トイレのタンクはカビまみれ?お掃除で黒カビ退治!臭いも断ち切ろう
トイレのタンクは非常に汚れが溜まりやすい場所。もし何ヶ月も掃除していないなら、あなたのお家のタンクは汚れでびっしりかもしれません。最近トイレの臭いが気になる人も、その原因は便座ではなくトイレのタンクでは!トイレのタンクの掃除は難しいと思っている方も多いでしょう。そこで今回は、写真と共に、トイレのタンクを掃除する方法を解説します!タンクのフタを開けないで掃除する方法も紹介します♪
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目次
トイレタンクの掃除はなぜ必要?
トイレ掃除の盲点になりやすい、トイレのタンク。しかしタンクが、トイレが汚い原因になっていることも少なくありません。
トイレタンクはカビが発生しやすい
常に水がたまっているトイレタンクは、非常にカビが繁殖しやすい場所です。さらにタンクは蓋が閉まっていて空気が通らないので、カビにとって絶好の環境になってしまっています。
特に発生しやすいのは、空気が流れず湿気が多い場所を好む、黒カビです。この種類のカビは、肺炎や喘息、アレルギーの原因となる可能性があります。悪影響が大きいため、アレルギーになりやすい子どもがいる家庭では特に気をつけて掃除しましょう。
臭いの原因となる
トイレの便器をいくらきれいにしても取れない臭いに悩んでいる方もいるのではないでしょうか?その臭いの原因は、もしかしたらタンクの汚れかもしれません。
先ほど触れた黒カビがたまり続けると、ドブのような悪臭の原因になります。その黒カビが原因で、タンクから嫌な臭いがしてしまうのです。
便器の汚れにつながる
タンクの汚れは、便器の汚れに繋がる可能性があります。トイレを流すとき、タンクに溜まった水と一緒に、タンク内で繁殖したカビが便器に流れていくからです。そのままカビが便器にはり付き、繁殖してしまうのです。
カビが水垢の汚れと合わさると非常に頑固な汚れに変化してしまいます。長く放置した黒ずみは、すでに水垢の汚れと合わさって頑固になっているかもしれません…。
トイレタンクを掃除する際の注意点
今すぐトイレタンクを掃除したいところですが、一旦ストップ!掃除を始める前に、いくつか注意しおきたいポイントが。
カビや臭いが解決しても、壊してしまったり不具合が出ては元も子もありませんよね。一見便利そうな道具の中にも注意点が潜んでいるのです。
カビキラーは使えない?
まず注意したいのがカビキラーです。カビを綺麗にしたい時に使いたくなってしまいますよね。
カビキラーの効果は塩素によるもの。これらの「塩素系漂白剤」と呼ばれる洗剤は、トイレタンクに使ってはいけません。タンクの中には鉄の配管やゴムのパッキンが使われており、塩素の強い薬剤はこれらの部品を傷めてしまうのです。
同様に酸性洗剤も部品を劣化させる可能性が。最悪の場合、水漏れなどの原因になるので気をつけましょう。
割れないように注意
トイレタンクの汚れは、頑固なものが多いです。ついつい夢中になって力が入りすぎてしまうもの。ですが、掃除をするときは、タンク内の部品を強くこすったり動かしたりしないよう注意しましょう。傷をつけやすいブラシも避けてください。
また、よくあるのが、フタを取り外す時にフタをぶつけてしまい、ひび割れてしまう、という事例です。フタは重い上に濡れていて滑りやすいので、慎重に取り外すようにしましょう。
トイレタンクをフタを開けずに掃除する方法
まずは、タンクのフタを開けずに、つけ置き洗いで掃除する方法を紹介します。栓を閉めてフタを外さなければいけないタンクの掃除はできればしたくない…と思っている方は、まずこの方法で掃除してみてください。
排水口から洗剤を入れるだけで、手を汚すこともなく簡単にタンクを掃除できます。半日ほどつけ置きする必要があるので、外出前や就寝前に洗剤を入れると良いでしょう。
トイレタンクをフタを開けて掃除する方法
トイレタンクをフタを開けて掃除する方法は、少し複雑です。大まかな流れは、以下の通りです。以下で詳しく解説していきます。
②レバーを回して水を抜く
③タンクのフタを外し、フタを掃除する
④タンクの内側を掃除する
⑤止水栓を緩めて元の水位まで水を貯める
⑥タンクのフタを元に戻す
工具を使って、トイレの止水栓を回して閉めます。
この後、洗浄レバーを回して水を流す手順があります。その時に、止水栓を閉めずにタンクの蓋を外したまま洗浄レバーを回して水を流すと、給水ホースから水が出てきてあふれてしまいます。
タンクのフタを外す前に、必ず閉めてください!
