コインランドリーで布団を丸洗い!料金・時間の目安や注意点まとめ
コインランドリーで布団を洗う際に知っておきたい基本情報から、失敗しないための洗い方のポイントまでご紹介します。掛布団や敷布団の素材によっては、コインランドリーでの丸洗いが可能。「布団は縛らないで洗ってもいい?」といった疑問や、コインランドリーで布団を洗う際の、料金や所要時間の目安も解説します!
目次
コインランドリーで布団は洗えるの?
掛け布団や敷布団は、洗濯表示や素材の種類によってはコインランドリーで洗えるものがあります。
人間は、寝ているあいだにコップ1杯分の汗をかくと言われています。そのため、布団をきちんと洗濯していないと汗や皮脂汚れが蓄積され、カビやダニの温床となってしまうのです。
サイズの大きい布団を自宅の洗濯機で洗濯するのは大変。コインランドリーを活用して布団のお手入れをしましょう!
布団の洗濯表示で洗濯・乾燥が可能かチェック
コインランドリーに持ち込む際に、まずは布団の洗濯表示を見て自分で洗濯できるのか確認しましょう。イラストのような水が入っている桶のマークや手洗いマーク、洗濯機のマークがあれば洗濯機で洗えます。
一方、桶にバツ印が付いている場合は洗えないので注意しましょう。
そしてもうひとつ確認したいのが、「タンブル乾燥(タンブラー乾燥)」の洗濯マーク。
タンブル乾燥とは、遠心力と熱を使って短時間で乾燥させる仕組み。コインランドリーや家庭用のドラム式洗濯機の乾燥機能として、多く採用されています。
イラストのように四角に丸が書かれているマークがあれば、タンブル乾燥が可能です。バツ印があるものはタンブル乾燥ができないため注意。
洗濯表示を見る際は「洗濯機で洗濯できるか」「タンブル乾燥できるか」の2点を確認しましょう。
「洗濯表示がよくわからない!」という方は、こちらの記事でもイラスト付きで洗濯表示について詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
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コインランドリーで洗える布団の素材
洗濯・乾燥
備考
羽毛(キルティング加工あり)
○
ポリエステル
〇
ポリエステルとの混合素材
〇
ウレタン
△
ポリエステルとの混合素材の場合は洗濯可能
羊毛(ウール)
×
縮みの原因になりやすい
真綿
×
水で濡らすと綿が固くなる
木綿(コットン)
×
水や摩擦に弱い
コインランドリーで洗える布団は、中綿の種類によっても判断できます。
また洗える素材の場合でも、キルティング加工という布団の表裏を一緒に格子状に縫う加工が施されているもののみ洗濯が可能です。
布団の品質表示に記載されている素材もよく確認してみましょう。
【料金・時間】布団の洗濯はコインランドリーとクリーニングどっちがいい?
料金(税込)
所要時間
コインランドリー
1,300円~
90分~(洗濯30分、乾燥60~120分)
クリーニング
4,800円~
7日~(店舗による)
編集部調べによる2024年5月時点の、掛布団・敷布団1枚の洗濯と乾燥にかかる料金や時間をまとめました。
布団の素材やサイズによって、金額や洗濯から乾燥までにかかる時間は異なるので、上記はあくまでも目安となります。
布団1枚にかかる料金が安いことや、時間がないときでもお手入れができる手軽さを考えると、コインランドリーの方が利用しやすいでしょう。
クリーニングを利用した方がいい布団は?
