
ネクタイはクリーニングに出そう!頻度や料金、注意点まで徹底解説!
私服出社やリモートワーク…
働く人の服装が変わりつつある最近ですが、やっぱりスーツはビジネスシーンの主流です。
ぴっちりカッコよくスーツをキメるには、ネクタイが不可欠ですよね。
「今日もネクタイ締めて、仕事モード!」
そうやって毎日の仕事を頑張っている人も多いのでは?
とはいえ、毎日ネクタイを締めていれば、汗や食べ物のシミなど、いろいろな汚れがついてしまうもの。
みなさんはネクタイが汚れたとき、どうしていますか?
クリーニングに出すのが面倒だからと、放置したり、自力で洗ったりしていませんか?
それ、ネクタイの寿命を縮めてますよ!
生地の伸び縮み、毛羽立ちや色落ち…。
そういった災難からネクタイを守り、キレイに保つには、クリーニングに出すことがイチバン!
今回はみなさんに、ネクタイのクリーニングについて紹介していきます!
目次
ネクタイはクリーニングに出そう!
みなさんは、ネクタイをクリーニングに出したことがありますか?
「出したことがない」、「そもそもネクタイをクリーニングに出せることを知らない」という人も多いと思います。
たまに出すという人でも、なかなかクリーニング店までネクタイや服を持って行くのって面倒ですよね。
ついついサボってしまいがち…。
でもちょっと待って!
ネクタイは、定期的にクリーニングに出した方がいい理由がちゃんとあるんです。
ネクタイは汚れている
ネクタイは、色や模様で分かりづらいですが、実は日々生活する中でたくさんの汚れがついてしまっています。
代表的なものがこちら。
・食べこぼし、飲みこぼし
・汗
・皮脂
汚れや水で湿ったまま放置すれば、カビや黄ばみができることもしばしば。
大事なネクタイにカビが生えてしまったら嫌ですよね。
ということでネクタイは、定期的に洗濯する必要があるのです。
ネクタイをクリーニングに出す利点
そこでオススメするのが、ネクタイのクリーニング。
クリーニング店にネクタイを出し、プロの手でキレイにしてもらうのです。
ネクタイの素材や状態に応じて、専用の洗剤や機材を使って汚れを落とすことで、形を崩さず・質感を保ったままネクタイをキレイにすることができます!
自宅でのネクタイ洗濯をオススメできないわけ
ネクタイは、身近なアイテムですが、実は扱いがとっても難しいのです。
その主な理由は2つ。
・多くのネクタイの素材が天然素材
胸元にあるネクタイは汚れにさらされる頻度が高いので、油性や水性といったさまざまな性質の汚れがつきます。
そのため、コレを使って汚れを落とせば大丈夫、というものがありません。
また多くのネクタイがシルクなどの天然素材でできているため、繊維が繊細で毛羽立ちや型崩れが起きやすくなっています。
洗った後、乾燥機やアイロンによって、使用できなくなるほど形が崩れてしまうこともあります。
自宅でネクタイを洗濯すると、かえってネクタイに大きなダメージを与えてしまうのです。
ということで、自分でネクタイを洗うのは極力避け、クリーニングのプロにお任せしてみましょう。
とはいえ、自宅で洗濯する方法を解説
ネクタイを自宅で洗濯するのはおすすめできない……のですが、どうしても急ぎで汚れを落としたかったり、クリーニング店へ行く時間がなかったり、という場合もありますよね。
そんな時に使える、自宅での洗濯方法を覚えておきましょう。
正しい手順で洗えばネクタイは洗濯できますが、生地を傷める原因になります。
大切なネクタイを長く使うためにも、自宅クリーニングは緊急時のみがベストです。
実際の洗濯方法
それでは、実際に自宅でネクタイを洗濯する方法をみてみましょう。
洗面器やバケツ
清潔なタオル
ネクタイを洗濯する前に、素材を確認しておきましょう。
シルク100%のネクタイや、刺繍が入っているネクタイ、柄がプリントされているタイプのネクタイは、素材を傷めたり、色落ちしたりする可能性が高いため、クリーニング店へ依頼してください。
ネクタイに目立つシミ汚れがある場合は、洗濯前に落としておきます。
おしゃれ着用洗剤をシミ部分につけて、やさしい力で揉み洗いし、汚れを取り除きます。
シミが落ちたら洗面器もしくはバケツに水(または40℃以下のぬるま湯)を貯め、おしゃれ着用洗剤をよく溶かします。洗濯液ができたら、ネクタイをしずかに浸け、5~10分程度放置します。
つけ置きが済んだら、ネクタイを水の中でゆっくり泳がせるように洗います。
10往復くらいを目安に、そっと洗濯しましょう。
泳がせ洗いが済んだら、水を変えて再度泳がせるように、やさしくすすぎ洗いをします。
この時、洗剤をしっかり取り除こうと、ネクタイをぎゅっと揉んでしまうのはNG!
生地を傷めてしまうため、やさしくやさしくすすぎましょう。
すすぎ終わったネクタイを、清潔なタオルで包み込むようにして、タオルドライします。
ポンポンと優しく水分をうつすイメージで、作業しましょう。
洗い終わったネクタイは、ハンガーにかけて陰干しします。
風通しの良い場所を選んで、しっかりと乾燥させましょう。
アイロンがけもポイントです
洗濯が終わったネクタイは、アイロンをかけてシワを伸ばします。
このアイロンのかけ方で、仕上がりに大きな差が出るため、最後まで気を抜かずに作業を行いましょう。
当て布
ネクタイのアイロンがけは、裏側から行います。
当て布をネクタイの上に置き、温度は低温に設定しましょう。
アイロンを浮かせながらスチームのみをあてるようにして、シワを伸ばしていくイメージです。
直接アイロンをあててしまうと、ネクタイの厚みがなくなり見栄えが悪くなってしまうため、注意しましょう。
裏側と同じように、ネクタイの表側にもアイロンをかけます。
ネクタイの柄がよれてしまわないように、丁寧にアイロンがけを行いましょう。
全体のシワが取れたらハンガーにかけ、涼しい場所で熱を冷まして、アイロンは完了です。
ネクタイをクリーニングに出す前に
では、ネクタイクリーニングを利用する前に注意すべきことはあるのでしょうか?
