学資保険のおすすめ7選|返戻率が高いのはどこ?メリット・デメリットまとめ
子どもを育てるうえで、きちんと考えておきたいのが“お金”のこと。「学費や入学金などの教育資金を貯められるか不安」という方は、学資保険の加入を検討してみるのがおすすめです。ここでは人気のおすすめ学資保険の紹介をはじめ、メリットやデメリット、選び方についても解説。「学資保険にはいつから入るべき?」「受取総額の相場は?」といった、気になる疑問に関するアンケート結果も紹介しています。
学資保険の人気おすすめ7選
明治安田生命|つみたて学資
おすすめ
・保険料を一括払いした場合の受取率は最大118.2%
・契約者に万一のことがあった場合、払込みは免除される
明治安田生命の『つみたて学資』は、18~21歳の間、1年ごとに4回に分けて保険金が受け取れます。女性が契約者のほうが返戻率が高く、元本割れすることは無し。大学の授業料の支払いといった教育資金に備えられる商品です。
加入できる子どもの年齢
0~満6歳
保険料払込期間
10歳または15歳まで
受け取り時期
子どもが18/19/20/21歳のとき
払込方法
月払い、半年払い、年払い
返戻率の目安(※)
104.76%
※:契約者30歳男性、子ども0歳の場合
フコク生命の学資保険|みらいのつばさ
おすすめ
・契約者に万一のことがあった場合、払込みは免除される
・所定の条件を満たせば、兄弟割で2人目からは保険料が安く済む
フコク生命の学資保険『みらいのつばさ』は、2種の受取方法と3種の払込期間から、家庭にあったプランが選択可能。兄弟割引もあるので、2人以上の子どもがいる、2人以上の子どもを考えているという家庭に特におすすめです。
加入できる子どもの年齢
0~7歳
保険料払込期間
11歳、14歳、17歳のいずれか
受け取り時期
S(ステップ)型:入園や入学といった節目に合わせて受け取れる
J(ジャンプ)型:負担が大きい大学進学時に重点的に受け取れる
払込方法
月払い、年払い
返戻率の目安(※)
109.53%
※:契約者30歳男性、子ども0歳の場合
アフラック生命保険|アフラックの夢みるこどもの学資保険
おすすめ
・契約者に万一のことがあった場合、払込みは免除される
・医師の診査なしで申し込める
アフラック生命保険の『アフラックの夢みるこどもの学資保険』は、進学のタイミングに合わせて保険金を受け取れるのが特徴。大学期間の4回だけでなく、高校入学時にも一時金がもらえます。払込期間は3種類から選択可能です。
加入できる子どもの年齢
0~7歳
保険料払込期間
10歳、17歳、18歳のいずれか
受け取り時期
高校入学時+17または18歳から4回
払込方法
月払い、年払い
返戻率の目安(※)
106.16%
※:契約者30歳男性、子ども0歳の場合
ソニー生命保険|学資金準備スクエア
おすすめ
・契約者に万一のことがあった場合、払込みは免除される
・相談は気軽に何度でも無料でできる
ソニー生命保険の『学資金準備スクエア』は、家計状況に合わせて3つの型からオーダーメイドで選べるのが特徴。ライフプランによって柔軟な設定ができるのがうれしいポイントです。保険料はまとめて払うと払込総額が安くなり、返戻率は高くなります。
加入できる子どもの年齢
0~3歳
保険料払込期間
10、15、17、18、20、22歳のいずれか
受け取り時期
Ⅰ型:中学、高校、大学進学時期に受け取れる
Ⅱ型:17、18歳または20、22歳の満期で重点的に受け取れる
Ⅲ型:大学進学後から年1回の5回に渡って受け取れる
払込方法
月払い、半年払い、年払い
返戻率の目安(※)
105.49%
※:契約者30歳男性、子ども0歳の場合。契約条件により異なります
日本生命保険|ニッセイ学資保険
おすすめ
・契約者に万一のことがあった場合、払込みは免除される
・専門家への無料相談ホットラインが24時間利用可能
