
プラスチックの黄ばみは原因別で落とし方が違う!予防法も伝授します
昔は綺麗だったプラスチック製のリモコンカバーやパソコンのキーボード。気づいたら黄ばんでるなんてことよくありますよね。黄ばんだからといって捨てるわけにもいきませんし、かといって使い続けるとさらに黄ばんでしまいます。このような黄ばみを落とす方法があるのです。今回は、黄ばみの原因ごとに落とし方と予防方法を紹介します。
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目次
黄ばみの原因は3種類ある
多くの人が抱えているプラスチックの悩み、この原因には主に3種類あるんですね。そしてこれらには軽度なものから重度なものまであります。
タバコや食べ物のカスによるもの
1つ目の原因はタバコのニコチンや食べ物のカスが直接プラスチックに付着し、黄ばんでしまうもの。付着しているだけなので、3種類の原因の中では軽度なものです。
プラスチック添加物の化学変化によるもの
2つ目は酸化防止剤と難焼剤というプラスチックの添加物が化学変化を起こし、プラスチックを黄ばませてしまうものです。この化学変化は、主にプラスチック製品を暗い場所に長い時間置いてしまうことで発生します。ただ、この黄ばみは添加物を洗浄することで取ることができます。
プラスチック素材自体の劣化
最後の原因はプラスチックに含まれるブタジエンという成分の劣化が引き起こすものです。これはプラスチックの成分自体が黄ばんでいるため、一般的には諦めるしかないと考えられています。
以上3つの原因を紹介しました。普段何気なく見ている黄ばみにもこんなに多くの要因があったんですね。ここからはこれら原因ごとに黄ばみを落とす方法を紹介します。
ただの汚れの場合
プラスチックが黄ばんでしまうと、悲しい気持ちになりますが、その前によく見てみてください。その黄ばみ、実は黄ばみではなく、ただの汚れという場合もあるんです。 汚れと黄ばみでは、対処法が違ってきます。汚れだった場合の落とし方も、覚えておきましょう。
黄ばみではなく汚れているだけの場合も
汚れの原因が黄ばみではない場合、黄ばみ落としの方法ではプラスチックを傷つけてしまう場合も……。
この後、タバコによる黄ばみ落としにメラミンスポンジを使用する方法を紹介しますが、メラミンスポンジは研磨作用が高く、プラスチックの表面にダメージを与えてしまいます。
タバコを吸っていない家庭の場合は、いきなりメラミンスポンジなどで擦ってしまうのではなく、まずはウェットティッシュなどで拭き掃除をしてみましょう。
拭き掃除で汚れを軽減できるなら、黄ばみではなく汚れの可能性が高くなります。 とはいえ、長年かけて付いた汚れは頑固なもの。 頑固な汚れを落とす方法を、チェックしてみましょう。
スプレーボトル
スポンジや布などのお掃除アイテム
プラスチックの掃除には、手ごろな価格で購入できる重曹がおすすめです。 「重曹のシュワシュワでプラスチックが溶ける……」 という噂話を聞いたことがあるかもしれませんが、そんなことはないので安心してください。
軽度の汚れの場合は、重曹水で簡単に落とせます。 水200㏄にたいして小さじ1の重曹を入れて、重曹水を作りましょう。
できあがった重曹水をスプレーボトルへ入れて、汚れが気になる部分へ噴きつけ、スポンジや布などで拭き取りましょう。
重曹スプレーで落ちない汚れは、重曹ペーストで落としましょう。 粉末の重曹に少しずつ水を加え、ペースト状になったら完成です。 汚れが頑固な場合は、気になる部分に塗って、しばらく放置しましょう。 その後、スポンジなどで擦れば、汚れをすっきり取り除けます。
重曹は、プラスチック全般に使用できます。 ですが、中には相性が悪い素材もあります。
例えば、掃除作業を行うことが多いフローリングや畳。これらの素材とは相性が悪いため、重曹がつかないように注意が必要です。 その他にも、木製のものや天然素材のもの、アルミ素材は、重曹掃除に適しません。
プラスチックとこれらの素材が合わさっている場合は、気をつけて作業を進めましょう。
タバコや食べ物による黄ばみにはメラミンスポンジ
一番軽度なこの原因による黄ばみには100均やスーパーに売っているメラミンスポンジを使うのが良いでしょう。
用意するもの
・黄ばんでいるプラスチック製品
・メラミンスポンジ
・水
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激落ち ポイポイはメラミンスポンジの定番商品です。メラミンフォームの極細エッジがしつこい汚れをきれいに落とします。4.5×2×2.9cmのサイズにカット済みなので非常に使いやすく、おすすめです。
手順
1. プラスチック部分を取り外す
電子機器は非常に水に弱いです。メラミンスポンジを使用する前に、可能な限り電子機器からプラスチック部分を必ず取り外しましょう。
2. メラミンスポンジに水を含ませる
メラミンスポンジには水をたっぷり含ませることがとても重要です。水滴が落ちるくらいまで水を含ませましょう。そのあとスポンジの色が少し白色になる程度に軽く絞ってください。絞りすぎは厳禁です。
3. 黄ばみ部分にこすり付ける
水をたっぷり含ませてから軽く絞った後、黄ばみ部分にこすり付けてください。タバコや食べ物が原因の場合、これだけで十分に黄ばみを取ることができます。
添加物の化学変化によるものには洗剤と日光で解決
プラスチックの添加物が化学変化することで発生する黄ばみを落とすには3つの成分が必要になります。
・過酸化水素水
・紫外線
ただ漂白するだけでなく、紫外線に当てることが重要になります。
用意するもの
・黄ばんでいるプラスチック製品
・黄ばみを落としたいプラスチック製品が入る透明な容器(横からも紫外線を当てるため)
・ワイドハイターEXパワー
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漂白活性化剤と過酸化水素水をそれぞれ入れて漂白することも可能ですが、ここでは両方の成分が含まれるワイドハイターを使用することをオススメします。ニオイの元になる蓄積臭まで強力分解するので、洗濯洗剤としてもおすすめ商品になっています。
リモコンカバーやゲーム機など電子機器が含まれる場合は、壊さない程度にプラスチック部分だけを取り出しましょう。金属部分は漂白すると腐食してサビてしまうので注意です。
透明な容器にプラスチックを入れ、ワイドハイターの説明書に書かれている使用量の目安に沿った洗浄液を容器いっぱいに入れます。洗浄液の目安は水1ℓに対し、ワイドハイター1mlです。
洗浄液にプラスチックを漬けたら、それを天日干しします。この状態で1週間程度待ちましょう。
漬け始めてから1週間後には、漂白が終わって黄ばみが落ちています。それを容器から取り出し、洗浄液を水で落とせば、プラスチック製品が元の色を取り戻しているでしょう。
素材自体の変質の場合でも諦めないで!
