革財布の傷には補修クリームとマニキュア!裏技はクレヨンにライター!?
愛用の革財布に傷がついたらショックですよね…。でもその傷、深刻なものでなければ直したり、目立たなくできるかもしれません。ということで、自分でもできる革財布の傷へのお手入れの方法をお伝えしていきます。
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目次
傷を直す前に革の種類を知ろう
お手入れのお話に入る前に、あなたの財布に使われている革の種類は知っていますか?革といっても、色々なものがあるんです。その革に合ったお手入れをしないと、効果がなかったり、むしろ状態を悪くしてしまうんですね。
まずは、お手入れをする前に、必ずどんな種類のものなのか確認してください。
オイルレザー
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革をなめすときにオイルを染み込ませ、ハリのあるものにしたものです。手触りがよく、しっとりしているのが特徴です。使い込んでいくほど色が濃くなっていきます。
ヌメ革
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アンティーク加工をした牛ヌメ革です。革そのものの味わい、風合いが楽しめます。ヌメ革は素材が固く丈夫ですが、オイルレザーより傷つきやすいです。太陽の光を浴びたり、使い込むことで色合いが変化します。
スエード・ヌバック
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表面をサンドペーパーなどで起毛したもので、温かみのある素材感と柔らかい肌触りを出した革です。オイルレザーやヌメ革とは、表面の風合いがだいぶ異なります。革の裏地を使われており、他の革のようにツルツルしていません。
傷のお手入れに必要なもの
革製品を正しい手順でお手入れするには、専用の道具を用意する必要があります。道具を紹介していくので、できるだけ用意してみましょう。「こんなに道具を用意できない」という方は、布一枚でも出来るお手入れ方法もあるので安心してください。
全ての革共通
柔らかい布(ウエス)
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ウエスと呼ばれる安価な布です。
汚れても良い柔らかい布を用意するなら、ウエスを使う必要はありません。拭き取り作業や補修クリームを塗るのにも使います。捨てる予定のTシャツなどでも大丈夫ですよ。
オイルレザー・ヌメ革の場合
馬毛ブラシ
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繊細で軟らかな馬毛ブラシです。革のホコリや汚れを取るために使います。
補修クリーム
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革製品全般に使うことができる補修クリームです。色落ちせず、しっかりと塗れて自然な仕上がりになります。
レザーマニキュア
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さらっとした塗り心地で定着しやすい補修剤です。マニキュアタイプなので、手を汚さずに使えます。
スエード・ヌバックの場合
豚毛ブラシ
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硬くてコシのある豚毛ブラシです。表面の汚れやほこりを落としたり、毛並みを整えるために使います。
ゴム製ブラシ
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ゴム製ブラシが3種、樹脂製ブラシが1種、合わせて4種類が1つにまとまった便利なブラシです。毛の間の汚れやほこりを落とすために使います。
革の傷のお手入れ
傷が目立って気になる…。そんな時は、革の傷をお手入れして目立たないようにしましょう。ちなみに、傷が目立たなくなった時がお手入れを終わらせるポイントです。
オイルレザーの場合
オイルレザーは傷が特になじみやすいので、お手入れしやすいです。多少の傷が残ってしまっても、使っていくうちに目立たなくなっていきますよ。
用意するもの
・柔らかい布2枚
・馬毛ブラシ
(傷が深い場合)
・補修クリーム
・レザーマニキュア
手順
1. ブラッシング
ほこりや汚れを取り除きます。オイルレザーは滑らかなので、滑らせるように払っていけます。テカりにくく、より自然な仕上がりで傷を目立たないように仕上げられます。
馬毛ブラシは毛先が軟らかいので、ヌメ革のブラッシングにも向いています。
2. 傷の周りを布でなじませる
柔らかい布を使い、指でなじませましょう。傷を裏側から軽く押しながら、なじませるのがポイントです。
3.補修クリームを使う
この時点でも傷が残っている場合は、補修クリームを使いましょう。柔らかい布を準備し、少量のクリームをつけ、少しずつなじませます。
4. レザーマニキュアを使う
クリームでも隠しきれない傷には、レザーマニキュアを塗りましょう。言葉の通り革用のマニキュアで、財布と同じ色のものを塗れば傷がコーティングされ、目立たないようにできます。
ヌメ革
ヌメ革では、オイルレザーと同じように、補修クリームを使います。ちなみに、表面は傷つきやすいものの、丈夫で、破けにくいのがヌメ革の特徴です。
用意するもの
・柔らかい布2枚
・馬毛ブラシ
(傷が深い場合)
・補修クリーム
手順
1. ブラッシング
優しく革の表面をブラシで払っていき、ほこりや汚れを取ります。隙間の汚れも上手く取り払いましょう。
2. 傷の周りを布でなじませる
布越しに指で傷をなじませていきます。オイルレザーと同様、裏面を軽く押しながらなじませると傷が目立ちにくくなります。
3. 補修クリームを使う
傷がまだ目立つ場合は、補修クリームを使ってください。少量のクリームを布につけ、優しくなじませていきましょう。
スエード・ヌバックの場合
スエード・ヌバックの財布には、豚毛ブラシと生ゴムブラシを用意してください。他の革のようにクリームは基本的に使いません。
用意するもの
・柔らかい布2枚
・豚毛ブラシ
・(用意できるなら)ゴムブラシ
手順
1. ブラッシング
表面だけではなく、毛の中のほこりや汚れをしっかりと払っていきましょう。色々な角度からブラシを走らせていくのがポイント。硬くてコシのある毛質の豚毛ブラシを使います。毛の間にあるゴミやほこりをかき出すのに適しているからです。豚毛ブラシだけでも、ほこりや汚れの多くを落とせます。
用意できるならゴムブラシも使いましょう。さらに細かいほこりや汚れを吸い取ることができます。
2. 傷の周りを布でなじませる
柔らかい布を使い、傷を目立たないようにしていきましょう。スエード・ヌバックも、起毛面の裏側を押しながらなじませていきます。
3. 毛並みを整える
豚毛ブラシで毛並みを整えたら、お手入れ完了です。
傷のお手入れを終わらせたらコーディング
傷のお手入れが終わっても、革には油分補給や、今後の傷・汚れを防ぐためのコーティングが必要です。そのために、補修クリームとはまた別に、革用クリームやスプレーが必要です。補修クリームとは目的が違うものなので、注意してください。
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オイルレザー・ヌメ革に使うクリームとスポンジのセットです。油分補給、汚れやほこりを防ぐコーティングに加え、ツヤ出しや撥水の効果も期待できます。革のケアがこれ一つで完結しますよ!
