時計の金属ベルトの長さはどう調節する?適切なサイズに自分で変える方法
毎日つける腕時計。ベルトが緩んできたり、購入時とサイズが合わなくなってしまうこともあります。プロに頼むのが確実ですが、ベルトの種類によっては自分で調節も可能です。今回は自分で時計のベルトを適切なサイズに調節できる方法をご紹介します。
目次
時計のベルトの適切なサイズとは?
そもそも時計のベルトの適切な長さはどれくらいなのでしょうか。一般的に時計のベルトは、着用した際に、人差し指1本入る位がちょうど良いといわれています。
ベルトがゆるすぎると時計の本体が回ってしまい、逆に短すぎると腕に食い込んでストレスになってしまいます。自分に合う、適切な長さに調整していきましょう。
自分で調節できる時計ベルト3種類
今回は、自分でベルトの長さを調節することができる、金属ベルトを3種類ご紹介します。
スライド式ベルト
スライド式の時計ベルトです。ベルトの上に可動式の留め具がついていて、ここにもう片端を引っ掛けて腕時計を装着します。ベルトの長さを調節するには、この留め具を動かして調整しましょう。
ネジ式ベルト
こちらがネジ式の時計ベルトです。このタイプのベルトは、コマと呼ばれる金具同士をとても細いネジで連結させています。
ベルトの長さを変えるときは、このネジを抜いて、コマを足したり外したりして調節します。細かい部品を噛み合わせなければいけないので、自分で調節する場合は慎重に行いましょう。
板バネ式ベルト
こちらが板バネ式の時計ベルトです。板バネ式のタイプは、コマを板バネで固定しています。板バネとは内部に見える薄い板のことで、これによって金具同士を連結させています。調節する場合、この板バネを抜いてコマをバラバラにし、コマの数を調節することで長さを変えます。
こちらも、ねじ式と同様で、細かい部品を噛み合わせる必要があります。自分でベルトを調節する際には慎重に行いましょう。
スライド式時計ベルトの調節のやり方
今回は、初めての方でも調節しやすい、スライド式の時計のベルトを調節する方法を紹介します。
まず、必要な工具はマイナスドライバーです。ホームセンターなどで購入することができます。マイナスドライバーを選ぶ際には、留め具レバーの穴にあった大きさを選んでください。
マイナスドライバーを留め具レバーの穴に差し込み、てこの原理を使って留め具を上げます。
上記の画像が、留め具をあげたときの様子です。
留め具レバーが上がったら、留め具を動かすことができます。自分の腕のサイズに合った場所で再びレバーを下ろします。下ろすときは、親指で上から押してください。これでスライド式ベルトは調整が完了します。
ちなみに、時計のベルトを調節するのではなく、新しいものに変えたい!という方は、下記の記事では自分で交換する方法も紹介しています。ぜひ、合わせて読んでみてください。
内部リンク:時計ベルトタイプ別交換
自分でベルトを調節できない場合はプロに頼もう
今回は、自分で調整可能な金属のベルトの調整方法についてご紹介しました。
しかし、時計のベルトの種類によっては、自分で調節するのが難しい場合もあります。その場合は、購入した時計店や家電量販店の時計売り場などに持ち込みましょう。知識豊富なプロがどんな道具・部品が適しているのかを判断し、正確に直してくれます。
お店でねじ式や板バネ式のベルトのコマを取り外して調節する場合、価格は500~1000円程です。もっと詳しくプロの時計修理について知りたい方はこちらチェックしてみてください。
金属のスライド式時計なら自分で調整できる
今回は、時計のベルトを自分で調整する方法をご紹介しました。自分で時計のベルトを調整する場合、金属のスライド式ベルトなら、初めてでも比較的簡単に調整することが可能です。もし、自分で調整が難しそうな場合は、無理をせず専門店に相談しましょう。
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