枕の洗濯方法を素材別に徹底解説!洗えない場合は「干す」のが正解!
夜寝るときに欠かせない枕。
柔らかいものや、硬いものなど、好みによってお使いの枕は違うかもしれません。
ただ、そんないろんな種類がある枕に共通して言えることは、「枕はきちんとお手入れしないと汚い」ということです。
髪の毛や肌が触れ、夏場なんかは汗もたっぷりしみ込んでいる枕。
丸洗いできるものならしたい!という方も多いかもしれません。
今回はそんな方に向けて、枕の洗い方や干し方など、家でできる枕のお手入れ方法をお伝えしていきます♪
汚い枕は頭皮のニオイの原因に!
いやいや、枕なんてそんな洗う必要ないでしょ…なんて考えているみなさん。
枕はダニや雑菌、ニオイ菌の発生の原因になりやすいのです。
それもそのはず、1日に少なくとも5時間以上は、人間の頭と接触しているわけですから。
特に、睡眠中は汗も大量に書きますよね。
そういった皮脂や汗をエサにダニや菌は育っていくのです・・・!
汚い枕を使い続けていると、頭皮のニキビやニオイ、抜け毛の原因になってしまいます。
枕は定期的にお手入れする必要がある、ということをわかっていただけたでしょうか?
洗える素材と洗えない素材があります!
とはいえ枕は、「洗えるもの」と「洗えないもの」があるんです。
洗えるかどうかは、枕の中身の素材によります。
洗えるもの
パイプやビーズなど、プラスチック製の中身であれば洗っても大丈夫な場合が多いですね。
また最近では、ウォッシャブルの枕も続々とでており、人気を集めています。
枕は汗が蓄積しやすいので、洗える素材だとうれしいですよね!
洗えないもの
逆に、羽毛やそばがらなど、植物・生物性のものは、乾かずに腐ってしまったりする恐れもあるので、水につけない方が無難です。
低反発の物は、洗う過程で中のウレタンが破れてしまったりする恐れが高く、洗濯は避けてください。
また、洗えるはずの素材でも、作り方によっては洗濯できないこともあるので、注意が必要です。
素材がわかっていても、必ず洗濯絵表示の確認をしましょう!
洗濯表示の見方がわからない…という方に読んでほしい記事がこちら。
洗濯表示1つで、洗い方から干し方まで、さらには使える洗剤までわかってしまうのです!
枕の洗濯以外に、普段の洋服を洗う際にも役に立つので、知っておいて損はないですよ♪
あわせて読みたい
洗える素材なら以下から、洗濯機で洗う場合、手洗いをする場合をご紹介します。
洗えない素材でもご安心ください。定期的に干すことで匂いや湿気を対策することができます。
洗い方の次に干し方を紹介しているのでぜひ干してみてくださいね!
洗える素材なら洗濯機でも手洗いでも!
枕が洗えるのかどうかがわかったところで、早速洗い方を確認していきましょう!
