羽毛布団の洗濯は自分でできる!洗い方から他の方法との比較まで紹介
寒くなってくると活躍する羽毛布団。ふかふかのお布団にはついつい顔をうずめたくなりますよね…って、あれ?「なんか臭い…」「前よりボリューム感がないかも…」そうなってしまったら羽毛布団を洗濯しましょう!洗濯すれば、臭いが落ちるだけでなく、ふっくら感も復活するんです!ん?でもどうやって洗濯するの?
…ということで、今回は羽毛布団を洗濯する4つの方法を、それぞれを比較しながらご紹介していきます。中には自宅で洗濯する方法もありますよ!洗濯が得意な方はぜひトライしてみてくださいね♪
目次
羽毛布団は自分で洗濯できる?
羽毛布団の洗い方は
・自宅の浴室等で手洗い
・コインランドリーで洗濯する
・宅配クリーニングに出す
の4種類があります!上の2つが自分でできる洗い方です。それぞれのメリットデメリットはこちら!
方法
メリット
デメリット
自宅で洗濯機
お金がかからない
洗えないものがある
型崩れのおそれあり
自宅で手洗い
お金がかからない
かなり労力がかかる
コインランドリー
それなりに安くしっかり洗える
運ぶのがちょっと大変
宅配クリーニング
しっかり洗ってもらえるし安心
お金がかかる
さて、表にもあるように羽毛布団によっては自分で洗濯できない場合があるんです!
洗濯表示による指定がある場合
洗濯する前に重要なのは洗濯表示です!布団によって洗濯機で洗ってよい、とか、クリーニング屋に出さないと洗濯できない、などどう洗ってよいかが、布団のタグに書かれているんです。ちなみに2016年に洗濯表示が変わっているため、ご注意を!
手洗いマークや洗濯マークがあれば自宅で洗濯OKですが、水洗い不可(家庭での洗濯不可)やドライ(クリーニング店での洗濯なら可)のマークがある場合は洗濯できません。古い羽毛布団はほとんどが洗濯できないものなので、注意深く洗濯表示を見てみてください。
もし自宅で洗濯できない場合は下記「宅配クリーニングに出す」までスキップ!また「洗濯表示について詳しく知りたい!」と思ったら、こちらをチェック!
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キルティング加工されていない場合
キルティング加工とは、布団の表裏が縫い付けられた加工のこと。よくお布団についている、格子状の縫い目のことです!キルティング加工がされていないと、中の羽毛が偏ってしまい、上手く自分で洗濯ができないんですよね。
羽毛を覆っている生地がシルクやレーヨンなどの繊細な素材である場合も、洗濯は避けてください。
羽毛布団を自分で洗濯する方法
さぁ、実際に自宅で洗濯していきましょう!布団は晴れていても乾くまでに最低2日はかかるので、晴れていて乾燥した日が続くタイミングを選びましょう!乾ききらないと中の羽毛が傷んだり、カビが繁殖したりする原因になってしまいますよ!
まずは洗濯機で洗濯する方法から。縦型洗濯機の場合は洗濯を開始する前に水を含ませる工程があるので注意してください!
羽毛布団を洗濯機で洗濯する方法
・おしゃれ着用中性洗剤
洗濯可能な洗濯機の容量
シングルサイズ
5kg以上
セミダブルサイズ
7kg以上
ダブルサイズ
10kg以上
まず、上の表を参考にしながら、自宅の洗濯機が布団を洗える容量かどうかを確認しましょう。洗濯機の容量はその洗濯機の取扱説明書に書いてあります。また、洗濯機によっては羽毛が配管に詰まるために羽毛布団の洗濯をできないものがあるため、あわせて取扱説明書で確認してください!
もし、自宅の洗濯機では洗濯ができない場合は、コインランドリーの利用がおすすめです。
洗濯機に入れる前に前処理をしてあげます。具体的には、物干しざおやベランダの手すりに布団をかけて軽くはたいてほこりを落とします。目立つ汚れがある場合には、薄めたおしゃれ着用の中性洗剤(水1Lに対し洗剤2mL程度)を少しふくませたスポンジで、首回りなど汚れ部分になじませてあげるとgoodです!
