
赤いゴキブリの正体は何?間違えやすい虫や危険性・駆除方法を解説!
ゴキブリといえば、黒光りしていて気持ち悪いイメージありますよね。でもそんな黒いゴキブリではなく、赤いゴキブリを見かけたことはありませんか?今回はそんな赤いゴキブリの正体や危険性、駆除方法などについて詳しく解説していきます!
目次
赤いゴキブリの正体は?
赤いゴキブリの正体として考えられるのは、
・チャバネゴキブリ
・レッドローチ
・ゴキブリに似た他の虫
の4つ!それぞれ解説していきます。
クロゴキブリの幼体(幼虫)
一般住宅に多くみられるクロゴキブリ。実は、成虫になる前のクロゴキブリの幼体(幼虫)は赤茶色をしていて、それが赤いゴキブリに見える可能性があるんです。クロゴキブリの成虫はその名の通り黒褐色ですが、脱皮直後の幼体は色が薄く、赤茶色をしています。
また、サイズも小さく、成虫の黒ゴキブリが約35mmなのに対し、幼体の場合は小さいものだと約4mmほどしかありません。黒ゴキブリは成虫になるまでに7~8回ほど脱皮を行います。その過程の幼体のゴキブリが赤いゴキブリに見えるということですね。
チャバネゴキブリ
オフィスビルや飲食店など、常に暖かく湿気が多いところによく生息しているチャバネゴキブリ。そんなチャバネゴキブリは、その名の通り茶褐色をしていて、それが赤いゴキブリに見える可能性があります。チャバネゴキブリは、クロゴキブリの幼体(幼虫)と姿が似ており、大きさも約10~15mmほどしかありません。
レッドローチの可能性も
爬虫類ペット用のエサとして用いられる、レッドローチというゴキブリ。爬虫類を飼っているお家なら、このレッドローチが逃げ出したという可能性もあります。レッドローチはその名の通り、赤い見た目をしており、大きさは約30mmほどです。ほとんどケースから逃げ出すことはありませんが、まれに脱出することがあります。
ゴキブリに似た他の虫の場合も
ここまで、ゴキブリについて紹介してきましたが、ゴキブリではなく、ゴキブリに似た赤い虫の可能性もあります。ゴキブリに似た虫の特徴を表にまとめました。
種類
タバコシバンムシ
ヒラズゲンセイ
トラコジラミ
大きさ
約2~3mm
約18~30mm
約4.5~5mm
体色
赤茶色
赤色
赤茶色
タバコシバンムシ
まず紹介するのは、タバコシバンムシです。タバコシバンムシの体色は赤茶色で、これが赤いゴキブリに見えた可能性があります。タバコシバンムシは、乾燥した食品などから発生し、成虫は飛ぶこともできます。基本的に、人体に影響はありませんが、畳が喰われるなどの被害が出る可能性があります。
ヒラズゲンセイ
次に紹介するのは、ヒラズゲンセイ。ヒラズゲンセイの体色は鮮やかな赤色をしており、クワガタのような見た目をしています。ヒラズゲンセイの成虫は刺激を受けると、関節から黄色い体液を出します。これが肌に触れると、かぶれや水ぶくれを起こす可能性があるので、注意が必要です。
トラコジラミ
最後に紹介するのは、トラコジラミ。トラコジラミの体色は赤茶色で、タバコシバンムシに比べると、少し茶色っぽい見た目をしています。主に夜間に、人の腕や足などを吸血し、刺されると発疹がでる可能性があります。症状には個人差がありますが、痒みを感じたり発熱を伴う場合もあります。症状がひどい場合には、一度病院に行って、治療してもらうようにしましょう。
赤いゴキブリの危険性は?
赤いゴキブリの正体について解説したところで、次に赤いゴキブリの危険性について解説していきます。赤いゴキブリを放置しておくと、健康面や衛生面など、さまざまなところで被害が出てしまう可能性があるんです。
病原菌やウイルスの媒介となる
ゴキブリは下水道やゴミ置き場など、不潔な場所を好み移動するため、複数の病原菌やウイルスを持っている可能性があります。これらの菌やウイルスが体内に入ると、発熱や腹痛などの体調不良を引き起こす可能性があります。
食品への侵入
ゴキブリは家庭の食品だけでなく、飲食店や食品加工場などの食品にも侵入する可能性があります。万が一、飲食店や食品加工場の商品にゴキブリが混入していた場合、さまざまな風評被害を呼び、大きな経済的打撃になりかねません。十分に衛生管理されていても侵入してくる可能性がありので、厳重な注意が必要です。
家電製品への被害
ゴキブリは暖かい場所を好みます。そのため、熱を帯びた家電製品やパソコンに侵入し、故障させる可能性があります。
その他の危険性
ゴキブリの死骸や糞などの粒子を吸い込むと、咳やくしゃみ、喘息などのアレルギー症状を引き起こす可能性があります。
赤いゴキブリはどこから侵入してくるの?
では、赤いゴキブリはどこから侵入してくるのでしょうか。
・玄関や窓の隙間
・排水口
・キッチンの下
・観葉植物やダンボールと一緒に侵入
・エアコン
赤いゴキブリが侵入してくる可能性がある箇所は主にこの6つ。それぞれ解説していきます。
換気扇
換気扇は、外と部屋がつながっているため、ゴキブリが侵入してくるのを許しがちです。換気扇からの侵入を防ぐには、カバーやフィルターをつけるがおすすめです!
おすすめ
[PR]

