仕事でクタクタに疲れて帰宅。
こんな日は、デパ地下で少しお高めのお惣菜を買って、ワイングラスにワインを注いで、ひといき…。
ワインをワイングラスに注ごうとしたそのとき。
ピシャッ。
仕事用のワイシャツに、じんわり赤い染み…。
やってしまいました。赤ワインの染み。
困りましたね。
リラックスしようとしていた矢先…と落胆している場合ではありません。
染みはどんどん浸透してしまいます。1秒でも早く対処しましょう。
ここで紹介するのは、ワインの染みを抜く最強メソッド。
ワインの染みができたときに、ベストな洗剤や洗い方をくわしく解説します。
目次
はじめに、ワインの染みってどんな成分なのか?
どのように落とすのがベストなのか、解析してみます。
ワインの染みは、成分としては水溶性。
水溶性の染みは、文字通り水に溶けるという意味。
油にしか溶けない油性の染みや、何にも溶けない不溶性の染みとは違って、水溶性の染みは、それほど手ごわくないものの…。
ワインの染みの手ごわいポイントは、色素。
ワインの成分自体は落ちにくいものではないのです。
しかし、ワインの赤い色素自体が洋服に浸透してしまうと、繊維が赤く染まってしまいます。そのため、この色素を落とすことが難しくなってしまうのです。
ちなみに、染みが落ちにくくなるのは、赤ワイン。白ワインは、染みができでも、あまり目立ちません。
赤ワインと白ワインって何がちがうのでしょうか?
赤ワインと白ワインの違いは、原材料が黒ブドウと白ブドウ、という違い…ではないのです!
実は、赤ワインはブドウの皮や種子と果汁を一緒に発酵させて、それを絞ったもの。白ワインは、ブドウから果汁のみを絞って発酵させたもの、という違いがあります。
ワインを飲んでも、「苦くて酸っぱい」としか思わない私ですが、なんだか赤ワインの方が深みがあるように思えますね。
皮と種子を一緒に発酵させている分、赤ワインには赤い色素がつく、というわけなのです。
さて、少し脱線してしまいましたが、話を戻しますね。
赤ワインの色素はいちど浸透してしまうと、ただ洗うだけでなく、漂白が必要になってしまいます。
ワインの染み抜きはとにかくスピード
なのです。
ワインを飲むときは、これを肝に銘じておきましょう♪
はじめに、ワインの染みを最もキレイに落とすことができる洗剤ってどれなのでしょうか?
ここでは、それを見極めるために、
という漂白剤を含む、染み抜きによく使われる6種類の洗剤のうち、どれがワインの染み抜きにベストなのかという、ある実験をしてみました。
では、実験方法について少し説明しますね。
はじめにYシャツを12枚に四角く切ります。
そして、ワインの染みをつくるため、1枚ずつそれぞれにワインを垂らしていきます。
染み抜きを始める前に、染みをつけた布のうち、半分の6枚は30分間そのままでおいておきます。
もう半分の、6枚は1日間そのまま放置。
30分間おいたもの、1日おいたもののそれぞれの染みに、台所用中性洗剤、洗濯用弱アルカリ性洗剤、酸素系漂白剤、無水エタノール、クレンジングオイル、除光液という、6種類の洗剤を垂らしていきます。
洗剤を染みに浸透させるために、6種類の洗剤を垂らしたあと、5分間そのままおいておきます。
5分経ったら、染みの部分を水で30~40回もみほぐすように洗います。
この手順で実験して、6種類の洗剤のうち一体どれが最も効果があるのか、見極めてみました!
さて、それでは実験結果を発表します。初めに、ワインの染みがこちら。
赤い色素をどれだけ落とせるか、が勝負所ですね!
さて、30分間置いた染みの、染み抜き後がこちら。
こちらは、赤い染みが見やすいように、下に白い布を敷いた状態で撮影してみました。
30分間おいたワインの染みを最もキレイに抜くことができたのは、洗濯用の弱アルカリ性洗剤。
他の洗剤で落としてみたものは、赤い染みが残っている一方で、洗濯用弱アルカリ性洗剤を使ったものは、なんということでしょう。
キレイさっぱりなくなりました!
