窓ガラスの結露対策8選!発生した結露やカビの取り方も写真で解説!
冬になると、窓やサッシの周りに大量に発生する結露。見て見ぬ振りをしたいけど、放置していたら窓枠までびしょびしょになり、カビが生えていた…なんてことになりかねません。今回は、窓ガラスの結露対策と、結露が発生してしまった時の掃除方法、おすすめグッズを紹介します!
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結露ができる原因とは?
結露はなぜできてしまうのでしょうか?結露が発生する仕組みを、室内と外の温度差に注目して解説します。
室内と屋外の温度差が結露の原因
結露は、温かく湿った空気が急に冷やされた時に、空気中の水蒸気が水滴となって出てくる現象です。窓の結露は、冷たい飲み物を入れたコップのまわりに水滴がついたり、マスクをしてメガネをかけるとレンズが曇るのと同じ仕組みですね。
冬の窓ガラスの結露は、家の中で温められた空気が、寒い外気で冷やされた窓ガラスに触れることで発生します。室内は、洗濯物やストーブなどで湿度が高くなっています。そのため、外気との温度差が大きくなる冬に、どうしても結露ができやすくなってしまうのですね。
飽和水蒸気量がポイント
空気は温度によって、その中に含むことのできる水蒸気量が異なります。空気の温度が高いほど、たくさんの水蒸気を含むことができ、温度が低いほど水蒸気量は減ります。
この量のことを飽和水蒸気量といいます。飽和水蒸気量を超えると、空気中に含むことができなかった水蒸気は、水滴となって出てきます。これが結露です。
温度差が大きくなればなるほど、室温と外気の飽和水蒸気量の差も大きくなって結露が発生しやすくなってしまいます。また、室内の湿度が高い、つまり空気中に含まれている水蒸気量が多いと、外気に冷やされた時に水滴になる量が多くなります。
窓の結露を放置するとどうなる?
結露自体はただの水ですが、放置していると、ほこりや雑菌と混ざって、カビが発生することがあります。
窓ガラス、窓枠に黒いブツブツが斑点上に発生していたら、「黒カビ」の可能性が高いです。窓周りに黒カビが発生すると、開け閉めするたびに、部屋中に黒カビが舞い散ることになりかねません。 カビは喘息やアレルギーの原因になることもあるので、結露対策は健康のためにも重要です。
また、特に木造建築の場合は、結露を放置すると家自体を傷めることにもつながります。窓付近の壁紙が剥がれやすくなってしまったり、木材腐朽菌が発生して家の構造が腐朽してしまったりします。 家の寿命を長くするためにも、日頃から結露対策をしておきましょう!
窓の結露対策8選!
結露を発生させないための対策を8つ紹介します。お金をかけずに少しの工夫でできるものもあるので、自分にあったものを探してみてください。
こまめに換気する
換気をすることで、結露の原因である外気との温度差と湿気の両方を減らすことができます。寒い冬に換気することは気が進まない方も多いと思いますが、換気をしないと、結露だけではなく、ほこりがたまってくしゃみが出やすくなったり、二酸化炭素濃度が上昇してしまったりと体に悪いことが多いので、ほんの短い間でも良いので窓を開けると良いでしょう。
特に、料理しているとき、お風呂に入っているときなど、湿気が発生しやすい時間帯は換気を心がけましょう。換気扇でも対応可能ではありますが、カーテンがある窓付近は空気の循環が悪くなってしまうので、窓を開けて換気するのがおすすめです。
室温を高くしすぎない
外気との温度差を少なくするために、エアコンの設定温度を高くしすぎないようにしましょう。室温を下げる代わりに、ルームシューズや着る毛布などの防寒グッズを使えば、電気代も節約することができます。部屋全体を温めるのではなく、足元ヒーターやホットカーペットで必要な場所だけ温めるのも効果的です。
除湿する
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結露対策では、そもそもの湿気を取り除くのが有効。除湿機を使って部屋の除湿をしましょう。部屋の湿度は40~60%ぐらいをキープするのが目安です。据え置き型の除湿剤でも、使わないよりは効果があるので、ぜひ試してみてください。
また、冬の時期は乾燥するので、加湿器を使う方も多いですよね。適度に使う分にはいいですが、
・一晩中つけっぱなしにしない
・弱めのモードで使用する
など、なるべく窓に結露ができないよう工夫してくださいね!
サーキュレーターで空気を循環させる
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窓で結露が起きているときは、窓際だけ寒くてジメジメしている状態になっています。部屋の空気が循環していないと、窓際に溜まった空気がそこだけ冷やされて結露しやすくなっているのです。サーキュレーターを使って空気を循環させることで、窓際に冷たい空気が溜まるのを防ぐことができます。
扇風機や、小型のサーキュレーターを使って、窓に風を当て続けましょう。サーキュレーターを使った換気の方法はこちらで詳しくチェックできます!
