「茂木和哉」という洗剤を使わない方がいい3つの理由
私と「茂木和哉」の出会いは、ある穏やかな春の日、突然に。
他の洗剤とは一線を画した茶色のシブいパッケージ。余計な説明は、何もない。一目見た瞬間から今までのデザインとも一線を画すそのシンプルさに私は心を惹かれてしまったのです。パッケージに心を惹かれて、CDで言うならば「ジャケ買い」。
その出会いが私の人生における至福の時間を奪ってしまうことになるなんて、その時は思ってもみなかったのでした。
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「掃除の手間ひま」
初めに言っておきますが、私は掃除が好きです。人に大きな声で自慢するほどのことではないですが、「掃除」と名がつくもので人に負ける気はしません。
掃除って、洗剤を壁や床にこびりついた汚れに吹き付けて、一生懸命ゴシゴシこすって落とす。
「あっ、汚れ発見」「ゴシゴシ…」
「そろそろここのタイミング」「ゴシゴシ…」
「今日はまとめて水回りを」「ゴシゴシ…」
ゴシゴシを終えて手でこすると「キュッキュッ」て鳴るくらいピカピカに磨き上げたときの達成感…たまらない。やばい。ああ、最高。
そして、さらに私を喜ばせてくれるのはたまに現れるなかなか落ちない頑固な汚れ。雑巾でこすっても、ダメ。スポンジでも完全には落ちない。最後の砦、たわしでゴシゴシ。やっと落ちた…。なんという幸福感…。自然と口元が緩んでしまいます。
それなのに、「茂木和哉」ときたら…。どんな汚れも「茂木和哉」を使うと、力をかけなくても一発でスルスルと簡単に落ちてしまうではありませんか。
ゴシゴシいらずでスルスル…どういうことなんだこれは…。大切なお掃除の手間暇が、いらなくなってしまう。自分で何度もゴシゴシこする必要が全く無い。ショック…。
これでは私の大好きな「掃除の手間ひま」が全く得られなくなってしまう。これは大変。掃除の醍醐味、達成感が一切なくなってしまうのだから。こんなものがあるなら、私もう掃除しなくなるかもしれない。
「洗剤を選ぶ楽しみ」
もう一度言います。私は掃除が好きです。友達と行く少し奮発したランチでのおしゃべりよりも…。
お休みの日、家の掃除を徹底的にしようと思ったとき、私が一番最初に行くことにしている、素敵な素敵な場所があります。それはもちろん、ドラッグストア。私のユートピア、ドラッグストア。そこに行くだけで、ものすごく気分が高揚します。
色とりどりのパッケージの洗剤が陳列していて、どれにしようか見ているだけでワクワクしてくる。「超強力!」「どんな汚れもお任せあれ」そんなキャッチフレーズが次から次へと目に入ってきて、私の興奮のボルテージは最高潮に達するんです。
台所、洗面所、トイレ、バスタブ…掃除したいところはいろいろ。
台所はこの白いやつ。シンクをピカピカに磨き上げてくれる気がする。洗面所は青いキャップのやつ。パッケージの清潔感が好み。トイレはこの緑のやつ。トイレのしつこい汚れもピカピカになりそう。バスタブは黄色いパッケージのこれ。小さなカビもすっきり落としてくれるはず。
みんなちがって、みんないい。そんなことを考えながら歩く時間。それはつまりは「ウィンドーショッピング」。春だからちょっと明るめがいいかも。トレンドは取り入れていきたいな。そんなことを考えるお洋服のお買い物と同じ。そんな私の至福の時間。
たくさん迷った末に「これが一番落ちそうだ」そう思った洗剤を手に取る。これはもしかしたら、運命の出会いかもしれない。一体その洗剤達がどんな風に汚れを落としてくれるのかドキドキしながら私は毎回満足な気持ちで家路につくんです。
でも、そんな楽しい楽しい時間を私から奪おうとする人がいるではないですか。
そう、それが「茂木和哉」。なぜなら、台所、洗面所、トイレ、バスタブ、それらが全て「茂木和哉」一本で事が足りてしまうから。私の人生にとっての楽しい楽しい「洗剤を選ぶ時間」が奪われてしまうのです。
