリームは職人さん愛用の人気14選から選ぶ!おすすめ理由を解説
靴クリームは靴のお手入れをするにはとても重要なアイテム。
なくてはならない存在です。
靴売り場にも必ず置いてありますよね。
でも、いざ買おうと思って売り場に行くと、いろいろな種類があって、どれにしたら良いのかわからない……という方もたくさんいると思います。
今回は、靴修理・靴磨きの職人さんたちが実際に使っている靴用クリーム・クリーナーを紹介していきます。
プロの方が使っているものなら、安心して買うことができますし、選ぶときにも参考になると思いますよ♪
目次
なんで靴クリーム・クリーナーを使うの?
靴の革はもともと動物の革だったけど、加工もされていて生きてる動物の革というわけではなく、クリームなどは必要ないのでは?
このように思った方はいるのではないのでしょうか。
実はこの認識って間違っているんです。
確かに人工的に作られた革なら、天然のものよりも強い素材になっているので、乾燥することも少ないです。
そのため、お手入れの時にクリームでわざわざ保湿をする必要はないとされています。
でも天然の革の場合は違います。
いくら生きている動物の革ではないと言っても、革自体は生きています。
人間の肌と同じように、靴もお手入れしてあげないといけません。
お手入れしないと革が乾燥して、ひび割れてしまい、ボロボロに。
いくら素敵な革靴でも見た目が台無しだと、悲しいですよね。
そうならないようにしっかりとクリーム・クリーナーを使って、完璧な革靴に仕上げましょう!
クリームの選び方のポイント
さて、早速靴クリームを選びますが、ポイントを押さえておくとスムーズに購入をすることができるので、一度確認しましょう!
乳化性クリームと油性ワックスを使い分ける
靴クリームは大まかに2つの種類があります。
・乳化性クリーム
・油性ワックス
それぞれ役割が違うのでそこ確認してみましょう!
まず乳化性クリームの役割は保湿と自然なつや出しです。
革靴の革に必須となる栄養分を供給し、レザー本来のツヤとみずみずしい質感を与えて革を保湿してくれます。
革がボロボロになるのを防ぐのに必要な栄養補給と保湿を行ってくれるので、これさえ持っていればお手入れは十分にできますね!
油性ワックスの役割は革のツヤを強調し光沢を出させることです。
乳化性クリームで出したツヤをさらに強調したいときに使用するので、こちらはつやにこだわりがある方に特に使用して欲しいですね。
このように2つの靴クリームは役割が違うので、選ぶときはツヤを強く出したいかどうかがポイント。
ちなみに革の色見を回復したいという方は、無色ではなカラータイプの乳化性クリームか油性ワックスを使用するのがオススメです!
絶対に持っていてほしい!おすすめの乳化性クリーム4選
目的によって何の靴クリームを選ぶべきか分かったところで、さっそくお手入れに絶対必要な乳化性クリームを紹介していきます。
乳化性クリームの中にもいくつかタイプを分けることができます。
何を重視するかで選ぶタイプが変わってくるのでまずは、以下の表を確認しましょう!
タイプ
こんな方にオススメ!
みずみずしいタイプ
クリームの塗りやすさを重視する方
水分の少ない固めのタイプ
効果を長く保ちたい方
ロウが多めのタイプ
光沢によってもっとツヤを出したい方
デリケートタイプ
光沢を出したくなかったり、保湿を重視する方
みなさんにとってオススメな乳化性クリームのタイプは見つかったでしょうか?
今回は靴磨きのプロの方々に、実際に愛用しているクリームを聞いてみました!
どれも塗りやすくて効果が長く、ツヤも十分にでるバランスの良いクリームなので見てみましょう!
コロンブスブートブラック 乳化性クリーム
このクリームは、職人さんからの支持率ダントツの1位!
