シワやシミにアプローチする成分「レチノール」。どんな化粧品を選べばいいのか迷ってしまうことはありませんか？この記事では、ドラッグストアで手に入るプチプラや、「キールズ」「エリクシール」「無印良品」など人気ブランドから、おすすめのレチノール配合化粧品を紹介します。高濃度クリームの注意点や正しい使い方、「そもそもレチノールとは？」「どんな効果があるの？」などの疑問にもお答えします。

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そもそもレチノールとは？

レチノールとはビタミンAの一種で、肌のうるおいを保つ成分のヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促します。レチノールの働きによって肌のハリ、くすみ、シワなどの悩みに効果が期待でき、化粧品の配合成分として注目されています。

肌のハリや弾力を与えたり、皮脂の分泌量を抑えたりする働きがあるため、乾燥による毛穴の目立ち、肌荒れ予防をしたいときにも取り入れたい成分です！

レチノール化粧品の選び方

レチノールが配合されている化粧品を選ぶときのポイントを解説します。特に初めてレチノールを使う場合は、肌への刺激に気をつけてください。

【初心者は高濃度に注意】レチノールの濃度で選ぶ

レチノールは商品によって配合されている濃度が異なります。「効果がありそうな高濃度を選ぼう！」と考えてしまいそうですが、肌への影響が強いため注意。

レチノール配合の化粧品を使いはじめると、「レチノイド反応（A反応）」と呼ばれる皮膚の赤みや乾燥などの症状が、一時的に起こる場合があります。レチノイド反応は、レチノールの濃度が高いほど反応がでやすい傾向があるため、特に初心者や若い世代は濃度の高いものは避けることをおすすめします。

市販の化粧品なら初めて使う場合は0.05～0.1%くらいの濃度がおすすめ。濃度が記載されていないものもあるため、高濃度にこだわりたい方は濃度が記載されてるものや、医薬部外品なども検討してみましょう。

　　 　

編集部スタッフ

レチノールは酸素や光に弱い特徴があるため、容器にもこだわっているアイテムはレチノールがしっかり配合されているのではと推測できます！

レチノールの種類で選ぶ

レチノール誘導体は保湿をサポートする成分として、スキンケアに取り入れやすいのが特徴です。レチノール化粧品を手軽に試してみたい方や、敏感肌の方にも使いやすくなっています。

一方、純粋レチノールは本格的なケアをしたい方におすすめ。特にシワ改善の効果が期待できるものは、有効成分としてレチノールが配合されている「医薬部外品」です。

ちなみにトレチノインはレチノールの数十倍の強さがあり、処方薬になります。基本的に「医薬品」扱いであり、日本では一般の化粧品には配合されていません。

　　 　

編集部スタッフ

レチノール誘導体は「有効成分（医薬部外品における効能が認められた成分）」ではなく、主に化粧品に配合される保湿成分のひとつです。

一般化粧品か医薬部外品かの違いで選ぶ

レチノール化粧品を選ぶ際は、「一般化粧品」か「医薬部外品」かを確認しましょう。

医薬部外品には「有効成分」として純粋レチノールが配合されているものもあり、「シワ改善」などの効果が認められている商品もあります。一方、一般化粧品には主に「保湿」の目的で成分が配合されています。

「レチノールをまず試してみたい」という方は一般化粧品、「効果を重視したい」という方はパッケージに「医薬部外品」「薬用」の表示があるものを選んでみましょう。

　　 　

編集部スタッフ

あわせて、目元や口元など乾燥しやすい部分には油分のあるクリームを選ぶ、顔全体に使うなら美容液や化粧水タイプを使うなど、使いやすさや部位によるテクスチャー選びもポイントです。

美容ライターおすすめのレチノール化粧品はこれ！

編集部スタッフが実際に使っておすすめしたいレチノール化粧品を2つ紹介します！

資生堂｜エリクシール レチノパワー リンクルクリーム【医薬部外品】

有効成分の純粋レチノールが角質層まで浸透。ヒアルロン酸やコラーゲンの産生を促し、ハリのある肌へと導いてくれる部分用クリームです。独自成分の「レチナジーエッセンス」（※）配合で肌をやわらかくし、うるおいを補います。

※ヒマシ油、アジピン酢ジグリセル混合脂肪酸エステル、ジピバリン酸トリプロピレングリコール、マヨラナエキス、グリセリン（保湿、肌なめらか）

シワ改善有効成分の純粋レチノールが使われているのが特徴です。ビタミンE誘導体も配合されており、肌の酸化を防ぎながらうるおいをキープ。さらに、角質層をやわらかく整えるオイル成分も入っているので、レチノールによる乾燥が気になる方にも使いやすい処方です。

しっかりと保湿されるような使い心地。塗ったあとも肌表面にややベタつきを感じやすいものの、乾燥はしにくい印象です。チューブタイプで出しやすく、開封後も酸素が入りにくい独自の容器を採用しているのもポイント。

「レチノールでシワ改善をしたい」という方は、エリクシールのリンクルクリームがおすすめです！

VT COSMETICS｜シカレチA エッセンス0.1

皮脂の分泌量を整え、乾燥によるキメの乱れをケア。整肌成分のレチノール以外にも、VT独自成分やバクチオール（保湿成分）、整肌成分のLHA（カプリロイルサリチル酸）などが配合されており、毛穴悩みをサポートしてくれます。

