
大掃除はいつからいつまで?やってはいけない日とスケジュール完全ガイド
年末が近づくと気になる「大掃除」。でも、いつから始めていつまでに終わらせればいいのかカレンダーを前に悩んでしまう人も多いのでは?実は、大掃除には"避けたほうがいい“や、"やってはいけない日”とされている日があるのをご存じですか?この記事では、日本ならではの大掃除文化やスケジュールの立て方、やり残しを防ぐためのチェックリストまで、大掃除をするための完全ガイドを紹介。スッキリ気持ちよく新年を迎えるために、効率よく大掃除計画を立てましょう!
目次
年末だけじゃない!大掃除に最適な時期とは?

大掃除と聞くと、一般的に「年末」と思われがちですが、実はそれにこだわる必要はありません。気温が低くて水仕事がつらい年末よりも、春や秋の方が掃除に向いているケースも多いことがその理由。季節ごとの特徴を活かし、「年末に一気にやる」から、「年間で少しずつ分けてやる」へシフトすることで、気持ちにも時間にもゆとりが生まれますよ。季節ごとのメリットをみていきましょう。
春
4~5月は花粉の飛散が落ち着き、窓を開けて換気しやすいため、カビやホコリをしっかり取り除くのに最適です。
秋
湿度が下がり始める9~10月は、キッチン周りの油汚れが落ちやすくなるため、年末よりも作業効率が良いというメリットがあります。
風習を重んじるなら12月13日の煤払いがおすすめ
大掃除というと、年末ギリギリの忙しい時期に慌ただしく行うイメージがありますが、本来の伝統に従うなら江戸時代から続く12月13日の煤払いが最適とされています。
「煤払い」とは、かつては神社仏閣で年末に行われていた神事のひとつ。家々でもこの日に天井の煤を払い、神棚や仏壇を清めて、歳神様(としがみさま)をお迎えする準備を始める日とされてきました。現代でも、京都・清水寺や東京・浅草寺などで毎年この日に伝統行事が行われています。
8割の人が12月に大掃除を実施

大掃除に適した時期を紹介しましたが、実際にはどの時期に大掃除を始めている人が多いのでしょう。暮らしに関するお悩みを抱えている人とそれを解決してくれるプロをつなぐサービスを提供する「ユアマイスター」のハウスクリーニンの依頼件数(※2019年)を見ると、やはり12月から始める人が多いようです。
しかし、なかには気温が低く、水が冷たいことや、何かと忙しいことを理由に年末を避け、12月より前に大掃除を済ませる人も。ライフスタイルや気候に合わせて柔軟にスケジュールを調整するほうが、効率的で負担も少なくなることも関係していることがうかがえます。
海外のお掃除事情
年末の大掃除は日本だけの風習と思われがちですが、実は海外にも大掃除に似た習慣があります。ただし、時期や意味合い、スタイルは国によってさまざま。代表的な海外のお掃除事情をピックアップしました。
アメリカ・カナダ:春の「スプリングクリーニング」
アメリカやカナダでは、3~4月頃に「スプリングクリーニング(春の大掃除)」を行うのが一般的。冬の暖房でこもったホコリを取り除き、新しい季節を迎える準備として掃除をするのが習慣となっているようです。
中国:春節前の「掃尘(そうちん)」
中国では旧正月(春節)前に「掃尘(そうちん)」という大掃除が行われます。これは「ホコリ=穢れ・悪運」を掃き出すという意味があり、新しい年を良い運気で迎えるための重要な儀式とされています。
イラン:ノウルーズ前の大掃除
イランでは3月のノウルーズ(新年)を迎える前に「ハーネ・テカーニ」と呼ばれる大掃除が行われます。「家を揺さぶる」という意味のハーネ・テカーニでは、家具を外に出して丸ごと清める大規模な掃除が特徴。古いものを処分するなど、日本の年末大掃除とかなり近いスタイルとなっています。
大掃除をやってはいけない日とは?避けるべき理由と注意点

日本には、古くからの言い伝えによる、「大掃除をやってはいけない日」があるのをご存じですか?日本の伝統や風習に基づいた考え方ですが、気になる方は少し注意しておきたいポイントです。
仏滅
六曜の中で最も縁起が悪いとされる日です。特に引っ越しや結婚などの祝い事は避けられますが、掃除も「新しい気を呼び込むには不向き」と考えられています。
年末の「29日」
「二重苦(にじゅうく)」と読めることから、昔から縁起が悪いとされています。特にお正月に向けての掃除は、29日を避ける人が多いとされています。
正月三が日(1月1日~3日)
この期間は「神様をお迎えしている大切な日」とされており、掃除をすることでせっかく迎えた年神様を追い払ってしまうという考え方があるため、避けた方がよいとされています。
忌中・喪中の期間
身内に不幸があったときは、「清め」の意味を持つ掃除もタイミングに注意が必要です。忌中の間は静かに過ごすことが重視されるため、大がかりな掃除は控えたほうがよいとされています。
ただし、これらはあくまで「縁起」に関する考え方であり、科学的な根拠があるわけではありません。日程の都合や体調を優先し、自分に合ったタイミングで大掃除をすることも大切です。
大掃除のスケジュールの立て方とリストの作り方

