
【古着deワクチン】服を捨てずに社会貢献できるって本当?実際に使ってわかった感想や注意点
「古着deワクチン」は、不要になった衣類を送ることでワクチンの寄付につながり、気軽に社会貢献ができるサービス。今回は、編集部スタッフが実際に利用してみた体験をもとに、使い方の流れや注意点などを詳しく紹介します。「古着deワクチンって怪しい?」「口コミはどうなの?」といった疑問や、送れるもの、集荷方法についても解説します。
目次
古着deワクチンは怪しい?評判や口コミを調査
「古着deワクチン」とは、いらなくなった衣類を送り、開発途上国の子どもにポリオワクチンを届けるサービス。「やってみたいけれど、評判が知りたい」「本当に信頼できるの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。そこで、公式サイトの口コミや評判を調査してみました。
※2025年4月時点での情報を記載しています。

出典:古着deワクチン

出典:古着deワクチン

出典:古着deワクチン

出典:古着deワクチン
ネット上の口コミを見てみると、「部屋の片付けをしながら社会貢献もできる!」「誰かの役に立つと思うとスッキリする」という声がたくさん。また公式サイトでは、届いた衣類がどのようにリユースされるのか、どんなスタッフが携わっているのかなども紹介されているため透明性があり、利用前に仕組みを理解しやすくなっています。
一方で、集荷のタイミングや専用バッグのサイズ感についての口コミは気になるところ…!
【体験レポ】古着deワクチンを利用してわかった注意点
今回は、編集部スタッフが「古着deワクチン」を利用してみた体験をもとに、使い方の流れや、利用する際に気をつけたいポイントをまとめました。口コミで見かけた集荷やサイズについても、実際に使ってみた感想をレビューします。
事前に知っておくと役立つ情報もまとめたので、「気になっていたけれど、まだ試していない」という方は、ぜひ参考にしてみてください!
専用回収キットは余裕を持ったサイズ選びがおすすめ

公式サイトで注文をしてから3日後、ポストに専用回収キットが届きました。A4サイズほどのダンボールのなかに、衣類を入れる袋と手順や注意点がまとめられたパンフレットが同封されています。
古着deワクチンで送れるものや送れないものについても記載があるため、スムーズに準備が進められます。

ひとつ大きいサイズを頼むのがおすすめかも…!
コンパクトに畳まれていた袋を広げてみるとこんな感じ。専用キットには3種類のサイズがあるので、自分の洋服の量に応じて選べます。
編集部スタッフは、今回家族3人分の洋服が入りそうな「Standard」サイズを選んでみましたが、想像していたよりやや小さく感じました。衣類の量や、かさばりやすいアウター類が多い場合は、「あとちょっとなのに入らない…」とならないように、余裕のあるサイズ選びがおすすめだと感じました!
衣類を詰める作業は玄関がベスト!

クローゼットの奥で眠っていた衣類を集めて、袋に詰めていきます。パッキングは、玄関や玄関近くの部屋など、すぐに運び出せる場所で行うのがおすすめです。袋がいっぱいになると、かなり重たくなり移動が大変になるため、詰め終わったらそのままスムーズに集荷に出せる場所で作業するのがポイント。

・シャツ類:120枚
・セーター類:80枚
・ズボン類:60枚
・アウター類:20枚
Standardサイズに入る衣類の量は上記の通り。実際に編集部スタッフが袋に詰められた枚数は、シャツが5枚、セーターや長袖類が9枚、ズボン13枚、アウター11枚の合計38枚でした。
特に厚手のアウター類が多かったため、想像していたよりも詰められる枚数は少なめとなりましたが、それでも必要な分はしっかり収めることができました。

編集部スタッフ

重さを量る必要はなし。袋が閉まればOK!
重量制限はなく、袋に記載されている線まで詰めて、袋の口をしっかり閉じられればOK。洋服を詰める際は、ふんわりと畳むとスペースがすぐに埋まってしまうので、できるだけ空気を抜いて平らに畳むと、より多くの衣類を詰められました。

かさばりやすい冬物のアウターやニット類は、最初に袋の底に入れておくと安定しやすく、そのうえに薄手のものを重ねていくとバランスよく詰められました。「もう入らなそう…」と思っても、シャツは袋の隙間を活用することでギリギリまで入りました!

袋を折り込み、ガムテープや透明のテープでしっかり梱包できたら作業完了。あとは集荷を待つだけと、とてもスムーズに作業できました!
試しに袋を持ち上げてみるとかなり重たく感じましたが、破れにくいクラフト紙が使用されており、底部分は接着剤で補強されています。洋服を目一杯詰めても問題なく、頑丈なつくりになっていました。
集荷依頼メールの見逃しに注意!