洗濯中に生地が傷むのを防ぐために、羽毛布団を小さく折りたたんで、大きな洗濯ネットに入れましょう。折りたたむときは、縦に細長く3つ折りをしてから、端からくるくると巻いていくとやりやすいですよ!このとき、布団の中の空気を抜いて、小さくなるように巻いてくださいね。
洗剤は、繊細な羽毛布団になるべくダメージを与えないよう、おしゃれ着用の中性洗剤を使ってください。洗濯洗剤として普段使う弱アルカリ性の洗剤では、羽毛を痛めてしまいます!
また、柔軟剤の利用は厳禁です!柔軟剤が羽毛をコーティングしてしまうことにより、布団のふっくら感がなくなってしまいます。柔軟剤の香りをつけたい場合は、布団カバーを洗うときに使うといいですよ。
・おしゃれ着用の中性洗剤を使う
・柔軟剤は使わない。
洗濯機に入れたら、「大物洗いコース」や「毛布コース」を選び、羽毛布団が洗濯されるのを待ちます。縦型洗濯機の場合は水がたまったタイミングで一時停止をして、5回程度布団を押して水に沈めてから洗濯を開始してください!なお、ドラム式洗濯機の場合は構造上水に沈めるために一時停止させる必要はありません。
縦型洗濯機の場合は水が溜まってから、布団を水に沈めてあげる。
あとはしっかりと乾燥させましょう。乾燥については「羽毛布団を乾燥させる方法と気をつけること」でまとめて紹介しています!ちゃんとした方法で乾かすことで、羽毛は傷めにくくなりますし、ダニ対策にもなりますよ!
羽毛布団を手洗いする方法
まず、あまりおすすめできる方法ではありません。シングルサイズの布団ですら水を含むとかなり重くなるため、かなりの重労働ですし、そのわりに洗剤の流し残しがおきやすく、それがカビが繁殖する原因になってしまう、というようにデメリットが大きいんです…。もし手洗いする場合は最後まで辛抱強くやることが大切です!
・洗濯ネット(布団が入るサイズ)
浴槽に15~20cm程度の水を張り、洗剤の液を入れます。分量はキャップ一杯程度の液体洗剤で、よく混ぜて溶かしましょう。このとき、柔軟剤の利用は厳禁です!柔軟剤が羽毛をコーティングしてしまうことにより、布団のふっくら感がなくなってしまいます。柔軟剤の香りをつけたい場合は、布団カバーを洗うときに使うといいでしょう。
羽毛布団を水につけるためには、中の空気を抜く必要があります。このとき、一気に羽毛布団を水で濡らしてしまうと、中の空気の逃げ道がなくなって空気を抜けなくなってしまうので、注意しましょう!
布団を折りたたみ、くるくる丸めるて空気を抜いてから水につけるのがおすすめです。
羽毛布団全体を、手で優しく押して洗っていきます。大変な場合は足で踏んで洗っても大丈夫ですが、繊細な羽毛布団を傷めないよう、優しく丁寧に洗ってくださいね。
どんどん洗剤液が濁っていくのがわかるはず。ときどき押す面を変えながら洗い続けます。
汚れた水を捨て、水を新しく入れ替えてすすぎましょう。
洗うときと同じように、優しく押しながら、羽毛布団全体についた洗剤をすすぎ落としていきます。
洗濯ネットに布団をいれ、洗濯機で脱水にかけます。脱水にかける時間が長いと羽毛が傷んでしまうため、5分以内に設定しましょう。
3回ほど、すすぎと脱水を繰り返します。
羽毛布団から汚れが抜け、十分にすすぎ・脱水が終わったら、バスタブに羽毛布団をかけて水気を切りましょう。30分ほど放置しておけばOKです!