多くの職人さんが愛用している乳化性クリームです。
コロンブスは多くの人から支持されている日本のシューケアブランド。
もしすでに靴のお手入れグッズを持っているなら、そのどれかはコロンブスかもしれません。
それくらい手に入りやすく、一般的なブランドなのです。
ブートブラックは、そんなコロンブスの上級ブランド。
ちょっと高級なラインになります。
このクリームの特徴は、仕上がりの美しさ。
とても細かい粒子でできているので、革の表面にしっかりなじんでくれます。
そのおかげで色ムラにならずに、きれいに発色するので、とても使いやすいと評判。
しかもとても伸びがよく、塗りやすいクリームになっています。
ここで職人さんたちのおすすめポイントを見てみましょう。
bootsbellさん(京都府)
BOILさん(京都府)
ちなみに、先ほどコロンブスは日本のブランドとお伝えしました。
日本の気候はご存知の通り、ヨーロッパの気候とは全く違います。
夏はむしむしするなど、いろいろ特徴がありますね。
靴磨きのアイテムには海外で作られたものがたくさんありますが、それは特に日本の気候に合わせて作られたわけではありません。
だから、海外製のアイテムよりも日本で作られたアイテムの方が、日本の気候にぴったり合って、靴磨きがうまくいくのです。
靴磨き専門店Burnishさん(大阪府)
この方が言っているように、「気候にあっているかどうか」ということもクリームを選ぶ時の重要なポイントになってくるみたいですね。
職人さんたちからの支持も厚いですし、乳化性クリームに迷っているなら、とりあえずこれを選んでみてはどうでしょうか!
お値段は55gで1,000円ほどで、コストパフォーマンスが良いのも魅力の一つ。
さらに色の展開も37色と豊富。
これなら必ずぴったりの色が見つかりそうですね♪
日本でのお手入れにぴったりで、コスパも良い、カラーバリエーションも豊富。
職人さんに愛されている理由がわかります。
おすすめ 商品
M.モゥブレィ シュークリームジャー
M.モゥブレィは靴の本場であるヨーロッパの中でも、イタリア生まれ。
本格的なアイテムが揃っていますが、靴磨きに慣れていない人でも使いやすいブランドになっています。
こちらの乳化性クリームは革にしっかりと浸透してくれるので、とてもよく潤います。
しっかり保湿できれば、革も程よく柔らかくなるので、靴を長持ちさせることができますよ。
栄養補給はこれでバッチリです。
職人さんたちのおすすめポイントはこちら。
BROSENTさん(東京都)
他の乳化製クリームと比べて、柔らかいクリームになっているこちらのクリーム。
職人さんが言っているように、水分が多いのです。
その分、もちろん保湿はしてくれますが、伸びもとっても良いのが嬉しいポイントです。
カラーバリエーションは全部で18色の展開。
お値段は50mlで1,000円ほどです。
おすすめ 商品
サフィール ビーズワックスファインクリーム
サフィールはフランス生まれのブランド。
初心者の方から、靴磨きのベテランの方まで、幅広い層から支持されているシューケアブランドです。
こちらのクリームの特徴は、アーモンドオイルを使っているということ。
アーモンドオイルは保湿力がとても高い成分として有名で、私たちの肌のスキンケアとして使われることもあります。
つまり、それだけしっかりと革を潤わせてくれて、乾燥知らずの革を作ってくれるのです。
さらに、ツヤも出ます。
つまり、乳化性クリームは本来、革への栄養補給のためのアイテムではありますが、このクリームなら同時にツヤを出すこともできちゃうのです!
このクリームを愛用している職人さんは、どんなところがお気に入りなのでしょうか?
靴修理工房REPAIRISTさん(京都府)
アーモンドオイルの他に、蜜ろうも入っているのですね!
蜜ろうとはミツバチの巣から採取できる、保湿成分。
蜜ろうが入っていることで、保革までしっかりできるのです。
全部で70色以上ものカラーバリエーションがあります。
そしてお値段は50mlで1,100円ほど。
おすすめ 商品
サフィール ユニバーサルレザーローション
こちらも上と同じ、サフィールの商品。
クリームというよりも、ローションですが、栄養補給はバッチリしてくれます。
汚れ落としも兼ねているので、ひどい汚れではなければ、この商品1本でお手入れできちゃう便利な商品です。
一石二鳥ですね!
プロの方はどんなところが気に入っているのでしょうか?
