エアコンのリモコンの紛失や故障の対処法!スマート化で予防が得策?
「あっ、エアコンのリモコンが無い!」
部屋中探し回ってもどこにもない…でもエアコンを付けないと寒いし暑いし、どうすれば…
こんな経験、よくありますよね。ずぼらな私は、冬は見つかるまでこたつで丸まって寒さを凌ぐこともあるのですが、夏はお手上げです。
「えっ、リモコンのボタンを押しているのに反応しない…」
何度電源ボタンを押してもエアコンがつかない、何が悪いんだろう…?
こんなこともよくあります。
しかし、そんな状況になっても大丈夫!
リモコンが無くてもエアコンを使って夏は涼しく、冬は暖かくなれるように役立つ方法をいくつかご紹介します!
エアコンのリモコンを紛失した場合の対処法
まずはじめに、エアコンのリモコンを紛失した時の対処法をチェックしていきましょう!
「いや、1日くらい経ったらどこかから出てくる気がする…」という、エアコンのリモコンが見つかる希望がある場合と、「もう心当たりのある場所はありません!」という、もう見つかる希望がない場合の2タイプに分けて対処法を見ていきます!
紛失したけど1日くらい経ったらどこかから出てくる気がする時
ちょろっと探してみても無いけど、なんとなく1日くらい経ったらどこかから出てくる気がする。
ちゃんと探したいけど、そんな時間と余裕が無い。だけど今すぐどうにかしてエアコンを付けたい!
そんな方は、以下の方法を試してみてください。
エアコン本体を操作(サイドやカバーの中にあることがある)
リモコンがなくても、エアコン本体を操作することで解決できることがあります。エアコンの本体をリモコン無しで操作したい時は、本体のサイドやカバーの中に付いている自動運転スイッチを押しましょう。
ボタンタイプのものではなく、爪楊枝などを使わないと押せないタイプのものもあるので気をつけてくださいね。
しかし、あくまで応急処置的な手段なので、風向きや温度設定などの細かい設定はできません。無いけどどうしてもエアコンを付けたい!という時に使いましょう。
スマートリモコンを利用する
スマホがリモコン代わりになる方法です。
様々な「モノ」がインターネットに接続され、相互に制御し合うことができるIoT(Internet of Things)というやつですね。
スマートリモコンを使えば、赤外線通信対応のリモコンを1台のリモコンに集約することができます。
赤外線対応の家電は、テレビやエアコンが代表的なものです。
最近のものはAmazon EchoやGoogke Homeなどの音声操作できるAIアシスタント、スマートスピーカーとも連携が可能なので、声だけでの操作もできます。
その中でもおすすめのスマートリモコンは、Nature Remoです。
Nature RemoはAmazon Echo とGoogle Homeどちらにも対応していて、さまざまなセンサーを備えているので人気の高いスマートリモコンです。
「スマートスピーカーに”ただいま”と言ったらエアコンをつける」というように、WebとIoT機器などの中間地点となるIFTTTというツールを使って細かい設定も可能になります。
アプリで外出先からの操作も可能なので、家に帰る前に部屋を温めておくことなんかもできてしまいます。毎日のルーティーンとも連携できるので簡略化できてとても便利です。
(まあ、でも最初からこれを取り入れておけば無くすことも無いかもしれませんね…)
捜索してもう心当たりのある場所は無い時
こんなに探したけど、もう心当たりのある場所は1つもない…!と諦めモードに入ったみなさんはもう新しいリモコンを買ってしまいましょう。
心当たりのある場所は他にありませんか?
その前に、最終確認。本当にどこにもありませんか?
