
色移りの落とし方を解説!洗剤や漂白剤の選び方と洗うコツ
洗濯機の蓋を開けたら服に色移りしていて大惨事!お気に入りの服だとショックですよね。クリーニングに出すのもひと手間です。しかし、服の色移りは自分で落とせます。色移りの簡単な落とし方や洗剤・漂白剤の選び方を紹介します。
本記事内ではアフィリエイト広告を利用しています
目次
服の色移りを落とすポイント
色移りを落とすときには、おさえておくべきポイントがあります。詳しく見ていきましょう。
色移りはすぐに落とす
色移りは、乾くと落ちにくくなります。洗濯したてのまだ濡れている状態で、「あ、色移り!」と気づいたときがベストタイミング。そこで対処できれば、色移りも落ちる可能性大です。色移りに気づいたとき、絶対にやってはいけないことが2つあります。
・アイロンをかける
色移りしてしまった場合には、決して乾かさず、なるべく早く対処するのが重要です。
色移りはお湯で落とす
洗濯するときの温度が上がれば上がるほど、洗浄力も高まります。でも、あまりに熱湯だと生地に負担がかかることもあって、普段のお洗濯はせいぜい30℃ぐらいではないでしょうか。でも、色移りを落とすためには50℃前後のお湯が効果的です。
洗濯機を使うときは耐熱温度を越えないようお湯を使用する。
洗濯機には「耐熱温度」があります。これは洗濯機に何℃のお湯まで入れていいかという基準。洗濯機の取扱説明書で確認しましょう。
もしくは、洗濯機を使わずに、バケツやタライで色移りを落とすようにすると安心ですね。
色移りにおすすめの洗剤
色移りのお洗濯におすすめの洗剤を紹介します。
弱アルカリ性洗剤
色移りを落とすときには弱アルカリ性洗剤を使いましょう。液体よりも粉末タイプのほうが洗浄力があっておすすめですよ。
花王 アタック 高活性バイオEX
中性洗剤
中性洗剤もデリケートな衣類やおしゃれ着を洗濯するときにはぴったり。
エマール
色移りにおすすめの漂白剤3選
色移りに使える漂白剤には3つの種類があります。
酸素系漂白剤
白物、色柄物のどちらにも使えるのは酸素系漂白剤。液体タイプと粉末タイプがありますが、粉末タイプのほうがややパワフル。デリケートな素材のものを洗うときは液体タイプを、丈夫な素材には粉末タイプがいいでしょう。
シャボン玉 酸素系漂白剤
塩素系漂白剤
漂白剤の中でも強力なのが塩素系漂白剤です。白いワイシャツやTシャツを洗濯して真っ白にしたい、そんなときには塩素系漂白剤がおすすめ。でも、注意点もあります。
・色柄物の漂白には使わない
・まぜるな危険
色柄物の漂白には使えません。服のもとの色まで落ちてしまうからです。また、塩素系漂白剤は酸性のものと混ざると有毒ガスが発生します。使う際には十分注意してください!
ハイター 衣料用漂白剤
《実践編》服の色移りを落とす手順
洗剤と漂白剤を使ってつけおきし、色移りを落とします。さっそく詳しい手順をチェックしていきましょう。
・ゴム手袋
・50℃以上のお湯
・色移りしたものが入る容器
・弱アルカリ性洗剤
・漂白剤
・普段使っている洗剤
ゴム手袋をはめてから作業を始めましょう。使う容器の大きさは、服の枚数に合わせて選びます。手洗いやバケツを用意します。複数あるときは耐熱温度に注意しつつ洗濯機を使いましょう。
色移りした服をお湯につけます。温度は50℃前後。一度、沸騰させたお湯に水を足して温度を下げると楽です。
漂白剤をお湯に入れます。
30分から1時間ほど、そのままつけ置きます。ときどきぐるぐると混ぜてあげるといいです。
色移りが落ちたかを確認します。色移りがほとんど取れていれば、成功。取れていなければいったん水を捨て、もう1回つけ置きをやってみてください。
服をすすぎましょう。この後お洗濯するので少し洗剤が残っていてもいいですが、洗剤が濃いので、けっこう大変かもしれません。
最後に普段使っている洗剤で、いつも通りのお洗濯をするだけ!
