同窓会のお酒のネタはおつまみよりもダビングされた思い出だった話。
高校の同窓会の幹事をすることになり、みんなで楽しめるものはないかと、文化祭で披露したファッションショーのVHSを押入れから探し出した。
被服科だった私たちは、自分たちが作った課題の作品を着てショーを開催している。
「卒業以来見ていない、再生デッキがないから見れない」と皆が言うので、DVDへダビングするサービスを利用して当日流すことに決めた。
同窓会当日
5年ぶりの同窓会。なかには17年ぶりの再会も!
大半がママになり、0歳~中学生までたくさんの子どもたちも参加した。
参加者全員が揃いお酒もまわり会話が弾みはじめたところで、いよいよ上映スタート!!
はじめに登場したのは、なんと… エプロン(笑)
「懐かしい!恥ずかしい!!」と、歓喜と羞恥の笑い声で一気に大盛り上がり!
その後も、浴衣、ワンピース、スーツ、ドレスと入れ替わるたび、「型紙が昭和~!」「歩き方がへん~!」などなど、楽しいツッコミが入り爆笑の渦◎
子どもたちも画面のママと隣のママと見比べて楽しそうに笑っていた。
VHSがDVDに姿を変えて
5年前に集まった時は、落ち着いた雰囲気で静かな会だったように思う。
しかし今回このDVDがあったことで、皆の中に当時と同じ一体感が生まれ、心の奥底にしまっていた”箸が転げても笑う” 本性が蘇り「やっぱり被服科サイコー!また集まろう!」と新たな繋がりを生むことができた。
正直、想像以上の盛り上がりで、ダビングして本当に良かったと思った!VHSのままならただのモノ同然だけど、DVDに姿を変えたことで、おぼろげな記憶がこれから何十年経っても、仲間とわかちあえる思い出に変わった。
変わらないもの
断捨離ブームに乗って、一度は捨てることさえ考えたVHS。
時が経ったからこそ価値が上がるモノもあると知った。
捨てなくて良かった。またこんな仲間とこんな時が過ごせるなんて。
周りの環境や皆のそれぞれの環境は変わっていきますが、変わらないものがそこにはあるのだと思いました。
ダビングでDVDにして良かった!
お酒のお供には思い出が一番なのかもしれません。