
赤ワインの染み抜き大全|重曹・炭酸水・オキシクリーンで落とす裏技
「赤ワインをこぼしちゃった!」そんなとき慌てずに対処できる方法をご紹介します。時間がたったワインの染み抜きやすぐできる応急処置、重曹や炭酸水、オキシクリーンなど家庭にあるものでできる対処法、そしてどうしても落ちない場合のクリーニングの選び方と値段についても詳しく解説。この記事を読めば、大切な洋服やカーペットにうっかりワインをこぼしても安心ですよ。
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目次
ワインのシミの正体とは?

「ああっ、やってしまった…!」
お気に入りの服やソファに、赤ワインがポタリ。一瞬にして血の気が引くような、あのこぼした瞬間の焦り。一度は経験があるのではないでしょうか?焦ってティッシュでゴシゴシこすってしまう前に、ワインのシミがどうしてできるのか、ちょっとだけ知っておくと、正しい染み抜きにつながります。
赤ワインのシミの主な正体は、タンニンとアントシアニンという成分。これは、ブドウの皮や種に含まれている渋みや赤い色素のことで、繊維に染み込んでしまうと時間が経つほどに酸化して定着しやすくなります。つまり、「色が濃くて落ちにくい」のは自然なことなんです。
この成分の性質を理解していれば、対処法も見えてくるはず!すぐにできる応急処置や、時間が経ってしまったシミへのアプローチも、ポイントをおさえれば落とすことができますよ。
【応急処置】赤ワインをこぼしたら、まずやるべきこと

ワインをこぼしたとき、大切なのは「焦らないこと」。赤ワインのシミは、確かに落としにくいけれど、正しい応急処置をすれば、その後の染み抜きがぐっとラクになります。「やっちゃった…」と思っても、落ち着いてひと呼吸。次の手順を見ながら、一つずつトライしてみましょう。
応急処置1:できるだけ早く吸い取る
キッチンペーパーやタオルで、叩くように吸い取ります。こすらないことがポイント。
応急処置2:炭酸水を使う
炭酸の力で色素が浮きやすくなります。こぼしてすぐなら、かなり有効。
自分でできる赤ワインの染み抜き方法

応急処置である程度シミが落ちたら、時間を置かずに染み抜きをしましょう。
オキシクリーンを使った染み抜き
オキシクリーンは酸素系漂白剤なので色柄物にも比較的安心して使うことができます。
1.40~60℃のお湯にオキシクリーンを溶かす
2.シミがついた部分がしっかり浸るように入れ、2~6時間程度つけ置きをする
3.軽くすすぎ、洗濯機で洗う
重曹+お酢を使った染み抜き
天然素材の重曹お酢は肌にも安心。軽度のシミならこの方法で十分落ちることも。
1.シミ部分に重曹をふりかけ、その上からお酢を少量たらす
2.発泡したら5分ほど放置し、ぬるま湯でやさしくたたくようにすすぐ
ウタマロ石けんを使った染み抜き
ウタマロ石けんは、ガンコな汚れに強い中性タイプの洗濯石けんです。色柄物にも安心して使えます。
1.シミ部分を水で軽く濡らす
2.ウタマロ石けんを直接こすりつける
3.歯ブラシなどで優しくトントン叩くように馴染ませる
4.5~10分ほど放置した後、ぬるま湯でよくすすいでから通常通り洗濯をする
キッチンハイターは“白物限定”の最終手段
キッチンハイターは塩素系の強力な漂白剤。白い布地専用として使いましょう。色柄物は変色のリスクが高いためNGです。
1.シミ部分に直接キッチンハイターを少量つける
2.5~10分程度放置する
3.中性洗剤を加えて軽くこすり洗いをする
4.しっかりすすいだ後、洗濯機で通常通り洗濯をする
あきらめないで!時間がたった後でもできる染み抜き法

赤ワインをこぼしたことに気づいたのが洗濯した後や、数日たってから…。そんなこともありますよね。「もう落ちないかも」とあきらめる前に、時間がたったシミにも効果的な方法があります。特にオキシクリーンや重曹+中性洗剤の組み合わせは、後からでも試す価値アリ。家庭でもチャレンジしやすい2つの方法をご紹介します。
時間がたったワインのシミに:オキシクリーン漬け置き法
1.40~60℃のお湯を洗面器やバケツに用意する
2.お湯1Lに対して付属スプーン1杯のオキシクリーンを溶し、シミがついた衣類を2~6時間ほど漬ける
3.軽くもみ洗いし、中性洗剤で通常どおり洗濯をする
4.自然乾燥でしっかり乾かす
頑固なシミには:重曹+中性洗剤のダブル攻め
1.重曹と中性洗剤(食器用洗剤など)を1:1で混ぜてペーストを作る
2.シミの部分にペーストをのせ、やさしくなじませ、歯ブラシなどでトントンと軽く叩き、10分ほど放置する
3.ぬるま湯で丁寧にすすいだあと、通常通り洗濯をする
4.自然乾燥でしっかり乾かす
どちらの方法も、「少しずつ薄くなる」ことを期待して繰り返すのがコツです。一度で落ちきらなくても、根気よくケアすればキレイになる可能性は高いので、あきらめずに試してみてくださいね。
ドクターベックマンの「ステインデビルズ」なら、ピンポイントで頼れる!
より手軽に頑固なワインのシミを落としたいときは、市販のものでどうにかしたい…」というときにおすすめなのドクターベックマン シミとり ステインデビルズ(コーヒー・赤ワイン用)です。赤ワインやコーヒーなどの色素汚れに特化した専用リムーバーで、時間が経ったシミにも対応できるよう設計されています。
使い方はとっても簡単。シミ部分を濡らして液を直接垂らし、少し置いてから軽くたたいてなじませます。水でよくすすいだら洗濯機で普段通りに洗うだけ。漂白剤よりもマイルドなので色柄物にも比較的使いやすく、素材へのダメージも控えめなのがポイントです。重曹やオキシクリーンと並ぶ「家庭に1本あると心強い」タイプのしみ抜きアイテムです。
ドクターベックマン シミとり コーヒー・赤ワイン用 ステインデビルズ250g
染み抜き後のケアも忘れずに!

染み抜き後は、中性洗剤で洗濯するのが基本です。特に漂白剤を使った場合は念入りにすすぎを。残留すると黄ばみや素材劣化の原因になります。また、乾燥機にかけるとシミが定着することがあるので注意しましょう。使用は避け、自然乾燥で様子を見るのがベストです。
クリーニングに出す見極めと注意点
がんばって染み抜きしてみたけど、うっすら残ってしまった…。大切な服・高級素材だから、自宅で染み抜きをするのはちょっと怖い…。そんなときは、無理せずクリーニングに出すのがおすすめです。
クリーニングに出すときは、「ワインのシミがある」とともに、応急処置をした場合は何を使ったかも伝えるようにしましょう。ワインの染み抜き料金はお店によって異なりますが、追加料金になることが多く、500~2,000円程度が相場といえるでしょう。
焦らず対処。落ちるワインのシミは多い!

赤ワインのシミは焦らず、正しい手順で対処すれば意外と落ちます。すぐに処置するのがベストですが、時間がたったシミでも諦めず、重曹、炭酸水、オキシクリーンなど、家にあるもので試してみましょう。それでもダメなら、無理せずクリーニングのプロに頼りましょう!
大切なのは、慌てず、あきらめないこと。お気に入りの服が、また気持ちよく着られますように。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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