スキー・スノボウェア洗濯の鍵は撥水性!洗濯や保管の仕方、頻度も解説
スキーウェアやスノボウェア、お洗濯してますか?干すだけ干して、乾いたらそのまま片付けていませんか?冬になると身近な存在になる”スキー”や”スノボ”。友達と、家族と、恋人と、ウィンタースポーツを楽しむ時、必ず着用するものがスキー・スノボウェアです。
雪の中でのスポーツなのに、スキーやスノボをしてる時って思ったより汗かきますよね。ウェアには、その汗や皮脂汚れが、実は蓄積してるんです…!今までレンタルしてたという人は、洗濯方法について考えたことがなかったかもしれません。しかし、自前のウェアはそうはいきません。そこで今回は、自宅でスキー・スノボウェアを洗濯する方法を紹介します。
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目次
スキー・スノボウェアを洗う前にチェックすべきこと
さっそくお洗濯の方法を…と言いたいところですが、実は洗えないウェアというものもあるんです。そこで主にチェックしたい項目としては以下の2つです。それぞれについて早速見ていきましょう!
・色落ちするか否か
お洗濯表示のチェック
最初に、お手持ちのスキー・スノボウェアの洗濯表示を見て、水洗いがOKになっているかどうかを確認してください。洗濯機マークか手洗いマークにバツ印がついていたら、自宅で洗えません。
基本的に、スキー・スノボウェアには水を弾くための撥水加工が施されています。そのため水洗いNGのウェアも少なからずあり、そのような洗えないウェアを自宅の洗濯機で洗うと脱水がうまくいかずに、洗濯機が壊れてしまう危険性もあります。もし洗濯が出来ない場合はクリーニングに出しましょう。
色落ちしないかのチェック
スキー・スノボウェアも、他の衣類と同様、色落ちする可能性があります。お洗濯の前に色落ちをチェックしましょう。
・ティッシュ
もしティッシュに色がつくようであれば、洗濯した際に色落ちしてしまう可能性が高いです!洗剤を変えてもう一度試してみるか、自宅でのお洗濯を諦めましょう…。
スキーウェアの洗濯方法
事前チェックが完了したらさっそくお洗濯をしていきましょう!洗濯方法としては手洗いと洗濯機の2つが挙げられます。まずは、手洗いする方法から紹介しますね。
手洗いする方法
手洗いはウェアをやさしく洗うことができます。
・大きなタオル
・中性洗剤
ウェアが収まる大きさの容器に、ぬるま湯(30℃くらい)を溜めて、おしゃれ着用の中性洗剤を溶かします。分量は洗剤ごとに違うので、表示に従ってください。写真のように、洗面台に水をためて使ってもOKです。
洗剤の用意ができたらウェアを容器に入れましょう。ウェアはファスナーやボタンを全て閉めた状態で軽くたたみ、洗浄液に浸しながらゆっくり押し洗いをしましょう。底に沈めるイメージで押して、浮いてきたらまた押すということを20回程度繰り返してください。
押し洗いが済んだら、綺麗な水に替えてすすぎます。この時も押し洗いの要領で丁寧に、が肝心です。すすいだ後の水が透明になったら、すすぎは完了です。
大きなタオルを用意して、全体の水分を吸い取るようにしてください。しっかり脱水できたら、手洗い完了です。
洗濯機洗いの方法
手洗いなんて、面倒臭い!そんなときは、洗濯機で洗ってしまいましょう。
・洗濯ネット
手洗いのときと同様に、ウェアのボタンやファスナーは全て閉めておきます。そのまま2つ折りか、3つ折りにし、ネットにいれましょう。
洗剤を投入し、洗濯機を回します。ドライコースや手洗いコースを選びましょう。脱水まで洗濯機で行い、お洗濯完了です。
洗濯機が故障する可能性もある
スキーウェアやスノボウェアは防水・撥水加工されていることが多く、そのため水を弾きます。ウェアが水を弾くと洗濯機で脱水ができないなどの問題がおこり、それが原因で洗濯機が故障してしまうこともあるようです。
しかし、ウェアをちゃんと洗濯ネットに入れ、ドライコースなど弱水流のコースで洗えば、洗濯機が故障することはほとんどないと思います。それでもやっぱり心配!そんな時には手洗いをするようにしましょう。その方が安心です♪
スキー・スノボウェアの乾燥・保管方法
お洗濯が終わったら次はしっかり乾かし、保管する必要があります。ここでは乾燥方法と保管方法について解説していきます。
乾かす時のポイント
スキー・スノボウェアは乾くのに時間がかかります。そこで少しでも早く乾かすためには以下の3つのポイントを意識しましょう。
・ジャケットは、厚みのあるハンガーに干す
・ズボンは筒状に干す
早く乾かすためには、風通しを良くすることがポイントです。特にズボンは内側が乾きにくいので、ピンチハンガーをうまく使って筒状に干すようにしましょう。例えば、ジャケットをかけるハンガーはスーツ用のハンガーを使うといいでしょう。厚みがあって、作りもしっかりしているのでオススメです。
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ストーブには近づけない
早く乾かそうとしてストーブの前で乾燥させるのは絶対にやめてください。スキー・スノボウェアは熱に弱いため高温により生地が傷んでしまいます。火事の原因にもなるので気をつけてくださいね。
乾燥後にするべきことは?