そういうものに限って一番良いところに置いてあったりするのです。意外にしっかりリモコンスタンドに入っているかも。
ちなみに私がよく無くした時にリモコンを見つける場所は、ソファーの隙間です。だらだらしていたら気が付かないうちに隙間に入り込んでしまうこともありますよね。
部屋中探し回って無かったら、次のステップへ進みましょう。
新しいリモコンを買う
純正のリモコンが欲しい場合は、家電量販店やネットショップで購入するか、そこに無い場合はエアコンを販売しているメーカーに問い合わせましょう。
家電量販店は同じメーカーのエアコンをたくさん取り扱っているので、意外とリモコンも揃っていることがありますよ。
しかし、注意しなければならないことが1つ。保証期間内であってもリモコンの紛失は保証の対象外なので、リモコンを購入する時は実費負担となります。
純正のものはメーカーが保証しているだけあって、少し高めのものが多いので、念頭に入れておきましょう。
汎用リモコンを活用する
「純正のリモコンじゃなくてもとりあえず動けばなんでもいい!」という方は汎用リモコンを購入しましょう。
ただし、汎用リモコンを使ってもそのエアコン専用のものではないので、エアコンの機能に対応するすべてのボタンがあるわけではありません。
また、エアコンの機種を自分で設定しなければならないので、設定のための知識がいる場合があります。しかし、純正のものに比べて5分の1程度で購入できることもあり、経済的には嬉しいですね。
《実際に使ってみました!》
千円程度で購入した汎用リモコンで、我が家のPanasonicのエアコンの設定をしてみました!
ちなみに編集部で30人にアンケートを行ったところ、約半数の人がPanasonic製のエアコンを使用しているそうです。
しかしこの汎用リモコンは、Panasonic以外にも富士通ゼネラル、日立、三菱、コロナなど日本国内で使われている多くのメーカーのエアコンに対応しているので、ご安心を。
それではさっそく設定していきましょう!
はじめに、「運転」ボタンと「冷房」ボタンを同時に押します。
次に、付属の説明書をよく読んでお使いのエアコンに合う設定コードを入力します。
これだけで登録完了です!しかし…
このようにメーカーコード一覧表には同じマスに設定コードが複数あることがあるので、その場合にはその中から自分のエアコンに合うものをすべて試す必要があります。
一発で接続できた場合はラッキーですが、できなかった場合には何回も試す必要があるので注意しましょう。
ちなみにPanasonic以外にコロナのエアコンでも成功しましたが、このエアコンが対応していないアイリスオーヤマのエアコンは反応しませんでした…(そりゃそうですよね)
汎用リモコンを購入する際には対応メーカーをよく確認してくださいね。
エアコンのリモコンをなくさないようにする方法
エアコンを無くさないようにする努力も大切です。少しの工夫で、リモコンを探す作業から脱却できます。
まず、定番なのは決まったところに置いておくということ。
壁に貼っておくタイプの置き場を作ったり、リモコンホルダーを使用したりしましょう。
また、目立つようにリボンを付けたりするのも良いですね。
とりあえず、電源を入れたらそこらへんに放ったらかしにしないようにすることが大切です。
エアコンのリモコンが動かなくなった場合
「ピッ、ピッ、、、あれ?ボタンを押しているのに、まったくエアコンが反応してくれない!」そんなことありませんか?
そんな時は無くした時の対応をするのもいいですが、根本的な解決をするには次の方法を試してみましょう!
エアコンにリモコンの信号が届くようにする
まずは、リモコンの信号がエアコン本体にちゃんと届いているか確認する必要があります。
リモコンとエアコン本体の間に障害物はありませんか?
また、リモコンとエアコン本体の間の距離が離れすぎてはいませんか?
こんな時は、リモコンの信号がきちんと届いていない可能性があるので、まずは信号が届いているか確認しましょう。
リモコンが悪いのかと思ったら、意外に信号の送り方が悪いこともあります。
リモコンの電池を交換する
障害物も無く、リモコンとエアコンの間に距離が離れすぎている場合でもない時は、次には電池切れを疑いましょう。
電池を入れ替えると、普通に動いてくれることもありますよ。
電池を入れ替える時は、必ずすべての電池を入れ替えて動作を確認してくださいね。
また、このように突然電池が切れることもあるので、「最近リモコンの反応が悪いな…」なんて感じたら、リモコンに合った電池をストックしておくといいです。
リモコンをリセットする
電池を入れても動かない場合は、リモコンをリセットしてしまいましょう。
リセットするには、エアコンのリセットボタンを押します。
ちなみに、エアコンのリセットボタンは普通に使っている時に誤って押してしまわないように、爪楊枝や針などを使わないと押せないようになっていることもあるので、気をつけましょう。
エアコン本体の故障を疑う
それでも動かない場合は、本体が故障している可能性があります。
本体が壊れているかは、本体の予備スイッチを押してエアコンが正常に動くかどうかで判断することができます。リモコンを無くした時の対処法で説明したように、サイドやカバーの中を確認しましょう。
もし、エアコンの本体のボタンを押して電源が入ったらリモコンの故障、電源が入らなかったらエアコン本体の故障と言えるでしょう。リモコンの故障が疑わしい場合は新しいものを購入し、本体の故障が疑わしい場合は業者さんに修理を依頼するか、寿命に近づいている場合は処分してしまいましょう。
ちなみに、エアコンの寿命はだいたい10年ほど。
長持ちする方法や買い替えのサインなどの詳しい情報は、こちらの記事をチェックしてみてください!
