
エアコンの寿命は10年!?買い替えのサインとメンテナンス法を解説
ご家庭のエアコンをどれくらい使っていますか?まだ買って数年の方も、10年以上使い続けている方もいると思いますが、どのくらい使えるのかがわかりにくいですよね。今やエアコンは暑い夏や寒い冬になくてはならない存在。寿命で壊れてしまったら、家で快適に過ごせなくなってしまいます。そんな悲劇を避けるためにもエアコンの寿命と買い替え時期をきちんと把握しておくことが大切!詳しく見ていきましょう。
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目次
エアコンの寿命は10年!まずは室内機の下をチェック
はじめに結論を言っておくと、エアコンの買い替えは10年が目安。
内閣府による2017年の統計情報 「消費動向調査」によると、平均使用年数は13.6年だそうです。その中で、エアコンの66%以上が故障による買い替えであるという結果も出ています。
しかし、平均年数が13年なのになぜ10年が目安かと言うと、エアコンごとに標準使用期間というものが決まっているからです。
標準使用期間を明記したシールは室内機の下にあるので、そこで確認することができます。室内機にシールが貼られていない場合は、室外機を見てみてください。
このエアコンの場合は2017年製で標準使用期間が10年なので、2027年までを目安に使用できるということ。
ここにも書いてありますが、10年以上のエアコンは新型のエアコンに比べ故障の発生率が上ると言われています。また、エアコンの部品のメーカーによる部品の最低保有年数が9~10年と決まっている場合も。というわけで、寿命の目安は10年となっています。
しかし消費者動向調査でもわかるように、目安が10年と言っても、製造寿命とアフターフォロー保証などを総合的に考えると15年は使えるケースもあります。寿命を縮めない使い方をすることも大切です。
こんなサインが出たらエアコンをチェック!
エアコンの寿命が近づいてくると、さまざまなトラブルが起こりやすくなってきます。そこでエアコンの故障のサインを見ていきましょう!7年以上使用していて以下のような症状があったら、エアコンの買い替えを考えてみてください。
また、お掃除をしたら解決する状態もあるので確認していきましょう!
室内機から水が漏れる
室内機から水が漏れる場合はドレンホースの詰まりが原因です。ドレンホースというのは、エアコン内部の水を排出するためにあるホースです。
ドレンホースの取り外しと取り付けは意外と簡単!自分で掃除をすればドレンホース内の詰まりをなくすことはできるかもしれません。
しかし、ドレンホースが2階に設置されていたり、室外のドレンホースには異常がなく壁の中で破損していることが考えらる場合は、ドレンホースの交換を依頼した方が良いでしょう。
異音がする
エアコンの送風ファンや室外機のコンプレッサーに異常が生じている場合があります。そんな時は掃除をするか取り替えるかを検討しましょう。
しかし、内部パーツまで分解しないと掃除や修理をすることができないので、送風ファンやコンプレッサーを自分で掃除したり、取り替えたりするのは難しいです。
さらに、エアコンが長時間使えなくなってしまうかもしれません…。送風ファンやコンプレッサーについてはプロに依頼した方が良いでしょう。
エアコンや室外機のパイプに霜がつく
冷房運転させた時に、エアコンや室外機のパイプに霜がつくのはガス漏れが原因かも。パイプとはエアコン本体の熱交換器や室外機から出ている細い配管のことです。
配管の劣化による亀裂の発生や、施工不良によって、ガス漏れが発生してしまいます。この場合は工事が必要になるかもしれないので、早めにプロに修理を依頼しておきましょう。
外の気温が高くないとパイプに霜がつかないため、霜がつくかどうかは夏場のチェック方法で冬場ではできない。
操作ができない
リモコンなどのボタンを押しても全く反応しない場合です。リモコンの電池切れや故障などもありますが、室内機の本体が故障してしまっている場合も。
この場合はまずはリモコンの故障を疑った方が良いかもしれません。リモコンの電池を変えても動かないようだったら、エアコンかリモコンの修理を依頼しましょう。
漏電ブレーカーが落ちる
室外機のコンプレッサーが故障すると、エアコンが正常に機能しないのに通電は続いている状態が起こってしまうことがあります。
エアコンを動かすたびにブレーカーが落ちるという場合は、ショートや漏電の可能性もあるのでその場合は使用を中断したほうが吉です。
また、ブレーカーが落ちる以外にも、焦げ臭さを感じたりプラグが変色していることを発見した際には火災の危険があるので、エアコンの使用を中止し、電源プラグを抜いてから業者に連絡するようにしましょう。
エアコンは修理すべき?買い替えるべき?