ワイドハイターを使用して、黄ばみは落ちましたか?落ちなかったそこのあなた、あなたの製品はプラスチッック素材そのものが劣化している可能性があります。実はこの場合、プラスチックの黄ばみを落とすことはできないと考えられています。
でも諦めるのはまだ早いです。その場合は、塗装によって黄ばみを隠しましょう。電子機器など塗装が難しい時は、シート張りをすることで十分に黄ばみを隠すことができます。
用意するもの
・黄ばんでいるプラスチック製品
・スポンジ、歯ブラシ
・住宅用洗剤
・水性塗料(色はプラスチック製品によって変える)
・マスカーテープ
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油汚れにはこれ!という利用者の声が多い、花王のマジックリン。キッチン周りだけでなく、住宅全般の汚れに使うことができる便利な商品です。
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金属から樹脂まで、幅広い素材に吹きかけることができる優れもの。塗装前に必要とされているペーパー研ぎが不要なので、この商品を使えば作業時間を大幅に短縮することができます。
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300mm×25Mから3000mm×25Mまで多様な大きさを提供しているアイリスオーヤマのマスカーテープ。手で簡単にカットすることができるので非常に使いやすい商品です。
こちらも洗剤や塗料を使用するので、電子機器や金属が含まれている場合には、できる範囲でプラスチック部分のみを取り出しましょう。
プラスチックをクリーニングする前に塗装すると、ホコリや油分が固まってしまいます。その前に、歯ブラシやスポンジと住宅用洗剤を使い、汚れや油分を綺麗に掃除してくださいね。掃除した後は、スプレーを散布できるように乾くまで待ちましょう。
塗装スプレーが床に飛び散って付着しないように、マスカーテープで床や壁を覆います。本当に汚したくないところは、ちょっと多めにテープを使いましょう。
塗装スペースを作成したら、早速塗装を始めます。正面だけでなく、横や下など全ての面に塗料を吹きかけてください。全体に吹きかけたら乾燥するまで放置し、指に塗料がつかない程度に乾いたら2回目の塗装を行います。これを3回行って完成です。
黄ばみを予防する3つの方法
ここまで黄ばみを落とす方法を紹介してきましたが、黄ばむたびにこのような作業をするのは大変ですよね。実は、プラスチックの黄ばみを防ぐ方法があるのです。ここでは3つの予防方法を紹介しますね。
直射日光に当てない
プラスチックは日光に当てると黄ばみやすくなってしまいます。そのため、黄ばんで欲しくないプラスチック製品はなるべく直接紫外線が当たらない日陰で保管しましょう。
製品の近くでタバコを吸ったり飲食をしたりしない
タバコのヤニや食べ物のカスはプラスチックが黄ばんでしまう原因の1つです。なるべくプラスチック製品から離れてタバコや飲食を行うにしてくださいね。
車用のコーティング剤を使用する
車のコーティング剤を使うと樹脂皮膜が製品を空気や紫外線からカバーしてくれるので、黄ばみを予防する効果があります。車用なので、よく触るパソコンのキーボードやゲーム機に使用することはできませんが、エアコンのプラスチック部分など直接触る機会が少ない製品には有効でしょう。
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車体が濡れた状態でスプレーできるAZ(エーゼット)の自動車用コーディング剤です。厚い皮膜で覆うので、車だけでなくプラスチック製品を紫外線から守るのにも十分な効果があります。
まとめ
今回はプラスチックの黄ばみを落とす方法を紹介しました。原因ごとに落とす方法が変わるので、きちんと原因を把握した上で黄ばみを落としたいですね。でも原因によっては落とすのに時間を要するものもあります。なるべく洗剤などに頼らないようにしたいですね。黄ばみを落とす方法だけでなく、黄ばみを予防する方法も伝えてきました。
これでもう、放置する、という選択肢はなくなりましたね!ぜひこれで全ての黄ばみを落として快適な生活を送ってください!
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
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