
煮沸・熱湯消毒はわずか5分で完了!瓶からスニーカーまで安全に殺菌
洗剤いらずの除菌方法といえば煮沸消毒。特別な道具は必要なく、お鍋で煮るだけ。意外と簡単に除菌できるんです。煮沸消毒を行ったことがある方は多いのでは?しかし、正しい方法を知らないと、煮沸によってものが壊れてしまったり、十分に除菌できない可能性も。そこで今回は、煮沸消毒の方法や注意点をご紹介していきます!
本記事内ではアフィリエイト広告を利用しています
煮沸消毒とは?
まず、煮沸消毒について知ることから始めましょう!
煮沸消毒とは、除菌したいものを熱湯に浸して、鍋でグラグラと煮立てることで除菌する方法のこと。すべての菌を除菌できるわけではありませんが、食中毒やノロウイルスなどの100度以上で死滅する一般的な菌には効果があります。
煮沸消毒のメリット
煮沸消毒のメリットは、
・家にあるもので簡単にできる
この2つです。
煮沸消毒で使用するのは、お湯のみ。そのため、洗剤の落とし残しを気にすることなく除菌ができるのです。また、お湯で煮るだけというシンプルな方法なので、洗剤や除菌スプレーを用意する必要もありません。お家にあるもので簡単に行うことができるんですよ!
煮沸消毒に最適な時間は?
煮沸消毒では、水が常温のうちから除菌したいものを入れて沸騰させます。時間の目安は、沸騰してから5分。「沸騰してから」というのがポイントです!
100度までの温度で除菌できるものであれば、5分の煮沸消毒で十分に効果があります。長く煮すぎて素材に負担をかけないためにも、時間を守って煮沸消毒を行いましょう。
熱湯消毒との違い
熱湯消毒とは、表面の雑菌を消毒することを目的として、お湯をかけて行う除菌方法のこと。お湯がかかる時間が短いため、除菌効果は鍋で煮立てる煮沸消毒に比べて低くなります。
そのため、
→煮沸消毒
・鍋に入らない大きさのもの、より簡単に行いたい場合
→熱湯消毒
このように煮沸消毒と熱湯消毒を使い分けるのがおすすめ!
煮沸消毒をする際の注意点
ここでは、煮沸消毒をする際の注意点を確認していきます!
注意点は、この3つ!
・あらかじめ汚れを落としておく
・しっかりと乾燥させる
ここから詳しく説明していきます。
耐熱温度表示をチェック
まず、必ず確認して欲しいのが、製品の耐熱温度表示!煮沸消毒では、沸騰したお湯を使いますよね?そのため、製品の耐熱温度が100度以上である必要があります。
耐熱温度が100度未満だと、溶け出す・割れる・変形するなどの可能性あるので、煮沸消毒はやめておきましょう。
また、プラスチック製の哺乳瓶などを煮沸消毒するときは、「ポリカーボネート樹脂」というプラスチックを使用していないか確認しましょう。ポリカーボネート樹脂は、熱湯につけると環境ホルモンが溶け出します。これは体に害を及ぼすので、煮沸消毒はやめておきましょう!
あらかじめ汚れを落としておく
煮沸消毒をする前に、除菌したいものの汚れを中性洗剤(食器用洗剤)などで落としておきましょう。汚れたまま煮沸消毒を行うと、除菌効果が薄れてしまいます。
しっかりと乾燥させる
煮沸消毒をした後は、しっかりと乾燥させましょう!せっかく煮沸消毒をしても、水が残ったままだと、そこから菌が繁殖したり、カビが発生する原因になってしまうことも。清潔なふきんや水切りカゴなどの上に置いて、自然乾燥させることがおすすめです。
布製品の場合は、洗濯物と同様にピンチハンガーを使って干しておきましょう!
【煮沸消毒の方法】ガラス製品
ここからは、実際に煮沸消毒をしていきましょう!除菌するものの素材別に方法をご紹介します。
まずは、ガラス製品から。ジャムの瓶や赤ちゃんが使用する哺乳瓶には、煮沸消毒は効果的です。ガラス製品は割れないように注意しながら、丁寧に作業を進めましょう!
・除菌したい容器
・鍋
・トング