止水管の閉め方は、トイレの機種によって違います!ご自宅のトイレの機種を確認して、説明書やサイトの説明文を読んで正しく行いましょう。
止水栓を閉めたら、レバーを回して水を抜いていきましょう。こうすることで、タンクの中の水がなくなっていきます。この作業をすることで、お掃除がグッと楽になりますよ♪
両手でしっかり持ち上げて、慎重に取り外しましょう。
手洗い器がついているトイレ
一度、蓋を持ち上げた後、給水ホースを外さなければなりません。
持ち上げただけでホースが外れる場合もありますが、ナットを回すなどのひと手間が必要な場合もあります。蓋を外すときには、2人で作業すると安心です♪
手洗い器がついていないトイレ
手洗い器がついていない場合は、蓋はただ被さっているだけなので、すぐに外れます。
スポンジに、トイレ用の中性洗剤をつけて、フタの裏側をこすります。
フタを割らないように安定した場所で行いましょう!
洗剤が残らないように、水で濡らした雑巾で蓋の裏を拭きます。から拭きをすると陶器に傷がついたり、静電気でホコリをつけてしまったりするので、必ずぬれ拭きをしましょう。
タンク内の掃除は、広い部分と細かい部分の二段階に分けて行います。まずは、黒ずみがこびりついた内側の表面を、中性洗剤をつけたスポンジでこすります。広いところはスポンジを使った方が効率がいいですよ♪
広い部分の汚れをスポンジで落としたら、次は歯ブラシに持ち替えて、細かい部分の汚れを落とします。
タンク内は、パイプや溝が多く細かいところにも汚れがたまります。カビが残っていると、すぐに繁殖しやすくなってしまうので、細かい部分の汚れもできるだけ落としましょう。
ただし、タンクの中には色々な部品が入っています。壊さないように慎重に作業しましょう。
閉めていた止水栓を緩めると、タンクの中に水が溜まっていきます。元の水位まで水がたまるところまで栓を緩めましょう。調節したら、タンクのフタを閉めてください。
必ず止水栓を調整してから蓋を閉める!
閉めすぎると、水を流した後にタンクに水が溜まらなくなってしまいます。逆に緩めすぎると、排水が追いつかず、タンクから水が溢れてしまいます。水があふれないように止水栓を調整して、元の水位まで溜めましょう。
こうすることで、掃除した時についた洗剤が流れていきます。
もう一度、トイレの水を流して、しっかりと洗剤を流しましょう。
頑固な汚れがついたタンクの中の掃除
3ヶ月以上タンクの汚れを放置している場合は、水垢などと混ざってさらに頑固な黒ずみになっていることがあります。
そんな時に使えるのが重曹とサンドペーパー!重曹は弱アルカリ性なので、タンクの掃除に使ってもOKです。細かい粒子の活躍で、汚れをこすり落とします。
・ゴム手袋
・歯ブラシ
・重曹
・サンドペーパー
ちなみに、サンドペーパーのおすすめはこちら。
おすすめ
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タンクの掃除で、ブラシで擦ってもどうしても落とすことができない汚れには、水に濡れても大丈夫な耐水ペーパーが便利です。サイズも大き目なので、少しずつカットして使いましょう♪
歯ブラシに重曹をつけ、頑固な黒ずみをこすります。タンクの中の全体が汚れている場合は、重曹をそのままふりかけちゃいましょう!