エアコンが壊れてしまった!そんな時頭に浮かぶのは、修理にしようか?買い替えてしまおうか?この2択ですよね。そこで、エアコン一台の費用と時間についてまとめてみました。
費用
時間
修理
9,000~35,000円
30分~2時間
買い替え
30,000~200,000円
2~8時間
修理よりも買い替えの方がお金も時間もかかってしまいますね。しかし場合によっては、エアコンを買い替えた方がお得になることも。詳しく見ていきましょう!
エアコンの工事には、基本的な工事のみの標準工事と、工事の状況によって加わるオプション工事の2種類があります。オプションが増えていくと、費用も時間も増えていくことに注意しましょう!
費用の違い
まず意識したいのは費用の差です。やはり安く済んだ方がうれしいですよね。
エアコンのモデルによって金額は変わってきますが、単純に修理の費用と買い替えの費用だけで比べると修理の方が安いです。しかし、新しいエアコンと古いエアコンでは電気代が違ってきます。10年も使うエアコンだからこそ日々の電気代を節約できれば、買い替えの方が安い場合も。
さらに、省エネに特化したエアコンであればもっと節約できるかもしれません。今使っているエアコンがどんな状況かによって、選んでいきましょう。
時間の違い
エアコンの修理と設置にかかる時間は標準工事だけだったら、修理の方が早く終わりますね。しかし、修理箇所が増えてしまうと修理時間もどんどん増えていきます。オプションが1つ増えるごとに作業時間が30分~1時間くらい長くなると考えておきましょう。修理箇所と時間を事前に確認しておくと安心ですね♪
まずはエアコンの状態を確認しよう
ここまで、修理するか買い替えるかを費用と時間でそれぞれ比較してきました。結局どちらがお得なのでしょうか?
・買い替え…エアコンの消費電力が増えてきた人におすすめ
結果的にこのようになりました。
故障箇所が少ないなら修理で早く安く済ませることができます。しかし、古いモデルのエアコンを使っていて、電気代が高くなってきたのであれば買い替えを検討しましょう。
今の電気代と最新のモデルの電気代を比べて、10年間使うことを前提に比較していけば、修理よりもお得に済ませることができるでしょう。
エアコンの買い替えにかかる費用は?
エアコンの買い替えサインがわかったところで、次に買い替えをしましょう!しかしエアコンの買い替えの際に一番気になるのはズバリ、そのお値段ですよね。エアコンの価格は部屋の広さによって異なりますが、だいたい以下のようになっています。
・8~12畳用…50,000~110,000円
新しいエアコンの購入となると狭い部屋だと5万、広いお部屋だと10万円以上はかかるのですね。
しかし、買い替えにはお金がかかってしまいますが、買い替えをすることで節約できるお金もあります!それが電気代。例えば、15年前のエアコンの年間電気代は約39,000円です。しかし、最新のエアコンの年間電気代は約29,000円。比べると1年で10,000円の節約ができてしまうのです!
そんなに節約できるなんて驚きです…!最近のエアコンはそれだけ消費電力が少なく、省エネだということですね。
新しいエアコンの選び方
新しいエアコンを買う時の決め手は何ですか?買ってから10年も使うとなると悩んじゃいますよね…。そんな迷った時に役立つ、エアコンの選び方についてまとめてみました!