ウェアが完全に乾いたら撥水スプレーをかけましょう。撥水スプレーというのは吹き付けておくと水を弾いてくれるもの。ただし水圧があると水は浸みてしまいます。また撥水スプレーが一部分に集中してしまうとシミになってしまうので、スプレーする時にはまんべんなくするように心がけてくださいね。
防水スプレーと撥水スプレーの違いに注意!
ちょっと似ているものに防水スプレーがありますが、似て非なるものなので要注意。防水スプレーは撥水スプレーよりも水を防いでくれますが、通気性が悪くスポーツ用品には向きません。ウェアには撥水スプレーをかけるようにしましょう。
保管する時のポイント
風通しの良い場所でハンガーに掛けたまま保管する
ウェアは中綿が入っていてとてもかさばりますよね。しかしだからと言って圧縮袋に入れてはいけません!圧縮袋に入れてしまうとカビやシワの原因となり、ウェアとしての性能も落ちてしまうからです。
そこで収納方法としてなるべく、ハンガーに掛けたままの状態で収納しましょう。保温性を守るためにも、収納の仕方には気をつけてください。そして次にウェアを着る際には撥水スプレーをもう一度かけるとより効果的です。
またカビを防ぐために風通しの良い場所で保管することも大切です。クローゼットに置いておく場合は適度に外に出してあげるとカビを防げますよ。
撥水性能を復活させる2つの方法
昔から使っていて何度も洗濯しているウェアやセールで購入したお手頃価格のウェアなど、スキーウェアは遅かれ早かれ撥水機能が悪くなっていきます。もちろん洗濯する場合も最後に撥水スプレーを使いますが、それだけでは不十分……と感じる場合には以下の2つの方法を試してみて下さい!
アイロンを使う方法
スキーウェアに乾燥機などの熱は禁物!なのですが、温度に気をつければアイロンも可能なんです!では撥水性能とどう関係してくるのかと言うと、その答えはウェアの表面にある目に見えない毛にあります。
撥水性能はウェアの毛がしっかり立ちあがることで機能します。つまり撥水しないウェアの毛は寝たままになってしまっている状態になっているんです。そこへアイロンをかけると、寝てしまっていた毛がしっかり立ち上がります!
洗濯表示がアイロン可になっている場合は、低温~中温かつ必ず当て布をした上で作業してみましょう。
撥水剤につける方法
撥水スプレーでは効果が感じられない、ムラになってしまう……という場合は、撥水剤に漬け込む方法がおすすめです。撥水剤を使って撥水性能を取り戻す方法を見てみましょう。
・洗濯ネット
撥水加工の前に汚れや汗、皮脂などの汚れを、通常の洗濯で落としておきます。柔軟剤や漂白剤は使用せず、洗濯のみにしましょう。
続いて撥水剤を使用法に従って薄め、ウェアを漬け込みましょう。ウェアのチャックやボタンは全て閉めて洗濯ネットに入れておきます。
水の量は、洗濯ネットがしっかり浸かるくらい。大きめのバケツや洗面所、洗濯機本体を使用してもOKです。
先ほど紹介した洗濯方法を参考に撥水剤のついたウェアをすすぎ、乾燥させましょう。撥水剤の効果は長続きするためシーズン前に作業しておけば、シーズンオフまで撥水性能を保てる場合もありますよ!
スキー・スノボウェアをお手入れする際の3つの注意点
ここまで読むと普段のお手入れが最も重要だと分かりますよね。決して安い買い物ではないので、できれば長持ちさせたいところです。普段のお手入れさえしっかりしていればより長持ちさせることができます♪ポイントとなるのは以下の3点。
・部分洗いで簡単に
・汚れは放置しない
・濡れた状態は避ける
これらを含めたお手入れ方法を解説していきましょう。
部分洗いでシミを取る
何度もお話しているようにウェアには撥水加工が施されています。水を弾く働きと同時に、簡単な汚れなら弾いてくれるのです。それでも付いてしまう様な泥や食べ物のシミにはお手入れが必要です。それぞれの落とし方について簡単に見ていきましょう。
泥シミ
泥は時間が経つと落とすのが難しくなってしまいます。そのため、その場の雪で落とせる場合は軽く擦ってみましょう。それでも落ちない場合はブラッシングがおすすめ♪
まず付着した泥をドライヤーなどで乾かします。するとパリパリした状態になるので、歯ブラシなどで擦りましょう。少しずつですが、泥が剥がれ落ちていきます。ウェアを傷めるので、力の入れ過ぎには気を付けましょうね。
その他のシミ汚れ
思わぬところでシミが付いてしまうことだってあります。特に食事中は、食べこぼしなどが考えられますね。そんなシミ汚れで活躍するのが部分洗いです。その場で解決できない場合は、家でしっかりケアしてあげましょう。方法は簡単で、ぬるま湯とおしゃれ着洗剤を用意して、シミ付近を軽く洗っていくだけ。
先程の泥シミも、少し残ってしまった場合はこれで解決できます。そんな部分洗いのメリットはウェアが濡れすぎないことです。乾かす時間も短く、撥水効果も劣化しにくいので大体はこの洗い方で対応できます。またできるだけ早く落とすことで、生地へのダメージも少なくて済みますよ♪
白い粉が落ちてきたら買い替え!