リペアショップ神戸魔法堂さん(兵庫県)
このクリームで磨くと簡単に輝きが出るので、素人の人でも使いやすいというのはとても嬉しいポイント。
しかもツヤも出るなんて、さっき一石二鳥と言いましたが、それどころか、一石三鳥ですね!
でも色は無色のみなので、補色はできません。
補色したい方は、他のクリーム選びましょう。
お値段は150ml入って、1,760円ほどです。
おすすめ 商品
もっと保湿したいならこれ、おすすめのデリケートクリーム3選
ここでは職人さんたちが使っているデリケートクリームを紹介していきます。
ツヤを出したくなく、保湿重視の方にオススメのクリームでしたね!
乳化性クリームの中でも水分量が多く、デリケートな素材にも使えるようなクリーム、デリケートクリーム。
ではどんなものが実際にプロから選ばれているのか、見ていきましょう。
M.モゥブレィ デリケートクリーム
ここでも出てきました、M.モゥブレィ。
このデリケートクリームは、ゼリー状になっています。
伸びもとてもよく、しっかり潤って、使い心地も抜群。
潤うけど、ベタベタすることはなく、とても使いやすいクリームです。
プロのお気に入りポイントを見てみましょう。
靴修理工房REPAIRISTさん(京都府)
Shoe Shine WORKS合同会社さん(東京都)
デリケートクリームなので、ツヤは出ませんが、その分、本当によく潤うのですね!
ヒビができてしまった靴にもこれを塗ってあげれば、元通りのきれいな状態になるかもしれません。
60ml入って1,000円ほどです。
おすすめ 商品
コロンブスブートブラック デリケートクリーム
コロンブスのブートブラックもやっぱり人気ですね!
柔らかめのデリケートな革であっても安心して使うことができます。
ベタつき感もなく、使い心地も抜群。
伸びもいいです。
靴だけでなく、お財布なんかにも使えます。
ではプロの方はこのクリームのどういうところが好きなのでしょうか?
bootsbellさん(京都府)
株式会社革靴をはいた猫さん(京都府)
どちらの方も「浸透しやすい」とおっしゃっていますね!
デリケートクリームの用途は保湿なので、しっかり保湿成分が染み込んでくれる、というのはとても大切なポイントになってきます。
そこをクリアしているのは大きいですよね。
お値段は55g入って1,000円ほど。
おすすめ 商品
サフィールノワール スペシャルナッパデリケートクリーム
こちらはサフィールノワールのデリケートクリーム。
サフィールノワールは、乳化性クリームのところでも登場した「サフィール」の上級ブランドになります。
コロンブスでいうブートブラックと同じような存在です。
このクリームを塗ると、ボロボロになってしまっていた革がよみがえる!という評判もたくさんあります。
しっとりと潤いつつ、ベタつき感はゼロ。
リピーターが多いことにも納得です。
ここで職人さんからの評判も聞いてみましょう!
Shoeshine Chum’s Barさん(神奈川県)
THE SHOE SHINERさん(福岡県)
やっぱりこのクリームの潤いかたがお気に入りの職人さんもいますね。
お値段は75mlで2300円ほど。
お仕事で靴クリームをたくさん使用するプロの方でも納得のコストパフォーマンスなら、安心して購入できますね。
しかもクオリティーも高い商品なので、ためしてみる価値ありです。
おすすめ 商品
2番目に重要なアイテム、クリーナー3選
実は、保湿の次に靴磨きで重要になってくるのが、「汚れを落とす」ということ。
考えてみてください。
毎日顔を洗わずに、保湿クリームだけ塗り続けていたら…
余分な皮脂などの汚れがたまっていくばかりですよね。
靴の場合も同じで、汚れをちゃんと落とさないと、前に塗った古いクリームがどんどん蓄積されていってしまいます。
そのため、クリーナーというアイテムが必要になってくるのです。
クリーナーは私たちのスキンケアでいう洗顔の役割を担ってくれます。
クリーナーでしっかり汚れを落としてから、乳化性クリームで保湿すれば、完璧です!