・フィルターの自動洗浄機能が付いているか
・部屋をもっと快適にできる気流制御機能が付いているか
・部屋の広さにあったエアコンであるか
また、火や換気扇を使うキッチンでは、普通の部屋よりもエアコンの効きが悪くなってしまいます。キッチンがある部屋にエアコンを置きたいという方には4畳広いモデルおすすめです。
省エネ性能
エアコンを普段から長時間使うという人は最新の省エネ性能の機種がおすすめです。10年前のモデルと比較すると約5%の省エネルギーを実現!より最新の省エネ機能のエアコンを利用することで電気代を安く済ませちゃいましょう♪
自動洗浄機能
エアコンのフィルターを自動で洗浄してくれます。掃除する手間が省けて、エアコンを長く使えそうですね。普段から清潔に保てるのでエアコンから出たホコリを気にする心配も減るでしょう。
気流制御機能
エアコンから出た気流を制御して、効率よく部屋を快適な温度にしてくれてます。さらに人感センサーと組み合わせると、同じ部屋にいる人でも、暑い人を涼しく、寒い人を暖かくすることが可能です!
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エアコンを買い換える際の注意
エアコンを買い換える際には少し注意が必要です。それは、「賃貸ではエアコンを勝手に買い換えるのはNG」ということ。賃貸の部屋に最初から付いているエアコンは大家さんのものです。エアコンを買い換える際にはまずは大家さんに相談することが必要です。
相談して買い換える際には、エアコンは大家さんのものなので修理費や買い替え費用は負担してくれる可能性がありますよ。
忘れてはいけない!エアコンの処分法
買い替えた場合、困ってしまうのが古いエアコン。実は、私たちが思っているより面倒なんです!
エアコンは粗大ゴミとして出せない家電のうちの1つです。他には、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などがあります。これらを処分するには、別途1,000円程お金がかかってしまうのです。面倒でしょう?これらを上手に処分する方法も、いくつかご紹介します。
買取業者に依頼
処分するためにお金を払うくらいなら売ってしまいましょう!買取業者に依頼すれば、取り外しから行ってくれるのでとっても便利。何より処分にかかる手間がないのがいいですね。
まだ使える状態であるかを確認しましょう。完全に壊れてしまったエアコンは、さすがに売れないので注意!
家電量販店に依頼
新しいエアコンを買った場合、古いエアコンの処分も一緒に依頼できます。買取り業者との違いは、壊れていても引き取ってくれる点。お店も業務として行っているので、的確なアドバイスをくれますよ♪
2,000円前後で行ってもらえるので、新しいエアコンといっしょに払ってしまいましょう。それほど大きな負担ではないので、手間を買うような感覚で利用してみてくださいね!
エアコンの処分方法について詳しくはこちら!
エアコンの寿命を縮めないためには?負荷をかけないコツ
どんな使い方ができるとエアコンの寿命を縮めないようにできるのでしょうか?ここではエアコンの使い方とメンテナンス方法について解説していきます!
故障の主な原因は、エアコンに負荷がかかるような使い方をすること。そこで、エアコンの寿命を縮めない使い方について確認していきます。
汚れやすい場所で使わないようにする
エアコンに汚れが溜まってしまう原因としては、
・ホコリの溜まりやすい環境で使用している
・結露の起きやすい環境で使用している
などが挙げられます。エアコンの本体に汚れが溜まってしまうと冷気や暖気が届きにくくなるため、温度設定が高くなりがちになってしまい、エアコンに負荷がかかってしまいます。エアコンを使っている場所や環境から見直してみましょう!そうするとエアコンに汚れが溜まることを未然に防げます。
標準的な使用条件に従う
体感温度が人それぞれなようにエアコンの設定温度も人によって好みが違いますよね。わかりやすくエアコンの設定温度の基準についてご紹介します。
こちらが標準的な使用条件。故障の原因にもあるように、無理な温度設定をしてしまうとエアコンに負荷がかかってしまいます。極端に高い、もしくは低い温度設定はやめておきましょう。さらに、設定温度と室内温度の差が5℃以内であることも重要です。
この条件で言うと、冷房は室内温度27℃の時に設定温度22℃以内、暖房は室内温度20℃の時に25℃以内を守るようにしましょう。
標準的な使用条件は国家標準JISによって定められています。他にも標準的な使用条件について気になる方はこちら!