色移りの原因とは
そもそも、なぜ色移りが発生してしまうのでしょうか? 原因が分かれば、事前に防ぐこともできますよね。まず、色移りには2つのパターンがあります。
・洋服の色が濃い部分から、薄い部分へ
別の洋服から色移りするか、1つの洋服の中で色移りが起こってしまうかの違いになります。
濃い色の衣類から、薄い色の衣類へ
よくあるタイプの色移りは、これ。デニムのパンツから白Tシャツへ……とかですね。さらに細かく見ると3つの原因が考えられます。
・脱水中に染料が飛び散る
・湿った状態で、長い時間、衣類が接していて色移りする
洗濯したときの水に色がついていたという場合には、洗濯中に染料が溶け出していた可能性が大です。このとき、同時に洗濯していた全ての洗濯物に色が移ってしまう危険もあるので要注意です。点々とした色移りがあった場合には、脱水中に染料が飛び散ってしまったと考えられます。色移りの危険は脱水中にも潜んでいるのです。
洗濯が終わったときには色移りしていなかったのに、いざ干そうとしたら色移りしていた。その場合、長時間、湿った状態で衣類が接していたことが原因の色移りかもしれません。
洋服の色が濃い部分から、薄い部分へ
厄介なのがこのパターンです。上下で色が全く違うワンピースや、部分で色が違う服などはこれで色移りしてしまう可能性があります。合わせて1つの服なわけですから、切り分けて別々にお洗濯するわけにもいきません。ですから、事前に防ぐというのが難しいのです。
お気に入りの洋服で、絶対に色移りさせたくないなら、クリーニングに出すのが安心ですね。もしくは、次の予防法で紹介する「色移り防止シート」が使えるかもしれません。
色移りを防ぐ4つの方法
色移りの落とし方は分かったよ。でもやっぱり色移りしないのか一番じゃない?確かにその通りです。というわけで、その方法をご紹介します!
お洗濯するのは仕分けしてから
色移りを予防する基本中のキホンです。色の濃いもの、薄いもので分けてお洗濯をすれば色移りに悩むこともありません。毎回、分けて洗うのは面倒臭いと思うなら、色の濃い洗濯物を初めて洗濯するときだけでも仕分けをして洗うことを心がけてみてください。
ネットを使って洗う
ネットを使うと衣類同士が直に触れ合わないので、色移りを防止できるのです。濃い色のものはなるべくネットに入れましょう。心配な人は薄い色のものもネットへ。
洗濯物はすぐに干す
洗濯物が濡れたままくっついていると、色移りがしやすいです。特に、脱水後の絡み合った状態は危険。洗濯が終わったらすぐに干し、色移りを防ぎましょう。洗濯物が濡れたまま洗濯機に入っていると、嫌な臭いの原因にもなります。早く干すに越したことはないのです。
色移り防止シートを使う
色移り防止シートという便利なものも売られています。分けるのがめんどくさいとき、心配なときはいかがでしょうか。1つの洋服の中で色移りが発生してしまいそうなときも、このシートを使ったら安心かもしれません。
洗濯するとき洗濯ものや洗剤と一緒に入れるだけ! 洗濯物は色柄物と白物と分ける必要はありません。終わったらシートを取り出します。
ドクターベックマン 色移り防止シート
色移りしても落ち着いて対処を
色移りを落とすときのポイントは大きく2つ。
・お湯を使って
さらに、漂白剤も使うと効果的でした。色移りを防ぐためにも、今すぐできそうな工夫がたくさんありましたよね。ぜひ、今日のお洗濯から心がけてみてください。デリケートな洋服や、お気に入りの洋服に色が移ってしまった場合には、自分で無理はせず、プロのクリーニングにお任せするのもおすすめです!
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してください。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がユアマイスター株式会社に還元されることがあります。
※本記事のコンテンツの一部は、アマゾンジャパン合同会社またはその関連会社により提供されたものです。これらのコンテンツは「現状有姿」で提供されており、随時変更または削除される場合があります。
