時計のベルトを自分で交換する方法!タイプ別に失敗しないやり方を解説
時計のベルトを自分で交換したいけど、やり方がわからない。今回はそんな方に向けてタイプ別にベルトの交換方法を紹介します。ベルトの素材の種類や特徴、交換時の気になる疑問や、お店に依頼した場合の注意点まで解説していきます。
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時計のベルトの種類と特徴は?
時計のベルトを交換する前に、持っているベルトがどの素材でできているかを確認していきましょう。時計のベルトは主に金属、革、ナイロン、ラバーの4種類。まずはそれぞれの特徴を解説していきます。
金属
冠婚葬祭やビジネスからカジュアルシーンまで、使い勝手がよく人気の高い金属のベルト。水分や湿気に強く汚れを落としやすいので、重宝します。
しかし、水に強いからといって汗などを放置すると、サビの原因になるので注意が必要。また、ベルトだけの交換が難しく、壊れた場合は一式修理となることがあります。
革
ビジネスなどのフォーマルな場で活躍する革のベルト。ファッション性が高く、フィット感があるので日常使いにもおすすめです。時計に落ち着いた印象を与え、高級感もあるので、老若男女を問わず身につけられる人気の素材です。
しかし、一方で汗や海水などによって劣化が早まるので、シーンを選ぶ必要があります。とくに夏場の使用には不向きかもしれません。
ナイロン
水気に強く、カジュアルなものも多いのがナイロンのベルト。若い世代に人気が高く、コーディネートを楽しめるのが特徴です。比較的安価なので汚れるシーンでも気を使わずに使用できるのもポイントです。ただ、普通に使っていても1年ほどで劣化が始まるので、1年サイクルで交換することをおすすめします。
ラバー
衝撃に強く伸縮性にも優れているラバーのベルト。海や汗、湿気などもにも強く、ハードに使えるのが特徴です。ただし、経年劣化は防げません。また、鋭い刃物などには弱く、切れやすくなっているので、ベルト切れには注意が必要です。
時計のベルトの交換方法は?
ここからは時計のベルトの交換方法を紹介します。まずはベルトの外し方から確認していきましょう。
時計本体とベルトをつないでいるこのバネ棒というパーツを取り外すことで、ベルトを外すことができます。ベルト交換は専門店で依頼するイメージがありますが、実は自分でも交換が可能。交換にかかる時間は10分ほどなので、ぜひ挑戦してみてください。時計のベルトの外し方は大きく分けると
・ラグに穴がない場合
・金属のメタルブレス
の3パターンで、それぞれ違うので確認していきましょう。
「ラグ」というのは、時計本体の出っ張っているここの部分です。この時計のラグには穴があることがわかります。ここに穴があるかないかでバネ棒の外し方が変わってくるので、解説していきます。
もう1つ注意したいのが時計の向き。作業中はこの竜頭(リューズ)と呼ばれる部分が上側に来るようにして、時計を安定させた状態で作業をしましょう。
【ラグに穴がある場合】時計のベルト交換手順~外し方編~
・ピンセット
・バネ棒外し
おすすめ
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時計のベルトを外すのに必要なのは、バネ棒外しを含めてたったの3つだけ。頻繁に使うものではありませんが、ひとつ持っていればいざというときにサッと自分で交換できるようになるので購入するのがおすすめです。
バネ棒外しにはI字型とY字型があり、ここではI字型を使います。
まずはラグ(穴)にバネ棒外しを差し込んでください。
バネ棒外しを差し込んだままベルトをずらすと、片側の穴からバネ棒を外すことができます。このときにバネ棒が飛び出す可能性があるので、時計をしっかりと持って固定させましょう。
片側が外れた状態になったら、もう一方の穴からバネ棒を丁寧に取り外します。
ベルトが外せたら、ベルトからバネ棒を取り外しましょう。バネ棒が固い場合はピンセットを使うと取り外すことができます。新しいベルトでもこのバネ棒を使用するので、失くさないようしっかりと保管をしましょう。
【ラグに穴が無い場合】時計のベルト交換手順~外し方編~
続いて、ラグに穴がない場合の時計のベルトの外し方を紹介します。用意するものはラグに穴がある場合と同じです。
今回はバネ棒外しのY字型の方を使います。
バネ棒外しをベルトとラグの隙間に差し込みます。このときに力を少し加えますので、竜頭が上に向くように時計本体を置いて固定させましょう。
バネ棒外しの先端をバネ棒の溝に引っ掛け、押し下げてずらして外します。丁寧にベルトを取り外しましょう。
古いベルトからバネ棒を取り外すのですが、固い場合はピンセットを使って取り出してください。バネ棒は再び使用するので、失くさないようにしましょう。
【金属のメタルブレス】時計のベルト交換手順~外し方編~
続いて、金属ベルトの外し方を確認していきます。こちらも用意するものは同じです。