定期的にエアコンを動かしておく
メンテナンスのためにも、月に1回程度は慣らし運転をするようにしましょう。長期間使用しないまま放置しておくこともあまり家電にとって良いことではありません。
室外機も過剰な負荷をかけないようにする
室外機にも負荷がかかってしまうとあまりよくはありません。室外機に負荷がかかってしまうと、機能や寿命に影響が出てきてしまいます。
夏は室外機に直接日光が当たらないように日よけのカバーを被せたりし、冬はできるだけ直射日光を当てて温めるようにしましょう。
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日光だけではなく雨・雪・ホコリも防ぎ、1年中使える室外機カバーです。取り付け、取り外しが簡単なので、掃除もしやすいですね♪
室外機自体をキレイにしたり、室外機の周りでスムーズに空気が循環できるようにスッキリさせておくことも重要!室内機に注意が行きがちですが、室外機にも気を使いましょう。
引っ越しをする時も注意
引っ越しをすると配管が傷ついたり、取り付けの時にガス漏れしたりすることがあります。
また、引っ越しの際に工事業者による不適切な取り付けが問題になってしまうこともあるので、取り付けは信頼の置ける業者さんに依頼するようにしましょう。
メンテナンスでエアコンの故障を予防しよう
正しいエアコンの使い方がわかったところで、ここからは寿命を縮めないためのメンテナンス方法を見ていきましょう!
こまめに室内機のフィルターを掃除する
室内機のフィルターは、ホコリやゴミで汚れてしまと機械に過剰な負担がかかることがあります。さらに、ホコリや本体内部にカビが発生すると、エアコンの送風が臭ってしまい、健康面にも害が及んでしまうかも……。
ということで、簡単なお掃除は2週間に1回、よく使う夏や冬はフィルターの丸洗いを1ヶ月に1回はやるように心がけましょう。
簡単なお掃除をする際には、フィルターを外して掃除機でホコリを吸い取ります。
2週に1度のお掃除では掃除機だけでもOKですが、丸洗いしたい場合には取り外したパーツを水ですすぎましょう!
ちなみに、丸洗いした場合にはベランダなどでしっかりと完全に乾かしてから取り付けるようにしてくださいね。
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自分でできる室外機フィルターの掃除方法
室外機はカバーを開けてまで自分でお掃除するのはリスクが大きいですが、ここではカバーを開けずにある程度自分でできるお掃除方法を簡単にご紹介していきます。
室外機の正面のフィルターは、空気が出入りする場なので、砂やホコリが入ってしまうと冷房効率が悪くなってしまいます。ということで、冷房効率を悪くしないためにもこまめにお掃除しましょう。
・歯ブラシ
ほとんどの汚れを取れれば良いので、目に見えるホコリなどの汚れから取っていきましょう。
強く擦りすぎずに、優しく磨いていきましょう。
同じく歯ブラシで側面のフィルターもきれいにできるとさらにGoodです!ここでも優しく丁寧に汚れを落としましょう。
室外機の周りを掃除をする
室外機は外に置いてあるので、砂ほこりや枯れ葉などがつまりやすくなってしまいます。ということで、1年に1~2回は室外機の周りをきれいに保ちましょう。室外機の周りの空気の循環を良くするだけで、冷暖房の効率アップも期待できますよ!
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プロの力を借りる
室外機の外部を掃除することは自分でもできますが、室外機の内部の掃除をするのは自力では難しいです。また、室内機のお掃除もやはり自力のお掃除では限界があります。
ということで、購入して3年を過ぎたら1回、その後は2年に1回を目安にしてお掃除を依頼するのがおすすめです。
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おわりに
エアコンの寿命はだいたい10年が目安で、製造年や標準使用期間はエアコン室内機の下に貼ってあるシールに書いてあります。エアコンの修理と買い替えについては、異常がある箇所と電気代を見て判断すると良いでしょう。ご家庭にあるエアコンの状態について一度確認が必要ですね。
また、寿命が縮まないようにするにはエアコンに負荷をかけない必要があります。室内機のフィルターのホコリを落としたり、室外機の周りを掃除したりするなどしてメンテナンスをしっかりすることも大切です。
もし故障してしまった場合は、プロに頼むと修理してくれます。「ユアマイスター」で、ぜひお住まいの地域のプロを探してみてくださいね。
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