換気扇掃除のやり方まとめ!自分で油汚れを落とすには重曹やオキシクリーンで
油やホコリなどの汚れが溜まる換気扇の掃除方法について紹介します。シロッコファンやプロペラファンの外し方から、重曹やおすすめの専用洗剤を使って簡単に汚れを落とす方法、プロに聞いたつけ置きのやり方、換気扇の掃除を業者に依頼する場合の料金や手順まで幅広くまとめました。
本記事内ではアフィリエイト広告を利用しています
目次
換気扇掃除の前にやるべきこと4つ
・足場を固定する
・養生をする
・手袋をはめる
ブレーカーを切る
換気扇のお掃除をしてる最中に、換気扇が動いてしまうと、とても危険です。まず始めに電源を切って、ブレーカーも落としましょう。
足場を固定する
換気扇のお掃除は、高いところでの作業になります。ガスコンロによじ登っての作業は、落下する恐れがあるのでNG。踏み台やきっちり固定できる椅子などを足場にして、作業を始めてくださいね。
養生をする
換気扇を掃除している際に、汚れや傷がつかないよう、周りの部分を保護しておきましょう。ガスコンロの上、そして床にも新聞紙やビニールシートを敷きましょう。
手袋をはめる
換気扇を分解する時、金属のヘリで怪我をしてしまうことがあります。怪我を予防するためにも、軍手かゴム手袋をはめて作業をしましょう。
換気扇の種類とプロペラの外し方
まず換気扇を掃除するためには換気扇を分解する必要があります。外し方は換気扇のタイプによって異なるので、自宅の換気扇がどのタイプなのかを確認しましょう。
換気扇のタイプは大きく2つに分かれ、大きな違いは「羽根の形」です。円筒型の「シロッコファン」とプロペラ型の「プロペラファン」に分類できます。
分解方法は換気扇の羽の形によって異なる
シロッコファンタイプの換気扇の外し方
シロッコファンというのは、円筒型のファン。吸い込んだ空気は、ダクトを通って外に排出されます。このファンが使われている換気扇は、金属製の板で覆われていることが多く、レンジフードとも呼ばれることも。現在ではこちらのタイプが主流です。
円柱型のシロッコファンは、下記の順で分解していきます。
まず換気扇をふさぐようについている整流板を外します。ネジを緩め、整流板を手前にずらすと、取り外すことができます。
大きなレンジフードが覆い被さっている形の換気扇には、清流板がありません。フィルターがむき出しになっているはずなので、次の手順に進んでフィルターから外しましょう。
換気扇のフィルターは一度奥に押し込んでから引っ張ることで取り外すことができます。
シロッコファンの本体には周辺に「ベルマウス」という円盤があります。ベルマウスはネジで留まっているので、ネジを反時計回りに回してゆるめて外しましょう。
最後にシロッコファンの中心にある大きなネジをゆるめて下に引っ張り、シロッコファンを取り外します。このとき、ネジがゆるんだことでシロッコファンが落ちてくると危ないので、シロッコファンを手で固定したままネジをゆるめましょう。
取り外した部品は全部で4つ。どこまで分解できるのか不安になるかもしれませんが、そんなときはこちらの画像を見てみましょう。フィルターが2枚に分かれているキッチンもありますが、違いはそれだけなのでこちらの画像と同じように分解できます。
あわせて読みたい
プロペラファンタイプの換気扇の外し方
プロペラ型のファンが回転して空気の流れを作るプロペラファンタイプ。吸い込んだ空気は、ダクトを通らず、換気扇から直接外に排出されます。
プロペラファンタイプは、昔ながらの換気扇によく見られるタイプで、シロッコファンよりも分解が簡単です。
プロペラファンは、下記の順で分解していきます。
まずはプロペラの部分を抑えながら、換気扇の真ん中についているネジを回しましょう。大体の場合は反時計周りでゆるみます。油汚れが固まって、ネジが外れないときは、ドライヤーで少し温めると回しやすくなります。
手前のネジが外れたら、プロペラを外しましょう。そのまま手前に引っ張れば、すぽっと取れます。
換気扇のカバーは、少し上に持ち上げてからひっぱると取り外すことができます。
あわせて読みたい
【本体編】重曹スプレーで簡単!換気扇掃除
換気扇を分解したら、まずは換気扇本体についた油汚れを重曹スプレーを使って掃除していきましょう。
・重曹
・スプレーボトル
・キッチンペーパーかクロス
気になる油汚れの部分に、重曹スプレーを吹き付けます。重曹スプレーは水100ccにつき小さじ1杯ほどの分量がおすすめです。外側の汚れはこびりつきやすいので、こまめにお掃除するようにしましょう。