ここからは職人さんも使っているおすすめのクリーナーを3つ紹介していきます。
サフィール レノマットリムーバー
このクリーナーは多くのプロの靴磨き職人さんたちも愛用している、間違いのない商品。
クリーナーで迷っているなら、これを買ってみるといいと思います。
サフィールは乳化性クリームでも登場しました。
フランス生まれのブランドでしたね。
このクリーナーは、靴に残ってしまっている古いクリームからカビまでしっかりキレイに落とすことができます。
とても強力!という声がたくさんあります。
ひどい汚れがついてしまっていても、靴をきちんときれいにしてあげることができますよ♪
実際に愛用しているプロの方のお気に入りポイントはどこなのでしょうか?
靴修理工房REPAIRISTさん(京都府)
BOILさん(京都府)
Shoeshine Chum’s Barさん(神奈川県)
やっぱり強力という声が挙がりましたね。
その強さにもかかわらず、天然成分で作られている分、革に優しいというのはとても嬉しいポイント!
いいことづくめのクリーナーです。プロの方々に選ばれている理由がよくわかりますね。
おすすめ 商品
コロンブスブートブラック ツーフェイスプラスローション
ここでも登場、コロンブスのブートブラック。
もはやシューケアの定番ブランドですね。
このクリーナーには大きな特徴があります。
それは2層になっている、ということ。
油性の汚れを落としてくれる層と、水性の汚れを落としてくれる層で分かれています。
これによって、油性汚れなのか、水性汚れなのかわからない、という汚れまできちんと落とすことができるのです。
使う時には、ボトルをよく降ってから2層を混ぜ合わせます。
ではプロの方が気に入っているポイントを見てみましょう。
靴磨き専門店Burnishさん(大阪府)
株式会社革靴をはいた猫さん(京都府)
やっぱり2層構造という特徴がキーになっていますね。
なかなか落ちない汚れでも、このクリーナーを使えば落ちるかも…!
お値段は100ml入って、1,300円ほどです。
おすすめ 商品
M.モゥブレィ ステインリムーバー
初心者でも使いやすいブランド、M.モゥブレィのクリーナーです。
しっかりと奥に詰まった古いクリームなどの汚れを落とすことができるので、革の毛穴まできれいにしてくれます。
そうなると、通気性もよくなって、革が呼吸できるようになるのです。
革の健康状態もこれでバッチリですね。
また、軟水を使って作られているので、とても革に優しいのも特徴です。
革を痛めずに、安心して使うことができます。
愛用している職人さんたちの声も聞いてみましょう。
靴磨き専門店Burnishさん(大阪府)
BROSENTさん(東京都)
汚れがひどくない場合には、汚れを落としつつ革をいたわることができるこのクリーナーがぴったりですね。
ところで、2人目の職人さんが「水性」というワードを出していますが、これ、重要なのです。
この職人さんによると、このクリーナーのメーカー、M.モゥブレィが水性のクリーナーを発売するまで、なんと日本には水性のものはなかったんだとか。
それまでは歯磨き粉のようなペースト状のクリーナーが主流でした。
でも、ペースト状のものでは、奥の汚れまでしっかりと落とすことはできないのです。
そのため、水性である、ということは重要なポイントになっています。
M.モゥブレィは日本で初めて水性クリーナーを販売したメーカーとして、職人さんたちからも絶大な信頼感を得ているのです。
お値段は60mlで1,105円ほど。
おすすめ 商品
もっとツヤを出したいなら油性ワックス
次に油性ワックスについてご紹介していきます。
油性ワックスの役割は革のツヤを強調させ、光沢を出させることでしたね。
基本的には保湿はしてくれないので、必ず乳化性クリームと併用してください。
油性ワックスには、クリームっぽいテクスチャーのものと、固まっている感じのものがあります。
そのクリームっぽいテクスチャーの方は保湿効果が期待でき、固まっている方は鏡面磨きなどに適しています。
それでは職人さん愛用の油性ワックスを紹介していきますね!