鍋の底に、布を敷いて、常温の水を入れて完全に浸します。熱湯に瓶容器などを入れると、急激な温度変化で容器が割れる危険性が。そのため、常温の水に浸した状態から始めましょう。鍋の底には布を敷くことで、煮沸中の衝撃で割れることを防ぎます。

沸騰してから5分です!ただし、ゴムがついたものなど、変形が不安なものは早めに取り出しましょう。

トングの代わりに、菜箸や耐熱手袋を使うのもありです!
取り出した容器は、あらかじめ広げておいた乾いた布に逆さ状態で置きます。そのまま余熱で乾燥させましょう。
【煮沸消毒の方法】プラスチック製品
次に、プラスチック製品の煮沸消毒の方法を見ていきましょう!タッパーをはじめとする食品保存容器や、赤ちゃんのおしゃぶりなどの除菌に役立ちますよ♪
・除菌したいもの
・鍋
・トング
パーツが分かれるものは、分解して鍋に入れましょう。
熱が加わりすぎると、変形の恐れもあるので、様子を見ながら行ってくださいね!
十分に乾燥させたら完了です!
【煮沸消毒の方法】布製品
次は、布製品。ふきんやマスク、スニーカーなどの布製品も煮沸消毒ができるんですよ!さっそく方法を見ていきましょう。
・鍋
・トング
汚れや臭いのひどいものの場合、水1Lに対して大さじ1程度の重曹を入れるがおすすめ。洗浄効果が高まるので、除菌だけでなく、汚れを落とし、消臭までできますよ♪
沸騰後は、かき混ぜながら煮ましょう。
トングで取り出したら、水ですすいで冷やします。手で触れられる温度になったら、絞って水気を切ります。
スニーカーは中に新聞紙を詰めることで、乾きがよくなりますよ♪
煮沸消毒ができない場合は?
煮沸消毒は、除菌したいものの耐熱温度が100度以上でないとできないんでしたよね!つまり、熱に弱い素材は、煮沸消毒には向きません。そこで、煮沸消毒以外の簡単にできる除菌方法をご紹介します。
アルコールスプレーを使う
おすすめ
[PR]

アルコールスプレーを使った除菌は、スプレーをただ吹きかけるだけ!まんべんなく吹きかけることが難しい布製品には不向きですが、ほとんどのものに使用することができます。アルコール濃度が70%以上のものを選ぶことをおすすめします。
ただし、水がついていると除菌効果が薄れてしまいます。しっかり拭き取ってからスプレーを吹きかけましょう!
アルコールスプレーを使用した除菌方法は、こちらの記事で詳しく説明しています。ぜひ、参考にしてみてくださいね♪
あわせて読みたい
漂白剤を使う
おすすめ
[PR]

汚れを落とすイメージが強い漂白剤ですが、実は除菌効果もあるんです!色柄物の布製品は色落ちしてしまうので不向きですが、さまざまな器具類の除菌が可能。しかし強い洗剤なので、取り扱いには注意が必要です!
こちらの記事では、漂白剤の詳しいことを説明しています。ぜひ、ご覧ください♪
あわせて読みたい
まとめ
いかがでしたか?煮沸消毒は、お湯だけで行う安全で簡単な除菌方法でしたね。注意点は、
・耐熱温度表示をチェック
・あらかじめ汚れを落としておく
・しっかり乾燥させる
この3つ!注意点を守りつつ、煮沸消毒で身の回りのものを除菌していきましょう♪
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してください。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がユアマイスター株式会社に還元されることがあります。
※本記事のコンテンツの一部は、アマゾンジャパン合同会社またはその関連会社により提供されたものです。これらのコンテンツは「現状有姿」で提供されており、随時変更または削除される場合があります。
