
バッグのパイピングの修理は自分でできる?方法とプロに依頼する目安
バックは大事に使っていても、長く使っているとどうしても角が擦り切れてしまうことがありますね。バックの角にはパイピングという加工がされているものがあります。パイピングはバックの中で形を補強をしたり、形を整えたりする重要なパーツです。このパイピングに不具合がおきると、バックの機能性や見た目にも影響が出てきます。今回はパイピングを自分で修理する方法と修理をプロに依頼するかの判断基準を解説します。
パイピングって?
バックのパイピングとはバッグの底やまちの部分切り替え部分、バックの入り口などに挟みこむように取り付けられているパイプ状の加工のことです。パイピングには主に2つの目的があります。
補強・ほつれの防止
バックの角やバックの入り口は擦り切れやすく、パイピング加工をすることで補強となり、布製品などでは強度の高い素材を使うことでほつれの防止となります。また、補強をすることでバックの形を整える効果があります。
デザインとして
パイピングをバックのアクセントとしておしゃれに仕上げる目的で使われることもあります。本体のバックの色や素材を違うものを使うと、デザインを楽しむことができます。
自分でパイピングを修理する方法
パイピングの不具合が軽度のダメージならば、自分で修理することが可能です。
革製品の色落ち・剥げの修理
革製品の場合、色落ち・剥げというダメージには補色という修理方法があります。色落ちや剥げは「カラー補修クリーム」を使って補修します。
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40色以上とカラーバリエーションも豊富です。革に深いキズができてしまっている場合は革の補修をしてからカラー補修クリームを塗るとキズを埋めて補修できます。
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深いキズの溝を埋めることができるクリーム。カラー補修クリームの前に塗る前に使用します。
合皮・布製品擦り切れ・穴の補修
合皮素材や布製品で擦り切れや穴が開いてしまっている場合は、「テープ」で補修する方法があります。テープで補修する場合一部をテープ補修することもできますが、目立ってしまう場合があるので、パイピング部分を全て張り直すと修理箇所が目立たなくなります。
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黒・コゲ茶・透明の3色のラインナップ。伸縮性のある素材なので貼りやすさも◎。
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ナイロン製品の部分的な補修ができる補修シート。9色から選べます。
自分で修理するかプロの修理に任せるかの判断基準
キズ程度の補修であれば、自分で補修ができますが、パイピングはバックの中でも難しいパーツであり自分でできる修理には限界があります。また、大事なバックを大きくキズつけてしまうリスクも伴います。
プロに依頼した方がいい事例
・角に穴が開き、パイピングの芯が飛び出している
・パイピングの芯が切れている
「パイピングを全て交換する」または「一部を包み直しする」という修理が一般的です。革、合皮、布、どの素材のバックであっても元のバックと同等の素材の用意が難しい場合もあります。また、縫い直す作業には技術が必要です。
パイピングの中には「芯」が入っています。芯はバックの形を整えるという意味でも大事なパーツです。芯を修復するのは難しい作業になります。
プロに依頼をするメリット
・適切な素材を使い修理をするので、見た目がきれいに仕上がる
・後処理もきれいに行われるので、補修した部分が目立たない
・劣化や生地の状態などバック全体を見て修理をするので、再発のリスクがない
・強度が高まるので、長くバックを使うことができる
・プロが全体を見て修理をするので、型崩れをすることなく仕上がる
破損状況が激しい場合は、見た目や強度の面からもプロに依頼をすると、安心です。
まとめ
パイピングはバックの中で補強としても、デザインとしても重要なパーツです。簡単なキズや擦り切れは自分で修理することができます。ただし、大きく穴が開いてしまったり、パイピングが飛び出してしまっている場合は、プロに依頼することをおすすめします。バックのキズが大きくなる前に自分で修理をしておきましょう!
