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更新日: 2025年2月28日

不要になった服の寄付からはじめる、サステナブルな暮らし

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環境への配慮から、サステナブルな暮らしが求められるようになった昨今。エコやリサイクルを意識し、暮らしに取り入れている方が多いことでしょう。でも、毎日のことだからこそ、頑張りすぎず、長く続けることが大切。そこで今回は、不要になった服のリサイクルをキーワードに、無理のないサステナブルな暮らしを紹介します。

なぜ今、サステナブルが求められるのか

服のゴミの山

ここ数年「サステナブル(Sustainable)」という言葉を耳にすることが多くなりました。“持続可能な”という意味を持つこの単語、何となく環境に良いことはわかっているけれど、自分の暮らしにどれだけ影響するかはよくわかっていないのが正直なところ。

そもそもなぜ今、サステナブルが求められているのか。私なりに調べてみると、地球への負荷を減らし、より良い未来にするために必要なアクションであることがわかりました。現在の地球は、気候変動や生物多様性の損失などの環境問題を抱えており、このままでは負の遺産を未来に残すことに。自然や資源を守り、豊かな暮らしを維持するためには、一人ひとりがサステナブルを意識した暮らしを送ることがとても大切なのです。

「サステナブルな暮らし」。言葉にするのは簡単だけれど、具体的な行動を問われると言葉に詰まってしまいます。私の暮らしを振り返ると、歩くより車、片付けがラクな使い捨ての容器と、環境よりも利便性を優先してしまうことも多く、反省することばかり。

改めて身の回りを見渡すと、日常にはサステナブルな暮らしにつながるポイントが思った以上にたくさんあることに気がつきました。でも、サステナブルな暮らしは一朝一夕にできるものではありません。かといって頑張りすぎると疲れてしまい、続けることができません。

無理なく続けられるサステナブル暮らしとは?
私はまず、大好きなファッションからはじめることにしました。

いらなくなった服、どうしてる?

数年袖を通していない服や、着古した服がクローゼットの奥底に眠っていることはありませんか?少し前までの私のワードローブときたら、トレンドを意識するあまり、似合わない服を安価で購入し、質よりも数を重視していました。

良いものを長く使うことを意識するようになってからは、自分に似合う服を吟味し、多少値は張るけれど、長く着られる素材・デザインを選ぶことを意識しています。また、新たに服を招き入れるときは、1着手放すというルールを設けることで、クローゼットはいつもスッキリ。時間をかけて選んだ服は丁寧に扱うようになり、結果、長く着られるというメリットが。

服を手放す方法として一般的に「破棄(捨てる)」「リサイクルショップに持って行く」「フリマアプリを活用する」という方法があります。一説によると、世界で1年間に捨てられる衣類の量は9,200万トンにものぼるそう。実に約3,000億着が捨てられ、最終的に焼却・埋め立てされているのだとか。焼却すると大量の二酸化炭素が排出されるため、環境に大きな影響を及ぼしていることは否めません。

それに対し、リサイクルショップやフリマアプリは、自分にとっては不要でも、必要としている人が引き継いで使ってくれるという期待を込めることができます。

お小遣い稼ぎにもなり、便利なことはわかっているけれど、持参したり梱包したり、画像をアップするのが面倒と感じてしまう私には不向き。環境に配慮しながら不要になった衣類を処分する方法はないかと模索していたとき、見つけたのが服の寄付です。

小さな社会貢献「服の寄付」

リサイクルする服

自分にとっては不要でも、まだ十分に着られる服を必要な人に届ける選択肢のひとつに寄付があります。寄付した服はアジアやアフリカ等の発展途上国に贈られることが多く、小さな社会貢献に。

古着を捨てずに寄付をすることは、人の役に立つだけでなく、地球環境にもつながり、サステナブルな暮らしの実践にもなります。また、UNIQLO(ユニクロ)のように店頭に古着の回収ボックスを設置する店舗も増えており、買い物のついでに寄付することもできます。

個人的な意見ですが、寄付した服がどのような人に届けられ、役立つのかを知ることで、サステナブルな暮らしに意義を持たせることができると思うのです。せっかく寄付したのに必要な人に届かず、結局ただのごみになってしまっては意味がないからです。そのためにはどんな寄付する先がどんな取り組みを知ることが大切。次では、寄付先の選び方を紹介します。

どの団体に寄付する?

