
洗濯機クリーニングは自分で行う?プロに依頼する?実際に検証した!
衣類を洗うのに欠かせない洗濯機。ほぼ毎日使い、多湿な環境だからこそ、衣類の汚れや洗剤の残りカス・そしてカビが生えやすくなってしまいます。だからこそ、定期的に洗濯機クリーナーを使ってお掃除をしますよね。ただ、世の中にはプロに洗濯機クリーニングを依頼するサービスもあります。
わざわざお金を払ってまで依頼をするんだから、大きな違いがあるはず。そんな疑問を編集部の自宅を使って検証してみました!
検証内容をかんたんに説明

今回の検証のルールはこちら。
翌日:プロに洗濯機クリーニングをしてもらう
自分でお掃除した後すぐにプロがクリーニングしたらどうなるか、を確かめていきます。お掃除のやり方を紹介するメディアとしてもプライドがあるので、絶対に勝てるようプロにとってかなり不利なルールにしてみました。
満を持して初日を迎えます。
【初日】まずは自分で掃除
まずは自分でお掃除をしていきます。今回は洗濯槽クリーナー+槽洗浄コースでお掃除しました。

使うのは我が家の洗濯機。3ヶ月に1度はクリーナーでお掃除をしています。さっそく始めていきましょう!

まずは洗濯機の電源を入れて洗濯槽クリーナーを入れていきます。容器に入った液体をすべて入れていきました。

あとは槽洗浄コースをポチッと押すだけ。めちゃくちゃ手軽です。

槽洗浄コースを押すと、このように一番高い水位まで水を入れていきながら、回転させて水流を作ります。洗濯機に溜まったカビを剥がしてくれるのです。
一番高い水位まで水が入ったら一度停止して3時間ほどつけ置きしました。汚れを分解していきます。

3時間後にフタを開けたらそこにはカビが…!3ヶ月に1度のお掃除でもこれだけ出てくることは知っているが、それでも驚き。
あとはカビをすくって、槽洗浄コースを再開するだけで、自動ですすいでくれます。これが我が家のお掃除方法。カビはちゃんと取れたし、十分だなと思ってしまいます。
【翌日】プロが掃除

さて翌日、どうせ意味はないだろうなと思いつつ、プロが自宅にやってきました。今回担当してくれたのはBloomLife代表の船木さん。横浜を中心に長年ハウスクリーニングに携わっていらっしゃいます。
「なるほど、昨日掃除したんですね。でもおそらく汚れは出てくると思いますよ」と船木さん。
さっそくプロの技を見せていただきましょう!
注薄々気づいている方もいらっしゃるかもしれませんが、ここから圧倒的に敗北し、衝撃の汚れ写真が出てきます。苦手な人は飛ばし飛ばし読み進めてください。

まず船木さんが取り出したのはドライバー。裏側や操作パネル・フタを外していきます。分解しても何も出てこないよーと思っていたその瞬間

いきなりの汚れ!自分でお掃除をする際に洗濯槽に水を溜めても届かない場所です。
届かないならお掃除のしようがありません。「しょ、しょうがないよなぁ」と思いながら船木さんの作業を見つめていきます。

続いて洗濯槽の底についており、水流を作るための部品「パルセーター」を取り外しました。表面は汚くないなと思って裏返したら…

また汚れ!!!!!カビに加えて、衣類から出るホコリや砂が混じったような茶色い汚れでした。洗濯後の水を抜くときに、そこに汚れが溜まってしまうのかな、なんて思ってしまいます。
パルセーターを取り外した後は、洗濯槽を取り外します。
これ以降はさらに衝撃です。閲覧注意です。

はい。もう少し近づけますね。

念のため言いますが前日に洗濯槽クリーナーでお掃除をしています。ただ、裏側の汚れまで除去するのは難しいんですね…。
突然ですが、ここでクイズ!下の画像の汚れは洗濯槽のどの部分でしょうか?

正解は洗剤の投入口の裏側。普段は洗濯槽にピタッとはまっているため分かりませんが、実はカビや洗剤カスが混ざって、泥みたいな汚れが溜まるそう。

取り外した洗剤投入口はこちら。そりゃ汚れてますね。はい。

分解した後の洗濯機のパーツはこちら。キレイ!と思って使っていた洗濯機がこんなに汚れていたのを気づかないなんて…衝撃を超えて悲しくなってきました。

分解すればあとはお手のもの。部品をお風呂場に移して、キレイにしていきます。使う洗剤は2種類。
・皮脂汚れを落とすためのアルカリ性洗剤
どちらも業務用の強力なやつ。特に塩素系洗剤はニオイがキツかったですが、その分汚れが落ちているんだなと思い、我慢しながら写真を撮り続けます。

ブラシも部品に合わせながら複数種類を使い分け。

最後に水洗いをしていくと、汚れに汚れた部品たちが次々にキレイになっていきます。

あ、ちなみに言い忘れましたが、取り出した洗濯槽の下も汚れがたくさん。こちらも洗剤 + 水洗いでキレイにしてくれました。

お掃除前の写真はこちら。

お掃除後です。文句の付け所がないほどにキレイになりました。

もちろん、洗剤投入口のところもここまでピカピカに。これなら安心して洗濯できそうです。
何度でも言いますが、前日に自分でお掃除をしています。圧倒的に負けましたが、ここまで気持ち良いと感動してきます。

あとは分解した洗濯機をもとに戻し、最後に試運転して問題なければ作業完了。ここまでで2時間程度。洗濯槽クリーナーでも2時間程度待っていましたので、スピードにもあっぱれです。
洗濯機のお掃除を振り返って

自分でお掃除してもあれだけ汚れが出てきたのに、分解したら気づかない汚れがたくさんあることに気づかされました。とはいえ、毎回プロに頼むのはお金もかかってしまうもの。別に洗濯槽クリーナーでも汚れを落とすことはできるので、
・1年に1度:プロに依頼する
このバランスがベストだと思います。特に洗濯量が多くなる冬前に頼むのが良さそうです。
プロの凄さは技術だけでない
今回プロによる分解・洗浄の技術を紹介してきましたが、もっと感心したのは心遣い。

水浸しにならないように、洗濯機の前にシートを敷くのはもちろんのこと。

お風呂場には事前にマットを敷いてくれました。船木さん曰く、重量のある洗濯槽を移動させる際にお風呂の床が傷つかないようにしているのだとか。

極め付きには、洗濯機の下に敷いてある洗濯パンの汚れもお掃除いただきました!ホコリが溜まっていることは知っていましたが、移動させるのは大変なので、すごい助かりました。
こういう細やかな気遣いがまさにプロ!という印象を持ちました。BloomLifeの船木さん、本日はありがとうございました!横浜市にお住まいの方であれば、こちらからBloomLifeの洗濯機クリーニングを依頼できますよ。
洗濯機掃除を依頼する

横浜市以外の方は、あなたのお住まいのエリアのプロをユアマイスターで探すことができます。詳しくは以下のリンクからチェック!
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