油汚れにはやっぱり重曹ですね!少しずつ汚れが浮いてくるので、布かキッチンペーパーで拭き取りましょう。
もう一度、今度は乾いた布かキッチンペーパーで水気を取り除く形で拭けば、外側はOKです。
重曹スプレーでは落ちなかった頑固な汚れには、重曹3:水1で混ぜた「重曹ペースト」でつけ置きするのがおすすめです。
重曹ペーストを塗って上からラップで覆い、20~30分程度放置。時間が経ったらラップを外して、重曹と一緒に汚れを拭き取りましょう。
あわせて読みたい
【カバー編】頑固な油汚れもスッキリ!専用洗剤で換気扇掃除
整流板やカバーなどについた頑固な油汚れには、専用の洗剤を使用して掃除するのがおすすめ。そのまま吹き付け、汚れを拭き取るようにしてキレイにしていきましょう。
・ゴム手袋
・キッチンペーパー
・洗剤(なまはげ)
・雑巾2~3枚
洗剤を使うので、まずはゴム手袋をはめましょう。整流板やカバーに直接洗剤を吹き付けていきます。キッチンペーパーで、油汚れを拭き取りましょう。
洗剤を残さないように、最後に水拭きをします。さらに乾拭きをしておしまいです。
今回使った洗剤はこちら↓
おすすめ
[PR]
こちらは洗剤のエキスパートである茂木和哉さんが開発した、頑固な油汚れ用の洗剤。長い間放置されて固まった油汚れも、溶かして落とすのが特徴。溶けた油汚れは、拭き取るだけでキレイになります。換気扇だけでなく、コンロ、オーブンなどのお掃除にも大活躍。頑固な油汚れに悩んでいる人におすすめしたい洗剤です。
あわせて読みたい
換気扇掃除【フィルター・ファン編】
ファンやフィルターは、細かいところがたくさんあって、どんな掃除方法がいいかよくわかりません。そこで「ユアマイスター」では、換気扇クリーニングのプロに「 プロだからこそ知る換気扇掃除のコツはありますか?」と聞きました!
合同会社セキレイさん(愛知県)
クリーンラボ-clean labo-さん(埼玉県)
スプレーしても洗剤が届かないところもあるし、ひとつひとつブラシでこするなんて手間がかかってしょうがない!というわけで、まとめるとつけおきでお掃除するのがおすすめなんです!
・ゴム手袋
・マスク
・45Lごみ袋
・洗剤(重曹)
・歯ブラシや割りばし
・雑巾
・新聞紙
シンクの中にゴミ袋を広げ、取り外したフィルター、ファン、ベルマウスを入れます。
ちょうど良いサイズの段ボールがあれば、シンクより段ボールを使いましょう。蓋を閉めてつけおきすれば、段ボールの保温効果でお湯の温度が保たれ、つけおきの効果がアップします。
ゴミ袋にお湯を溜めます。水よりもお湯の方が汚れ落ちが良いので、なるべく熱めのお湯を使ってくださいね。
ゴミ袋に洗剤を入れていきます。今回は、重曹を1/2カップほど使いました。なるべく、まんべんなくふりかけるのがポイントです。
今回使った洗剤はこちら↓
おすすめ
[PR]
重曹はアルカリ性なので、酸性の油汚れにおすすめ。換気扇はもちろんコンロなどのキッチン周りの掃除にもぴったりです。
重曹がムラなく広がるようにかき混ぜます。
そのまま2時間ほど放置してください。重曹がじっくり汚れを落とします。
歯ブラシや割り箸で、汚れをこすり落とします。
汚れが落ちたら、水ですすぎます。洗剤が残らないよう、しっかり洗い流しましょう。
最後に雑巾で拭き、乾かしましょう。乾かすときには、下に新聞紙を敷いておくと、新聞紙が湿気を吸収してくれるので、早く乾きます。
換気扇の油汚れをすっきり落とす方法は、実はつけおき以外にもあります。フィルター掃除について他の方法などを詳しく解説している記事がこちら。
あわせて読みたい
つけおきがおすすめなのは間違いないですが、他のお掃除方法も知りたいという方は、こちらの記事でぜひチェックしてみてください。
あわせて読みたい
おすすめ
商品
重曹などを使ってつけおきする方法について解説しましたが
・オキシクリーン
・マジックリン
上記のような別のアイテムでも換気扇を掃除できます。 今回はセスキ炭酸ソーダを使った掃除方法についても紹介します。
・新聞紙
・ゴム手袋
・雑巾2~3枚
セスキ炭酸ソーダはアルカリが強く、手が荒れやすいため要注意です。
使用時は手袋をはめてから作業を始めましょう。
セスキ炭酸ソーダのスプレーを全体に吹きかけます。周りを汚さないように下に新聞紙を敷いて行いましょう。
30分放置したら、濡らした雑巾で水拭きして油汚れをセスキ炭酸ソーダごと落としましょう。この時も手袋を忘れずに!
