鞄のほつれの修理はどこに依頼すべき?放置せず、すぐの対処が大切!
鞄を使っていると起こるトラブルのひとつが「ほつれ」。1度ほつれてしまうと、ほつれがどんどんと広がってしまうので注意が必要です。今回は糸がほつれる原因、ほつれの修理をプロに依頼するメリットや依頼の仕方を解説します。
鞄の糸がほつれる原因
ほつれの原因としては、主に次のものがあります。
摩擦で糸が傷む
鞄の持ち手やショルダー部分、開口部、底などは摩擦により糸が傷みやすい場所です。
生地と一緒に糸が伸びる
鞄に荷物をいれると、布に負荷がかかり、糸も引っ張られます。鞄の持ち手の付け根、底などの糸は伸びやすく、長い間負荷がかかるとほつれる原因となります。
経年劣化
長く使っていると起こる経年劣化。糸がほつれる原因が経年劣化の場合は、鞄自体が劣化をしている可能性もあります。糸のほつれだけを直すべきか、全体的な劣化か、見極めが必要です。
鞄のほつれは自分で直せる?
鞄のほつれを自分で修理するのはおすすめできません。ほつれてしまった場合、応急処置をする場合もあるかもしれません。
しかし、糸を切ってしまったりすると、そこからさらにほつれが広がってしまう場合もあり、生地が傷んだ状態で補強せずに縫い合わせると生地までもさらに傷めてしまいます。
また、接着剤等を使用してしまうと、色が変わってしまったり、ツレて形が変わってしまうこともあります。鞄がほつれてしまった場合には使用を控えて、プロに修理を依頼することをおすすめします。
鞄のほつれをプロに修理を依頼するメリット
鞄のほつれをプロに修理を依頼をすることには2つのメリットがあります。
修理後の見た目がきれいに仕上がる
鞄の素材や構造を知り尽くしたプロなら、ほつれの症状に合わせて最適な修理をすることができます。修理後にすぐにまたほつれてしまうという心配もありません。元の素材にあった適切な糸を使用して修理ができるので、見た目もきれいに仕上がります。
修理前より強度が高まる
糸が擦り切れたり劣化をしていたり、生地が傷んでる場合などは、プロの修理では新しい縫い糸を使った縫い直しや、生地の補強を行うので修理前より強度が高まります。
鞄がほつれたときはどこに修理を依頼するべき?
鞄がほつれてしまったときには、「購入したメーカーやブランド店」または「修理専門業者」に修理を依頼することができます。ご自身にあった方法で修理を依頼しましょう。
メーカーやブランド店に修理を依頼する
メーカー品やブランド店で購入したものは、購入した店舗やカスタマーセンターなどを通じて修理を依頼することができます。もともと使われていた素材と同じものを使用してもらうことができ、自社製品のデザインや質感を守って修理をしてくれるので仕上がりも安心です。
ただし、メーカーやブランドによっては海外から素材を取り寄せたり、海外で修理を行うこともあるために、修理に時間がかかることもあります。ブランド、メーカーの素材を使って修理を行うため値段も高めです。また、ハイブランド品は専門の職人が修理を行うため高額になることもあります。
依頼をするときの注意点
見積もりをとってから依頼
修理費用が高額の場合は、新規購入した方がよい場合もあるのでよく検討しましょう。
仕上がりまでの期間を確認
長い場合は数か月かかるというケースもあります。ご自身が鞄をどの程度預けられるのかを考えておきましょう。
修理専門業者に依頼をする
修理専門業者に依頼をする場合は、直接鞄を店舗に持ち込みます。インターネット依頼をして、郵送で対応している業者もあるので、店舗が近くにない場合はまず、インターネットで見積もりを取ってみましょう。
修理専門業者ではメーカーやブランド品のほか、ノーブランド品の修理も行っています。修理専門業者は修理価格が表示されている場合が多く、価格の相場の確認ができ、メーカーやブランド店より、比較的安く仕上げることが可能です。
インターネットで見積もりを依頼できるケースなどもあり、仕上がりまで期間についても相談できます。ただし、店舗や職人により作業方法や技術が異なり、購入時と全く同じような仕上がりにならないことがあるので注意が必要です。
依頼をするときの注意点
複数の店舗から見積もりをとる
修理専門業者により価格が異なります。複数の業者へ見積もりを依頼しましょう。
仕上がりを確認
どのような糸を使い、どのように修理をするのかを店舗のスタッフや職人とよく確認しましょう。
修理例や口コミを確認
その店舗で実際に修理をした例を見たり、口コミ評価を確認して安心できる業者を選びましょう。
まとめ
鞄がほつれてしまった時には、無理に自分で直そうとせず、プロに修理を依頼することをおすすめします。応急処置であっても、糸を切ったり接着剤などを使用は控えてくださいね。ほつれた状態で使い続けると、ほつれが広がってしまったり、生地も傷めてしまう場合もあります。ほつれを見つけたらすぐに使用をやめて修理しましょう。