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更新日: 2025年4月26日

フェアトレードで私にできること。世界を変える小さな一歩を暮らしから

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「フェアトレード」。直訳すると“公平な取引”を意味するこの言葉。なんとなく“良い行い”であることはわかっていても、どんな仕組みなのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。実はフェアトレード商品の多くは、食品や生活雑貨など、私たちの暮らしに直結するものが多く、選ぶことで開発途上国の人々の生活を支援できるのです。平等な社会をつくるための小さな一歩、フェアトレード商品を選ぶ意義を紹介します。

コンペンハーゲンで出会った、フェアトレードコーヒー

Coffee Collective
撮影:ワタシト編集部

コーヒーが大好きな私は、以前からコーヒー豆はフェアトレード商品を買うと決めています。きっかけは、デンマーク・コンペンハーゲンを旅したときに毎日通ったカフェ「Coffee Collective」のバリスタとの出会いです。滞在中、毎日通う私に、Coffee Collectiveのこだわりをたくさん話してくれました。

デンマークのコーヒーのクオリティの高さは有名ですが、このカフェはコーヒーの栽培や取引量、価格、生産・品質管理、焙煎方法や自社運営、環境への取り組みのことまですべて公開。特定のコーヒー栽培農家とパートナーシップを結び、フェアトレード価格に25%を上乗せして直接取引(ダイレクトトレード)をすることで、生産者の生活と経営、働くモチベーションを支えているとのこと。

「おいしいコーヒーの影に、生産者の涙があるなんておかしいと思わないかい?」。このバリスタの言葉が今も耳に残っています。

改めて、フェアトレードとは

コーヒー農園
出典:Adobe Stock

例えばチョコレート。

普段、私たちがおいしく食べているチョコレートの原料・カカオの主な産地は、ガーナ、コートジボワールなど西アフリカです。

この地域のカカオ農園では、多くの子どもが学校に行かずに働いています。貧困や脆弱な教育機関を理由に子どもが安い賃金で労働力として駆り出されているうえに、先進国がカカオをとても安価で購入するため、子どもたちは学校に行くこともができず、生産者はなかなか貧困から脱却できないという問題があります。

カカオ以外にも、コーヒーや紅茶、バナナ、レモンなどのフルーツ、香辛料、コットン、手工芸品など、日常を彩るたくさんの食べ物や日用品は、開発途上国から私たちの手に届けられています。暮らしを豊かにするものを作っている人たちの生活が、児童労働や不当な賃金によって搾取されているなんて…。彼らが作る製品がすばらしいものであればあるほど、その歪んだ社会構造に疑問を抱かずにはいられません。

その問題を解決へと導くのが、フェアトレードです。開発途上国との貿易において、公正な取引をすることにより、途上国の人々の生活を助けることがフェアトレードの理念。適切な値段で取引されると収入や生産体制が安定します。その結果、生産環境や品質の向上にもつながっていくのです。

フェアトレードに向けて、私たちができること

チョコレート
出典:Adobe Stock

国際貿易の一種であるフェアトレードは、生産者と企業の問題と思われがちですが、私たち消費者にも支援できることがあります。それがフェアトレード商品の購入です。購入すると、開発途上国の生産者や労働者の支援につながります。

SDGsやサステナブルな暮らしは、意識しすぎると生活そのものが窮屈になり、結果、長続きしない側面があります。恥ずかしながら私もそのひとり。少し乱暴な言い方かもしれませんが、“どうせ買うのなら、フェアトレード商品や環境に配慮したものを買おう”。そんなマインドなら、長く続けられると思いませんか?

フェアトレード商品を買ってみよう

フェアトレード商品
撮影:ワタシト編集部

フェアトレード商品の購入は、輸入食材専門店以外にも、スーパーやコンビニ、ECサイトでも手軽に購入できます。選ぶときの基準になるのがフェアトレードの認証ラベルです。フェアトレード商品には国際フェアトレードラベル機構が発行する「国際フェアトレード認証」や、世界フェアトレード機関(WFTO)が発行する「WFTO保証ラベル」などが表示されているのでチェックしてみてくださいね。

国際フェアトレード認証
撮影:ワタシト編集部

また、楽天市場が運営する「EARTH MALL with Rakuten」は認証商品を中心に、サステナブルな商品を提供しています。贈りもの選びにもおすすめですよ。

暮らしを豊かにするものは、そのつくり手にも豊かさを

オーガニックコットン
出典:Adobe Stock

フェアトレード商品やダイレクトトレード商品は、通常の商品よりも値段が張ることが多いため、品質より値段を重視する傾向にある日本では選ばれにくいのが実情です。でも、生産者がおいしいもの、品質の良いものをつくり続けていくためには、私たち消費者がサポートすることが不可欠。くらしを豊かにするものは、そのつくり手も豊かであってほしいと思うのです。

少しだけ奮発し、いつものコーヒーや紅茶、コットン製品に、フェアトレード商品を選んでみませんか?その小さな一歩がやがて、サステナブルな社会へとつながっていくことでしょう。

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してください。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。

監修者
ライター
おだりょうこ
猫と旅、音楽と映画で形成されたライター&エディター。旅欲が止まらない旅ジャンキー。料理は作るの食べるのも好き。日々の暮らしにひとさじほどの丁寧さを意識することを心がける日々。
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