
パキラを剪定しないとどうなる?剪定時期や挿し木の楽しみ方を紹介
パキラの剪定方法を紹介。パキラを剪定しないとどうなるのか、剪定のときに切る場所や成長点について、また挿し木の楽しみ方なども解説します。おしゃれな観葉植物として人気なパキラ。ぜひ正しく剪定してバランスを整えましょう。
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目次
パキラを剪定しないとどうなる?
パキラは成長のスピードが速い植物。そのため剪定をしないで放置すると、必要以上に葉っぱが生い茂り、十分に光が行き届かなくなってしまいます。でも剪定をすれば見た目をバランスよくおしゃれに維持できるだけでなく、それぞれの葉に光を届けることができて成長を手助けしてくれます。
また剪定することで風通しがよくなり、害虫や病気から守ることができます。パキラの剪定は見た目をよくするためだけでなく、健康的に育てるために大切な作業です。
パキラを剪定する時期は?
パキラを正しく剪定するためには、この2点に注意する必要があります。それぞれ詳しく解説していきます。
成長スピードに合わせる
パキラを剪定するときに大切なのが、成長スピードを見分けること。ポイントとしては、
・日光が足りず、ヒョロヒョロの枝が伸びている
・形のバランスが悪い
・大きくなりすぎた
の4つがあげられます。これらのうちのどれかに当てはまる場合は、剪定をするタイミングと言えます。
時期を見計らう
パキラの剪定に適した時期は5~9月頃です。特に成長が盛んな夏よりも前に全体を整えておくと、新芽がぐんぐん伸びて成長を促すことができます。
パキラは比較的成長が早い観葉植物ですが、時期に迷ったら5~6月に剪定しましょう。
パキラの剪定方法をチェック!
ここからはパキラを剪定するときのやり方やポイント、注意点などを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

まずはパキラ全体を見て、どこを剪定するか決めます。写真のように、極端に突出している枝があるとバランスが悪いので、このような場合は切ってしまいましょう。

新芽は成長点から生えてくるので、なるべく成長点の少し上を剪定バサミで切ります。

成長点とは写真のように、節目状になっている部分のこと。ここから新芽が生えてくるので、すべて切り落としてしまうとしばらくは成長しなくなってしまうことも。そのため成長点に注意しながら剪定を行いましょう。

これでパキラの剪定は完了です。バランスがよくなり、それぞれの葉にしっかりと日が当たり、風通しもよくなりました。
剪定後の水やりは切り口が乾いてから。
剪定後の注意点は水やり。剪定した後の枝葉に水がかかってしまうと、切り口から病原菌が侵入する可能性があります。そのため水やりをするのは切り口がしっかりと乾いた後にしましょう。
パキラを剪定したら挿し木を楽しもう!
パキラを剪定して切り落とした枝は、捨ててしまうのではなく挿し木をして楽しみましょう。挿し木のやり方は2パターンあります。どちらも簡単にできるので、さっそくやり方を紹介します。
挿し木
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挿し木とは、切り落とした枝を新たに土に植えて育てること。園芸屋さんなどで売っている挿し木用の鉢に植えてから、たっぷり水をやりましょう。また挿し木に使用する用土は、清潔で栄養価の無い細かい土がおすすめ。専用用土を購入するのが手軽です。
水挿し
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水挿しや水耕栽培といわれる、土を使わない育て方をする場合は、ガラス性の鉢に水質浄化剤を入れておき、水を貯めたところに切り落とした枝を挿すだけ。
水質を清潔に保つために、4~5日に1回は水を交換するようにしましょう。また大きく育ってきたら土の鉢に戻すのではなく、ハイドロカルチャーにして育てると根腐れしてしまうのを避けられます。
パキラの新芽を早く出すにはどうしたらいい?
せっかく剪定してキレイにしたパキラ。より早く新芽を出して成長させるためにはどうしたらいいのでしょうか。成長を促すために大切なことは2つです。
日当たりの良いところに置く
パキラは耐陰性があるので日光を当てなくても育ちますが、日当たりのいいところに置くことで、より早い成長を促せます。パキラを剪定したあとは、きちんと日当たりの良いところに置きましょう。
日陰にしか置けない場合は、一時的に太陽の光の当たるところに運び、1日3~4時間ぐらい日光浴させてください。しかし真夏の直射日光に当ててしまうと、葉っぱが焼けてしまうことがあるので、レースカーテン越しに日光に当てるのがおすすめです。
風通しの良いところに置く
成長を促すためには風通しの良さも大切。風通しの悪い閉め切った部屋では、パキラは十分に成長しません。また葉っぱが生い茂りすぎても風通しが悪くなるので、部屋だけでなく葉の様子も大切。多すぎるようであれば再び剪定を行いましょう。
剪定をプロに頼むのもひとつの手
パキラは比較的剪定しやすい植物ですが、「自分で剪定して失敗してしまったら…」と踏み出せない方もいるのではないしょうか。 そんなときにはプロへお願いしてみるのもひとつの手。
プロの剪定となると庭などの大掛かりなものをイメージしますが、中には観葉植物の剪定にも対応してくれる専門業者もあります。ここからはプロに依頼するメリットや、剪定するときの費用、必要な時間も合わせて紹介します。
剪定をプロに頼むメリット
プロに選定を頼む最大のメリットは、知識のある人に「しっかり剪定してもらえる」というところ。プロにお任せすれば一番適切な部分を選んで剪定してくれるので、自分で行うのは不安という方におすすめです。
またもうひとつのメリットとして 「剪定以外の作業もお願いできる」 という点。害虫がつかないようにしたり、葉のお掃除をしたり、肥料を与えたりなど、どの作業をどの時期にするべきかわからない場合はまとめてプロに頼んでしまいましょう。
中には育ちすぎて家庭内に置いておくのには窮屈になってしまったパキラを引き取るサービスや、植え替え、さらには新しい観葉植物を持ってきてくれるサービスを提供しているところもあります。
プロの剪定の費用・かかる時間は?
パキラをはじめとする観葉植物の剪定をプロへ依頼する場合の相場は、1本あたり1,000円程度が目安です。植え替えの場合は、3,000円程度。 剪定だけであれば、かかる時間は1時間程度です。
剪定自体の費用はそれほど高くないのですが、近くに業者がない場合に出張費が必要になります。 造園業者や庭師と比べ、観葉植物を専門とする業者は多くないため、地元のお店を見つけにくい場合もあるでしょう。
このような場合は造園業者さんに直接問い合わせてみる、という手段があります。 お庭専門業者の人の中には、観葉植物の知識を持っている方がいる場合も。諦めてしまう前に、近所の造園業者、庭木のお手入れ業者などへ相談してみましょう。
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パキラを正しく剪定しておしゃれな観葉植物を楽しもう
今回は、パキラの正しい剪定方法を紹介しました。実は丸坊主にしてしまっても、成長スピードが速いので問題のない植物。あまり難しいことは考えずに思い切って剪定してしまってもいいかもしれません。
時期や水やりの仕方など押さえておきたいポイントをしっかりと確認しておけば、育てるのも剪定するのも簡単なので観葉植物初心者にもおすすめ。おしゃれな観葉植物の代表格とも言えるパキラ。ぜひ美しく育ててパキラを楽しんでみてはいかがでしょうか。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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