ウェアを洗濯していると、白い粉が出てくることがあります。汚したつもりもないのに、一体何なのでしょうか?実はこれ、ウェアに施されたコーティング剤が剥がれてしまったもの。新しいものから出てくることは無いので、単純に寿命と考えてよいでしょう。
もう少し持たせたいのであれば、撥水スプレーをかけてもいいですがおすすめはしません。白い粉が出続けることには変わりありませんからね。これを機に、新しいウェアの購入を検討してみるのがいいでしょう。またゲレンデに行くのが楽しみになること間違いなしです♪
スキーウェアを洗濯する頻度は?
ここまでウェアの洗濯や乾燥・保管方法を解説してきましたが、実際に洗う頻度はどれくらいがいいのでしょうか?撥水加工されているスキーウェア。普段着のように使う度、洗ってしまって大丈夫なのでしょうか?そこでおすすめの洗濯頻度と撥水性能が落ちてしまった場合の対処法を解説していきます。
結論としてスキーウェアやスノーボードウェアの洗濯は、「汗をたくさんかいた」「泥汚れしてしまった」という場合でなければ、シーズン終了後に1回で構いません。
もし頻繁に洗ってしまうと、せっかくの撥水機能が落ちてしまい、ウェアとして機能しなくなってしまうケースがあります。どうしても気になる場合は、毎回洗っても構いませんが、撥水性能が落ちていないか乾燥後にチェックし、機能が落ちてしまっている場合には前述した撥水機能の復活方法を試してみましょう。
また、こまめに洗濯しない場合も、ウェアには目に見えない水分や汗がついています。「使ったらそのまま収納」ではなく、しっかり乾燥させてから、収納するようにしましょうね。
スキーウェアを自宅以外で洗う方法
ここまで、手洗いでウェアを洗う方法、洗濯機で洗う方法を紹介してきましたが、自宅で洗えない場合もありますよね。時間がないとか、ちょっと面倒くさいなとか。そんなときはどうしたらいいのでしょうか?ここでは、クリーニングとコインランドリーについて紹介します。
クリーニングに出そう
スキーウェアは自分でお洗濯するのではなく、クリーニングに出すこともできます。クリーニングにかかる値段は、クリーニング屋さんによってさまざまです。
だいたい目安としては、上下セットで2,000~3,000円程度。もっと安いところもあれば、もっと高いところもあります。また抗菌加工、撥水加工までお願いするとさらに値段は上がります。
ちょっと値段は高い印象を受けますよね。でもウェアをお洗濯する機会は年にたった1~2回。であればお金はかかりますが、クリーニングに出すのもいいかもしれませんね。
コインランドリーは危険?
スキーウェア、スノボウェアは、コインランドリーでも洗うことができるのでしょうか?洗濯機で洗うことができれば、同じようにコインランドリーで洗うこともできます。が、注意点もあります。
乾燥機は使わない
スキー・スノボのウェアは熱に弱いです。乾燥機で乾かすと、生地が傷んでしまいます。そのためコインランドリーでお洗濯する場合には、洗いまででストップです。
また、洗濯機のときと同じ理由で、コインランドリーが故障してしまうこともあります。その場合には修理代を請求されてしまうことも…。そうなってしまうとちょっと怖いので、自宅で洗うかクリーニングに出すことをおすすめします。
ユアマイスターの保管パックがおすすめ
スキーウェアなどの季節ものの取り扱いで面倒臭いところは保管場所に困るところ。そこでおすすめしたいのが「Yourmystar(ユアマイスター)」の宅配クリーニング。洗濯してくれるだけでなく、次着る時まで保管しておいてくれるので場所も取らず効率的です。
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まとめ
今回は、スキーウェア・スノボウェアのお洗濯方法を紹介しました。
ちなみに、スキーウェアとスノボウェアってどこが違うかわかりますか?実は、ほとんど違いはありません。スノボウェアのほうがちょっとだけダボっとして見えるようです。見た目に違いはなくとも、スノボウェアでスキー、などはやめたほうがいいそうです。使い分けは必要なんですね。
冬のスポーツ。スキーやスノボ。思いっきり楽しむためには、ウェアのお手入れも必要です。ぜひこまめにお洗濯して、お気に入りのウェアで冬を満喫しちゃいましょう。
※本記事の内容は、本記事作成時の編集部の調査結果に基づくものです。
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