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更新日: 2025年2月4日

桜の剪定は落葉後の11月!枝に直角にハサミを入れるのがポイント

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卒業式や入学式の時期に欠かせない桜。日本人からだけでなく、世界中の人々から愛される、日本の春の風物詩ですよね。大きく枝を伸ばした桜の木の下でお花見をしたい…と思うものですが、桜が道路わきや家の敷地内にあるという場合は、あまり大きくなりすぎても困ってしまいます。そこで気になるのが桜を剪定してもいいのかどうか。剪定できるか心配なら、そのまま伸ばしたり、植木業者さんにお願いする、という手段もあります。それでも、自分で剪定したいという方のために、今回は桜の剪定方法を剪定の基本からじっくり解説していきます!

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桜切るバカ梅切らぬバカ」ということわざを知っていますか?

文字通り、桜は切らない方が良いのに対して、梅は切った方がいいですよ、という昔からの言い伝えです。

これは、桜の枝をむやみに切ってしまうと、切り口から腐敗が進み、最終的に枯れてしまうからです。そのため、桜が大きくなっても困らない場合は、特に剪定の必要はありません

その一方で、全く剪定をしてはいけないというわけでもありません。切る枝を選び、切った後のケアもきちんとすれば、より健康的な状態にすることができるのも事実です。

自分で桜を剪定する場合

桜を大きくなってから剪定しようと思うと、確実に脚立を使った作業となってしまいます。特に初心者の方は枝を切る方に集中していて、脚立から落ちて怪我をしてしまう…なんて悲劇的なことになりかねません。

そのため、大きくなってからの桜の剪定は、手の届く範囲だけやるのであれば問題ありませんが、基本的には造園のプロにお願いすることをおすすめします。

その一方で、桜の挿し木を貰ったときなど、小さい状態から育てる場合は、小さいうちから自分で剪定しておくといいでしょう。大きくなってから樹形を整える手間が省け、プロにお願いする必要もなくなりますよ。

桜を剪定する時期は、秋

桜の剪定をするときの重要なポイントの1つは、剪定の時期を間違えない、ということ。

そして写真を見てわかる通り、剪定する季節は。細かくいうと晩秋の11月頃に行うのがベストです。葉が落ちた直後で、寒くなりすぎないうちに剪定するのがポイントなのです。

なぜかというと、秋は桜の樹がお休みに入る期間だから。桜は、春に成長を始めると、夏に緑の葉をたくさん生い茂らせます。そこまでエネルギーを目一杯使うと、秋には葉を落として休憩し、冬の間は春に向けて準備していく。これが桜の1年のサイクルなのです。

成長途中の枝や大きくなった後の太い枝を切ると腐りやすく、さらに寒い時期に切ると乾燥で切り口が傷む可能性があります。このことから、桜の樹が唯一活動していない、落葉後の11月に剪定をするのが最適なのです。

剪定する枝を選ぶ

健康な枝を切ることのないように、まずは切ってもよい枝を知っておきましょう。切る時にいちいち確認する手間を省くために、切る枝にあらかじめマークを付けておくと良いかもしれませんね。

剪定してもよい枝の種類

・ひこばえ
・からみ枝
・胴ぶき枝
・さかさ枝
・枯れ枝
・病気の枝

桜に限ったことではないですが、剪定する枝は他の枝の成長を妨げる恐れのあるもののみ。よって、剪定してもよいのはこれらの6つです。

ひこばえ

ひこばえとは、樹の根元から生えてくる細い芽のことをいいます。残しておくと、根から吸い取った養分がひこばえの方にも流れてしまい、樹の方に充分に栄養が行き渡らなくなってしまいます。

からみ枝

名前の通り、周りの枝に絡むように枝を伸ばしている状態を指します。枝同士があまりにも近いと、風が吹いたときにこすれてしまい、その時にできた傷から菌が入ったり、腐敗が進んだりする恐れがあります。

また、他の枝に日光が当たるのを遮っている場合もあります。

胴ぶき枝

幹の胴のあたり、地面から2メートル以下に生えている枝は、歩行者の邪魔になってしまいます。枝が成長する前に、早めに処理しておく必要があります。

さかさ枝

名前の通り、下に向かって伸びている枝のことを言います。伸びると他の枝の成長を邪魔したり、からみ枝のようになる可能性があります。

枯れ枝

カラカラに乾いて、手でも折れるくらいの枝を指します。樹が自分で捨てた枝なので、切り落としても問題ありません。

病気の枝

樹であっても生き物ですから、もちろん病気になることがあります。

主な病例は、天狗巣病根頭がん腫瘍。細かい枝がホウキ状に大量に伸びている場合は天狗巣病を、根元あたりに大きなコブができている場合は根頭がん腫瘍を発生している可能性が高いです。根頭がん腫瘍は根元から他の場所に転移することもあります。病気の枝は剪定しましょう。