重曹を使っても落ちない、しつこい汚れは、紙やすりでけずり落としてしまいましょう。
紙やすりを使うのは最終手段です。紙やすりを使うと、タンクに傷がついてしまうので、なるべく使わないようにしましょう。タンクに傷がつくと、その傷に汚れがたまりやすくなります。
紙やすりを使わずに綺麗にできるように、定期的に掃除をするのが大切です。
ちなみに、サンドペーパーについて詳しく知りたい!というあなたは、「サンドペーパー・紙やすりの失敗しない選び方!種類と使い方もご紹介」を参考にしてみてください!
サンドペーパーには、種類があります。トイレ掃除に使うものは、耐水ペーパーです。耐水ペーパーは、当て木をして目を水で流しながら使います。
タンクの中が綺麗になったら、蓋を閉めます。そして、止水栓を緩めてタンクの中に水を溜めましょう。この時も、必ず止水栓の緩め方を調整してくださいね!溜まったら、レバーを引いて一度水を流しましょう。
ここまで、トイレのタンクを掃除する方法を紹介しました。タンクを綺麗にすれば、便器も汚れにくくなります。「止水栓を閉める」などと聞くと「大変そうだな」と思ってしまいますが、意外と簡単です。ぜひ一度、挑戦してみてください。
トイレタンク掃除におすすめの洗浄剤を紹介
トイレタンクの掃除には通常の中性洗剤や重曹ももちろん使えますが、より効果を上げたいなら、トイレのタンク掃除専用の洗浄剤もおすすめです。使いやすい洗浄剤をいくつか紹介します。
ボタニキャン トイレWクリーナー
おすすめ
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これは、タンクのフタを開けずに掃除をするときに活躍する洗浄剤です。一回分の量がわかりやすい個包装タイプで、除菌と洗浄の両方の効果が期待できます。
木村石鹸 トイレタンク洗浄剤
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こちらも同じく、フタを開けずに掃除するタイプの洗浄剤です。酵素のパワーでカビ、黄ばみ、水垢の全てを除去できるのが特徴です。タンクに投入してから2時間以上放置して使います。
トイレマジックリン ツヤツヤコートプラス
おすすめ
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トイレの中でも、タンクの掃除は蓋を外す作業があるなど、ちょっと面倒ですよね。それなら、お掃除後に汚れをつきにくくしてくれるタイプの、中性洗剤を選びましょう。トイレマジックリンのツヤツヤコートプラスは、その名の通り防汚効果の高い商品。タンク掃除だけでなく、便器内の汚れ防止にも使用できます。
普段トイレを使う前に、シュッと一噴きして汚れを予防する、という使い方も可能です。使用後は、心地よいエレガントローズの香りが広がるので、掃除しながら消臭も可能!トイレ掃除の手間を省くなら、コーティング力のある洗剤がおすすめです。
ルック まめピカ 抗菌プラス トイレのふき取りクリーナー
おすすめ
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トイレットペーパーでさっと掃除できる、便利なルックのまめピカ。ボロボロ防止成分が入っているので、トイレットペーパーの屑を出すことなく、お掃除できます。掃除しながら除菌できるので、タンク内を衛生的に保ちたい人は使ってみましょう。
一般的なトイレお掃除シートは、どうしてもコスパが気になるもの。でも、この商品なら必要な時に必要なだけ、お掃除シートを作れるので、経済的に◎です。掃除が終わったら、そのままトイレに流すだけでOKなのも嬉しいですね。
できるだけ必要な道具を持たず、楽にタンクやトイレの掃除がしたいなら、まめピカを頼ってみましょう。
緑の魔女 泡タイプ トイレ用
おすすめ
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天然成分でできた、環境のやさしい洗剤を選びたいなら、緑の魔女シリーズがベスト。タンク掃除には、泡タイプが便利です。
洗剤に含まれたグロスファクターが、配管内の微生物を元気にして、汚れを食べてもらうパイプクリーナー的働きもあります。
緑の魔女シリーズは、香りの良さでも有名。ほのかなミントの香りは、匂いにこだわる人も安心して使用できます。
汚れを減らし、水質を良くする力があるので、タンク掃除が終わったら、定期的にタンク内へ洗剤をプッシュしておきましょう。
こまめな掃除を行わなくても、微生物の力で楽々お手入れできちゃいます。
トイレのクリーニングをプロに頼むべきタイミングとは?