日本生命保険の『ニッセイ学資保険』は、祝い金なしと祝い金ありの2つのプランから選べるのが特徴。育児相談の無料ホットラインが使えるほか、全国のニッセイ・ライフプラザでファイナンシャルプランナーに気軽にいろいろ相談できるのもポイントです。
加入できる子どもの年齢
0~6歳 ※プランにより異なる
保険料払込期間
5年、10年、または学資年金開始時まで
受け取り時期
祝い金なし:小中高入学時+18~22歳まで8回
祝い金あり:18~22歳まで5回
払込方法
月払い、年払い
返戻率の目安(※)
105.84%
※:契約者30歳男性、子ども0歳の場合。契約条件により異なります
JA共済|こども共済
おすすめ
・契約者に万一のことがあった場合、その後の共済掛金は免除される
・75歳まで契約OK
JA共済の『こども共済』は、大学だけでなく中学や高校の入学前に保険金を受け取ることもできる学資保険。貯蓄と保障のバランスがいいため「効率的に学資金を準備したい」という方におすすめです。
加入できる子どもの年齢
0~12歳
保険料払込期間
11、12、14、15、17、18歳
受け取り時期
14歳満期、15歳満期、17歳満期、18歳満期、22歳満期
払込方法
月払い、年払い
返戻率の目安(※)
103.00%
※:契約者30歳男性、子ども0歳の場合。契約条件により異なります
住友生命|スミセイのこどもすくすく保険
おすすめ
・契約者に万一のことがあった場合、その後の共済掛金は免除される
・男性69歳、女性75歳まで契約OK
住友生命の『スミセイのこどもすくすく保険』は、大学だけでなく中学や高校の入学前に保険金を受け取ることもできる学資保険。貯蓄と保障のバランスがいいため「効率的に学資金を準備したい」という方におすすめです。
加入できる子どもの年齢
0~9歳
保険料払込期間
18歳満期:12、15歳
22歳満期:12、15、18歳
受け取り時期
18歳満期、22歳満期
払込方法
月払い、年払い(1 or 2回)、全期前納
返戻率の目安(※)
101.7%
※:契約者30歳男性、子ども0歳の場合。契約条件により異なります
学資保険とは?メリットとデメリット
学資保険とは、将来必要になる子どもの教育資金を計画的に積み立てるための保険のこと。契約時に設定したタイミングでお金が受け取れます。
銀行預金とは異なり、少しではあるもののお金が増える期待が持て、万が一契約者が亡くなったときでも教育資金を用意できるのが大きなポイントです。
学資保険のメリット
・生命保険料控除の対象になり節税できる
・もしもの時も教育資金を準備できる
学資保険のデメリット
・返戻率が少ない場合もある
・インフレに弱い
学資保険は生命保険料と同じように「生命保険料控除」の対象になるので、申請すれば大きな節税になるのも見逃せないポイント。
ただし途中で解約した場合、元手より損をする「元本割れ」を起こすおそれもあるため、払い続けられる金額かどうかも考えながら保険会社を選択しましょう。
学資保険の選び方
2. 返戻率の高さで選ぶ
3. 学資保険金の受け取り方で選ぶ
1. 学資保険の種類で選ぶ
保障型
・戻り率が低く保険料が高い
<契約者が死亡または高度障害状態になった場合>
・その後の保険料が全額免除される
・育英年金が受け取れる
貯蓄型
・戻り率が高い
<契約者が死亡または高度障害状態になった場合>
・その後の保険料が全額免除される
・育英年金は受け取れない
学資保険は、万が一のときの保障が手厚い保障型と、戻り率を重視する貯蓄型のタイプに分けられます。
育英年金が付いた保障型なら、契約者が亡くなってしまった場合や高度障害状態になってしまった場合、その後の保険料払込が免除されるだけでなく、毎年一定金額の育英年金を受取可能。戻り率は基本低めですが、死亡保障の付いた生命保険に加入していない方には特におすすめです。
逆に死亡保障の付いた生命保険に加入している場合は、貯蓄型の学資保険を選ぶのがおすすめ。育英年金は受け取れませんが、万が一の際の保険料免除は保障型と変わらず、戻り率も期待できます。