その他にも、害虫がついている枝などは、根元から切り落とす必要があります。

剪定する枝の太さ

桜は剪定によりダメージを受けやすいため、邪魔だからと太い枝を切ってしまうと一気に元気がなくなってしまいます。そのため、基本的に剪定する枝の太さは剪定バサミで切れる太さに留めておくと安心です。どうしても太い枝を切らなければいけない、という場合は、1本の樹につき2本くらいまでに抑えておきましょう。

桜の剪定に必要な道具

桜を剪定するときは、剪定バサミに加えて、切り口を保護する癒合剤(ゆごうざい)が必要です。家に買い置きがないという方は、剪定する前にホームセンターなどに買いにいきましょう。

剪定バサミ

剪定バサミは2cmくらいの枝まで切ることができます。使う前に刃を消毒しておくと、断面から菌が入るのを防げます。

おすすめの剪定バサミ

商品画像

岡恒 剪定鋏 180mm NO.101

国産品にも関わらず、3,000円ほどで手に入れられる、初心者の方にもオススメの商品です。コンパクトなサイズ感で、切れ味も抜群な剪定バサミです。

POINT

剪定バサミで切れないような太い枝を切る場合は、刈込みバサミも用意しておくと良いでしょう。

癒合剤

切った断面には癒合剤をすぐに塗って保護することで、菌が入り、枝が腐るのを防げます。癒合剤は何種類かありますが、殺菌効果があるものを選ぶといいでしょう。

おすすめの癒合剤

商品画像

日本曹達 殺菌剤 トップジンMペースト 200g

殺菌効果もありながら、きちんと切り口を保護してくれる人気の癒合剤です。切り口だけでなく、幹にできた傷なども、上から塗ることで菌の侵入を防ぐことができます。容量の大きいタイプもあるので、いくつもの樹を剪定する予定のある方は、大きめのものを買っておいてもいいかもしれません。

桜を剪定する方法

準備ができたら、さっそく剪定していきましょう!

用意するもの

・剪定バサミ
・癒合剤
・手袋

手順
1
樹のてっぺんを整える

1番上の方に伸びた枝の先を軽く切りそろえましょう。高さや幅を気にせず切るのであれば、この作業だけでも十分見た目が綺麗になります。

2
細い枝を剪定する

剪定すべき枝(ひこばえ・からみ枝・胴ぶき枝・さかさ枝・枯れ枝・病気の枝)の中でも1~2cm程の太さの枝を切っていきます。枝の根元から10cmほど残して剪定バサミで切りましょう。切ったらすぐに癒合剤で保護します。薄く塗り広げるのではなく、切り口にたっぷりと乗せるようにしましょう。

POINT

枝を切る時は、枝に対して直角に刃を入れるようにしましょう。そうすることで、切り口の面積を最小限に抑えることができ、菌が入りづらくなります。

3
太い枝を剪定する

太い枝が邪魔になっていて切らなければいけない場合は、特に枝がこみ合った部分から1本選んで剪定します。切る時に、根元から15cm~20cmほどを残すように意識しましょう。

POINT

太い枝と幹の根元部分には保護帯という、樹の腐敗を防ぐ働きをする場所があります。根元から切ってしまうとその保護帯を切り取ってしまう恐れがあるため、枝の長さを少し残す必要があるのです。

切った後は癒合剤をたっぷりと付けましょう。

「おまけ」桜盆栽の剪定方法

近年の盆栽ブームで、桜盆栽を育てている人が増えています。桜盆栽は、梅盆栽と同様に、花を咲かせることができる盆栽です。

桜盆栽においても、新しい芽を出させたり、株の負担を少なくしたりするために剪定が必要となります。また、剪定をすることで虫の害の予防にもなります。

剪定の時期は?

桜盆栽の剪定は、桜の花が終わったころに行います。桜の散り際になったときに、緑色の実のようなものがつきます。この時期に、これを取り除く作業をしてください。

これにより、新しい芽が出やすくなり、虫の害の予防にもなります。

上手な剪定方法は?

桜盆栽の剪定は、慎重に行う必要があります。大きな桜の木でも剪定は慎重にする必要がありますが、小さな桜盆栽はより影響を受けやすいからです。

桜盆栽の剪定では、桜の散り際にできる緑色の実のようなものができたときに、実の軸の部分から切り落としてください。花が咲いていた小さな枝を根元から落としてしまうのではなく、5mmくらい残した状態ではさみで剪定をするといいでしょう。

まとめ

桜の剪定は、とにかく剪定する枝の判断からとても難しいものです。剪定はせずに育てる、という方法が間違っているわけではないので、無理に自分で剪定をする必要はありません。

そして1番安心なのは、やはり造園や園芸のプロにお願いすること。剪定を自分でやるのは危険な場合もあります。桜を健康的に保つのも大事ですが、自分の身を守ることも大事ですからね。それでも自分でやりたいという方は、切りすぎないように注意し、枝の選別などをしっかりしたうえで試してみてくださいね!

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
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監修者
ライター
ワタシト 編集部
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