玄関や窓の隙間
玄関や窓の隙間からもゴキブリは侵入してきます。できるだけ玄関や窓は開けっぱなしにせず、それでも侵入してくる場合は忌避剤を置くようにすると効果的です!
おすすめ
[PR]

排水口
ゴキブリは下水道や地下を移動し、お風呂や洗面器などの排水口から出てくる可能性があります。また、普段目につかないので忘れがちですが、洗濯機の排水口からも侵入してくる可能性があります。
キッチンの下
普段、あまり目のいかないキッチンの下にもゴキブリが潜んでいる可能性があります。キッチンはゴキブリの格好のエサ場となるので、忌避剤やスプレーなどを使って対策しましょう!
おすすめ
[PR]

観葉植物やダンボールの隙間
観葉植物やダンボールの隙間はゴキブリが寒さを凌いだり、エサを集めやすい場所であるため、ゴキブリがいる可能性があります。観葉植物を移動させたら、ゴキブリがいたなんてことも。使わないダンボールは放置せず、観葉植物はゴキブリが嫌うミント・ハッカ類のものを選ぶなどして、対策しましょう!
エアコン
エアコンの排水用ホースや室外機の隙間などからゴキブリが侵入してくることがあります。エアコンのゴキブリについては以下の記事で、駆除方法や対策について解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
あわせて読みたい
赤いゴキブリの駆除方法!
次に赤いゴキブリの駆除方法について解説していきます!赤いゴキブリに見えたものが他の虫であっても、被害がある可能性があるので、見つけたらすぐに駆除するようにしましょう!
殺虫剤
目の前のゴキブリを今すぐ駆除したいなら殺虫剤がおすすめ!ゴキブリを見つけたらすぐに使えるように、手に取りやすい場所に置いておきましょう。ゴキブリだけでなく、他の害虫にも効くものもあるので、即時戦力として非常におすすめです。
おすすめ
[PR]

ベイト剤(毒エサ)
巣から丸ごとゴキブリを駆除したいなら、ベイト剤(毒エサ)を使うのがおすすめです。毒エサをゴキブリに食べさせることによってゴキブリを駆除します。毒エサを食べたメスの卵にまで効果があるので、ゴキブリを根本から駆除することができます。
おすすめ
[PR]

くん煙剤
次に紹介するのは、くん煙剤を使ったゴキブリの駆除方法です。くん煙剤のメリットは、隠れたゴキブリまで駆除することが可能なこと。煙を使って、部屋全体に殺虫成分が届くので、隙間に隠れたゴキブリなども駆除することができます。
おすすめ
[PR]

くん蒸剤
最後に紹介するのは、くん蒸剤です。くん煙剤に似ていますが、煙ではなく、霧や蒸気で殺虫成分を撒きます。ボタンを押したり、足で踏むだけなので、簡単に使うことができます。キッチンの下などに置いておいて、ゴキブリを見つけたら使うようにしましょう!
おすすめ
[PR]

以下の記事では、ゴキブリ駆除について詳しく解説しています。もっと詳細にゴキブリの駆除方法について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
あわせて読みたい
赤いゴキブリの駆除はプロにお任せ!
「市販のものを買って、駆除してみたけど、また赤いゴキブリが出てきた。」、「赤いゴキブリを見るのが嫌だ。」そんなお悩みをお持ちの方は、プロに頼んでゴキブリを駆除してもらうのがおすすめ!
駆除を依頼するなら ユアマイスターがおすすめです!ユアマイスターは、お掃除の「プロ」と「あなた」をつなぐサービス。 お住いの地域で人気のプロをご紹介します!たくさんのお客様から大変ご好評をいただているんですよ♪ 詳細はこちらから見に行ってみてください!
あわせて読みたい
赤いゴキブリの対策方法
そもそもゴキブリが出なければ、赤いゴキブリを駆除したり、被害に遭うこともありませんよね。ここでは、赤いゴキブリが出ないようにするための対策方法について解説していきます!
常に家を清潔に保つ
ゴキブリは不潔な場所を好み、床に落ちたゴミやホコリもエサにしてしまいます。そのため、家の中を常に清潔な状態にして、エサとなるゴミやホコリをなくすことによって、ゴキブリが出にくくなります。
また、ゴキブリは暗い場所を好み、家具と家具の隙間などに隠れている可能性があります。できるだけ部屋を整理整頓して、ゴキブリが隠れそうな場所をなくすようにしましょう!
食べ残しを放置せず、生ゴミが入った袋は口を閉じておく
食べ残しや生ゴミはゴキブリの格好のエサとなります。食べ残しは放置せず、出てしまった場合はすぐに処分するようにしましょう。生ゴミが入った袋はゴキブリが侵入しないように、口を閉めておくようにしましょう。また、使い終わった食器などもすぐに洗うようにして、できるだけゴキブリのエサが残らないようにしましょう!
夏場以外も対策を怠らない
夏場の暖かい時期に出てきがちなゴキブリですが、最近は、家が一年中快適に保たれているため、冬でもゴキブリが出てくることがあるんです。冬だからといって対策を怠るのではなく、一年を通して対策を行い、ゴキブリが出ない環境づくりを心がけましょう!
まとめ
今回は、赤いゴキブリの正体や駆除・対策方法について解説してきました!赤いゴキブリに見えたものがゴキブリでない場合でも、被害が出る可能性があります。害虫を見つけたらすぐ駆除するのがいいですね♪赤いゴキブリが出ない環境づくりを徹底して、快適に過ごしていけるようにしましょう!