羊毛や綿など洗濯に向いていない素材の布団は、クリーニングの利用をおすすめします。
また自分で洗濯や乾燥を行うと布団を傷めてしまう場合があるため、高価な布団や、失敗したくないものもプロに依頼する方がよいでしょう。
コインランドリーで布団を洗うコツ3つ
コインランドリーで布団を洗う際に、準備することやお手入れのコツをご紹介します。
1. 洗濯機の選び方は布団の大きさで決める
素材やサイズによりますが、シングルサイズの布団1枚で15kg程度が目安となっています。洗濯機を見ると、「何キロ、何枚まで」などと洗濯量の目安が記載されているので、よく確認してから使いましょう。
また洗濯槽が8~9割ぐらい埋まるサイズの洗濯機が適切とされています。
洗濯槽が大きすぎると、布団の中に詰められている素材(中綿)が動き、型崩れが起きやすくなるため注意してください。
2. 型崩れを防ぐために紐で縛る
敷布団は、回転しやすいようにロール状に丸めて2~3か所を紐で縛ると型崩れを防げるのでおすすめです。
コインランドリーによっては、敷布団を縛る紐を用意してくれているところもありますが、置いていないコインランドリーが多いため、高温にも強い麻紐などを準備しましょう。
3. 時間がないときは乾燥のみでダニ・カビ対策をする
「短時間で布団のダニやカビ対策をしたい!」という場合は、コインランドリーの乾燥機のみを利用するのもおすすめです。
コインランドリーの乾燥機は70℃前後に設定されていることが多いため、熱に弱いダニやカビのケアができ、布団を清潔な状態にできます。
乾燥機は、布団を入れたときにドラムの3分の1以下になるサイズがおすすめです。
コインランドリーで布団洗いを失敗しないための注意点
コインランドリーで布団を洗う際、失敗しないためのポイントをご紹介します。
乾燥機でしっかり乾燥させる
布団を生乾きの状態で放置してしまうと、臭いやカビの原因になるため注意。
布団の表面が乾いても、内部まではしっかり乾いていないことがあるため、気になるようであれば表面で30分、裏返しにして30分など、1時間を目安にしっかり乾燥させるようにしてください。
キルティング加工されてない布団は洗えない
キルティング加工がされていない布団は、中綿が偏って元の状態に戻らないことがあるためコインランドリーの使用は控えましょう。
見分け方の例としては、布団表面の中央あたりの生地をつまんで持ち上げてみる方法があります。
このとき、表面の生地と一緒に綿や裏面の生地まで全体的に持ち上がるようであれば、内部までキルティング加工がされているサインです。
【Q&A】コインランドリーで布団を洗濯する際の質問
布団の洗い方に関する疑問をまとめたので、参考にしてみてください。
Q. 布団をコインランドリーで洗うメリットは何ですか?
A. 時短や料金が安く済むことや、手軽に布団の除菌消臭ケアができることなどが挙げられます。
布団をクリーニングに依頼するよりも、手軽にお手入れできるのがコインランドリーのメリット。
またコインランドリーの乾燥機は高温乾燥ができるため、雑菌や消臭ケアが期待できるほか、ふわふわとした仕上がりになるのも魅力です。
Q. コインランドリーで布団を縛らないで洗っていいですか?
A. 中綿のかたよりや型崩れを防ぐために、なるべく紐で縛ることをおすすめします。
紐で縛ることで、型崩れの防止につながります。またロール状にすることで洗濯機のなかで回転しやすくなり、洗いムラを防げます。
Q. コインランドリーの布団洗いはネットなしでもいいですか?
A. 「ネット使用」の記載がある布団はネットを使用しましょう。
コインランドリーに設置されている洗濯機は容量が大きいため、ネットに入れなくても洗濯が可能。しかし、洗濯表示に「ネット使用」と記載がある場合は、布団用の洗濯ネットに入れましょう。
Q. コインランドリーで洗えない布団は?
A. 羊毛や真綿、キルティング加工がない布団は、洗濯機での洗濯には向いていません。
水に濡らすと固くなったり、縮みの原因になったりするため自分でのお手入れは控え、クリーニング店に依頼するようにしましょう。
Q. マットレスはコインランドリーで洗ってもいいですか?
A. マットレスをコインランドリーで洗うことはおすすめしません。
素材の劣化や、乾燥がしっかりできないとカビが発生する原因に繋がるほか、水を含んだマットレスは非常に重くなり、洗濯機が壊れてしまう場合があります。
自分で洗濯するのはマットレスのカバーのみに留め、マットレス本体は布団クリーニングを利用するようにしましょう。
Q. コインランドリーに洗剤の持参は必要?
A. 基本的に洗剤の持参は必要ありません。
洗剤が自動投入されるものは洗濯機に洗剤や柔軟剤が備え付けられているため、洗剤の持参は必要ありません。
普段使っている洗剤や柔軟剤を使いたい場合は、セルフで投入するタイプの洗濯機を選ぶのもおすすめ。布団はデリケートな素材を使用していることが多いため、おしゃれ着用の中性洗剤や柔軟剤を使うとよいでしょう。
近くのコインランドリーで布団をキレイにお手入れしてみよう
季節の変わり目で寝具の衣替えのタイミングや「なんだか布団が汚いかも?」と感じたときは、布団をお手入れしてみましょう。
特に子どものおねしょや急な泊まりでの来客など、すぐに布団をお手入れしたい時は、手軽に利用できるコインランドリーがおすすめです。
コインランドリーを探す際は、ネットで「近くの敷き布団が洗えるコインランドリー」のように検索すると、近くの店舗が見つかりやすいのでチェックしてみてくださいね!
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※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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