集荷希望日は依頼フォームに入力する日の翌日より選択可能。
専用回収キットが届いた翌日に、集荷依頼についての案内メールが届きました。集荷依頼はインターネットで手続きが可能。キットが手元に届いてから3ヶ月以内に集荷を依頼する必要があるため、メールをうっかり見逃さないように注意しましょう。
天候や交通状況などによって異なりますが、編集部スタッフが希望した集荷日通りに佐川急便が集荷に来てくれました。伝票の手配や記入も不要で、重い袋を運んでくれたのでとても助かりました!

編集部スタッフ
古着deワクチンで送れる服とNGなものをチェック
送れるもの◯ | 送れないもの× |
・衣類 ・靴 ・バッグ ・アクセサリー、服飾小物 ・毛布 ・新品、未使用のタオル類 | ・下着 ・着物、浴衣、和服、帯 ・水着 ・パジャマ ・ぬいぐるみ、おもちゃ ・布、生地、カーテン ・寝具(布団のみOK) ・使用済みのタオル類 |
古着deワクチンでは、洋服のほかに靴やアクセサリー、新品・未使用のタオル類なども送れます。衣類は、スーツや学生服、スポーツウェア、ベビー服、マタニティウェア、ハンドメイドのものもOK。
一方、下着や着物、水着、ぬいぐるみなどは送れません。また送れるものに該当する種類でも、大きな汚れや破損がある場合はNG。
一度送ったものは返却不可となっているため、公式サイトや同封されているパンフレットをよく確認してから作業を行いましょう。
集荷期限の3ヶ月を過ぎた場合はどうなる?
専用回収キットが届いてから、3ヶ月以内に集荷依頼を行う必要があります。「うっかり期限を過ぎてしまった!」という場合でも、口コミを調べてみると「3ヶ月を過ぎても送ることができた」という声もありました。万が一遅れてしまったときは、サポートにメールや電話で相談してみるのもひとつの方法です。
しかし、慌てて衣類を詰め込むと手元に残しておきたいものまで送ってしまうこともあります。あらかじめ作業時間や衣類の選別時間をしっかり確保してから、キットを注文するのがおすすめです。

編集部スタッフ
古着deワクチンの料金はいくら?送料は無料?
minimini | Standard | MAX | |
価格 | 2,750円(税込) | 3,300円(税込) | 5,500円(税込) |
容量の目安(シャツ類) | 20枚 | 120枚 | 180枚 |
ワクチン寄付数 | 1本 | 5本 | 20本 |
古着deワクチンの料金は、選ぶキットのサイズによって異なります。「ボランティアだから無料で利用できるのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、このサービスは有料となっています。
例えば、「Standard」サイズを購入した場合、専用回収キット1口につき、5人分のポリオワクチンが寄付される仕組み。キットの購入代金以外に追加費用はかからず、支払いはキットを購入するタイミングで完了。集荷時の送料は着払いとなっており、利用者側の負担はありません。
【支払い方法】Amazon Payや楽天ペイもOK
・クレジットカード
・Amazon Pay
・楽天ペイ
・後払い(NP後払い)
支払い方法は、上記の4つから選択できます。後払い(NP後払い)は、手数料350円が発生する点に注意。
なお、領収書が必要な場合は、クレジットカードやAmazon Pay、楽天ペイ払いならメールからダウンロードが可能。後払い(NP後払い)の場合は、コンビニで支払った「振り込み受領証」が領収書として使用できます。
確定申告で寄付金控除は受けられない
古着deワクチンは、確定申告で寄付金控除の対象にはなりません。
古着deワクチンは衣類を送り、開発途上国の子どもにワクチンを届けることを目的としていますが、届いた衣類は現地の方に寄付されるのではなく、雇用やビジネスを作り出す目的で販売されます。そのため、確定申告の際は気をつけてください。

編集部スタッフ
【まとめ】古着deワクチンとは社会に役立つ断捨離!

古着deワクチンは、「専用キットを購入して、いらなくなった衣類を袋に詰めて送るだけ」という、シンプルな手続きで利用できるサービス。実際に利用してみましたが、注文から集荷までの流れはとてもスムーズでした。
「リサイクルショップに持ち込むには量が多くて手間がかかるし、捨てるのはなんだかもったいない…」という理由で、クローゼットに眠っていた洋服が社会貢献につながるという仕組みは、とても魅力的に感じました。
部屋の整理と同時に、世界の子どもたちへの支援にもつながるため、「いらない服はあるけれど、なかなか処分できずにいる」「どう手放せばいいか悩んでいる」という方は、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
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※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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