
衣替え前には服の洗濯を!虫食い・黄ばみを防ぐしまい洗いのポイント
「衣替え」とは、季節に合わせて服を入れ替えること。季節の変わり目だと、気温がころころと変わって困りますよね。衣替えで出した服は、洗濯してから着るのか、洗濯しないまま着るのかも悩むポイント。でも、衣替えをするときの洗濯はとても大切なことなのです。今回は、衣替えするときの洗濯のコツをご紹介します!
本記事内ではアフィリエイト広告を利用しています
目次
「衣替え」はいつするの?

衣替えをするタイミング、ご存知ですか?
突然暑くなったり、寒くなったりで、衣替えのタイミングって難しいですよね。衣替えの時期は、最高気温が目安になります。
・22℃以上の場合(夏物に替える)
・15℃以下の場合(秋、冬物に替える)
この気温が、何日か続いたらベストなタイミングで衣替えができますよ。衣替えの時期についてこちらに詳しく載っているので参考にしてみてください。
あわせて読みたい:衣替えの時期はいつがベスト?整理や収納のコツまで覚えてすっきり!
虫食い・黄ばみ・ニオイの原因
よし、衣替えをしよう!と思ってクローゼットから出すと…「お気に入りの服に穴が空いている」「Yシャツが黄ばんでいる」「洗ったはずの服が臭い…」という経験ありませんか?
実は、服に染み付いている食べこぼしや汗、目に見えない皮脂汚れによるものなのです。一回の洗濯で落ちきれなかった汚れが招いてしまいます。特に、シミや黄ばみは時間が経つと落ちにくい汚れに。恐ろしいですよね…。
「しまい洗い」が衣替えに重要な理由とは?

衣替えの時期、洗濯せずそのまま収納する人も多いはず。しかし、そのままにしておくと衣服が劣化してしまう恐れが…。収納する前に「しまい洗い」をしましょう。
しまい洗いというのは、衣替えでシーズンオフの衣類をしまう前に洗濯をすること。「どうして洗ったものをもう一回洗わなきゃいけないの?」と思うかもしれませんが、しまい洗いをすることによって虫食い・黄ばみ・ニオイを防ぐことができるのです。次のシーズンも気持ちよく着れるようにしまい洗いをしましょう。
しまい洗いをする際の注
普段の洗濯は、節約のためにお風呂の残り湯を使って洗う人もいるでしょう。でも、しまい洗いのときはNG!
なぜ、お風呂の残り湯で洗ってはいけないのかというと…それは、残り湯には垢や皮脂がたくさん混ざっているから。普段の洗濯で残り湯を使う分には問題ないが、しまい洗いで使ってしまうと、黄ばみやニオイの原因になってしまうのです。そして、雑菌だらけの服が虫に食われてしまうこともあります。
しまい洗いをするときは、お風呂の残り湯ではない、きれいなお水を使って洗濯しましょう。
しまい洗いをする前の準備

料理と同じように、しまい洗いも”下ごしらえ”が必要なのです。しまい洗いをする前の準備をするかしないかによって、汚れの落ち方が全然違うんです。洗濯機に入れる前に、一度衣服や洗濯機をチェックしていきましょう!
衣替えと一緒に衣服の断捨離を
しまい洗いをする前に、衣服の断捨離(だんしゃり)をしましょう。断捨離とは自分にとって「本当に必要なもの」を見つめ直すこと。
・衣替え後に出しても着ないと思う服
この2つのチェックポイントを参考に、着る服と着ない服を選別して、着ない服を潔く処分しましょう。
「でも、この服あまり着なかったけど、これから着そう」と思う方は、鏡の前で着てみるのもいいかもしれませんね。不要なものを捨てるということは、自分自身の気持ちも入れ替えられるチャンスになると思います。衣替えのタイミングに衣服の断捨離をしてみてください。
シミ抜き
気になる汚れは、事前にシミ抜きを。オキシクリーンなどの酸素系漂白剤なら、色柄ものでも簡単に汚れを落とすことができます。やり方はとっても簡単で、酸素系漂白剤を40℃程度のお湯に溶かして20分ほど浸けるだけ。その後、普通に選択すれば完了です!
洗濯槽の掃除
しまい洗いをする前に、洗濯槽の掃除をしておけばより効果的!菌が溜まっている洗濯機で洗ってしまうと、臭いの原因にもなるので、ぜひこの機会に洗濯槽の掃除をしましょう。
あわせて読みたい:洗濯機を自分で分解・掃除する方法とは?プロの技についても紹介!
基本的な洗濯の注意点

そもそも洗濯とは、衣服の汚れを落とすこと。汚れが落とせていなかったら洗濯したとはいえませんよね。汚れをしっかり落とすために、洗濯物に合った洗濯をしていきましょう。
組成表示で服の素材を確認

洗濯する前に「組成表示」を確認するのはとても大切なこと。写真のように衣服に使用されている繊維を%ごとに表したものです。
組成表示の他に、絵で表されている洗濯表示もあるので、詳しくはこちらを参考にしてみてください。
あわせて読みたい:洗濯表示をイラスト付きで完全網羅!旧表示との違いや洗い方・漂白・乾燥などの確認方法
汚れが落ちる云々ではなく、縮んだり、色落ちしてしまう恐れがあります。家で水洗いができる組成表示は以下の通り。
・ポリエステル
・ナイロン
・アクリル
そして、洗濯機で洗うことを避けた方がいい代表的な組成表示は以下が挙げられます。
・シルク
・レイヨン
他にも、絵で表されている洗濯表示にバケツのような絵にバツ印がついているマークがあるものは洗濯機で洗わないようにしましょう。
洗濯コースを使い分ける
洗濯コースを使い分けていますか?もしかしたら意識していない人のほうが多いかもしれません。洗濯コースを使い分けることによって、安全に洗濯できるのです!
・デリケート衣類を洗う場合(手洗いコース)
・洗濯物が少なく、汚れもあまりない場合(スピードコース)
ちなみにしまい洗いをするときは標準コースで大丈夫ですよ。おしゃれ着が中心の場合は手洗いコースを選びましょう。
服の種類別!洗い方と乾かし方
ニットやダウンジャケット、制服やスーツなどなかなか洗う機会がないものは、どうやって洗えばいいのか悩む人も多いはず。「クリーニングに行く時間もないし、家で洗っちゃいたい!」という人のために、ニットやセーターなどの洗濯しにくい衣類の洗い方のコツを紹介します。
ニット・セーターの洗い方