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洗剤で窓ガラスを拭く
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実は、食器用の中性洗剤を薄めた液で窓ガラスを拭くことで、結露の対策ができるんです!食器用洗剤に含まれる「界面活性剤」という成分が水の表面張力を弱めるため、窓ガラスに水滴が付くことを防ぐのです。
方法も簡単で、およそ20倍に水で薄めた洗剤液で窓ガラスを拭きあげるだけ。塗った直後は泡が出ますが、すぐに消えるので気にする必要はありません。効果は1週間程度持続します。効果が薄くなってきたらまた洗剤で拭きあげれば大丈夫です。費用をあまりかけずに結露対策ができるのが嬉しいですね。
結露防止スプレーを吹きかける
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結露防止スプレーには、おむつなどに使う吸水性ポリマーが液体状になって入っています。窓に吹きかけると、結露ができた時にその水滴を吸収してゼリー状になって、窓が水分で濡れるのを防いでくれます。効果が持続するのは2週間から1ヶ月程度。永続はしませんが、吹きかけるだけなのでお手入れも簡単です。
家具や観葉植物は窓から離れた場所に
家具が窓のすぐそばにあると、湿気がこもり結露が発生しやすくなってしまいます。結露の水分が家具を傷めることにもなるので、できるだけ窓の前に家具は置かないようにしましょう。
また、観葉植物は呼吸をしているため、水蒸気を出しています。水槽など水が溜まっている場所からも水蒸気は常に蒸発しています。水蒸気を出すものを窓際に置くと、湿度が高くなって結露が発生しやすくなるので、窓から離れた場所に置くと良いでしょう。
窓を交換する
費用はかかりますが、一番効果的な解決策は、窓ガラスを交換することです。結露の原因は外気と室内の温度差なので、結露がひどい場合、それを道具や工夫だけで解決するのは大変です。
複層ガラスやペアガラスは、2枚のガラスの間に空気の層があるガラスです。冷たい外気が直接室内の空気を冷やさずに、ガラスの間の空気を冷やすので、結露ができにくくなっています。断熱性が高まるため、結露防止だけではなく省エネ効果の向上も期待できます。費用は高くなってしまいますが、投資する価値はあるでしょう。
ユアマイスターでは窓ガラスの修理・交換のプロも紹介しているのでぜひチェックしてみてください!
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窓ガラスを変えるのが難しいマンションなどにお住まいの方は、こちらのマンション向けの結露対策の記事をチェックしてくださいね。
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ここまで自分でもできる結露の対策方法を紹介してきました。ちなみにハウスクルーニングのプロは結露対策として何を上げているのでしょうか?
「ユアマイスター」では、エアコンクリーニングのプロに「 窓やサッシに結露がついて困っているのですが、結露を予防する方法があれば教えてください。」と聞きました!
福籠さん(広島県)
このように室温や湿度に気を付けつつ、断熱シートなどの簡単なグッズを利用しながら結露対策をすると良いでしょう。
結露ができてしまったら?結露の取り方を解説
頑張って対策しても、結露が発生してしまうことはあります。できてしまった結露にはどう対処すればいいのでしょうか?
結論から言うと、水滴なので「拭き取る」が基本!
コツ1:気づいたらこまめに拭く!
シンプルなのは、気づいたらこまめに拭くことです。一生懸命に対策しても、結露を100%防止することはおそらく不可能です。マメに拭き取るという根気強さも、時には必要だと覚えておきましょう!
コツ2:拭き取るときは下から上に!
結露を拭き取るときは、窓の下から上に向かって拭くようにしましょう。上から拭いてしまうと、サッシ部分に水分が溜まってしまい、カビの原因になります。窓のお手入れではぜひ意識してやってみてください。
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発生した結露の水分が他に広がって困っている方は、このテープを使うと良いでしょう。窓枠の下の方に貼っておくと、落ちてくる水滴をキャッチし、吸い取ってくれます。結露発生を根本的に防ぐわけではありませんが、貼っておくだけと簡単なので、試してみてください。
コツ3:カビ対策にアルコールスプレーを!
カビには「アルコール」という弱点があります。数日に1回でいいので、窓にシュッと吹きかけてカビを予防しましょう。
結露によってカビができると、窓だけではなくカーテンにもカビが移ってしまうことも…。そんな事態を避けるために、そもそもカビが生えない環境づくりを心がけましょう。
結露が原因でできてしまったカビの取り方
結露が原因でカビが発生したら、お掃除グッズで取り除きましょう!
軽度なカビならアルコールスプレーで!
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アルコールスプレーはカビ予防だけでなく、できてしまったカビを取り除くのにも使えます。こちらは室内でも使いやすい、植物由来のアルコールスプレーです。窓やサッシのカビに吹き付けたら、乾いた雑巾でさっと拭き取りましょう。
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頑固なカビは塩素系カビ取り剤で!
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頑固なカビには、「カビキラー」などの塩素系のカビ取り剤で対処しましょう。特に、ゴムパッキンに生えたカビは手強いので、しっかり取り除きたいなら、こういったカビ取り専用の商品を使うのがいいでしょう。
塩素系のカビ取り剤は刺激が強い成分なので、使用中は換気をするよう注意してください!
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まとめ
気づかぬうちに発生している結露。ただの水滴といっても、カビのもとになったり、家の材質を傷めたりするので侮れません。結露対策と、発生してしまった結露の掃除方法について解説してきました。少しの工夫と、便利なアイテムで、結露対策を行なっていきましょう!
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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