そして、1日置いた染みの、染み抜き後がこちら。
こちらは染みの抜けた部分が分かりやすくなるように、下に黒い画用紙を敷いてみました。
そのため、染みの抜けた部分は、写真では少し黒くなっている部分です。
1日間おいたワインの染みを最もキレイに抜くことができたのは、ここでも弱アルカリ性洗剤。
弱アルカリ性洗剤を使ったものは、洗剤を垂らした真ん中の染みが完全になくなっています。
また、酸素系漂白剤もまた、赤い染みを撃退しました。
染みができてから30分おいたものも、1日おいたものも弱アルカリ性洗剤ならキレイに浸透した色素を撃退してくれます。
また、全体的に30分後の染みのほうが1日後の染みよりもキレイに落とすことができているため、やはりワインの染み抜きはスピードなんですね。
では、弱アルカリ性洗剤による染み抜き、そして時間が経った染みの酸素系漂白剤による漂白の方法をご紹介していきます♪
漂白より先に、まずは実験でかなりの効果を発揮した洗濯用洗剤で洗ってみましょう♪
ワインをこぼしたばかりなら、まずはタオルでふきとりましょう。
ここでのポイントは、ゴシゴシこすらないこと。
こすると、かえって染みが広がってしまいます。ポンポン叩くようにふきとりましょう。
洗剤を、染みよりも少し小さいくらいの範囲にのせます。
少し浸透したら、下にタオルを敷いて染みの部分がタオルに接するように、裏返して載せます。
そのまま、裏から歯ブラシでトントン叩きます。
染みが薄くなってきたら、水またはお湯で洗い流しましょう。
お湯、つまり水温が高い方が、洗浄力が高いため、汚れを落としやすいのは水よりもお湯です。
しかし、お湯で流すのは、水で流すよりも洋服へのダメージが大きくなってしまいます。色落ちや型崩れなどに注意しましょう。
ここで、染みがなくなったら、手順5へ移りましょう。
まだ完全に落ちていない場合は、2~3の手順を何度か繰り返して4へ移りましょう。
洗濯機でふつうに洗います。
このときは、普通の洗濯洗剤を使いましょう。
洗濯表示に従って、洗濯機なら洗濯機。手洗いなら、手洗い。いつも洗濯するときと同じやり方でOK。
ちなみに、洗濯表示を見ても、洗っていいのかが分からない。
そもそもいつも確認してない、というあなたには、「新しい洗濯表示を覚えられないあなたのためにイラスト付きで徹底解説」の記事をおすすめします!
洗濯機で脱水まで終わったら、乾かしましょう。
洗濯表示に従って、陰干しor日なた干ししましょう。
これで、洗剤を使う染み抜きは、完了です。
ちなみに、実際にやってみた結果がこちら。
若干紫っぽい色が残ってしまいました…。
ついてからしばらく時間が経ってしまった染み、洗うだけでは落ちなかった染みには、漂白剤の出番です。
漂白という方法で、染みに立ち向かいましょう。
漂白剤には、2つの種類があります。
酸素系漂白剤と、塩素系漂白剤。
この2種類の違いをカンタンに説明しますね。
この2つの漂白剤は、成分が異なり、塩素系漂白剤のほうが酸素系よりも漂白力が高いのです。
じゃあ、染み抜きには塩素系漂白剤?
ではないんです。
染み抜きには、酸素系漂白剤を使いましょう。
というのも、塩素系漂白剤は漂白力の強さから、色や柄のある洋服を色落ちさせてしまう危険性があります。
また、色や柄のない服でも、お洋服の風合いや、かたちを変えてしまう可能性があるのです。
染み抜きには、刺激の弱い酸素系漂白剤を使いましょう。
この2種類の漂白剤についてもっと知りたいという方は、「漂白剤の使い方を知らずに洗濯の選択に失敗した人が書いた基礎知識」をご覧あれ!
酸素系の漂白剤を使うこと、分かっていただけたでしょうか?
それでは漂白について説明させていただきますね。
はじめに、酸素系漂白剤を容器に入れて薄めましょう。
粉末タイプの漂白剤であれば、水2リットルに対して大さじ1杯(15g)の量で薄めるのが目安です。
ただ、この割合は種類によって異なるためパッケージに記載されている量を守って正しく薄めましょう。液体タイプの漂白剤も、種類によっては薄めるものもあるため、パッケージをきちんと読んで従いましょう。
薄めた漂白剤を、綿棒またはタオルに少しつけます。
染みの大きさが小さければ綿棒、大きければタオルで構いません。
漂白剤を含ませたタオルや綿棒で染みの部分をポンポン叩きます。
染みが落ちるまで、ここまでの工程を何度か繰り返しましょう。
漂白剤で叩いた部分を、水ですすぎます。
すすぎが終わったら、洗濯表示に従って天日干し又は陰干ししてください。
基本的な方法は洗剤の時と同じですが、漂白剤は薄めて使うのがポイントです!
とはいえ、外出先でワインをこぼしてしまった場合、漂白剤なんてありませんよね。
小さい容器に入れて持ち歩く方法もありますが、そこまでする人はいないでしょう。
そこで、代用品として役に立つのが炭酸水なんです!
コンビニやスーパーなど、どこでも入手しやすい炭酸水。
100円以下なのでコストパフォーマンスも最強ですよ!