2. 返戻率の高さで選ぶ
返戻率(へんれいりつ)とは、支払った保険料の総額に対して、受け取れる保険金の割合のこと。戻り率とも呼ばれ、これが100%を下回ると、支払った保険料より受け取れる保険金の方が低くなり「元本割れ」となってしまいます。
逆に返戻率が100%よりも高ければ、それだけ払った額よりも大きい保険金を受け取れることに。同じ学資保険商品でも、支払い方法や保険期間によって返戻率は異なるので、返戻率が1番高くなる設定を確認して選んでみるのもひとつの手です。
3. 学資保険金の受け取り方で選ぶ
・年金受取タイプ:大学入学から年1回ごと計4回に分けて受け取れる
学資保険金の受け取り方は、主に上記の2タイプ。教育資金の中でも特にお金がかかりがちな大学入学時期にまとめて受け取りたい方は、一括受取タイプがおすすめです。
「まとめて受け取るとほかのことに使ってしまいそう」という心配がある方は、分割で受け取れる年金受取タイプを検討してみましょう。
小中学校や高校入学のタイミングでお祝い金が受け取れる商品もありますが、受け取る時期が早いと返戻率は低くなるため、家族のライフプランや返戻率とのバランスを考えながらちょうどいい学資保険を選んでみてください。
学資保険はいつから入るべき?受取総額は?
実際に学資保険に入ろうと思っても「保険に入るタイミングはいつがいい?」「受取総額はいくらに設定するべき?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
ここでは実際に学資保険に加入している方たちに調査した、学資保険についてのアンケート結果を紹介。ぜひ参考にしてみてください。
<調査概要>
調査目的
学資保険加入に関する実態を調査するため
調査対象
学資保険に加入している方
調査対象人数
274人
調査方法
インターネットによる任意回答
調査実施期間
2023年7月12日~2023年7月19日
調査対象地域
日本
引用元:株式会社トイント(https://www.toint.co.jp/)、トインク(https://media.toint.co.jp/)
子どもが0歳のときから加入する割合が多い
お子様の年齢
人数
割合
2位:出生前
29人
10.58%
1位:0歳
149人
54.38%
3位:1歳
28人
10.22%
2歳
21人
7.66%
3歳
21人
7.66%
4~5歳
12人
4.38%
6~7歳
5人
1.82%
8~10歳
6人
2.19%
11歳以上
3人
1.09%
「学資保険に加入したときの子どもの年齢」は、274人中149人が「0歳」と回答。半数以上の方が、子どもが生まれた年に学資保険に加入していました。
次いで2番目に多かったのが「出生前」、3番目に多かったのが「1歳」。合計すると1歳までの間に学資保険に加入したという方が全体の約4分の3と、早いうちから準備をしている方が多くみられました。
早くから加入していると、月々の保険料の負担を抑えられるほか、運用期間が長くなることで返戻率が高くなるというメリットがあるため、早めに加入した方が多かったことが考えられます。
受取総額の相場は200万円あたり
1位:200万円
71人
2位:300万円
47人
3位:100万円
17人
150万円
13人
250万円
11人
※一部抜粋
学資保険の受取総額は、200万円と答えた方が全体の約26%で1位。中には学資保険の最高金額である1,000万円と答えた方も1人いたようです。
金額を決めた理由は「大学のため」と答えた方がもっとも多く、全体の約4割強。
子どもを授かったら、子どもや家計のためにも将来を見据え、ライフプランにあった学資保険への加入を検討してみてください。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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