羽毛布団を乾燥させる方法と気をつけること
洗濯機での脱水が終わったら、次は乾燥です。早く乾燥させることが大事。そうすることでカビの発生を抑えられ、また羽毛が傷みにくくなります!乾燥させるときは、
・2本の竿をまたぐように干す。
・途中で1度裏がえす。
といいです!天日干しによる色落ちが気になる方は陰干ししてもいいですが、どちらにしても、風通しの良いところで完全に乾かす、ことは必須です♪
ただし、濡れた羽毛は傷みやすいためあまり触らないこと!完全に乾いたときに思ったようにふっくらしていなくても、最後に布団をゆするなどして空気を含ませればふっくらが戻るのでご安心くださいね♪
天日干しすればダニも取れる?
残念ながら、そんなことはありません。ダニは暗いところを好むため天日干しをすると布団の内側のほうに隠れてしまいます。ダニは高温になると死滅しますが、布団の内部は天日干しをしてもそこまで高温にはなりません。
乾燥でダニを殺したいなら、コインランドリーの乾燥機。高温になるためダニには効果抜群です!最後に布団クリーナーでダニの死骸をすいこんであげれば一丁上がりです!ただ、長時間使うと羽毛が傷んでしまうので、天日干しとうまく組み合わせてくださいね!
布団についたダニについて詳しく知りたい方はこちら♪
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羽毛布団を自宅以外で洗濯する方法
洗濯機の容量が足りない。自分で布団の洗濯をしたくない。そもそも布団が洗濯機で洗えない。そんな方には以下の2つの方法がありますよ。
コインランドリーでの洗濯
洗濯OKの羽毛布団であれば、コインランドリーで洗濯するという手もあります。洗濯と乾燥を合わせて、かかる費用は1,500~2,000円ほど。車で羽毛布団をコインランドリーまで運ぶ必要があるので少し手間ですが、比較的楽に羽毛布団を洗濯することができます。
羽毛布団をコインランドリーで洗濯する方法について詳しく知りたい人は、こちらの記事を読んでみてください♪
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宅配クリーニングに出す
近所のクリーニング店に持って行く以外に、羽毛布団をしっかりとプロにクリーニングしてもらえるのが宅配クリーニング。価格目安は大体10,000円ほどですが、楽に羽毛布団をクリーニングするにはおすすめです。専用の箱に羽毛布団を入れて自宅から配送すれば、クリーニングされた布団がお家まで届くので、外に一歩も出ず・何もせずに羽毛布団をクリーニングできる便利なサービス。
羽毛布団を洗濯したいけど気が進まないという人に向いているでしょう。
羽毛布団の洗濯はプロの宅配クリーニングがおすすめ!
ここまで自宅で羽毛布団を洗濯する方法を解説してきましたが、羽毛布団の汚れが気になるならおすすめしたいのはプロによるクリーニングです。
さらに、「宅配クリーニング」なら、お家から一歩も出ることなくプロに羽毛布団のクリーニングをお願いできるのがとっても便利!自宅で洗濯できる羽毛布団は、洗濯表示をしっかり確認して、自分で判断しなければなりませんが…。
プロのクリーニングなら、たいていの羽毛布団であれば洗濯でき、さらに羽毛布団を傷めずに汚れをしっかりと落とすことができます!
「ユアマイスター」の宅配クリーニングなら、シミ抜き無料・配送料無料で布団や羽毛布団を丸洗いしてくれます。布団の宅配クリーニングの内容は以下のようになっています!
手順
内容
1.郵送キットで発送
お店から発送キットが届くので梱包し発送
2.依頼品の検品
届いた布団の汚れの状態を確認
3.クリーニング
布団の状態に一番適した専用洗剤でクリーニング
4.返送
布団専用の圧縮袋を使い、返送
ちなみに布団を送るというのは具体的にどういう内容になるのでしょうか?
「ユアマイスター」では、エアコンクリーニングのプロに「 宅配クリーニングでは、衣類や布団はどのように送ればいいですか?家まで取りに来てもらうことはできますか?」と聞きました!