洗い方は、
・洗濯機
・手洗い
の2通りです。
枕が洗濯機に入らない大きさであれば手洗いで。
洗濯機で洗うのが楽ではありますが、手洗いのほうが優しく洗うことができます。
枕の型崩れなどが心配であれば、手洗いがオススメです。
洗濯機で洗う場合
まずは洗濯機で洗う方法を紹介します。
・中性洗剤
まずは、洗濯絵表示を確認しましょう。
洗濯できる場合は、枕の縫い目も確認しておきます。
ほつれかけている部分があると、中身が出てきてしまうこともあります。
洗濯ネットは、大きめのものを用意しておきましょう。
チャックはしっかり閉めてくださいね。
洗濯した枕を、ネットに入れたまま干せる、便利な洗濯ネットです。
洗濯時だけでなく、ちょっと枕を干したい、なんてときも、このネットに入れて干せば場所も取らずに干せてしまいます。
厚手でしっかりとしたつくりなので、簡単にほつれたりする心配もないのは嬉しいですよね♪
中性洗剤は、枕に直接かからないようにしましょう。
枕の中に染み込むと、洗剤残りの原因になります。
洗濯機を使う場合も、なるべく優しく洗えるコースを使いましょう。「ドライコース」や「手洗いコース」、「上質おうちクリーニング」といったコースのことです。
枕は型崩れの恐れがあります。注意しましょう。
優しいコースで洗っても、枕の中身は偏っている可能性が高いです。
手で叩いたり、上下に振ったりして偏りを直しましょう。
干すときには、下の表で「天日干し」か「陰干し」かを確認して干しましょう。
枕は厚みがあるので、完全に乾くまでに時間がかかります。
湿ったまま使うと、カビが生えたり嫌な臭いがしたりする原因になるので、注意しましょう。
できるだけ暖かく、雨の少ない季節を狙って洗濯し、しっかり乾燥さるのがポイントです。
手洗いする場合
続いて、手洗いをする方法を紹介したいと思います。
ここまでは、洗濯機を使う場合と同じ。
枕がしっかり洗えるように、洗面所や浴槽にお湯を貼りましょう。
ダニを殺すために、熱いお湯を使うことが重要ですが、押し洗いするときに熱いと大変です。
なので、熱いお湯はかけるだけにして、洗うときには手を入れられるぐらいの熱さのお湯を使いましょう。
洗剤は中性洗剤を使いましょう。
おしゃれ着用を使えば、より枕にやさしく洗うことができます。
一部分洗うだけの方が楽です。
しかし、臭いが気になる場合には全体を洗った方が効果的です。
5~6回ほど、水を変えながら洗濯物をすすいでいきます。
このとき、洗剤がしっかり流れるように念入りにすすいでいきましょう。
すすぎが終わったら、軽く絞り水気を切ります。
羽毛の枕は手洗いで
羽毛の枕は基本的には洗えないのですが、優しく手洗いするのは可能です。
そもそも、羽毛として使われているのは水鳥の羽根なので、洗えない方がおかしい気がしませんか?
水に濡れたときに、獣のようなうっとする臭いがしますが、しっかり乾燥させれば、臭いも気にならなくなるんです!
ただし、羽根は折れやすいので、洗うときは優しく洗うように心がけましょう。
洗えない枕はどうする?
では、洗えない枕はどうするのが良いのでしょうか?
ここでは
・クリーニングに出す
の2つの方法を紹介したいと思います。
干す
洗えない場合は、陰干し・天日干しをします。
陰干し、天日干しもまくらの中の素材によって適した方法がありますので以下の表でチェックしてみてください!
ただし、そばがらは中身が自然の素材なので天日干しがおすすめです。
基本的に洗えない素材は痛みやすい素材、なので陰干しが良いんですね。
そばがらと、ビーズの立ち位置が洗える・洗えないの表と変わっているので要注意です。
太陽の光には、日光消毒の効果があります。
なので、天日干しすることで、洗わなくてもある程度きれいに保つことはできるのです。
その一方で、日光は布の繊維を痛めてしまうこともあります。
そのため、特に繊細な素材は、直射日光には当てない方が良いものが多いのです。
陰干しの謎
しかし、それでは、陰干しには、どんな効果があるのか?と、少し気になりませんか?
陰干しでも、外の風にあてることで、湿気をとる効果があり、枕を気持ちよく使うためには重要なんです。
風通しの良い室内か窓際、ベランダでも大丈夫です。
風に当たるように立てかけておくだけで十分なんです!
湿気を取り除くことで、カビ対策にもなるので、洗えない素材は、頻繁に陰干ししましょう。
枕を干す時は「枕干し」という枕を固定して干すことができるハンガーがあると便利ですよ。
枕だけでなく、クッションなども干すことができるので、1つ用意しておくのもおすすめです。
クリーニングに出す
洗えない枕、どうしても綺麗にしたい場合は、クリーニングに出せるかどうかを確認してみましょう。
羽毛の枕などは普通のクリーニング店でも綺麗にしてくれるお店があるみたいです!