全部で4つ紹介しますが、最初の2つがクリームっぽいもの、後の2つが固まっている感じのものになっています。
サフィールノワール クレム1925
サフィールノワールの油性ワックスで、クリームっぽいテクスチャーです。
このブランドはデリケートクリームのところでも、出てきていました。
このワックスなら、保湿もできちゃいます。
紹介したサフィールの乳化性クリームと同じように蜜ろうが入っているので、なんと保湿までできてしまうのです。
さらに、私たちの肌にもいいとされているシアバターも使われているので、保湿効果がとても高いのが特徴。
そのため、乳化性クリームとして使用している職人さんも多いのです。
ツヤも出してくれる上に、ここまで高い保湿力なら、しっかり革の健康を保ってくれそうですよね。
ではプロの方のお気に入りポイントを見てみましょう。
靴磨き専門店Burnishさん(大阪府)
Shoeshine Chum’s Barさん(神奈川県)
THE SHOE SHINERさん(福岡県)
成分が天然のもの、というのも重要なポイントですよね。
革を傷めずにお手入れすることができそうです。
そして、3人目の職人さんが言っているように、パッケージもかっこいいんですよね!
高級感があって、素敵です。
見た目から入る派の人にもぴったりだと思います。
お値段は、75ml入って2,000円くらいです。
カラーバリエーションも14色あります。
おすすめ 商品
コルドヌリアングレーズ ビーズワックスクリーム
これは新しく登場するブランドですね!
コルドヌリアングレーズは、1885年にパリで創業されました。歴史を感じる、知る人ぞ知るブランドです。
この油性ワックスもクリームっぽい感じです。
実は、こちらの油性ワックスにもさっき紹介した商品と同じように、蜜ろうが使われています。
そのおかげで、やっぱり保湿効果がある油性クリームになります。
また、ツヤの出方も重みがあり、上品な印象に仕上がります。
これも蜜ろうのおかげだそうです。
愛用しているプロの方はどういうところが気に入っているのでしょうか?
靴修理工房REPAIRISTさん(京都府)
やっぱり蜜ろうは重要みたいですね!
コルドヌリアングレーズが厳選した蜜ろうが入っているので、他のブランドと同じように蜜ろうを使ってあっても、仕上がりが少し変わってくるみたいです。
ツヤの出方にまでこだわりたい、という方には特におすすめしたい油性ワックスです。
お値段は100ml入って2,000円ほど。
全部で5色あります。
おすすめ 商品
サフィールノワール ビーズワックスポリッシュ
またサフィールノワールの登場です。
大人気ですね!
このワックスは、固まっているタイプのもの。
つまり、鏡面磨きができるアイテムです。
使われている成分も高級で、こだわりを感じられる商品です。
そしてなんとこちらのワックスにも蜜ろうが使われているのだそう。
鏡面磨きをしてピカピカにしつつ、保革もできるなんて、最高ですよね。
このワックスを愛用している職人さんのお気に入りの理由を聞いてみましょう。
リペアショップ神戸魔法堂さん(兵庫県)
靴磨き専門店Burnishさん(大阪府)
BOILさん(京都府)
ツヤが出やすいことに加えて、出かたにも味があるのですね。
しかも伸びがいい、というのもポイント。
これだけ高いクオリティーですが、ご存知の通り、サフィールノワールは決して珍しいブランドではありません。
よく目にする商品なので、手に入りやすいのも選ばれている理由の一つになっているようですね。
お値段は50mlで1,320円ほど。
色は10色あります。
おすすめ 商品
KIWI シューポリッシュ
また聞いたことのないブランドが登場しましたね。
KIWIはインドネシア生まれのブランド。
この油性ワックスはワックスの中でも有名で、多くの職人さんがこちらを愛用しています。
こちらも上のものと同じように固まっているタイプのものなので、鏡面磨き向けです。
独自にいろいろな成分をブレンドして、ツヤが長持ちするような工夫がしてあります。
一度磨けば、長い間その仕上がりを保つことができるのです。嬉しいですね。
伸びもいいので、使いやすさも抜群です。
では愛用している職人さんの声を聞いてみましょう。
靴修理工房REPAIRISTさん(京都府)
THE SHOE SHINERさん(福岡県)
ツヤが出やすいなら、靴磨きに慣れていない人でも使いやすそうですよね。
でもテカテカになりすぎると派手になってしまうので、「ちょうどいいツヤが出る」というのはとても嬉しいポイントです。
