業務用エアコンから水漏れ発生!原因と試すべき2つの応急処置
業務用エアコンを使用していたら、突然天井からポタポタと水漏れが発生!エアコンが使えないならまだしも、大切な商品やパソコンに水がかかってしまったら…。場合によっては大きな損害を招きかねません。
今回は、業務用エアコンの水漏れの応急処置や原因、水漏れを放置するリスクなどについて解説していきます。
目次
業務用エアコンから水漏れ!今すぐできる応急処置
結論から言うと、業務用エアコンの水漏れを自力で完全に解決することは難しいです。水漏れの原因は、エアコン部品の汚れによる詰まりや何らかの理由による不具合・故障であることが多く、専門知識のある修理業者により原因を特定し、対応(業務用エアコンの分解洗浄や部品交換)を行ってもらう必要があります。
ただ、「一時的に何とかしたい…」という方に向けて水漏れを解消できる可能性のある応急処置を2つご紹介します。(※エアコンの機種によりできない場合がございます)
・周りにある濡れると困るもの(PCや電話等)は予め移動し、エアコンの下は濡れても問題ない状態で作業を行ってください。
・周囲の安全を確認し、作業は2人以上で行ってください。
・危険な場合は無理せず作業を止め、修理業者に対応を依頼してください。
・以下の作業を行って生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いかねます。
応急処置1. ドレンホースの詰まりを解消する
ドレンホースとは、エアコンの内部に溜まった水を室外へと出すための排水管のこと。ドレンホースにホコリや枯れ葉などが詰まっていると、本来排出されるはずの水が外へ流れていかなくなるため、水漏れが発生してしまいます。これらの詰まりを取り除くことによって水漏れが解消するケースがあります。
ただし、業務用エアコンのタイプによっては、ドレンホースが壁の中に埋め込まれている場合があります。ドレンホースが確認できない場合は個人で対応することが難しいので、そのような時は業者に依頼しましょう。
ドレンホースクリーナー
ドレンホースクリーナーは別名「サクションポンプ」などとも呼ばれ、インターネットやホームセンターのエアコン資材コーナー等で手に入ります。
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エアコンの動きを止めれば、これ以上水が流れてくることはありません。
作業中の感電を防ぐためにコンセントを抜くか、ブレーカーを落としましょう。
ドレンホースの出口付近にホコリや落ち葉などがある場合は、届く範囲であらかじめかき出しましょう。
ドレンホースクリーナーの口とホースの排出口を、隙間がないようにぴったり合わせます。
ドレンホースクリーナーのハンドルを引いてホース内のゴミを取り除きます。このときハンドルを押すと逆流してしまうので絶対NG!
応急処置2. 業務用エアコンの水抜きを行う
天井埋め込みカセット型4方向の業務用エアコンは、パネルを外して水抜き用ゴム栓を開けることで水抜きできるものがあります。パネルを開けるのにドライバーが必要な機種は、自力で行わず業者に依頼しましょう。
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そもそもなぜ業務用エアコンから水が発生している?!
風が吹いてくるはずのエアコンからなぜ水が発生しているのか気になりますよね。
エアコンから流れている水は、「エアコンの室外機で作られた水」か「外からの水(雨など)」のいずれかの可能性であることが考えられます。
エアコンの室外機で水が作られる仕組み
業務用エアコンは室内の空気を取り込み、その空気を室外機の中にある熱交換器と冷媒ガスの働きにより設定温度に調整して吹き出しています。夏であれば温かい空気を冷やした時、冬であれば冷たい空気を温めた時に、空気中の湿度が結露となって水が発生しています。
氷水の入った冷えたグラスを室内に置くと、周りの空気が冷たくなりグラスに水滴が付く現象と同じことがエアコン内部で起きているのです。
業務用エアコンの水漏れの原因は?
業務用エアコンの水漏れの原因は大きく3つに分けることができます。改めて順を追って解説していきます!
原因1. ホコリや汚れによるドレンホースの詰まり
業務用エアコンの水漏れ原因の多くは、ドレンホースの詰まりによるものです。
業務用エアコンが室内の空気を取り込む際、空気中のほこりや油分、小さなゴミなどの汚れも一緒に吸い込んでいます。その汚れが結露水と一緒になって、ドレンパンという水の受け皿に溜まっていきます。
通常であれば、ドレンパンに溜まった結露水は、ドレンホースを通って外に排出されます。しかし、汚れによってドレンホースが詰まると結露水が流れていかなくなるので、ドレンパンに水が溜まり、容量オーバーした水がエアコンから漏れてしまいます。
原因2. 部品の不具合・故障
経年劣化や外部からの衝撃などによる業務用エアコン内の部品の不具合や故障が水漏れを引き起こしている可能性が考えられます。
冷房配管のカバーやドレンパンが破損していたり、熱交換器が正常に稼働していなかったりすると業務用エアコン内の水をうまく外へ排出できなくなり、水漏れが発生してしまいます。また、「雨の日に水漏れが多い」という場合は、ドレンホースの保護テープの劣化によりエアコン内部の水ではなく、雨水が室内に入り込んでいるケースもあります。さらには、ネズミなどが侵入し、ドレンホースをかじって破ってしまっていることもあります。
これらの問題を防ぐためには、業務用エアコンの定期的な点検とメンテナンスが大切です。部品の劣化や破損の可能性を早期に発見することで、水漏れのリスクを軽減することができます。
原因3. 業務用エアコンの傾き
業務用のエアコンを長期で使用していると、機器の重さによって傾いてしまうことがあります。業務用エアコンの室内機が傾くと、内部の水を溜めるドレンパンも傾いてしまい、正常に水を溜められなくなり水漏れを引き起こしてしまいます。
業務用エアコンにエラーコードが出ていないか確認しよう!
業務用エアコンからの水漏れの原因を、エアコンのリモコンに表示されるエラーコードによって特定できる場合があります。メーカーによって表示されるエラーコードとエラーが示す症状が異なるため、説明書を確認してみましょう。
業務用エアコンの水漏れをそのままにしてしまうリスク
空調能力に問題がないからと、水漏れを放置しながらエアコンを使い続けていると、エアコン本体だけではなくさまざまな不具合を招く可能性があります。
悪臭がする
ドレンホースに詰まった汚れは、ホコリやカビがエアコン内部の水と混ざりヘドロ状になっており、雑菌が繁殖して次第に悪臭を放ちます。エアコン稼働時に送られてくる風や水漏れ箇所からの異臭を感じた場合は、早めに対処を行いましょう。
壁や床の劣化
業務用エアコンから漏れた水が壁や床を濡らす状態が続くと、壁紙や床材の劣化が進み、変色や腐敗に繋がる可能性があり、エアコンの修理以外に修繕が必要な箇所が発生してしまうことが考えられます。
漏電の発生
オフィスには多くの電源や電子機器が使用されています。水漏れを放置することでそれらの機器に水がかかってしまうと漏電事故や故障に繋がる可能性があります。
水漏れ予防には、定期的な清掃・メンテナンスが大切!
ドレンホースの故障など経年劣化や予期せぬ破損も、定期的な清掃やメンテナンスを行っていれば破損の確認や故障が起こりそうな場所を見つけて業務用エアコンの水漏れを未然に防ぐこともできます。
ご自身でメンテナンスを行うこともできますが、複雑な構造をしている業務用エアコンは専門知識を持った業者に依頼し、分解して内部の隅々まで洗浄とパーツの点検を行ってもらうことをおすすめします。
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