レチノール以外に、ツボクサから抽出されたツボクサエキス（シカ）も配合されている美容液。整肌成分によって肌を健やかに保ちたい方にぴったりです。

皮脂が気になる部分にポイント使いしていましたが、使っているあいだは乾燥によるキメの乱れが気になりにくくなったと感じました。

ベタつきにくいテクスチャーで、ほかのスキンケアとも組み合わせやすいのが魅力。

またポンプ式で使いやすく衛生的なのもうれしいポイント。詰め替え用も販売されていて本体より少しお得な価格で購入できるので、継続しやすいのも大きなメリットです。

【人気メーカー】レチノール化粧品のおすすめ4選

ここからは、人気メーカーのレチノール化粧品からおすすめをピックアップして紹介します。

ドクターケイ｜ABC-Gリペアセラム

レチノール誘導体のパルミチン酸レチノール（保湿成分）を配合。レチノイド反応（A反応）が起こりにくい処方で、うるおいによって角質ケアや肌荒れ予防ができます。カクテル配合された複数のビタミンや、皮膚のセラミドと同じような構造のヒト型セラミド「セラミドAP」「セラミドNP」配合。乾燥によるキメの乱れやハリ不足など、さまざまな悩みにアプローチします。

トゥヴェール｜レチノールケアクリーム レチノショット0.1

純粋レチノールを0.1%配合。カプセル化したレチノールを使うことで、安定させたまま角質層に届きやすいのが特徴です。酸素が入りにくく光から守りやすい構造のアルミチューブを採用しており、容器へのこだわりもプラス。

無印良品｜高濃度美容液 レチノール誘導体配合

保湿成分のレチノール誘導体が0.1%配合された「無印良品」の美容液。天然由来成分（※）にこだわっており、ハリ不足や乾燥が気になる肌をケアできます。目元や口元など気になる部分のケアとしてもおすすめです。

※天然成分を科学的に反応させた成分を含みます。

キールズ｜DS RTN リニューイングセラム

整肌成分のレチノールを配合。3種類のセラミド（※）をナノカプセル化することにより、安定性を保ちつつ角質層まで浸透する技術を搭載。攻めと守りの成分をバランスよく配合し、ハリのある肌へと導きます。

※セラミドNP、オレアミドオクタデカンジオール、ヒドロキシパルミトイルスフィンガニン（すべて保湿成分）

【ドラッグストア】レチノール化粧品のおすすめ2選

ドラッグストアでも買いやすい、お手ごろ価格のレチノール化粧品からおすすめを紹介します。レチノール初心者の方にも使いやすいアイテムをピックアップしました。

資生堂｜アクアレーベル トリートメントローション（オイルイン）

保湿、肌なめらか成分のパルミチン酸レチノールや、うるおい保護成分のナイアシンアミドを配合。ハリツヤのある肌を目指したい方におすすめの保湿化粧水です。乾燥による小ジワを目立ちにくくしてくれます（※効能評価試験済み）。

アンレーベル ラボ｜Rエッセンス

超高圧処理をした水添レチノール（保湿）を配合。乾燥やごわつきが気になる目元や口元などの角質層にうるおいを届け、ハリのある状態に導いてくれます。香料、着色料、アルコールなど不使用。低刺激設計の化粧品を探している方にもおすすめです。

【韓国コスメ】レチノール化粧品のおすすめ3選

韓国の人気メーカーにも、レチノールが配合されている商品が多数登場しています。Amazonや楽天のランキングでも上位に入ることが多い3商品の特徴を見てみましょう！

Anua｜レチノール0.3ナイアシンリニューイングセラム

整肌成分のレチノールを、セラミドNPやフィステロールズ、オレイン酸で包みカプセル化することで、角質層まで浸透しやすくする技術が使われています。肌のハリ不足や乾燥によるくすみをカバーしたい方におすすめです。

COSRX｜RXザ・レチノール0.1クリーム

ピュアレチノールを0.1%配合。ヒアルロン酸やアラントインなども配合されており、額や目元、ほうれい線など気になる部分のうるおいケアにおすすめです。手ごろな価格帯のクリームを試してみたい方にも手に取りやすいアイテム。

IOPE｜レチノールスーパーバウンスセラム

カプセルでピュアレチノールを包むことで、角質層まで成分を届けやすい処方。肌を健やかに整えて、ハリのある状態に導いてくれる美容液です。みずみずしいテクスチャーで快適な使い心地が叶います。

レチノールとビタミンCは併用していい？

ビタミンCとレチノールは性質やpH値の違いで混ざりにくいため相性が悪いと思われがちですが、基本的に併用してもOK。併用する場合は、サラッとしやすいビタミンC化粧品からコクのあるレチノール化粧品という順番で使うのがおすすめです。

ただし、レチノール化粧品によっては「高濃度ビタミンCやAHA、BHAなど酸性成分が配合されている化粧品との併用は避けて」と記載がある商品もあるため、使用上の注意をよく確認してから使うようにしてください。

レチノールは毎日塗る使い方でも大丈夫？

レチノールは刺激が強め。少ない量と回数でスタートして、徐々に増やしていくことを推奨している商品もあるため、初めての場合は毎日使うのは避けましょう。

例えば、最初の2週間は2～3日に1回、夜のみ使って様子を見ながら少しずつ増やしてみてください。

ほかにも、レチノールを使うことで乾燥や紫外線に敏感になりやすいため注意。セラミドやヒアルロン酸が配合された化粧品も使って保湿ケアを行うことや、日焼け止めを塗って紫外線対策するなどして、上手にレチノールを取り入れていきましょう！

　　 　

編集部スタッフ

レチノールを使い始めるときはパッチテストをして、赤みやかゆみがでないか試してからスキンケアに取り入れてみましょう。レチノイド反応が出ないように、自分にあった濃度のものを使い続けていくことが大切です！

※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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