あります。
ネクタイにやさしく、家計にやさしく。
これが、ネクタイをクリーニングに出すときのポイントです。
ネクタイクリーニングにかかる費用
クリーニング店によってネクタイクリーニングにかかる費用は違いますが、平均的な相場は400円~600円程度です。
また、素材や汚れ具合によっては追加料金が発生するので、クリーニングに出すお店の値段を事前に調べて、比較しておきましょう。
クリーニングに出す頻度
ネクタイのクリーニングは、3ヵ月に1回のペースにしましょう。
季節の変わり目の衣替えの時にクリーニングに出すのがオススメです!
クリーニングの回数が多すぎると、むしろネクタイの生地を傷めてしまいます。
ただ、ネクタイに目立つ汚れがついてしまったら、なるべく早くクリーニングに出すようにしましょう。
クリーニングに出すときの注意点
ネクタイをクリーニングに出すとき、確認しておいた方がいい3点がこちら。
・仕上がりにかかる時間
・お店の質
ネクタイの素材
ネクタイクリーニングの相場は400円~600円ですが、ネクタイの素材やブランドによって、800円以上の金額になることもあります。
シルクはネクタイの素材として主流ですが、繊維がデリケートなため、光沢感を失わずに染み抜きや汚れ落としをすることがとても難しいです。
そのため、追加料金が発生することもしばしば。
反対に、ポリエステルなどの化学繊維は耐久性が高く、扱いやすいため追加料金がないことが多いです。
「思っていた値段と全然違った!」なんてことがないように、料金表や電話で確認しておくといいでしょう。
仕上がりにかかる日数
ネクターをクリーニングに出して戻ってくるまでの仕上がり日数は、5日~1週間程度が平均です。
もっと短いお店もあります。
数本をまとめてクリーニングに出す際は、ネクタイが戻ってくるまでの間に身に着けるネクタイがなくなってしまわないよう、仕上がり日数を考えながら、キレイにしたいネクタイを選びましょう。
お店の質
クリーニング店は、クリーニング技術の質もお客さんへの対応もお店によってバラバラです。
お店の技術の質は、実際にクリーニングに出してみないと分からないですが、そういう時はお店の対応を確認してみましょう。
「仕上がりが良くなかったときに無料でやり直してくれる」など、お客さんが利用しやすいシステムを取っているかも大切です。
料金や仕上がり日数の確認のために一度電話をしてみて、店員さんの対応が誠実であるかどうかも確かめてみるといいでしょう。
大事なネクタイを任せるお店は、きちんと選びましょうね。
宅配クリーニングが便利!
忙しかったり、クリーニング店まで行くのが面倒…という人は、宅配クリーニングがオススメです。
これは、「クリーニングしたいものを箱に入れて送ると、キレイになって自宅に届く」という便利なサービス。
箱単位、アイテム個別料金など、料金体系はお店によってさまざまですが、スーツなどクリーニングしたい他の服とまとめて送るのがいいでしょう。
ネクタイクリーニングの頻度は3ヵ月に1回がちょうどいいと言いましたが、季節の変わり目の衣替えのタイミングで服と一緒にクリーニングに出すのが、出し忘れもなく安心です!
プロの宅配クリーニングについてもっと詳しく!
自宅でのネクタイの保管方法
せっかくネクタイがキレイになっても、しまっている間にシワができてしまったら悲しいものです。
そこで、ネクタイにシワができにくい保管方法を知っておきましょう!
平置きする
持っているネクタイの本数が少なめの人にオススメです。
ゆるめに二つ折りしたネクタイを横に並べます。
ネクタイのデザインが一目で分かるので、毎朝ネクタイを締めるときに選びやすいですよ。
丸めておく
ネクタイを多く持っている人にオススメです。
ネクタイを二つに折り、きつすぎないようゆるめに巻いて棚にしまいましょう。
丸まったネクタイをきれいに棚に並べておくと、お店のショーケースみたいでテンションが上がります!
吊るしておく
ネクタイをたくさん持っていて、ひとつひとつ丸めても収納に入らない!という人は、ネクタイを吊るして保管しましょう。
ネクタイ専用ハンガーを使って吊るすと、省スペースでたくさんのネクタイを保管できます。
ただ、吊るすとネクタイの生地が伸びる可能性があるので、ニットやシルクなどやわらかい素材のネクタイはやめておきましょう。
自分で洗濯したいときは
「ネクタイをクリーニングに出した方がいいのは分かるけど…」
それでも自宅でネクタイを洗濯したいことがあるかもしれません。
そんなときは、こんな記事を参考にしてみてくださいね。
自分でネクタイを洗うとしても、洗濯機は使わずに手洗いでていねいに洗濯しましょう!
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また、難しいネクタイのアイロンのかけ方も紹介しています。
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まとめ
スーツを着ていると、一番目立つのがネクタイ。
毎日使うからこそ、ずっとキレイにしておきたいですよね。
3ヵ月に1回、ネクタイをクリーニングに出せば、長くキレイに使い続けることができます。
料金や仕上がり日数など、自分に合ったお店を選んで、ていねいなクリーニングをしてもらいましょう。
キレイなネクタイで気分を上げて、毎日の仕事や生活をがんばってくださいね!