乾拭きしたら完了です。これもとっても簡単。頑固な油汚れも、ゴシゴシする必要はないんです。
オキシクリーン やマジックリンでのお掃除方法はこちらをチェックしてみてくださいね。
あわせて読みたい
あわせて読みたい
換気扇掃除は業者に頼むのもおすすめ
ここまで読んできた人の中には、「換気扇の掃除って大変!」と思った人もいるのではないでしょうか。そのような人は、プロに掃除を依頼するのも1つの方法です。
換気扇掃除業者の値段は?
換気扇掃除をプロに頼む場合、依頼する業者や換気扇のメーカーなどによって値段は異なりますが、編集部が調べたおおまかな料金相場は以下の通りです。
相場(税込み)
レンジフードタイプ
11,000~15,000円
プロペラタイプ
8,000~10,000円
換気扇掃除を業者に依頼したときの流れ
それでは換気扇掃除を業者に依頼した場合、クリーニングの流れとは実際にはどうなっているのでしょうか?ここからはプロによる換気扇クリーニングの流れを見ていきましょう。
作業員が家に到着したら、まず換気扇が動くかどうかの確認をします。その後、掃除の内容説明があるので、汚れが気になる箇所があったら、このタイミングで伝えておきましょう。
作業に入る前に、ビニールや養生テープを使って換気扇まわりが汚れないよう保護します。
フィルター、ファンなど換気扇のパーツを分解し、専用の洗浄液に付けたり、ヘラやブラシを使ったりして丁寧に洗浄します。
レンジフードカバー内部・外部の汚れも見逃しません。プロ専用のさまざまな洗剤や道具を使って、細かい部分の汚れもしっかり落とします。
洗浄したパーツが十分に乾いたら、元に戻します。お客様に満足いただけた場合は、お掃除完了です。もちろん、換気扇が動くかどうかの動作確認も行います。なお換気扇クリーニングの所要時間は、レンジフードタイプ:約1.5~3時で、プロペラタイプ:約1~2時です。
さらに詳細が気になる方は、プロのお仕事の様子を取材した記事をこちらを参考にしてみて下さいね。
あわせて読みたい
また、プロの依頼を視野に入れている方向けに、自分で掃除した場合とプロに掃除してもらった場合の違いがわかる記事がありますので、こちらも要チェックです。
あわせて読みたい
プロに頼むメリット
換気扇掃除をプロに頼むメリットは、主に2つです。
徹底的に分解するから汚れをしっかり落とせる
素人が換気扇を分解しようとしても、フィルター・ファンまでが限界です。しかし、換気扇の仕組みを熟知しているプロなら、細かく分解することができます。そのため、自分では手の届かないような箇所の汚れもしっかり落とせるのです。
短時間でキレイになる
プロは、一般的に売られている洗剤より汚れが落ちやすいプロ専用の洗剤を使用したり、それぞれの汚れに合った洗剤を選択したりすることで、効率よく汚れを落とすことが可能です。短時間で換気扇がキレイになるのも、プロに依頼するメリットの一つといえるでしょう。実際に以下のような嬉しい声も頂いています!