また、ちょっと自分で洗う暇がないな、という場合もありますよね。
枕を自分で洗うのは、忙しい時はやっぱり大変です。
そういった場合もぜひクリーニングに出すことも検討してみてください。
もちろん、洗えない枕の中にはクリーニングも難しい場合はあります。
ですが、洗える場合は型崩れを起こさないように枕を丸ごと洗ってもらえるし、クリーニング屋さんによっては特別な洗剤を使ってもらえるところもあります。
相場はおおよそですが、1.000~1,500円くらい。
自宅でのお手入れをしながら、半年に1回くらいはクリーニングにお願いするのもおすすめです。
ちなみに、今回は通常タイプの頭を置く枕を中心にお話してきましたが、枕といえばもう1つありますよね。
そうです。みんなが愛してやまない抱き枕。
大きくて洗濯できない抱き枕はどのようにお手入れすればいいのでしょうか?
そんな疑問にお答えする記事がこちら。
あわせて読みたい
枕カバーをつける
枕の汚れをできるだけ予防するなら、枕カバーを付けるのが最適です。
枕カバーなら、洗えないタイプの枕にも装着でき、外すだけで洗濯も可能!
カバーをつけるメリットや、カバーの洗濯頻度をチェックしてみましょう。
カバーをつけるメリット
枕カバーをつけるメリットは、大きく分けて3つあります。
それぞれについて、詳しくご説明いたします!
・枕の寿命が長くなる
枕カバーを付けることで、枕素材が傷つきにくくなり、枕の寿命が長くなります。
お気に入りの枕の場合は特に、枕カバーをつけて使用するのがおすすめです。
「枕カバーに毎回入れるのが面倒……」
という場合は、ゴム付きの枕カバーがおすすめ!
毎回チャックをあけて枕を開け閉めしなくても、かんたんに取り付けられます。
・素材を選べば寝心地UP!
枕カバーは素材によって寝心地が大きく変化します。
夏場であれば、冷感素材の枕カバーが欠かせませんし、肌が弱い人ならガーゼ素材やタオル素材のカバーをつけると気持ちよく眠れます。
その他にも、安眠に導いてくれるベロア素材、汗かきさんでも安心のメッシュ素材など、自分にぴったりの枕カバーを選んでみましょう。
・抗菌防臭効果がある商品もある
枕カバーの種類によっては、抗菌効果、防臭効果、防ダニ効果などを持っているものもあります。
このような機能性の高い枕を使えば、清潔に枕を使い続けられます。
汗をかく夏場や、じめっとした梅雨には、臭いやカビの発生を抑えてくれるタイプの枕を選んでみましょう。
季節によって洗う頻度は変わる
毎日使う枕カバー。
どのくらいの頻度で洗濯していますか?
枕と同じく、枕カバーにも汗や皮脂、髪の毛や肌の角質、よだれなど、さまざまな汚れがついてしまいます。また、この状態で使い続けてしまうと、どんどん汚れが落ちにくくなり、臭いや変色の原因にもなるんです。
季節に合った洗濯頻度を覚えて、いつでも清潔な状態を目指しましょう。 雨が続く季節に備えて、洗い替えを持っておくとより安心です。
・夏場の洗濯頻度
汗をかくことが多い夏場は、こまめな洗濯が必要です。 2~3日に1度を目標に、洗う習慣をつけたいですね。 朝起きたら髪の毛が汗でびっしょり、という場合は、その日のうちに洗濯しましょう。
・秋~春の洗濯頻度
夏よりも過ごしやすい秋、冬、春の季節は、1週間に1度が枕カバー洗濯の目安です。基本的には週1ですが、暖房をつけていて汗をかいたり、汗をかきやすい子どもがいる家庭だったり、という場合は、3日~5日に1度程度洗濯するのがおすすめ。
朝起きたら枕カバーの状態をチェックして、湿っている、臭いが気になる、という場合は洗ってあげましょう。
まとめ
枕の洗濯方法は理解できましたか?
洗える枕は、手洗いか洗濯機で洗って清潔に保ちましょう!
洗えない枕もこまめに干すことで、湿気を逃がすことができ、快適に使うことができます。
自分の枕はどういう素材でできてるのか確認して、こまめにお手入れするようにしましょうね。
自分でお洗濯できない場合や、徹底的に綺麗にしたいときには、プロのクリーニングもおすすめです。
清潔でふかふかの枕でぐっすり眠りたいですね。