汚れもしっかり落ちて、どこにでも使えちゃうって何様なの。これは大変由々しき事態。どう責任とってくれるのって感じ。
「シンクの下の洗剤スペース」
3回も言ってごめんなさい。私は掃除が好きです。みんなが寝静まった後に食べる「キルフェボンのフルーツタルト」よりも…。
洗面所の下。台所のシンク下。扉が両開きの収納スペース、ありますよね?私、あの部分が大好きな家の中でもお気に入りの場所なんです。
開けてみると、ユートピアで購入したありとあらゆるパッケージの洗剤。黄色、青色、緑色。それぞれに個性が違って、全部私の宝物。収納スペースを縦断する排水管をよけてひとつひとつ洗剤たちにぴったりなスペースを探して配置。狭いからこそしっかり収納できたときの喜びはひとしお。
なんだかジグソーパズルみたいで、すっごくすっごく楽しいのです。うん。楽しい。ところが、何ということでしょう。その手間も全く必要なくなってしまうんです。
なぜって、なんども言いたくないけどそれは「茂木和哉」のせい。
「茂木和哉」って500mlのペットボトルよりも小さい。それどころかもはやオロ◯ミンCの瓶のサイズに近い。え、ちっちゃ…。
あの素敵なスペースにお掃除グッズがたくさん入ってないとものすごく寂しい。ジグソーパズルをする楽しみがなくなるなんて、つらい。
私の心の中も空っぽです。収納開けてあれだけって、なんだかすごく間抜けな感じ。あのスペース、一体どうしたらいいんでしょう。そして、私の至福の時間を返して欲しい。絶望感しかありません。
3つじゃ本当は足りないけど…
「茂木和哉」を使わないほうがいい3つの理由。本当はもっとあるけど、ちゃんと早く伝えないといけないから3つで我慢。
うん、本当によくない。大変よくない。それでも「茂木和哉」を使用したい変わり者のあなたはこちら。
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4つ目の使わない方がいい理由を言ってもいいなら、洗剤の使い方を詳しく解説してるサイトなんてものを作ってること。
自分で洗剤の使い方を考えて攻略するのも掃除の楽しみ。そんなことおかまいなしに丁寧に誰でもわかりやすく教えてしまうなんて、もうこれはなんというお節介。
「茂木和哉」はこんなところに使える
ここまで説明してきたように、「茂木和哉は使わない方がいい」のですが、それでも使いたい不思議なあなたに、どんなところに使えるのかを説明しましょう。
落とせる汚れの種類
前述の通り、茂木和哉はさまざまな汚れもするっと落としてしまい、掃除好きの楽しみを奪ってしまいます。
茂木和哉は酸性の液体で、その中に細かな粒が配合されているので、水垢をよく落とします。
水垢は、水道水に含まれているミネラルが汚れとしてこびりついてしまったものです。そして、それらはアルカリ性の汚れ。そのため、通常の油を落とすための洗剤では、なかなかしっかりと落とすことができません。
その点、茂木和哉は酸性ですので、アルカリ性の水垢を中和して分解することで、汚れを落とすことができるのです。
落とせるものの具体例
もともと、茂木和哉は秋田の温泉施設での頑固な水垢を簡単に落とすために開発されたということですので、水垢はそりゃよく落ちちゃうんですよ。
自宅のお風呂の鏡やタイル、台所のシンクの蛇口なんかについている頑固な水垢が文字通りするっと取れて、あっという間につるつるぴかぴかになってしまいます。
これでは、掃除好きがゆっくりじっくり時間を掛けて、汚れを徐々に落として、ついに全て綺麗になったという達成感を得ることができないではありませんか!
もう一度言います。やっぱり、掃除好きは「茂木和哉を使わない方がいい」!
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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