せんたく便Cleaning&Laundryさん(滋賀県)
家での集荷サービスやコンビニを使って布団を発送するということが分かりましたね!また、料金はこのようになっています!
メニュー
料金
布団パック(布団2点分)
13,178 円(税込) / 1パック
防虫・防カビ加工
6,930円(税込) / 1パック
さらに保管サービスもあり、3ヵ月間、プロの元で布団を預かってもらえるんです!夏の間、使わない羽毛布団を保管してもらえば、自宅の収納スペースも必要ないので家中キレイを保てますね♪
実際に使ってみた方の口コミでは、
とあり、ただキレイになるだけではなく夏のスペース確保もできるところが布団宅配クリーニングの良いところですね!
「宅配クリーニング」をもっと詳しく!
ただし毎年羽毛布団をクリーニングに出すと、デリケートな羽毛はすぐに傷んでしまいます。2~3年に1度丸洗いのクリーニングに出すようにするのがおすすめ!普段からお手入れをしているのであれば、もう少し間隔を空けてもOKです。
また、羽毛布団もクリーニングに出すならマットレスも一緒にクリーニングしませんか?羽毛布団だけキレイでもマットレスが汚れたままだと中途半端でもやもやします。
気になる方はユアマイスターのマットレスクリーニングもチェックしてみて下さい!
「マットレスクリーニング」をもっと詳しく!
羽毛布団の洗濯の頻度は?
「洗濯できる」と聞くと、何度も定期的に羽毛布団を洗濯したくなってしまいますが、基本的に羽毛布団は、そう頻繁に洗うものではありません。
というのも、洗濯で水にさらされるたびに、羽毛がダメージを受けて、傷んでしまうからです。羽毛布団の中の羽毛は、寝ている間の汗をよく吸収しますが、日中布団の外に出ている間に、吸収した汗を外に飛ばすことで清潔な状態を保ちます。
そのため、1~2年に1度、もしくは汚れや臭いが気になってきたタイミングで羽毛布団を洗濯するのがおすすめですよ!
羽毛布団を普段から清潔に保つ
羽毛布団は1~2年に1度か、汚れや臭いが気になったときに洗濯すればいい、と言いましたが、日々汗を吸っている羽毛布団をそのままにするのは禁物です!
羽毛が放出した汗で布団が湿ったままになっていると、カビや悪臭の元に。そこで、普段するべき羽毛布団のお手入れ方法を2つ知っておきましょう!
布団カバーを洗濯する
羽毛布団は、肌に直接触れると生地がすぐに汚れてしまうので、必ず布団カバーをかぶせて使いましょう。そして、この布団カバーを定期的に洗濯するのが、羽毛布団を清潔に保つ秘訣!週に1回を目安に、こまめに洗濯をしましょう。
布団カバーを洗濯する頻度や正しい洗濯の仕方は、こちらの記事を参考にしてみてくださいね♪
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布団を干す
さらに、羽毛布団を快適に使うために、定期的に羽毛布団を干しましょう!週に1回、風通しの良い室内で部屋干しをして、羽毛布団が吸い込んだ汗を放出させてください。
月に1回は、殺菌するために天日干しをすることも必要ですね。詳しい干し方は、こちらの記事をチェックしましょう!
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まとめ
今回は、羽毛布団を自宅で洗濯する方法について紹介しました。できるだけ安く、値段を押さえたいのであれば、自宅の洗濯機や浴槽で洗ってみましょう。羽毛布団を楽チンに、でも確実にキレイにしたいという場合は宅配クリーニングがおすすめです。
覚えておきたいのは、羽毛はとってもデリケートな素材だということ。普段から、羽毛布団の部屋干しや布団カバーの洗濯といったお手入れを欠かさずに、洗濯する頻度もできるだけ抑えるようにしましょう。洗ってふかふかになった羽毛布団で、ぐっすり眠ってください♪
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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