では、そんな炭酸水がなぜ染み抜きに役立つのか。
簡単にご説明しましょう。
炭酸水に含まれるシュワシュワの正体は、二酸化炭素。
お掃除アイテムとして知られる重曹の泡も、同じ二酸化炭素なんですよ♪
そんな泡には、色素などの汚れを浮かび上がらせてくれる働きがあります。
この働きを利用して、ワインの色素を抜いてしまおうという訳です。
また、先ほどワインの染みはスピードが命とお話しましたね。
服の繊維が赤く染められてしまう前であれば、炭酸の力で落とすことができます。
最近のドリンクバーは炭酸水も置いているので、お店でこぼした場合は要チェックですね。
それでは具体的に、染み抜きの手順についてご説明します。
外出先を想定してお話しますが、家でも同様の手順でOKです♪
まず始めは、普通の水を使って染み抜きをしましょう。
やり方は単純で、染みに水をのせたら布を当てて上から叩くだけ。 先ほど説明した内容とほとんど同じですね。
ここで大まかな染みを抜いておくと、あとの工程がラクになります。
時短テクニックとして、炭酸水を取りに行く間もう一人がこの作業をしていると◎! 効率的かつスピーディに対応できますね♪
水の時と同じように、炭酸水をのせて染み抜きをします。
この時、①で汚れた布はキレイな面を使うよう注意しましょう。 逆に落とした汚れが戻ってしまう危険性もあります!
あとは普通に洗濯すれば、元通りキレイな状態になるでしょう。
出先では洗濯できないので、目立たなくなるまで②の手順を繰り返してくださいね。
炭酸水の種類にも注意が必要です。
染み抜きで使う炭酸水は、必ず無糖を選びましょう!
せっかくキレイにした服も、糖分が含まれているとベトベトに。
早く抜かなければ、と見落とさないようにしましょう。
また、果汁が含まれている炭酸水もあります。 この場合も同じく衣類が汚れてしまうので気を付けましょう。
さてさて、ここでもう1つみなさんに染み抜き方法をご紹介します。
みなさん、「ステインペン」ってご存知ですか?
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実はこれ、ワインやコーヒー、口紅、ファンデーションなど、染みがすぐに落とせる修正ペンのようなもの。ペンくらいの大きさなので出先でもすぐに出して簡単に使えます。500円くらいで購入できるので、応急処置用に1本カバンに入れておくと良いかもしれません。
使い方を紹介します。
染みがついた直後で、まだ濡れているような時は、ワインの染みを布でポンポンとふきとりましょう。
このとき、広がってはいけないので、擦らずに上からたたくようにします。
ステインペンのペン先をワインの染みに押し付けることで、ペンの中から染み取り剤が出ます。これを、染みに浸透させていきます。
染み取り剤が染みに浸透したら、ペン先で染み部分をやさしく擦ります。
湿った布で染み部分をたたき、残った染み取り剤を完全に取り除いて、染み抜き終了です♪
今付いた瞬間のワインの染みならば、水や薄めた洗剤で叩き洗いして落とすことができます。
ですが、先ほども言いましたが、ワイン染みの元は「長年熟成されて寝かされた」色素です。
3日程度過ぎて気が付いた場合は、自分で落とそうとすると、輪ジミになったり、服が色落ちしてしまったりもします…。
ワインを少しこぼしただけなのに、お気に入りのお洋服が二度と着られなくなるのは嫌ですよね。
その染み、プロにお任せしませんか?
自分で落とせないワインなどの色素系の染みは、実はプロのクリーニング師の最も得意とするところです。
その素材に合わせた洗剤や対応の仕方で、丁寧な仕事をしてくれます。
状態にもよりますが、普通の染みなら1,000円程度で染み抜きをすることができます。
期間はだいたい1週間程度を見ておくと良いでしょう!
ただし、落ちにくい染みには特殊な処置が必要になるため、別途料金がかかる可能性もあります。
近所にクリーニング店があるなら、まずは相談してみるのがオススメですよ!
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実は、クリーニング師の資格は、国家資格なんです。
その試験を乗り越えてきた方にお願いするのですから、仕上がりに心配はいらないはず。
親身に相談にのってくれるはずなので、自分ではどうしようもない場合には、一度問い合わせてみるといいかもしれません!
さて、いかがだったでしょうか?ワインの染み抜きメソッド。
ワインの染み抜きは
1.弱アルカリ性洗剤で洗う
2.酸素系漂白剤で漂白
応急処置にはステインペン!
これを鉄則にしてみてください!染み抜きの基本である、なるべく早めの処置、も是非心がけましょう!
また、色落ちや、型崩れさせたくない服は必ずクリーニング屋さんに持っていきましょう。
せっかく染みが抜けても、服が台無しになってしまっては意味がありませんから、お洗濯のプロに任せるのが安心です♪
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