今回はバネ棒外しのY字型の方を使います。メタルブレスをよく見ると、隙間からバネ棒の溝が見えるので、そこにフィットするように差し込みましょう。
バネ棒を押し込んだ状態のままずらすと、ベルトを外すことができます。メタルブレスはバネ棒が硬くなっている場合があるので、その時はマイナスドライバーなどで対応しましょう。
最後に古いベルトからバネ棒を取り外しましょう。もちろん再利用するため、失くさないように気をつけてください。
時計のベルトの交換の手順~取り付け編~
時計のベルトの外し方は種類によって異なりましたが、取り付け方はすべて一緒です。さっそく新しいベルトの取り付け方の確認をしていきましょう。
取り外したバネ棒を新しいベルトに取り付けます。新しいベルトに取り付けたバネ棒を片側の穴に入れてください。
バネ棒外しのY字型の方を使い、もう一方の穴へ入れていきます。時計と新しいベルトをしっかりと持ち、バネ棒を押し下げてカチッといったら、バネ棒が穴にはまった証拠です。
片側が取り付け終わったら、もう一方のベルトも先ほどと同様の手順で取り付けていきます。
時計のベルトを装着したら、最後にベルトを引っ張って取れないかを確認します。これで時計のベルトの交換の作業はすべて完了です。
時計のベルト交換する際の3つのポイントや注意点
ベルト交換を自分でやる機会は少なく、繊細なイメージがあるからこそ注意点やポイントが気になるのではないでしょうか。そこでベルト交換の際の3つの注意点やポイントについてまとめました。
ベルト交換はなぜ必要?
今のベルトが気に入っているし、目立った傷や汚れもない。時計のベルト交換って本当に必要なの?と思う方も少なくないのではないでしょうか。しかし革やナイロンとなどの素材によっては、ベルト部分の劣化は想像以上に早いもの。着用中の破損を防ぐためにも、定期的にチェックしていくことが大切です。
ベルト部分の交換は、新しい時計一本分の値段よりも安くイメージを変えられることが多く、これもベルト交換のメリットのひとつです。
作業前に周囲の整頓を行う
時計のベルト交換を初めてやる人に注意してほしいのが、周りの整理整頓をしてから行うことです。作業のキーアイテムであるバネ棒は、バネの力で飛びやすくなっています。失くしてしまうとベルト交換の作業が進まなくなるので、整理整頓してから行ってください。また、作業工程自体はそこまで難しくないので、焦らずゆっくりやることを心がけましょう。
ベルト交換にかかる作業時間は?
ベルト交換はそれほど難しい作業がないため、初めての人でも10分程度でできるでしょう。そのため劣化が気になったときだけでなく、時計のイメージを簡単に変えたいというときにもおすすめです。
お店に頼んだら高くつく?
時計のベルト交換を自分でするのは難しくありませんが、工具を用意するのが面倒…という場合はお店に依頼するといいでしょう。また、ブランド品などの高級時計の場合は、工具で傷を付けてしまうかもしれない、という不安もあります。プロに頼みたいという方は、だいたい以下のお店の中から選ぶことになるでしょう。
・時計修理専門店
・時計の製造メーカー
この中でもどこに依頼するのがベストなのかは、時計によって変わってきます。まず、手頃な値段の時計のベルト交換は、時計のベルトを売っているお店で新しいベルトを購入するのがおすすめ。無料で交換してくれる場合もあるのですが、念のため購入前に確認しておきましょう。
もっと節約したい場合には、100円ショップなどでも時計のベルトを購入できるので、それを持って専門店に依頼するのがいいかもしれません。ただ交換代によっては、ベルトを買って無料で交換してもらった方がいい場合もあるので相場を確認しておきましょう。
次に、ブランド品の時計の場合です。この場合はできれば、製造元である時計メーカーに依頼したいところ。破損の場合はその部分を修理してもらう形ではなく、新品の純正ベルトに交換してくれることが多いよう。しかし、「ベルト交換+ベルトの購入代金」がかかるので高額になる場合もあります。
ブランド品でも費用を抑えたい場合は、ブランド時計を取り扱っている時計修理専門店に相談して、見積もりを出してもらいましょう。金具が壊れたときなど、新品交換ではなく修理で対応してくれるお店もあります。ブランド時計の取り扱いには注意を要しますので、実績があって信頼できるお店に頼むことが大切です。
ユアマイスターではベルト交換だけでなく、時計の修理など様々なものを扱っています。また口コミから信頼できるプロを選択して依頼することが出来るので、ぜひ一度覗いてみてください。
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今回は時計のベルトを自分で交換する方法を紹介しました。自分で交換をすればより愛着が湧くもの。簡単にできるのでぜひ道具を用意して、ベルトを交換してみてはいかがでしょうか。
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