ニットやセーターのように伸縮性のある服は、型くずれを防ぐために、おしゃれ着用洗剤を使って洗濯機の「弱水流コース」で洗うか、「手洗い」で洗いましょう。
ニットは、一度通常の強さで洗ってしまうとすぐに型くずれしてしまうので注意!
あわせて読みたい:ニットやセーターの洗濯方法を解説!縮むのを防ぐ洗い方とコツ
ニット・セーターの干し方
ニットやセーターを干すときは、平干しが一番。しかし、平干しスペースがない方もいると思います。そんなときは、ハンガーを2本使って袖を持ち上げるようにして干すとスペースも取らず、伸ばすことなく干すことができます。

なるべく、シワにならないように伸ばしながら、袖をハンガーにかけましょう。

お腹の部分を持ち上げると、伸びを防ぎ、バランスよく干すことができますよ。
マフラー・ストールの洗い方

マフラーやストールは首元、顔に触れ、化粧汚れや汗などがつきやすいもの。洗う前に気になる部分に直接おしゃれ着用洗剤をなじませましょう。
洗うときは、汚れている部分を外側にして折りたたみ、ネットに入れるとより効果的に!
マフラー・ストールの干し方

しっかりとしわを伸ばしましょう!
ダウンジャケットの洗い方

ダウンジャケットは取り扱い絵表示を見て、洗えるか確認しましょう。
まず、ファスナーをしっかり閉めて、形を整え、たたみます。そして、おしゃれ着用洗剤を塗布してから手洗いしましょう。そっと、優しく手洗いするのがポイントです!
あわせて読みたい:ダウンジャケットの洗濯方法!自宅で失敗しないコツ
ダウンジャケットの干し方

軽くたたくことで、元のふっくらしたダウンジャケットに戻ります。叩かずに干すと、元のふっくらした状態で乾かないことがあるので注意してください!
もこもこルームウェアの洗い方
最近は、ジェラートピケなどもこもこのルームウェアが流行しており、着る人も多くなってきました。せっかく買ったなら、買いたてのようなもこもこの状態を保っておきたいですよね。
そんなときは、洗剤を使って、手洗いで「押し洗い」をするか、洗濯機の「手洗いコース」の弱水流コースで洗いましょう。同時に、柔軟剤も一緒に使用すれば、ふわふわ感を持続することができます。
もこもこルームウェアの干し方

袖の伸びを防ぐために肩にかけましょう。

ニット、セーターと同じように伸びを防ぐためにお腹の部分を持ち上げましょう。

輪っか状にして風通し良く干すと、乾きやすいし、ふわふわ感も持続することができますよ!

上着と同じように、裾の伸びを防ぎましょう。
制服、スーツの洗い方
制服やスーツには襟もとに汗、袖に鉛筆の汚れなど特有の汚れが付着しています。洗う時には、シワや型くずれを防ぐために、上下別々に洗濯ネットに入れて洗います。脱水は、お持ちの洗濯機が設定できる最短時間で設定しましょう。
制服・スーツの干し方

全体のシワをしっかり伸ばしながら干しましょう。

ズボンもスカートも、ジャケットと同じ状にシワを伸ばしながら干しましょう。
洗濯機だけでは落ちない汚れも…
「洗ったはずなのに汚れが落ちない!」そんな方も少なくないはず。洗濯機の力だけでは、しつこい汚れには勝てないことも…。洗濯で落ちなかった汗汚れや、洗っても洗っても落ちない頑固な汚れ、シミはクリーニングに依頼しましょう。
でも、「わざわざクリーニングに行くの面倒だな」と思うそこのあなた!宅配クリーニングというものがあるのをご存知でしょうか。宅配クリーニングは、洗濯物をそのまま袋に詰めて送るだけで利用できるサービスのことです。
家にいながら衣服をクリーニングに出せるので、クリーニング店に直接持っていくのが手間だという人や、忙しくて時間がない人におすすめです。
クリーニングから戻ってきた衣服は、ビニールカバーを外して風を通してから収納しましょう。収納する際には、防虫剤を入れることも忘れずに。
まとめ
服によって洗濯方法が変わってくるので、服に合った洗い方を心がけることが大切です。洗濯だけでなく、干すときのポイントもあるので一緒にチェックしておくとGOOD!普段の洗濯とは違い、衣替えの時期に洗うものは次のシーズンまでしまっておくので、特別ですよね。お気に入りの服をいつまでも着られるようにきちんとケアをして、衣替えをしましょう。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
※本記事に掲載する一部の画像はイメージです。
※本記事の内容の真実性・確実性・実現可能性等については、ご自身で判断してください。本記事に起因して生じた損失や損害について、編集部は一切責任を負いません。
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がユアマイスター株式会社に還元されることがあります。
※本記事のコンテンツの一部は、アマゾンジャパン合同会社またはその関連会社により提供されたものです。これらのコンテンツは「現状有姿」で提供されており、随時変更または削除される場合があります。
