春と秋のお彼岸、夏のお盆には家族揃ってお墓参りをするご家庭が多いのでは。その際、必ず先祖を弔い掃除をしますよね。今回は、お墓を掃除するタイミングとやり方、清掃時に気をつけるポイントを紹介します。

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お墓が汚れる原因

定期的にお掃除しに行く時間がないと、お墓は少しずつ汚れてしまうもの。汚れの種類はさまざまですが、どちらも墓石の見た目に影響が出てきます。それでは、お墓を掃除する前にどんな汚れがあるのか見てみましょう。

コケ

コケは、ジメジメした湿気の多い場所が大好き。古いお墓にはそんな場所が多くあるのではないでしょうか。

そんなときは、軍手をはめてから手でコケを取っていきます。しかし、軍手でコケを取っただけでは完全には取れきれておらず、そのままにしてしまうと墓石の隙間にコケが入り込み少しずつ墓石を傷めてまうので、歯ブラシを使い水でゴシゴシ洗っていきましょう。

シミ

お墓参りの際にはお花やお供え物をしますよね。お酒やジュースをお供えしたまま放置したり、落ち葉が腐食したり、水分が染み込み不純物が溜まってできる汚れです。お供え物をその日のうちに持ち帰るとシミを防げますよ。

ちなみに、自分の手ではシミを取り除くことができません。そのためシミを取り除きたい場合は、お墓を掃除してくれる業者さんにお願いしましょう。

水垢

墓石を水で洗ってきれいにする際にタオルなどでふき取りますが、その拭き取り方が不十分だと水垢の原因に繋がってしまいます。

まず、水垢を落としたいときは、墓石に水をかけましょう。そうすることで、汚れが落としやすくなります。

お墓を掃除するタイミングと服装

お掃除するときのタイミングや服装は迷いどころ。わかりやすく説明していきます。

墓石を掃除するタイミング

お墓を掃除するときは、活力のある朝からではないとやる気が出ないものです。

結論からいうと、お墓の掃除をいつしなければならないという決まりはないです。よってお盆休みやお彼岸、親戚が集まったときなどにお掃除するといいと思います。

お掃除するときの時間帯

これも、お墓参りの時間帯について決まりはありませんが、午前中に掃除をすることをおすすめします。夕方にお墓の掃除をし恥めると、いつの間にかあたりが暗くなり転倒してしまう可能性があるからです。

服装について

ちなみに、お墓参りと一緒に掃除する人はお墓参りに適した服装でいいと思いますが、事前にお掃除しに行く人は「動きやすい地味な服装」を心がけてください。露出の多い服装や明るめの色や怪我の恐れがあるサンダルは避けましょう。

お墓掃除の仕方

では、これからお掃除！

お墓の掃除を始めるときには、なるべくお金をかけずにきれいに掃除したいもの。家にある道具で揃えたいところですが、実はお墓では使えない道具があるんです。

それは、硬い金属のたわし。

硬い金属のたわしを使ってお墓を掃除してしまうと、お墓も原材料は石なので硬いものでこすってしまうと表面に傷がついてしまい、目に見えない溝に汚れが付きやすくなってしまいます。

それでは、気をつけるポイントもわかったところで掃除の手順を見ていきましょう！

墓石の環境がみな一緒というわけではないので、それぞれに合ったものを用意してください。そして、夏の季節には熱中症対策に帽子・日焼け止め・虫除けスプレーを準備しましょう。

はじめに、ほうきでお墓周辺の落ち葉集め・雑草取りをします。ゴミ袋にまとめておきましょう。ゴミ袋は、持ち帰らないといけない場所と捨てていい場所があるので、確認してみてください。

お墓を水で洗った後に線香皿や花立を水洗いします。

花立や線香皿などの細かいパーツが外せるものもあれば、外せないものもあります。そのお墓にあった洗い方をしてください。

スポンジに水を含ませてからスポンジの柔らかいほうで洗ってください。

基本的に墓石は水洗いで、きれいになるからです。汚れが酷い時に使用しましょう！石材用洗剤を使った際に、すすぎが不十分だと汚れがつきやすくなるので、すすぎをしっかり行ってください。

乾いたタオルや雑巾で水を拭き取ってください。水気が残ってしまうとコケが生えやすくなるので丁寧に拭きましょう。

お掃除業者さんに依頼

今回の記事を読んで、用意するものや洗い方が分かったと思います。しかし、お墓を掃除したくても中には時間が取れず難しい人もいますよね。そんな方には、お墓を代わりに掃除してくれる業者さんがいるんです。

お墓掃除の料金は、編集部調べによるとお墓1式18,000円～が相場にです。しかし、依頼する業者さんによって、お値段やキャンセル料の有無などが変わってくるので、しっかり確認してから依頼しましょう。

お墓掃除に便利なおすすめ商品を紹介

ご先祖様が眠る大切なお墓。できるだけきれいに掃除してあげたいですよね。そんなお墓掃除に便利な商品を、チェックしてみましょう。専用アイテムがあれば、より掃除がはかどること間違いなしです。

業者へ依頼することなく、自分の手でお墓をピカピカにしたいなら、業務用のクリーナーがおすすめ。石材屋さんも使っている「墓石専用洗浄の匠」なら、お墓を傷つけることなく汚れが落とせます。頑固な汚れで悩んでいるなら試してみましょう。

お墓についてしまった黒ずみ汚れで悩んでいるなら「石職人」を使ってみましょう。汚れた部分を水で濡らし、さらにたっぷりの水を含ませた石職人で磨けば、しっかりと黒ずみ除去できます。お花を飾るステンレス部分もまとめて石職人におまかせ！お花掃除のストレスを減らしたい方のための商品です。

「墓石シャイン」は汚れを落とすだけでなく、輝きを取り戻せる商品。最初はピカピカのお墓でも、年数が経つうちに、その輝きが褪せてしまいますよね。艶のある美しい墓石を取り戻したいなら、磨いて拭き取るだけの墓石シャインを頼ってみましょう。

激落ちくんシリーズで有名なレック。実は墓石磨きに特化した商品も販売されています。ブロックタイプの軽石素材とスポンジ素材の2種類で、水垢やシミなどをすっきり落としてくれる商品です。ピカピカな仕上がりながら、墓石を傷つけない仕様になっているため、使用しやすいです。

お墓掃除のためにぞうきんやスポンジ、細かい部分用の歯ブラシも持って準備万端！そう意気込んで掃除へ行った後、花立ての中を洗う道具がなかった…そう後悔するのがお墓掃除あるあるです。花立ての奥は特に汚れが溜まりやすい部分。専用ブラシでしっかり掃除しましょう。

お墓に雑草が生えてしまっている。ですが、お墓まわりに強い薬品は使いたくないですよね。そんなときには天然ヒマラヤ岩塩でできた、お墓の除草塩で対処してみましょう。

まとめ

お墓がきれいになると、自分もご先祖様も気持ちい良いですよね。「お墓掃除」とだけ聞くと大変なイメージですが、意外と簡単な手順でお掃除することができるんです。ただ、硬いたわしだけ使わないように注意してくださいね。忙しい方や事情があってお掃除したくてもできない場合は、業者さんに依頼しましょう。

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