お値段も45mlで600円ほど。
リーズナブルで買いやすい価格ですね。
カラーバリエーションは3色です。
おすすめ 商品
液体クリームは使っちゃダメ
ここまで紹介してきたアイテムの他に、液体クリーム、というものもあります。
今回たくさんの靴磨き職人さんに聞いてみたところ、多くの人から「液体クリームで良いものには出会えたことがない」という答えが返ってきました。
中には「絶対使わないほうがいい」と言っている方も。
液体クリームは、ほとんどが液体樹脂と呼ばれる原料でできています。
これはプラスチックの原料を液体にしたもの。
これを使ってしまうと、革が保湿されて柔らかくなるのではなく、逆に硬くなってヒビ割れの原因になってしまうこともあるようです。
プロの話から考えると、液体クリームはできるだけ使わない方が良いかもしれません。
スティックタイプのものが多く、手軽にさっと補色できるので便利ですが、大切にしている靴には使わないようにしたほうが良さそうです。
ここまで、職人さんが実際に愛用している靴クリームやクリーナーなどをたくさん紹介してきました。
でも、靴磨きに必要になってくるアイテムって、これだけではないんですよね。
他にも、シューキーパー、ブラシなどが必要です。
ということで、これから靴磨きを始めたい!という方はぜひこの記事を参考にしてみてください。
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こちらです。
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これを読めば、感動するほど驚きの技が見られるかもしれませんよ…!
靴クリームの使い方は?
最後におまけです。
ここまで読んで、靴クリームに興味がわいた方もいたのではないでしょうか。
なんなら、自分でも少しやってみたいと思いませんでしたか?
そんな方のために、簡単にではありますが靴クリームの使い方もご紹介。
成人式や結婚式など、1足は自分の革靴を持っているであろうこの時代。
ぜひ一度、ご自身の革靴で試してみてください!
見違えるほど綺麗になるので、クセになるかもしれませんよ!
用意するもの
まずは用意するアイテムを見ていきましょう。
・捨ててもいい布
・靴クリーナー
・靴クリーム
靴クリームの使い方のご説明ですが、どうせならクリーナーも使っていきましょう!
汚れの上からクリームを塗るより、断然仕上がりが綺麗になりますよ♪
こだわる方は、ここに撥水スプレーなんかもプラスするとなお良しです。
せっかくですから、クリーナーもクリームもご紹介したものをチェックしてみてくださいね!
手順
それでは手順を見ていきましょう。
まず、靴の表面の汚れをブラシで落とします。
縫い目などの汚れが溜まりやすい部分は入念にブラッシングしましょう。
基本は前から後ろへ向かって作業をするといいそうです。
靴クリーナーを布へ適量取り、靴全体へ薄く伸ばしていきます。
この時、クリーナーを靴へ直接出さないように注意しましょう。
シミなどの原因になります。
先程の靴クリーナーを落とすイメージで、汚れを拭いていきましょう。
汚れが無くなってきたら、表面が綺麗になった合図です。
磨き過ぎも靴を傷めるので、ほどほどに。
いよいよ靴クリームの出番です。
同じ色調の靴クリームを選び、全体的に薄く塗っていきましょう。
こちらも靴クリーナーと同様に、薄くをイメージしておくと良いですね。
ムラにならないよう丁寧に塗ります。
最後に仕上げの磨き作業です。
まず軽くブラッシングをして余分なクリームを取り除きます。
次に新しい布を使って全体的に磨き上げていきましょう。
これで各手順の説明は終わりです!
撥水スプレーを使いたい方は、全手順が終わった後に吹きかけると良いでしょう。
水を弾いてくれるので、綺麗が長持ちしますよ♪
まとめ
いかがでしたか?
クリームやクリーナーはいろいろな種類があって、どれにしたら良いのか、悩みどころですよね。
クリーム・クリーナーは、靴のお手入れには絶対に欠かせないアイテム。
だからこそ、テキトーに選ぶのではなく、ちゃんと靴にあったものを選びたいです。
質が良ければ良いほど、もちろん良いですが、安くても良いものはあります。
値段にはとらわれすぎずに、靴にとってベストなクリーム・クリーナーを見つけて、使っていきたいですね!
自分の靴にぴったりなアイテムを使って、毎日ピカピカの靴で出かけましょう♪