あわせて読みたい
もし故障してしまった場合は、プロに頼むと修理してくれることもあります。
「あなたのマイスター」で、ぜひお住まいの地域のプロを探してみてくださいね。
中古品のリモコンはあり?なし?
実は、世の中には「中古のリモコン市場」というものがあります。
リモコンだけが欲しいという人は意外と多いので、リモコン買取をしている中古ショップは多いですし、フリマアプリでも中古リモコンはたくさん販売されているんです。
新品の汎用リモコンより、純正の中古のリモコンの方がいいという人もたくさんいるので、リモコン買取専門店もあるくらいですね。
「エアコンが壊れたけどリモコンは動く」という事情で買い換えたとき、もしリモコンが売れるなら売ってしまいたい、という人って案外いるんです。
そのため、探せば中古のリモコンも販売されています。
もちろん、使えるリモコンであることが大前提ですので、「ジャンク品」として売られている動作保証がないものは避けて、きちんと動く中古リモコンを購入しましょう。
フリマの場合
中古リモコンは、個人で売り出しているケースも多いです。
メルカリやヤフオクなどのフリマサイトでもたくさん売られています。
ヤフオクの相場は500~7,000円ほどと言われていますね。
まずは、フリマサイトを見比べて、自分の探しているリモコンがあるかどうか、いくらで出品されているかをチェックしましょう。新品とそう値段が変わらないのであれば、確実に動く新品の方が良いかもしれません。
また、個人で販売している方が多いので、「買った後に動かなかったらどうするのか」という点をよく確認してから購入しましょう。
特に古いエアコンの純正リモコンを探している場合、買取店は買取していない場合があります。そういうものも、ネットフリマで探したら、誰かが出品してくれているかもしれません。
もし自分の手元にいらないリモコンがあった場合、出品してみるのもアリですね。
※壊れているリモコンは基本的に売れません。出品する場合はトラブル回避のため、壊れていることを明記しましょう。自分で購入するときも、この点は要チェックです。
中古ショップの場合
中古ショップは、リモコンの買取をやっているお店とやっていないお店があります。
特にネットショップではなくて、街中のリサイクルショップの場合は、買取や販売をしていないかもしれません。
純正リモコンは、欲しい人の範囲が限られるので、店頭販売に向かないんですね。また、単価も安いし、古い家電のリモコンは、特に売れません。そのため、買取・販売をやっていないお店も多いので、ネットショップでの購入がおすすめです。
ネットショップの場合、中古のリモコン専門店もあるくらいで、古いエアコンの純正リモコンを見つけることも可能になります。ショップの場合は、壊れているリモコンを売ることはないので、安心して購入できそうです。
一応、動作保証があるかどうかを確認してから買ってくださいね。
おわりに
いかがでしたか?
リモコンを無くした時は本体から直接電源を入れたり、あらかじめスマートリモコンにエアコンを登録してスマート家電化しているとすぐに対処できます。
本格的に探しても見つからない場合は、純正のものを買い直したり汎用リモコンを買ったりして対処します。
エアコンのリモコンが反応しなくなってしまった場合はまずは信号がしっかり届いているか確認して、電池が切れていないか、リセットボタンを押しても治らないか、本体が故障していないかを確認しましょう。
これでリモコンを無くした時の問題も解決できそうですね!
しかしリモコンをすべてスマート化してしまえば、こんなお悩みも無くなるかもしれませんね。
この際、スマートリモコンを取り入れてみてはどうですか?