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スエード・ヌバックに使用する、革用スプレーです。革に油分を与える他に、防水効果や発色を良くする効果もあります。
オイルレザー・ヌメ革
用意するもの
・革用クリーム
・柔らかい布2枚
手順
1. 革用クリームを塗る
布でクリームを少量とり、革に拭いていきます。財布全体をまんべんなく、薄くのばしていきます。
2.乾かす
財布を置き、5分間ほど乾かします。
3.柔らかい布で拭く
クリームが乾いた後、ウエスなどの布で乾拭きします。余分なクリームやほこりを拭き取ります。
スエード・ヌバック
手順
1.スプレーを吹く
靴から30センチほど離したところで、靴全体にスプレーしていきます。ムラが出ないように注意してください。
2.乾かす
5分間ほど財布を置いて乾かします。
革の傷の超簡単お手入れ方法
「お手入れの手順とか面倒だな」「お手入れする道具がない…」という人のために、布一枚でできる簡単なお手入れ方法をお伝えします。
用意するもの
柔らかい布
手順
1. 傷を柔らかい布でなじませる
で、とりあえずOKです。
しっかりした道具を使い、手順通りにする方が堅実で効果が期待できます。しかし簡単に済ませたい方や、お手入れの道具がない方はこれだけでも十分ですよ。
裏技は「クレヨンコーティング」
これまでのお手入れを試しても傷がどうしても消えない…。傷が目立って仕方がない…。でも修理に出すほどの傷ではない、という時の最終手段です。
クレヨンの粉で財布が汚れてしまうかもしれませんので、気をつけてください。くれぐれも自己責任で行いましょう!
用意するもの
・革と同じ色のクレヨン
・柔らかい布
(傷が深い場合)
・ライター
手順
1. クレヨンで傷をなぞる
クレヨンで傷をなぞっていき、コーティングします。
2. なぞったあとを布で拭き取る
なぞった部分を布で拭き取り、革になじませます。この時点で傷が目立たなくなったらお手入れは完了です。
3.クレヨンをライターで温める
傷が深く、まだ目立つ場合の方法です。ライターをクレヨンから離し、ススがつかないように温めます。
4. 傷にクレヨンを塗り込む
温めたクレヨンを丁寧に傷に塗りこみます。
5. 塗り込んだ後を整え、布でふき取る
塗り込んだ部分を整形し、布で拭き取り革になじませます。
革を傷つけないための習慣とは
財布を擦ったりしなくても、財布に傷がついたり、ハゲたりすることは十分にあります。知らず知らずのうちに財布にダメージを与えてるかもしれません。皮を傷める理由は以下が考えられます。
・革の乾燥
・高温多湿
・間違った方法のお手入れ
ちなみに、気がつかないうちに強い衝撃や圧力をかけている方は多いです。例えば、尻ポケットに財布を入れたまま座ったり、小銭をパンパンに詰め込む。こうしているだけで財布にダメージを与えてしまっています。財布に負担がかからないよう、大事に扱ってあげてください。
傷ができてからお手入れをするだけでなく、傷がつかないように日頃からメンテナンスをしてあげることが大切ですね。
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革の傷が直らない時の対処法
「どんなに頑張っても傷が直らない…。もうだめだ…」
そんな時は、プロに修理を依頼すると良いでしょう。深い傷や、破けた場合は基本的にプロの職人さんでないと修復できないんです。職人さんなら、熟練した縫い合わせや染色の技術や道具を持っています。革財布を修理すれば、また長い間使用できるかもしれませんよ!
まとめ
上手く傷を目立たせなくできたでしょうか?「少し傷跡が残ってしまった…」なんて方はいますか?革は浅い傷跡なら、使っていくうちになじんでいきやすいんです。それに傷跡が少しくらい残ってしまっても、それが味になるとも言えますよね。
革財布を使っていると、どうしても多少の傷や風合いの変化は起きてしまいます。使うごとに起きる財布の変化も楽しめると良いですね。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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