コートのたたみ方のマナーとは?シワにならない方法もご紹介します!
寒い時期の必需品であるコート。
出先でコートを脱いだ時に、慣れないコートの扱いに困ったことはありませんか?
コートがかさばって、置き場に困ってしまったり、たたんでいたら、シワになってしまったり…。
コートの扱い方にはマナーもあるんです。
ビジネスのシーン、就職活動時などでは、特に注意をしたいところ。
日常生活の中でも、コートをスマートに扱っていると、立ち振る舞いが美しく見えますよ。
今回は、コートを脱ぐときのマナーとたたみ方、収納方法についてご紹介します。
目次
コートを脱いだときのマナー
ビジネス上では他社を訪問する際には、室内に入る前にコートを脱いでたたんでおくことがビジネスのマナーとされています。
また、脱いだコートは裏返しにたたむことが基本です。
コートを脱ぐタイミング
・企業への訪問では敷地に入る前
・集合ビルなどではビルのエントランス
・セミナー会場などでは会場に入る前
・一般の住宅への訪問では玄関の外
なぜコートを脱ぐの?
コートを脱ぐ理由は、外気に触れているコートの表面に付いているチリやホコリ、花粉、雨や雪を、室内に持ち込まないためです。
また、コートにつく傷や汚れを防ぐことができます。
セミナー会場ではペンなど汚れがついたり、会食の場面では食事の汚れが付くこともありますね。
コートを受付で預かってもらう場合は、裏返しにたたんだコートを表に返し、コートを預けます。
預けるところがない場合は、そのまま腕にかけて入室して、たたんでカバンの上に置くか、椅子の上を借りて置かせてもらいます。
椅子の背もたれにかけるのはNGです。
コートを脱いで手に持つときのたたみ方
コートを脱いだら正しく持つことも大切です。
腕にかけたあとも崩れやすいので、整えながら持ち歩きましょう。
コートがきれいにたたまれていると、正面からも美しく見えますよ。
ハンガーがない場面でのコートをたたみ方
室内に入り、ハンガーが使える場合には、ハンガーにコートをかけますが、ハンガーがない場面では裏返しにたたみます。
手に持つときにたたんだ裏返しの状態から三つ折、または置く場所に合わせたサイズに折りたたみましょう。
カバンに入れるときのコートのたたみ方
出張や旅行などで、コートをカバンやスーツケースにいれなければならないシチュエーションでは、シワにならないようにたたまなければいけませんね。
コートをたたむ前に、ポケットの中身を出し、外せるベルトなどは外しておきます。
ボタンも何かしらの圧力がかかったときにボタンが取れたり緩んだりする可能性があるので外しておきましょう。
折り目にタオルをはさむことで、シワができにくくなります。
きれいにたたんでも、長時間カバンに入れていると、どうしてもシワができてしまいます。
出張先、旅行先についたらコートをハンガーにかけて、シワを伸ばしておきましょう。
湯気のある浴室に吊るしておくと、スチーム効果でシワをのばすことができますよ。
シワが伸びたら風通しの良いところにかけておきましょう。
コートを収納するときのたたみ方
シーズンオフのときも、コートをたたんで収納することがありますね。
ニット素材のコートやダウンコートなど、重みで肩が伸びてしまう心配がある素材や、中綿が重みで下がる可能性があるコートは、ハンガーで保管をするより、たたむ方が良い場合もあります。
コートを保管をするときの基本は「平だたみ」です。
バスタオルの代わりに、シーズンオフのセーターなどでもOKです。
不要なタイツやストッキングがあれば、筒型にカットをしてダウンコートを収納すると広がりにくくて便利ですよ。
コートを収納するときの注意点
収納時は、芯材の入ったフタ付き収納ボックスに収納し、上から圧力がかからないようにやわらかい衣類と一緒に収納しましょう。
長期保管の場合、コートに圧力がかかるとシワがくっきりと残ってしまうので、詰め込みすぎないように注意してください。
折り目がシワになりそうな場合は、折り目にタオルやセーターなどを挟むとしわになりにくくなりますよ。
保管をするときには、防虫剤も入れておきましょう。
防虫剤の薬剤は、上から下に落ちていく性質があるので、コートの一番上に乗せると効果的です。
まとめ
コートの畳み方を覚えておくと、いろいろなシーンで活用できますね。
持ち運びの時もコートを置くときも、コートがきちんとたたまれていると、見た目もスマートです。
着る期間が限られているコートは、保管の仕方も重要です。
シワにならないように丁寧に保管しましょう!