プロに頼むときの注意点
プロに換気扇掃除を依頼するときは、以下のポイントに注意しましょう。
換気扇の動作確認をしておく
壊れている換気扇は、掃除ができません。そのため、換気扇を回すと変な音がしたり、スイッチが効かなかったりする場合は、念のためメーカーに故障かどうかの確認をしましょう。
換気扇まわりを片付けておく
換気扇掃除がスムーズに行えるよう、コンロの上やキッチンの床に物を置かないようにしましょう。鍋やフライパンなどを置いておくと、それらを片付ける時間が無駄になるため、作業員が来る前に片付けておくことが大事です。
可能なら年末シーズンを避ける
年末の大掃除前になると、「換気扇の掃除をしなきゃ」と思う人が増えます。それに伴い、換気扇掃除の依頼も増加するため、年末は予約が取りづらい傾向です。
換気扇掃除をプロに頼む場合は年末シーズンを避け、早めに予約を取りましょう。依頼をしようと思ったら、ぜひ「Yourmystar(ユアマイスター)」をご利用ください!口コミ数も200,000件を突破していて、あなたにあったプロが見つかります。
プロの換気扇クリーニング
換気扇の汚れの放置がダメな理由
ここまで換気扇の掃除方法を紹介してきましたが、なぜ換気扇の汚れを放置してはいけないのでしょうか?その主な理由は以下の4つが挙げられます。
・カビや雑菌の温床になるから
・電気代が上がるから
・換気扇が故障するから
換気するパワーが落ちるから
換気扇に汚れがたまると、空気を吸い込むための内部ファンに負担がかかります。すると、換気するパワーが低下するため、空気の取り込みや排出がしづらくなります。その結果、換気扇を回しても油汚れが吸いきれなくなり、部屋中に広がってしまうのです。
カビや雑菌の温床になるから
カビや雑菌は、汚れをエサにして繁殖します。そのため、換気扇の汚れを放置していると、カビや雑菌が増え続けることも。また、汚れがたまると臭いもキツくなります。臭いについてはこちらの記事でもっと詳しく解説しているの見てみてください。
あわせて読みたい
電気代が上がるから
換気能力が落ちた換気扇では、空気の循環にかなりの時間を要します。つまり、長い時間換気扇を回さなくてはならないため、余計な電力を使います。換気扇に汚れが多ければ多いほど、電気代に差が付くといえるでしょう。実際にプロの方からも以下のような見解があります!
株式会社 幸優会さん(岡山県)
換気扇が故障するから
ひどい油汚れを放置していると、換気扇自体が故障する恐れも…。水分や塩分を含む汚れは、換気扇の塗装面を劣化させます。その結果、ファンやレンジフードが錆び、故障につながります。
中にはひどい音がしてしますケースも…。換気扇から異音が聞こえた場合はまずはこちらで音の原因と対策をしてみるのが良さそうです!
あわせて読みたい
換気扇掃除の頻度はどのくらい?
換気扇は、1~3ヶ月に1回くらいの頻度で掃除をするのが理想です。しかし、「そんなに頻回に掃除できない!」と思う人も多いのではないでしょうか。その場合は、半年~1年に1回の頻度を目安に換気扇掃除をするとよいでしょう。汚れがこびりつく前に掃除をすることで、油汚れが落ちやすくなります。
また換気扇掃除の時期については夏が最適です。油は高い温度と湿気に弱く、高温多湿となる夏は汚れを落とすのに最適な時期となります。そのため大掃除の時期である年末より少し前に行うのがおすすめですよ!
まとめ
換気扇の汚れを放置すると、換気効率が下がるだけでなく、電気代が上がったり故障を招いたりする恐れがあります。「掃除したい」と思ったときが、掃除どきです!この記事を参考に、換気扇を掃除して気持ちのよいキッチンにしましょう。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してださい。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がユアマイスター株式会社に還元されることがあります。
※本記事のコンテンツの一部は、アマゾンジャパン合同会社またはその関連会社により提供されたものです。これらのコンテンツは「現状有姿」で提供されており、随時変更または削除される場合があります。