服の寄付の受付は、団体が窓口になっていることがほとんどです。目的はさまざまで、服を寄贈する他、途上国の販売店などに寄付して安価で販売し、雇用を創出するという支援方法を取っている団体もあります。また、途上国の古着販売業者に卸し、収入をその国の教育支援資金にする団体、国内のフリーマーケットで販売し、売り上げを途上国等の支援活動に宛てる団体もあります。

このような活動をしている団体はかなりの数があり、とても残念なことですが、なかには活動が不透明な団体も。せっかくの寄付をムダにしないためにも、その団体がどのような活動をしているのか、寄付した服がどのような地域に渡り、役立てられているのかを、公式サイトなどで調べてからアクションを起こすようにしましょう。

社会貢献とサステナブルな暮らしにつながる寄付先をピックアップしました。

特定非営利活動法人ワールドギフト

アジア、アフリカ各国で物資支援、食事・食糧支援、医療支援、安全な水支援、清掃活動、日本国内で動物支援などの活動を行っている団体です。1日に数回更新される公式インスタグラムの動画や写真で、現地の様子を丁寧に報告しています。

古着deワクチン

古着deワクチンは、不要になった衣類やバッグ・靴などを便利に片づけることができるサービスです。集められた古着は開発途上国などに届けられ、現地で安価で販売。これにより、現地の雇用を創出。また、「認定NPO法人世界の子どもにワクチンを日本委員会」を通じて開発途上国の子どもたちにポリオワクチンが届けられ、一口につき5人の命を救うことができます。申し込みから衣類回収袋の集荷まで、自宅にいながらサービスを利用できるのがポイントです。

認定NPO法人 日本救援衣料センター

不要になった衣類を収集し、アジアやアフリカの国を中心に寄贈したり海外へのスタディーツアーを実施している団体です。1枚の衣類、1枚の毛布で励ましと勇気を届けています。衣類の回収は郵送のほか、収集会場でも衣料品の寄付を受け付けています。寄贈先や年間の合計寄贈トン数は、公式サイトで随時確認できます。

寄付するときに注意すること

団体を通じて衣類を寄付する場合、どんな服でも寄付できるわけではありません。例えば、ひどい汚れがあるもの、破損が激しいもの、下着などは受け付けない団体がほとんどなので、各団体の公式サイトを確認してから寄付するようにしましょう。

また、いくら不要になったとはいえ、着古した服を洗わずにそのまま寄付するのはマナー違反です。クリーニングに出す必要はありませんが、自宅で洗濯をして、きれいにたたんで送る配慮を忘れずに。

できることからはじめる、サステナブルな暮らし

リサイクルのイメージ画像

服の寄付をきっかけにサステナブルな暮らしに思いを巡らせてみると、意識せずとも取り入れていることがありました。例えば、肉や野菜のトレーを洗ってスーパーの回収ボックスに入れたり、外出時にマイボトルを持参したり。暮らしの中にサステナブルを取り入れるってそんなに難しいことではないという気づきがありました。

そして何より、サステナブルな暮らしの一歩は、必要以上のモノを買わないこと。
服を何となくで買わず、長く、愛着が持てる服を吟味することで、数で服をそろえていたときよりも、今の方がずっとおしゃれが楽しいんです。何よりお気に入りの服を纏うことは、それだけで気分が上がります。

無理をしないサステナブルな暮らしは、地球のためだけじゃなく、自分を磨くためのアクション。
まずは不要な服の処分を廃棄から寄付、またはリサイクルすることからはじめてみませんか?

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してください。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。

監修者
ライター
おだりょうこ
猫と旅、音楽と映画で形成されたライター&エディター。旅欲が止まらない旅ジャンキー。料理は作るの食べるのも好き。日々の暮らしにひとさじほどの丁寧さを意識することを心がける日々。
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