
カシミヤの正しい洗濯方法は?自宅でのお手入れであの手触りをキープ
冬になると毎年大活躍のカシミヤ。
ポカポカ暖かいのに、ふんわり軽くて着ぶくれもしない。
でも、繊細な素材だからお手入れには気を使いますよね…。
毎回クリーニングに出すのが億劫という方、自宅で洗える場合もあるんです。
今回は、カシミヤって何?という疑問から繊維を傷めず自宅で洗う方法までバッチリ紹介していきますね!
目次
カシミヤってどんなもの?
冬になるとよく聞く「カシミヤ」、その正体は一体何なのでしょうか?
カシミヤは何の動物の毛?
カシミヤとは、「カシミヤゴート」という山羊の柔毛を織った製品のことです。
カシミヤの毛は非常に細いため、織ったときに中に空気を含みやすく、とっても暖かいんです。
保温性がありながら、軽くふわふわとした手触りに、ファンも多いですよね。
どうしてそんなに高いの?
カシミヤは、カシミヤゴートの表面の毛は使わずに、内側に生える柔毛のみを使って織られたものです。
この柔毛の細さが柔らかな質感を生み出しているのですが、一頭から取れる量がものすごく少ないんです。
しかもバリカンで刈り取ることができず、一頭一頭手作業で梳き取っています。
この手作業で梳きとるのにかなりの手間がかかっているため、値段が高くなっているんですね。
カシミヤは自宅で洗濯できるの?
カシミヤのセーターやマフラー、繊細なのはわかっているけどいちいちクリーニングに出すのって大変ですよね。
でも、使うたびにホコリや皮脂、匂いなどは溜まってしまっています。
そんなカシミヤ、繊維を傷めないように気をつければ、自宅でも洗うことができるんです。
Tシャツやパーカーのように洗濯機でぐるぐる回すことはできませんが、正しい方法で手洗いすれば、あのふんわりとした風合いを保つことができますよ!
早速自宅で洗うときのポイントについて見ていきましょう!
カシミヤを洗濯する時の注意点!
早速カシミヤを洗っていこう、とその前に!いくつか押さえておきたいポイントを紹介しますね!
洗濯表示を確認
一言でカシミヤといっても、純度によって性質が異なります。
純度が高いカシミヤは油脂が含まれていてデリケートなので、自宅で洗えないこともあります!
洗濯をする前に一度洗濯表示を確認しましょう!
左側のマークがある場合、ご自宅で手洗いしていただけます。左側のマークがある場合、手洗いは出来ないのでプロのクリーニングにお願いしましょう!
洗剤の選び方
カシミヤを洗う際の洗剤ですが、繊維を傷めにくい「中性洗剤」を使うようにしましょう。
衣類用の中性洗剤はドラッグストアで手に入れることができますよ!
また、ウール・カシミヤを洗うために作られた専用の洗剤もあります。高価なカシミヤを洗濯するときには、揃えておきたいアイテムですね…!
THE LAUNDRESS(ザ・ランドレス) ウールカシミアシャンプー
どの洗剤を使う場合にも、一度目立たないところに付けてみて色落ちが起こらないかを確認してください!
常温の水を使う
カシミヤをお湯に浸けてしまうと、繊維の縮みに繋がることがあります。常温の水で洗うようにしましょう。
また粉末の洗剤を使う場合、水が冷たすぎると洗剤が溶けないので、20℃前後の水が好ましいです!
カシミヤは水に弱いため、長時間浸けていると傷んでしまうことがあります。手早く洗い終わるようにしましょうね!
カシミヤを洗濯しよう!
しっかりと確認が取れたところで、早速カシミヤを洗っていきましょう!
・柔軟剤
・常温の水
・大きめの洗面器
大きめの洗面器に水をため、洗剤を溶かし入れます。
カシミヤを入れ、手で優しく押し洗いをします。
洗面器のなかに水をため、優しくすすぎます。
ぬめりがなくなるまで2~3回すすぐようにしましょう!
洗面器に水を張り、そこに柔軟剤を溶かします。
カシミヤを沈め、柔軟剤液を含ませてください!
洗濯機の脱水機能で、30秒~1分ほど脱水をします。
繊維が傷まないよう、洗濯ネットに入れるのを忘れずに!
洗濯機から取り出したら、平干しをするようにしましょう。
ハンガーのような一点に力がかかる干し方をしてしまうと繊維を傷める原因になります。
また変色などを防ぐために、直射日光を避け陰干しするようにしましょう!
これにて完了!
カシミヤに汚れがついてしまった時の対処法
普段生活する中でついてしまう皮脂や匂い汚れのようなものは、前で紹介した方法で取ることができますが、目立つ汚れがついてしまった場合どうすればいいのでしょうか。
汚れのついたところに薄めた洗剤を直接付け、優しくもみ洗いをするようにしましょう。
ゴシゴシとしないように気をつけてくださいね!
それでも落ちない汚れは、繊維に色素が染み込んでしまっているかもしれません。
素人が落とそうとしても難しいので、プロのクリーニングにお願いするようにしましょう。
カシミヤを長く使うために
高価なカシミヤ、なるべく長く綺麗な状態で使いたいですよね。
日頃からできるお手入れのポイントをいくつか紹介していきます。
ブラッシングをする
日常的についてしまったホコリなどは、毎回濡らして洗うのではなく、ブラッシングで対応することができます。
天然素材の柔らかいブラシを使って、繊維に入り込んだ汚れを優しく落としていきましょう。
強くこすると繊維を傷つけてしまうことがあるので要注意です!
またブラッシングで毛の流れを整えることで、毛玉を予防することにも繋がります。一石二鳥ですね!
汚れは早めに落とす
カシミヤについてしまった汚れは、なるべく早めに落とすようにしましょう。
汚れを放置すると落ちにくくなるだけでなく、虫食いの原因になってしまうことも。
めんどくさがって後回しにすると、どんどん状況は悪化してしまいます。自分でやるのがめんどくさい時は、クリーニングに出すなどの方法もあるのでなるべく早く対処するようにしましょう!
まとめ
いかがでしたか?
寒い冬に大活躍のカシミヤ、高価なものだからなるべく長くいい状態で使いたいですよね。
自宅でしっかりとお手入れをすれば、風合いを保って使い続けることも可能です。
せっかく買った上質なカシミヤ、とことん手をかけて最高の状態で使い続けましょう!