いざ、大掃除に取り掛かろうとしても、どこから手をつけていいか分からないことってありますよね。大掃除を成功させる秘訣は、ムリなく効率的に大掃除が進むスケジュールを組むこと。スケジュールを立てるコツとリストの作り方を紹介しましょう。
ステップ1:大掃除は“分けて計画”が成功のカギ!
いきなり全部の部屋を掃除しようとすると疲れてしまいます。まずは、掃除する場所を分けることから始めましょう。
・キッチン(換気扇・コンロ・シンクなど)
・お風呂・洗面所
・トイレ
・リビング
・寝室・子ども部屋
・玄関・廊下・階段
・窓・網戸・カーテン
・ベランダ・庭
ステップ2:掃除リストを作る
エリアごとに「何を掃除するか」を細かくリスト化すると、やるべきことが見えてきます。リストにはチェックボックスを付けると達成感もアップするのでおすすめです。
・換気扇のフィルターを外して洗う
・コンロの油汚れを落とす
・冷蔵庫の中を拭く・賞味期限チェック
・戸棚の整理・不要なものを捨てる
・シンクの水垢取り
ステップ3:1日1エリアもしくは週末集中型 でスケジュールを立てる
掃除を無理なく続けるために、自分に合ったペースを選ぶのがコツ。無理に1日で終わらせようとするのではなく、数日に分ける、または週末に集中して行うのがおすすめです。
おすすめスケジュール例
12月1日:キッチン換気扇
12月2日:コンロまわり
12月3日:冷蔵庫
12月4日:トイレ
12月5日:お風呂
1日目:キッチン・水回り
2日目:リビング・寝室・廊下
3日目:窓・玄関・ベランダ
ステップ4:家族に役割分担をお願いする
大掃除はすべてを1人で抱え込まないことも成功のポイント。おもちゃの整理、雑巾がけなど子どもでもできる掃除や、高い窓、ベランダ掃除などは夫の担当とし、リスト化して共有するのも効果的です。
ステップ5:無理をしない!完璧を目指さなくてOK
大掃除は「家をリセットする気持ちの切り替え」にもなりますが、すべてを完璧にやろうとすると心が折れてしまいがちです。「今年はリビングとキッチンだけ」、「他の場所は小掃除で済ませる」など、柔軟に計画を立てるようにしましょう。
大掃除をプロに任せて家中ピカピカに!

何かと忙しい年末。大掃除をやるにも時間がないという家庭は多いはず。また、自分では落とせない水回りの頑固な汚れを前に、やる気が失せてしまうことってありますよね。そんなときは「プロの清掃業者に任せる」という選択肢も検討してみませんか?
1日がかりの大掃除もプロなら短時間で効率よく作業してくれるので、スケジュール管理もラクになり、年末のバタバタから解放されます。また、汚れを防ぐコツや日頃の手入れ方法を教えてくれる業者も多く、今後の掃除がラクになる知恵も得られますよ。
ユアマイスターのハウスクリーニングサービスは、専用の道具とプロ仕様の洗剤で、自分でお掃除するよりも断然は早く、劇的にキレイになります。手の届かない部分に汚れがたまるエアコンや洗濯機などはプロに任せて、家族との時間や自分のリラックスのために、時間を有意義に使ってみてはいかがでしょう。
プロへの依頼は10~11月がおすすめ
プロに大掃除を12月に依頼しようとすると既に予約でいっぱいというのが現状。そのため10月~11月など早いうちから予約することをおすすめします。
まとめて頼むならセットがお得!
複数箇所をクリーニングしてもらいたい場合はセットで頼むのがお得です。ユアマイスターでは、大掃除セットを用意。ぜひご活用してみてくださいね。
大掃除は計画的に少しずつを心がけよう

大掃除は、「計画的に」「分けて」「少しずつ」がコツ。リストを作ることでやることが明確になり、気持ちよく掃除が進みます。また、プロの大掃除は、「時間」「体力」「キレイさ」すべてを叶えてくれる強い味方になってくれるはず!今年の大掃除は頑張りすぎず、家族と協力しながら、スッキリ新年を迎えましょう。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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