トイレの臭いが気になったら、トイレのタンクをお掃除しましょう!というのがここまでのお話でした。
しかし、自分でのお掃除に限界を感じることもあると思います。汚れがなかなか落ちない、掃除をしてもすぐに汚れる、なんてときは、お掃除するのが嫌になっちゃいますよね。
そんな時におすすめなのが、プロのトイレクリーニングです!
あなたのマイスターでは、トイレクリーニングのプロに「トイレがどのような状態になったらトイレクリーニングを業者さんにお願いしたほうが良いのでしょうか、分かりやすい目安などがあれば教えてください。」と聞いてみました!たくさんの回答の中から一部をご紹介します!
京都クリーンクラブさん(京都府)
整理収納アドバイザーMOGIさん(東京都)
汚れの感じ方は人それぞれなので、汚れが気になったタイミングでお掃除するのがおすすめという意見が多かったです。
また、プロしか気づかない汚れもあるので、一度トイレクリーニングをしたほうが良いと語るプロもいました!
トイレのタンクを綺麗にしても臭いが残っているとき。特に、トイレ独特のアンモニア臭がトイレ全体から臭っているような場合には、トイレクリーニングがおすすめです!
「あなたのマイスター」では、もっとたくさんのプロに、他にもいろいろな疑問に答えてもらっています。そんなプロの声を「プロが答えてお悩み解決!アスクマイスター」に集めました。
自分でお掃除するときも、ハウスクリーニングをお願いするときも、役に立つこと間違いなしです!
トイレタンクを綺麗に保つための2つ予防法
タンクを掃除したら、その綺麗な状態を長く保ちましょう。そのためにできることが2つあります。
重曹を入れておく
一番お手軽な方法が、タンクに重曹を入れておくことです。
一度、綺麗にしたタンクは、重曹を入れておくだけでも綺麗な状態を保てるのです。月に1回ほど、タンクの中にカップ1杯の重曹を入れて、6時間ほどつけ置きします。
その間はトイレを使えないので、出かける前や寝る前に重曹を入れておくのがおすすめです。
つけ置きが終わったら、洗浄レバーを回して水を流せば、お掃除は完了です。
置き型の洗浄剤は使わない方がいい?
手洗い器に置くことで、便器を綺麗にする洗浄剤がありますよね。便器を綺麗に保てるので確かに便利です。だたし、気をつけたいことが2つあります。
中性の洗浄剤を選ぶ
酸性やアルカリ性の洗浄剤を使うと、便器を綺麗にすることはできます。でも、タンク内の器具を傷めてしまう恐れがあるのです。置き型の洗剤を使いたい時には、中性の洗剤を選びましょう。
色付きの洗浄剤は避ける
色付きの洗浄剤は、タンクの蓋や底に色が残ってしまうことも。タンクの掃除が大変になるので、注意が必要です。
おすすめ
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置き型洗浄剤のおすすめは、こちら。流すたびに汚れを吸着。水は無色なので、便器に着色してしまう心配もご無用です。さわやかな石鹸の香りがしますよ♪
便器には3種類の汚れがあります。それは、水垢、黄ばみ、黒ずみ。水垢や黄ばみは酸性の洗剤を使えばキレイに落とすことができます。一方で、黒ずみの正体はカビです。そのため、酸素系漂白剤を使うことになります。
汚れに合わせたお掃除方法で、便器をキレイにしていきましょう♪
まとめ
トイレのタンクの汚れの正体は、黒カビ。黒カビを放っておくと、嫌な臭いの原因になってしまいます。便器をお掃除だけでは、トイレの臭いは解決しないのです!少し勇気がいるかもしれませんが、一度自分でタンクを開けてお掃除してみてください!
自分で掃除してみて、臭いが取れたら嬉しいですよね。でも、どうしても自分でやりたくないという方は、プロにお任せするのがおすすめです。徹底的に掃除してくれますよ♪
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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